投資銀行やコンサルティング会社に勤務している方の、パワーポイントやエクセルスキルの高さについて、耳にしたことがある方も多いでしょう。彼らが有するテクニックは、超人的なもので、マネできないと考えていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、実際は誰でも習得できるような簡単なショートカットキーや、基本的な関数を駆使しているにすぎないのです。

この記事では、最初に彼らがどのようなスキルを有しているのか、動画を見ながら解説し、その次に、コンサルティング会社、投資銀行で勤務している方がこれだけのテクニックを身につけているのはなぜなのかお伝えします。

記事の最後には、コンサルティング会社や投資銀行で働いている方がよく使っているツールの紹介もしたいと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。

 

エクセルスキルを動画で簡単解説

早速、エクセルスキルが高い人がどのように操作しているのか、動画を見て頂きたいと思います。

普段、エクセルの作業になれていない方がご覧になると、ロボットが操作しているのではと思うほど早いかもしれません。しかし、この動画内で作業中に使用されているテクニックは、ざっとこの程度なのです。

  • [Ctrl + A]:全選択
  • [Ctrl + C]:コピー
  • [Ctrl + V]:ペースト
  • [Ctrl + Shift + “+”]で行や列を挿入
  • Ctrlキーを押しながら、2列を選択し、Alt + N +Cを入力。棒グラフ完成

他にも細かなテクニックがちりばめられていますが、上記を使用できれば、ほとんど変わらないスピードで作業することができます。

ここでは、Altキーの使い方のみ少しご説明しておきます。Altキーを押すと、下図のようにリボンが表示されます。

次に、ホームを開いてみるため、”H”を入力してみると、下記のように表示されます。

上の画面で、例えば”1”を入力すると選択中の文字が濃くなります。このようにAltキーをうまく利用すると、小さく押すべきキーが表示されるので、ショートカットキーを大量に暗記する必要もありません。そして、使用していくうちに、指が勝手に覚えてくれます。

一見、難しそうに見えたExcelの操作がすごく簡単に見えてきたのではないでしょうか。よく使用する関数に、sum、if、vlookup、hlookup、index、match関数等がありますが、これらも使い方さえわかれば15分ほどで使いこなせる関数です。中には、マクロをうまく組んで業務をさらに効率化している方もいらっしゃいますが、必須のスキルではありません。むしろ、誰がみても説明なしにわかる資料が最も価値のある資料なので、シンプルな関数を適切に使用することが大切です。

ここまで、エクセルの使い方を例にとり解説しましたが、PowerpointやWord、Outlookについても同様に、シンプルなテクニックを積み重ねることが重要です。

下は、オススメの書籍です。難解な操作は一切出てきません。

  • 外資系金融のExcel作成術: 表の見せ方&財務モデルの組み
  • アウトルック最速仕事術 年間100時間の時短を実現した32のテクニック
  • 外資系コンサルのスライド作成術 作例集: 実例から学ぶリアルテクニック

 

 

投資銀行やコンサルティングファームに勤務している方は、なぜエクセルやパワーポイントの操作が上手いのか。

ビジネスパーソンであれば、エクセルやパワーポイントを誰もが使った経験があると思います。一方で、投資銀行やコンサルティングファームに勤務している方ほど高度なテクニックを有している方はほとんどいないと思います。なぜ彼らは、それほど高度なテクニックを身に付けているのでしょうか。

その理由は、彼らがひとえにクライアントへのサービス品質を高めたいと考えているからです。

第一に、彼らにとっては、アドバイスの内容が記載されている資料や分析の結果が全てですので、資料が分かりやすいことは必須です。

第二に、スピードが速いことも一つの価値です。クライアントは、激しい競争にさらされているので、いたずらに時間をかけて分析している暇はありません。スピード感のある対応が要求されます。スピードを上げて作業をすることで、頭を使って考える時間を確保することもできます。

投資銀行やコンサルティング会社に勤務している方には、「PCでの作業を一目みれば、どの程度仕事ができる人なのかがわかる」という人もいるくらいです。

早く正確で凄いというだけでなく、プロ意識の高さが垣間見えます。

 

業務効率化ツールのご紹介

最後に、彼らがよく使っている非常に便利なツールを1つ紹介します。こういった海外の便利なアプリを使っている方は、少ないかもしれませんが、多くのコンサルタントが下記のような便利なアプリを使っています。

https://getgreenshot.org

 

このアプリを使うと、画像切取りを素早く行うことができるようになるので、便利です。文字で説明するよりも画像を送付し、言葉で説明する方が分かりやすいことも多々あると思います。クライアントとのコミュニケーションでも使えますし、チーム内での情報共有もスムーズになるかもしれません。使いやすいので、本記事をお読みいただいた方にもぜひ試してみてほしいと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。エクセルやパワーポイント等のPCスキルの重要性や彼らのスキルがシンプルなテクニックに支えられていることがお分かり頂けたと思います。投資銀行や、コンサルティングファームの選考を受ける際にも、応募書類の内容や見やすさ等、高いクオリティが要求されます。この記事でお伝えした通り、誰もが習得できるようなテクニックです。

しかし、同業務でのご経験がない方が、一朝一夕で身につけられるものではありませんので、選考でプレゼンテーションを課す会社も多いので、そういった会社を志望する方は、不安を感じていらっしゃるかもしれません。リメディでは、応募書類の作成支援や選考対策の手厚いサポートが可能ですので、ぜひご相談頂ければと思います。

執筆者の経歴
大野プロフィール画像
大野紘也|三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、独立系M&Aアドバイザリー会社のTMACへ転職。上場企業・バイアウトファンドによる国内外のM&Aに従事。その後、リメディ株式会社創業。(社)日本証券アナリスト協会検定会員