
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
川﨑 来樹 | KAWASAKI Raiki
神戸大学工学部市民工学科を卒業後、新卒で(株)リクルートに入社。不動産領域(SUUMO)・教育領域(スタディサプリ)での法人営業を経験後、マーケティング室に異動しメディアマーケティングを経験。営業部門では人事施策、予算管理、出店計画など業績拡大のための提案営業から、エリア営業戦略の策定・実行まで幅広く従事。マーケティング室では、国内トップクラスのTVCM出稿量を誇るリクルートの全領域におけるTVCMについての効果測定・分析、バイイング手法の検討・開発を行い、投資対効果の改善を実現。現在は、当社にて、M&Aアドバイザリーファーム、コンサルティングファーム、不動産・建設業界、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行う。
広告媒体、分析ツール、CRM、クラウドの名前を数多く並べても、電通デジタルの応募職種でどの判断を任せられるかは分かりません。プランナー、DXコンサルタント、データ、エンジニアでは、同じプロジェクトでも担当する成果物が違います。
応募職種を一つ定め、同じ案件から選ぶ判断と成果物を絞るのが先です。
職務経歴書は、事業課題、顧客・データから得た根拠、設計、専門チームと実行した内容、結果の順で組み立てます。本記事では、電通デジタルの公式採用情報と公開中の募集要項を基に、職種別の記載方法を解説します。可能性や編集順はリメディの見解です。
電通デジタル向けの職務経歴書は、ツールではなく意思決定を先に書く
経験者採用サイトには、プランナー・コンサルタント、プロデューサー・ディレクター、ビジネスコンサルタント、営業、データ・テクノロジー、エンジニア、クリエイティブなど複数の職種群があります。応募先が違えば、先頭に置くべき実績も変わります。
| 現在の経験 | 接続しやすい応募領域 | 一枚目で示す内容 | 後から補う経験 |
|---|---|---|---|
| 広告運用・メディア | プランナー、マーケティングコンサル | 事業・顧客課題、予算判断、統合設計 | 媒体指標、クリエイティブ検証、チーム連携 |
| 事業会社のマーケティング | プランナー、CRM、EC | 事業KPI、顧客理解、施策全体の設計 | 代理店管理、社内合意、実行結果 |
| コンサルティング・業務改革 | DX戦略、ビジネスコンサル | 変革テーマ、業務・データ・ITの担当範囲 | 要件、PM、導入、定着 |
| データ分析・AI | データ、テクノロジー | 意思決定課題、データ、分析・モデルの利用先 | 検証、実装、運用、改善 |
| 開発・クラウド・セキュリティ | エンジニア、社内SE | 対象システム、リスク、設計・運用責任 | 技術、品質、事案対応、利用部門 |
媒体や製品は仕事の手段です。職務要約では、何を使ったかより先に、誰のどの課題に対して、何を決め、どこまで結果を持ったかを書いてください。
職務要約は「誰に何を変え、何を任されたか」を先に書く
「戦略から実行まで支援」「データを活用して最適化」といった表現だけでは、担当した仕事を特定できません。職務要約の一文目では、対象とした事業・顧客、変えようとした課題、自分が任された判断を示します。媒体やツール、担当年数は、その結論を補う順番で続けてください。
担当範囲が設計までなら、実行成果を自分のものとして書きません。「実行チームへ要件を引き渡し、検証設計と月次レビューを担当」のように、要約の段階から責任の境界を残します。
プランナー・マーケティング職は、媒体横断の理由を示す
ストラテジック/統合プランナーの公開募集は、クライアントの事業・コミュニケーション課題を特定し、戦略とコネクションプランニングを行い、専門部門とプロジェクトを組成・管理する仕事です。SNSや購買データなどを使い、実行策を設計する業務も記載されています。
最初に事業課題と顧客を置く
「認知向上」「獲得効率改善」だけでなく、どの商品・サービスの、どの顧客段階を変える案件だったかを記載してください。新規顧客、比較検討、購入、継続など、対象となる行動を一つに絞ると戦略の前提が伝わります。
データは判断に使った箇所まで示す
閲覧したレポート名ではなく、どの仮説を確かめ、ターゲット、訴求、予算、チャネルをどう変えたかを記します。購買と広告接触を結び付けたのか、調査から態度変容を捉えたのかも、実際の分析範囲に合わせてください。
統合した対象を具体化する
