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あなたは既に「うつ」「抑うつ状態」予備軍?働く人の悩みがわかる精神科医の教えるセルフチェック方法

あなたは既に「うつ」「抑うつ状態」予備軍?働く人の悩みがわかる精神科医の教えるセルフチェック方法
監修
和田雅基
新卒でインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社転職エージェントとして1,000社以上の採用支援、250名以上の転職支援に携わる。メーカー、建築、IT、サービス業界等の幅広い業界に関与社内でもMVP等数々の賞を受賞。その後リメディを創業

昨今、ビジネスマンの間でも、「うつ病」や「適応障害」といったメンタルヘルスの問題が取りざたされています。職場の同僚や上司、あるいは部下が、メンタルヘルスの問題を抱えて休職したりすることも珍しくなくなってきました。

精神科や心療内科といった医療機関を受診しやすくなってきた、というのもあるでしょう。それで、目にする機会が増えてきた、ということもあります。

ところがこのメンタルヘルスの問題のやっかいなところは、自分ではなかなか気づきにくい点にあります。また、気づいてはいても、どの位ならば専門の医療機関を受診したほうが良いのか、受診前に出来ることはあるのか、などが自分自身では判りにくいという特徴もあります。

今回は、そうした皆さんの判断を補助するために、セルフチェックのリストを作ってみました。こうしたチェックリストはインターネットを検索していますと沢山ありますが、そのほとんどは「今、どうか」ということでチェックしているものです。

また、他のものについても、研究機関や医療機関での診断基準を元にして作られていて、「自分で」やろうとしてもよくわからず答えにくかったり、項目が多すぎて選びにくかったりするものが目に付きます。

それでも一定の目的は達成できますが、メンタルヘルスにおける問題の性質を考えますと「元の状態からの変化」が大事ですから、ここでは特に「それまでと比べてどうか」を重視し、かつ「自分で答えやすい」タイプのものを作成してみました。

「うつ病」「抑うつ状態」を念頭において作ってありますので、それ以外のメンタルヘルスの問題の場合は、あまり参考にならない可能性があります。

このチェックリストは、病気そのものの診断目的ではなく、どのくらい社会活動に支障を来している状態かを推測して、業務負荷をコントロールすべきか、医療機関を受診すべきかを判断することを助けるためのチェックリストです。

セルフチェック・14の質問

以下のリストにどのくらい当てはまるでしょうか。

当てはまる項目に「○」をつけて最後にその数を数えてみて下さい。

「以前」は、自分の「1~2ヶ月ほど前」を念頭において比較してみましょう。

    1. 朝起きたときに疲れが残っていることが週のうち半分以上ある。
    2. 以前に比べ、仕事のミスが増えて上司や顧客から指摘されることが増えた。
    3. 以前に比べ、好きだった趣味や習慣を楽しめず、誘われても断ることが増えた。
    4. ここ半年ほどで、ダイエットを意識していないが体重が五kgくらい減った。
    5. 以前に比べ、体が重苦しくて素早く動きづらくなったと感じる。
    6. ここ一ヶ月ほどで、体調不良で会社を四日以上休むか遅刻・早退した。
    7. 以前に比べて涙もろく、職場で急に涙が出てくることが毎週ある。
    8. ちょっとしたことでイライラして怒ってしまうことが、ほぼ毎日ある。
    9. 好きな食べ物だったはずのものが、あまり美味しく感じられない。
    10. 以前好きだった特定のテレビ番組や雑誌を見る気があまりしない。
    11. 以前に比べて毎日、1時間以上早く目が覚めている。
    12. 以前より1時間以上早く、あるいは1時間以上遅く出社してしまう。
    13. メールや指示書などを読んでも以前より頭に入らず、何度も確認して時間がかかる。
    14. 以前と比べて、そわそわしてしまい、座っておちついていられない。

精神科医による診断

この14個の項目のうち、いくつで「○」がつきましたか?

1)ゼロ 大丈夫なようです。無理せず今のコンデションを維持しましょう。

2)1~3 精神的な疲労が蓄積しつつあります。休日にしっかり休みましょう。

3)4~6 疲労が蓄積し、業務に支障が出始めています。上司に相談し、労務の軽減を検討すべきです。

4)7以上 精神科・心療内科を受診してみたほうが良い状態です。

診断結果の解説

3)のあたりでもう業務に支障が出始めていますので、業種により労務負荷の軽減が困難な場合は、精神科や心療内科を受診して、悪化する可能性のあるタイミングで休職を検討するということになります。

また、4)の段階になりますと、安定した業務遂行が困難な状態になってきます。この場合はいったん労務から離れて休職することも検討したほうが良いかもしれません。いずれにしても医療機関の診断が必要でしょうから、そのためにも精神科や心療内科の受診をお勧めします。

実際には、このチェックリストだけで病気の「診断」ができるわけではありません。

このチェックリストは、業務に影響が大きい症状の出現をもとに、ストレスの蓄積によるメンタルヘルスの問題発生を推測するものですので、きちんとした診断や治療は、医療機関で診断してもらうことが大切です。

なお、上記で3)や4)に当てはまっている場合、考える内容がいつもよりも悲観的になってしまい、情報や自分の能力を適正に考えて判断することが難しくなりやすい状態です。

この状態にあるときには「転職」や「退職」などの判断をすることはお勧めいたしません。ある程度精神的にも余裕が出てきてから、冷静に考えて決断をしたほうが安全です。

ご自身の状態を振り返り、今後メンタルヘルスの不調を予防しながらパフォーマンスを長く発揮していきましょう!

執筆者の経歴

小原 可久

京都府立医科大学医学部卒業後、東北大学精神医学教室に入局、東北大学病院勤務を経て東北大学大学院に進学。精神神経生物学を修め、医学博士号を取得。

その後、医療機関で精神科医としての診療活動や、カウンセリングルーム運営への医療アドバイザを行う傍ら、宮城県登米市の精神保健相談や東北森林管理局での産業メンタルヘルス相談担当医、自治体を含めた各種団体でのメンタルヘルス講演を行う。

並行して企業・団体での産業医活動を行っている中で、精神医学をベースとした産業メンタルヘルスの重要性を認識し、両者の枠組みを取りはらいシームレスに扱う活動を行う方策を練る。

2016年5月に産業衛生・メンタルヘルス関連事業を扱う合同会社カオティーク(https://chaotique.biz/)を設立し、現在に至る。

著書に、小説「産業医・木多善治シリーズ」がある(Amazon Kindle電子書籍:https://chaotique.biz/html/kidas.html)。

資格等:日本医師会認定産業医 労働衛生コンサルタント 日本精神神経学会専門医・同指導医 精神保健指定医 医学博士

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