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支援事例

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将来の起業を見据えた若手が、M&A業界ではなく大手コンサルファームのプロデューサー職を選んだ理由

支援担当若林 宏季プロフィールを見る →

「将来は自分で事業をつくりたい」そのために、今どんな経験を積むべきなのか。

A様は大手Sierで、企業向け基幹業務システムの導入支援に従事していました。将来の起業を見据え、営業力だけでなく、財務や経営についても学びたいと考え、転職活動を開始。当初はM&A業界を第一志望としていました。

一方で若林との面談では、A様自身が『M&A業界に行くこと』ではなく『起業するために何を身につけたいのか』を言語化していきました。若林はその整理の問いかけ役を担いました。

その結果、財務・M&Aだけに専門性を限定するのではなく、営業、IT、経営課題の解決、案件創出、組織づくりまで幅広く経験することが、将来の起業につながると考えるようになりました。

最終的にA様は、M&A業界ではなく、コンサルティングファームのプロデューサーポジションへの入社を決めました。

転職前決定した方向
企業・業界大手Sier大手コンサルティングファーム
主な経験・役割基幹業務システムの導入支援プロデューサー
今回の焦点将来の起業に向けた経験を積むことができる環境営業・経営・案件創出・組織運営まで経験を広げる

出所:リメディの支援記録をもとに編集部作成。本人特定を防ぐため情報を一般化。

※候補者本人への公開インタビューではありません。リメディに残る支援記録をもとに、社名・時期・属性・数値を一般化して再構成しています。

この内容が近い方

  • 目先の転職先ではなく、5年後・10年後になりたい姿から逆算してキャリアを考えたい
  • 将来的に起業したいが、今どんな経験を積むべきか分からない
  • 今の専門性を活かしながら、経営に近い立ち位置で経験を積みたい

「起業したい」から、すぐにM&A業界へ挑戦すると決めなかった

A様が転職活動を始めた背景には、将来的に自分で事業を立ち上げたいという思いがありました。

現職では、顧客の業務を整理し、基幹業務システムの要件定義から導入、カスタマイズ、追加提案まで経験。顧客と直接向き合いながら課題を解決する力を身につけていました。

一方で、顧客企業と長く関わる中では、ITだけでは解決できない経営課題にも触れるようになります。

特に印象に残っていたのが、技術力を持ちながらも、経営者の高齢化や後継者不在を理由に事業の継続が難しくなっている企業の存在でした。

こうした経験から事業承継やM&Aに関心を持ち、転職活動当初はM&A業界を第一志望としていました。

ただ、若林が一緒に整理したのは「M&Aに行くべきか」ではありませんでした。

「そもそも、なぜM&Aなのか。将来起業するために、何を身につけたいのか。」

ここから転職先を考え直しました。

起業に必要なのは、財務知識だけではなかった

面談を重ねる中で、A様が将来身につけたい力を具体化していきました。

自分で事業をつくるのであれば、財務やM&Aの知識だけでは足りません。

顧客の課題を見つける力。自分で仕事を取りにいく営業力。さまざまな専門性を持つ人を巻き込む力。事業を伸ばすために組織をつくる力。

さらに、ITや財務だけに限定せず、企業が抱えるさまざまな経営課題を理解できることも重要です。

A様が本当に求めていたのは、特定領域の専門家になることではなく、将来自分で事業を動かすための総合力を身につけることでした。

この整理によって、「起業するならM&A業界」という当初の考え方から、より幅広く選択肢を検討できるようになりました。

M&Aとコンサルを、「起業までに得られる経験」で比較した

見るべきポイントを、「将来の起業に向けて何を経験できるか」に置きました。

M&A業界では、経営者への営業や財務、企業価値評価、M&Aの実行などを経験できます。

一方、コンサルティングファームではさまざまな業界の経営課題に入り込み、課題設定から解決までを経験できます。

さらにコンサルティングファームのプロデューサーは、コンサルティングを行うだけではなく、経営層との関係構築、新しい案件の獲得、コンサルタントのアサインなど、事業をつくり、大きくしていく役割も担います。

A様が将来やりたい「自分で事業をつくる」というゴールから考えると、こうした経験を早い段階から積めることは大きな魅力でした。

選考では「起業したい」だけで終わらせなかった

「将来起業したい」という話だけでは、コンサルティングファームへの志望理由にはなりません。

選考対策では、将来像とこれまでの経験、そして今回の転職を一本につなげて整理しました。

現職でITを通じた顧客支援を経験したこと。その中で、ITだけでは解決できない経営課題を目にしたこと。そこから財務やM&Aにも興味を持ったこと。

そして最終的には、特定領域だけではなく、さまざまな経営課題に関わりながら案件を生み出し、人を巻き込み、事業を成長させる力を身につけたいこと。

若林との面接対策では、こうした一連の考えを具体的な経験と結びつけながら整理しました。

単に「将来起業したいからコンサルに行きたい」のではなく、なぜ今の環境では足りないのか、次の環境で何を身につけたいのかまで説明できる状態をつくりました。

起業したい人が「どの業界に行くか」の前に考えるべきこと

「将来起業したい」と考えたとき、M&A、コンサル、商社、スタートアップなど、候補になる業界はいくつもあります。

ただ、大切なのは「起業に強そうな業界」を選ぶことではありません。

自分が将来どんな事業をつくりたいのか。そのために必要な力は何か。今の自分には何があり、何が足りないのか。

そこまで分解すると、選ぶべき環境は人によって変わります。

A様の場合は、既に持っていたITの知識や顧客折衝力に加え、経営課題への理解、営業、案件創出、組織を動かすなどの経験を身に着ける事が、将来の起業への近道でした。

転職先を決めることから始めるのではなく、将来やりたいことから逆算して、次の会社で得るべき経験を決める。今回の転職支援ではその整理から始め、A様にとって納得のいく選択肢を提供できたと感じています。

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