「統合マーケティング」と書く場合は、テレビとデジタル、広告とCRM、オンラインと店舗など、何を一つの顧客体験として設計したかを明記します。専門チームへ依頼した内容と、自分が決めた全体方針を分けることも欠かせません。
DXコンサルタントは、構想と実装・定着の担当範囲を分ける
DX戦略コンサルタントの公開募集は、顧客・従業員起点の変革を、戦略策定から実行、定着まで支援する仕事です。顧客接点のプロセスを施策、データ、ITの三つで扱います。
| 工程 | 職務経歴書に書く内容 | 成果物の例 |
|---|---|---|
| 構想 | 事業課題、顧客・従業員の状態、変革テーマ | 将来像、ロードマップ、優先順位 |
| 業務設計 | 対象プロセス、役割、例外、管理指標 | 業務フロー、要件、運用規程 |
| データ設計 | 利用目的、データ源、品質、権限、連携 | データ項目、活用要件、管理ルール |
| IT実装 | 製品選定、要件、開発・設定、移行、テスト | 要求仕様、判定資料、移行計画 |
| 定着 | 利用者、教育、指標、改善会議、運用引渡 | 研修、ダッシュボード、改善計画 |
構想だけを担当した人は、導入後の効果を断定せず、合意された将来像や投資判断を成果にします。実装まで担った人は、プロジェクト管理の範囲に加え、ベンダーや利用部門との役割分担、定着施策まで示してください。
業務部門とIT部門の間に立った経験は、「橋渡し」と抽象化せず、業務要件をどの設計へ落とし、相反する条件をどう解いたかを示すと役割が分かります。
データ・AI職は、分析手法の後に利用先を置かない
データ分析やAIの職務経歴書で、言語、基盤、モデルを先に並べると、技術の利用目的が見えにくい状態です。最初に意思決定または業務課題を置き、使ったデータ、分析・モデル、検証、施策・システムへの組み込み、運用結果の順に書きます。
| 示す項目 | 確認する内容 | 避けたい省略 |
|---|---|---|
| 目的 | 誰が何を決めるための分析か | 「データドリブンを推進」 |
| データ | 出所、期間、粒度、品質、利用権限 | データ量だけを強調 |
| 手法 | 選定理由、比較対象、検証方法 | 手法名の一覧 |
| 実装 | 施策、業務、システムのどこで使ったか | 試作と本番を区別しない |
| 結果 | モデル指標、施策指標、事業結果を分ける | 精度改善を売上効果と同一視 |
生成AIなど新しい技術を扱った場合も、導入した事実だけでなく、対象業務、出力の確認、情報管理、人の承認、利用継続の条件を残します。検証段階なら、本番運用済みのように書かないでください。
エンジニア・セキュリティ職は、対象とリスクを技術名の前に置く
社内SEのサイバーセキュリティ・インフラ職の公開募集は、ゼロトラスト、クラウド、監視・事案対応、脆弱性対応などを扱います。技術名は重要ですが、何を守り、どの脅威や障害を想定し、設計・運用したかがなければ担当範囲を判断できません。
- 対象システム、利用者、データ、国内外の範囲
- 可用性、機密性、権限、法令・社内基準などの要件
- 設計、製品選定、導入、移行、監視の担当工程
- 検知した事案、切り分け、封じ込め、復旧、報告の範囲
- 脆弱性や監査指摘に対する優先順位と是正
経営層や事業部へ提案した経験があれば、技術的な問題をどの事業影響へ置き換え、どの選択肢を提示したかを書きます。承認権限が別にある場合は、提案と決定を区別してください。
募集要項を、書く項目と成果指標へ置き換える
公開中の三職種を基に、求められる経験と職務経歴書の対応をまとめます。数値は、自分が保有する記録と算定方法を説明できるものだけを使います。
| 募集要項で求められる経験 | 職務経歴書で書く項目 | 成果指標 | NG表現 | 改善方向 |
|---|---|---|---|---|
| 事業・コミュニケーション課題の特定 | 対象事業、顧客、調査・データ、仮説 | 戦略採用、予算判断、施策変更 | 本質的な課題を発見 | 根拠と変えた意思決定を書く |
| 統合プランニング | 統合対象、各チャネルの役割、予算・指標 | 接触、行動、獲得、事業指標 | フルファネルで支援 | 顧客段階と施策の役割を分ける |
| DXの戦略・実行・定着 | 構想、業務、データ、IT、導入・利用 | 意思決定、処理、利用、顧客・従業員の変化 | 一気通貫で伴走 | 本人が担った工程と成果物を書く |
| プロジェクト管理 | 体制、計画、論点、変更、リスク、合意 | 納期、品質、手戻り、利用開始 | 多数の関係者を巻き込む | 対立した条件と決定事項を示す |
