キャリアが順調に進むほど、やりたい仕事から離れていく職種があります。ファンドで投資先の支援に携わってきたAさんの転職理由は、現在への不満ではありませんでした。このまま役職が上がると、オリジネーションの比重が増え、本来取り組みたい「投資先の経営に深く入る仕事」から遠ざかっていく。その将来に先手を打つことが、転職を考えた理由です。
担当の飯田は、初回面談でこの動機を整理し、経営への関与の深さと、確実性のある年収水準の維持を判断の軸に置きました。全7回に及ぶ選考では毎回の振り返りと懸念を確認しAさんの希望が実現できる環境であることを確認し、最後に残ったAさんの年収懸念は、飯田からパートナーに交渉する事で希望金額まで引き上げることに成功。Aさんは独立系ファンドの投資担当として内定を承諾されました。
| 転職前 | 決定した方向 | |
| 企業・業界 | 投資ファンド | 独立系の投資ファンド |
| 主な経験・役割 | 投資担当(投資先の支援を含む) | 投資担当(経営への関与を深める) |
出所:リメディの支援記録をもとに編集部作成。本人特定を防ぐため情報を一般化。
※候補者本人への公開インタビューではありません。リメディに残る支援記録をもとに、社名・時期・属性・数値を一般化して再構成しています。
転職動機は現在の不満ではなく、将来の役割だった
現職の待遇や環境に、大きな不満はありませんでした。ただ、役職が上がるにつれて、投資先の中に入って手を動かす時間よりも、オリジネーションが増えていく見立てがありました。飯田はこの状況を「現在の問題」ではなく「数年後の自分の仕事内容の問題」として扱い、投資先の経営にどれだけ深く関われるかを、転職先を選ぶ基準の中心に置いています。
業界への深い理解に起因した候補者との信頼関係構築
飯田は日常的にファンドのパートナーや採用担当とコミュニケーションを重ねており、業界構造やファンド毎の業務内容やカルチャーに至るまで解像度高く理解していました。実際にAさんからは「ファンドにここまで詳しいエージェントと初めて会った」と言って頂き、Aさんの転職活動におけるパートナーとして信頼関係を構築することが出来ました。
面接のたびに、手応えと懸念を言葉にして残した
選考は複数回の面接が続きました。面接内容としても、序盤は経歴の深掘り、中盤は投資先の収益改善に自分がどう関与したかの説明や投資アイデアのディスカッション、終盤は人柄や組織との相性へと、確認される内容は段階的に変わりました。選考のフォローとして感触の良し悪しだけでなく、疑念点を整理し企業側に確認を行うことでAさんの不安を払拭し、投資アイデアの摺り合わせも丁寧に行いました。結果的に、Aさんは高い評価を獲得し、希望通りのオファー年収提示を実現しました。
他社の選考状況は、すり合わせてから答えた
選考の途中には、並行して検討している他社ファンドの選択肢もありました。企業から選考状況を確認された場合は、面接でAさんが話した内容と食い違いが出ないよう、Aさんの求めを受けて、回答の前に内容をすり合わせる運びにしています。狭い業界だからこそ、情報管理を徹底し、クローズドな転職活動を進めつつ、Aさんが納得いく決断が出来るように丁寧なフォローを心掛けて進めていました。
最後の懸念は、ファンド側への交渉で払拭
内定の局面で残っていたAさんの不安は、オファー年収が現職の水準以上になるかという一点でした。飯田は企業の決裁者と交渉し、現職水準以上の条件を確約する形で、この懸念を払拭することができました。背景には、これまでのやり取りの中で高い志望度を伝えられていたこと、面接内でのコミュニケーションの質の高さから能力的にも問題ないことをアピール出来ていたことが挙げられます。最終的には、Aさんが希望されていた仕事内容と年収両方を満たすことができ、最終的に転職を決意されました。
不満のない転職には、確かめる項目がいる
現在に大きな不満や問題がないとき、転職の判断はかえって難しくなります。将来への不安をなんとなく感じていても、現実的な問題として捉え辛いからです。だからこそ将来を見据えキャリアを見つめ直したうえで、現在の延長戦で本当に良いのか、を問いただす必要があります。
そうして見つめ直したうえで必要なキャリアパスを整理し、実現できる具体的な選択肢を手に入れて初めて、本当に納得のいく転職活動が実現できると思います。その為の徹底した伴奏支援を飯田に相談頂ければ実現できると思います。
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