| セキュリティ実務 | 対象、リスク、対策、監視、事案・脆弱性対応 | 検知、復旧、是正、監査対応 | セキュリティを強化 | 設計・運用の責任範囲を明記する |
Before・Afterは、華やかな言葉を判断と成果物へ戻す
以下のAfterは、書き方を示すために作成した架空の記載例です。実際の職務経歴書では、事業、担当範囲、成果物を自分の経験に置き換えてください。
プランナーの例
Before:データを活用した統合マーケティング戦略を立案し、ブランド成長に貢献しました。
After:「日用品ブランドの新規顧客獲得が停滞していたため、購買データと顧客インタビューから初回購入前の迷いを特定しました。認知広告と商品比較コンテンツの役割を整理し、クリエイティブ・メディアの専門チームへ実行方針を共有しました。提案は次期施策の基本計画として承認されました」
DXコンサルタントの例
Before:顧客に伴走し、DXを構想から実行まで一気通貫で支援しました。
After:「法人営業の顧客情報が部門ごとに分かれていたため、営業・企画・システム部門とのワークショップで将来の案件管理業務を定義しました。私は構想策定とCRM要件の整理を担当し、導入範囲、推進体制、投資判断に必要なロードマップを合意しました」
エンジニアの例
Before:クラウドを活用して安全で高品質なシステムを構築しました。
After:「グループ社員が利用する社内ポータルで権限管理が部門ごとに異なっていたため、認証方式、特権ID、ログ保管の要件を定めました。私はクラウド移行の要件定義と受入判定を担当し、運用部門への手順引き渡しまで完了しました。クラウドサービスは要件を実現する手段として選定しました」
ポートフォリオと職務経歴書の役割を分ける
提案資料、クリエイティブ、分析、画面などを公開できる場合も、職務経歴書には案件の前提と本人の役割を残します。ポートフォリオだけでは、チーム制作物のどこを担当したかが分からないためです。
守秘義務がある案件は、公開できる範囲を勤務先の規程に合わせます。顧客名や画面を出せなくても、業界、課題、工程、成果物の種類、意思決定は説明できます。公開許可がない制作物を添付しないでください。
面接では、指標の意味と本人の判断を説明する
経験者採用サイトは、書類選考後に2〜4回の面接を案内し、選考期間の目安を約1か月としています。職務経歴書に数値を載せるなら、指標の定義、対象期間、比較条件、本人の行動を説明できるようにします。
| 書類の記載 | 面接で準備する説明 |
|---|---|
| 事業課題を特定 | 仮説、データ、顧客との確認、別案を退けた理由 |
| 統合戦略を立案 | 統合した対象、各施策の役割、予算・指標の決め方 |
| DXを推進 | 構想、業務、データ、IT、定着のうち本人の範囲 |
| 効果を改善 | 施策内指標と事業結果、因果を断定できる範囲 |
| チームをリード | 人数、専門性、権限、レビュー、上位者との分担 |
応募先で何をしたいかを話す際も、募集要項の言葉を重ねるだけでは足りません。過去の案件で身に付けた判断、応募職種で広げたい責任、不足する経験をどう補うかの順で組み立てます。
前職別に、強調する意思決定を選ぶ
電通デジタルの職種群は隣接していますが、前職によって生かせる経験は違います。応募職種の言葉へ無理に合わせず、自分が実際に決めたこと、作った成果物、引き渡した相手を選んでください。
広告会社・デジタル代理店から応募する場合
媒体運用の経験は、担当媒体、予算、指標を列挙するだけでなく、顧客の事業・コミュニケーション課題、ターゲット仮説、配分・訴求を変えた判断へつなげます。運用担当と戦略担当を兼ねた場合も、工程ごとの役割を分けてください。
統合プランナーを目指すなら、単一媒体の改善に加え、認知から比較・購入までのどこを設計し、別媒体・CRM・店舗などとどう役割を分けたかを示します。経験が単一媒体に限られるなら、統合経験があるように補いません。
事業会社のマーケティングから応募する場合
事業会社では、事業KPIや顧客・商品を直接見ながら、社内の意思決定に関わった経験が強みになります。課題設定、代理店への依頼、予算、商品・営業・CRM部門との合意、施策結果のうち、本人が決めた内容を一案件で示してください。
施策の制作・運用を外部へ委ねた場合も、丸投げではなく、要件、評価基準、レビュー、変更判断があれば成果物として書けます。代理店の制作物を本人が作ったように記載しないことが前提です。
コンサルティング・SIerから応募する場合
構想やシステム導入の経験を、顧客接点のどの業務へ使ったかに結び付けます。CRM、営業支援、コンタクトセンター、データ基盤などの案件では、顧客・従業員の状態、業務、データ、ITの関係を示せます。
DX戦略職を目指す人は、要件定義やPMだけでなく、事業・顧客課題から将来像を定めた経験の有無を確認してください。実装経験が中心なら、その深さを保ったまま、上流の意思決定に関与した範囲を正確に書きます。
データ・開発・セキュリティから応募する場合
技術的な成果を、利用者と意思決定へ接続します。分析なら誰の何を変えたか、開発ならどの顧客・業務を支えたか、セキュリティなら何をどのリスクから守ったかが起点です。
マーケティング経験が限定的なら、用語を増やすより、顧客データ、Web・アプリ、CRM、クラウドなど接点のある領域を具体化します。学習内容と本番で担った経験は別の欄にしてください。
案件詳細は、戦略と実行の境界が分かる書式にする
案件ごとに書式をそろえると、職種が違っても経験の深さを比較できます。次の七項目を使い、応募職種に近い案件を二、三件選びます。
| 項目 | 記載する内容 | 境界の確認 |
|---|---|---|
| 事業・顧客 | 商品、顧客段階、変えたい行動・業務 | 課題の設定者は誰か |
| 根拠 | 調査、購買、行動、広告、営業・業務データ | 本人が分析した範囲 |
| 役割 | 職位、体制、担当工程、意思決定権 | 専門チーム・上位者との分担 |
| 設計 | 戦略、顧客体験、チャネル、業務、データ、IT | 構想と要件のどこまでか |
| 実行 | 制作、設定、開発、移行、教育、運用 | 本人の成果物と委託範囲 |
| 検証 | 指標、比較、期間、改善会議 | 施策指標と事業結果の違い |
| 結果 | 意思決定、利用、顧客・業務の変化 | 自分の実績と架空の成果を混ぜていないか |
クリエイティブや分析の成果物を別紙で見せる場合も、職務経歴書には前提、役割、判断を残します。守秘義務で公開できない場合は、業界・顧客段階・成果物の種類を説明し、無断で画面や資料を添付しません。
職種をまたぐキャリアは、最初に深める専門性から考える
マーケティング、コンサル、データ、テクノロジーを横断したいという希望だけでは、応募職種での貢献が薄くなります。プランニング、業務変革、データ活用、エンジニアリングのうち、最初に責任を持つ領域を一つ定めます。
その専門性を隣接領域へ広げる順番を、過去の案件と結び付けて話してください。社内公募制度の案内はありますが、希望する異動が保証されるわけではありません。応募時点の仕事内容を出発点にします。
指標は、施策・顧客行動・事業の三段に分ける
マーケティング案件では多くの数値を扱いますが、同じ因果関係にあるとは限りません。職務経歴書では、施策の実行状況、顧客行動、事業結果を分け、測定できた範囲を明らかにします。
| 段階 | 指標の例 | 書くときの確認 |
|---|---|---|
| 施策 | 配信、接触、反応、制作・開発の進行 | 予算・期間・比較条件が同じか |
| 顧客行動 | 閲覧、検討、購入、利用、継続 | 誰の行動をどのデータで測ったか |
| 事業 | 売上、顧客数、単価、業務時間、利用定着 | 施策以外の要因を分けられるか |
| モデル・システム | 精度、処理、可用性、品質、復旧 | 技術指標を事業結果と同一視していないか |
事業結果まで測定していない案件は、施策・顧客行動の結果で止めます。因果を検証していないのに「売上へ貢献」と締めず、意思決定や次の施策へつながった事実を記載してください。
大規模プロジェクトは、自分の成果物を特定する
電通グループや複数の専門チームが参加する案件では、プロジェクト規模だけが強く見えがちです。職務経歴書には、本人が作成・承認した戦略、要件、設計、検証計画、レビューなどを特定します。
- 案件全体の責任者と、自分の意思決定権
- 担当した顧客・商品・顧客段階・チャネル
- クリエイティブ、メディア、データ、開発チームへ渡した内容
- レビューで変更した論点と、その根拠
- 結果を測定した期間と、自分の施策の範囲
「プロジェクトをリード」と書く場合は、会議を進行しただけなのか、予算・戦略・要件を決めたのかを分けます。自分の実績と確認できる事実だけを使い、架空の成果で役割を大きく見せないでください。
スキル欄は、利用目的と実務の深さを添える
広告媒体、分析、CRM、クラウド、開発言語を一列に並べると、触った経験と設計・運用した経験を区別できません。各スキルに、利用目的、期間、担当工程、成果物を短く添えます。
たとえば分析ツールならレポート閲覧、計測設計、分析、意思決定支援を分けます。クラウドなら利用経験、構成設計、移行、運用を分けます。資格や研修は、業務での利用実績とは別に記載してください。
複数職種へ応募するときは、同じ案件の読み方を変える
統合キャンペーンをプランナー職へ出すなら、事業・顧客課題とチャネル設計を先にします。DXコンサル職なら、顧客接点の業務・データ・ITと定着を先にし、データ職なら意思決定課題と分析・実装を中心にします。
案件の事実と数値は変えません。応募職種に合わせて、代表案件の順、見出し、詳しく説明する成果物を選び直します。どの版でも本人の役割が同じか、提出前に横並びで確認してください。
自分で仕上げられる場合と、応募前に確認したい場合
| 自分で進めやすい状態 | 第三者の確認が役立つ状態 |
|---|---|
| 応募職種と代表案件の対応を説明できる | プランナー、コンサル、データのどれを主軸にするか迷う |
| 本人が決めたことと成果物を分けられる | 大規模案件だが、自分の担当が埋もれている |
| 指標の定義と事業結果との違いを話せる | 広告・分析指標は多いが、事業課題への接続が弱い |
| 守秘範囲を守った案件説明がある | 公開できない実績を除くと抽象語だけになる |
確認を依頼する場合は、応募する募集ページ、職務経歴書、公開可能なポートフォリオ、指標の定義をそろえます。表現だけを飾らず、応募先が判断したい事実が不足していないかを見直してください。
応募求人とプロジェクト一覧を一対一で照合する
求人の担当業務、必須・歓迎経験、想定する顧客・成果物を抜き出し、自分のプロジェクトを一つずつ照合します。統合プランナーなら課題特定と統合設計、DXコンサルなら業務・データ・ITと定着、セキュリティ職なら対象・リスク・運用が中心です。
直接経験がない工程は、隣接する経験と未経験の範囲を分けます。募集ページの「統合」「変革」「データ活用」という言葉を借りるだけでなく、自分の顧客、根拠、成果物で説明してください。
提出日には職種名、配属、条件、必要書類を公式ページで確認します。求人更新後も古いポートフォリオ説明を使わず、職務経歴書の案件名・役割と一致しているかを見直してください。
電通デジタルの職務経歴書に関するよくある質問
広告代理店の経験がないと応募できませんか
職種ごとに条件は異なります。統合プランナーの公開募集は、広告会社に加え、コンサルティング会社や事業会社での該当経験も対象に含めています。他職種は個別の募集条件を確認してください。
短期プロジェクトが多い場合は、すべて詳しく書きますか
全案件を同じ長さで書く必要はありません。応募職種に近く、本人の判断と成果物を説明できる案件を詳述し、短期案件は期間、役割、共通するテーマを一覧で示します。似た案件を束ねる場合も、担当期間が連続していたように見せないでください。
進行中の案件は、結果が出る前でも書けますか
応募時点までに完了した調査、合意、設計、リリースなどは記載できます。「進行中」と時点を示し、今後の予定を実績として扱わないことが大切です。面接では、現在の論点と自分が次に判断する事項を説明できるようにします。
管理職で実作業が少ない案件は、何を実績にしますか
方針決定、予算配分、レビュー、リスク判断、採用・育成など、管理職として負った責任を示します。部下や委託先が作成した成果物を自作として扱わず、承認基準と、判断によって変わった内容を記載してください。
社内異動で複数職種を経験した場合、職務要約はどうまとめますか
応募職種に通じる判断や専門性を軸にし、職種名を時系列で並べるだけにしません。各異動の詳細は職歴欄に残し、要約では、経験の幅が現在の強みへどうつながったかを一つの筋で示します。
まとめ|専門用語を減らし、仕事の判断を見せる
最終版は、使用ツールを隠して読んでも、事業・顧客課題、本人の判断、専門チームへ渡した内容、結果が分かるかを確認します。その後に募集ページと照合し、直接経験、隣接経験、未経験の工程を分けてください。採用ページの抽象語を借りただけの文が残っていれば、実際のプロジェクトと成果物が分かる表現に直します。
電通デジタル向けの職務経歴書では、扱った媒体、ツール、技術を並べる前に、どの事業・顧客・業務課題へ向き合ったかを示します。プランナーなら統合した理由、DXコンサルなら構想から定着までの範囲、データ職なら分析の利用先、エンジニアなら対象とリスクが中心です。
代表案件を課題、根拠、設計、実行、結果へ分け、本人が決めたこととチーム成果の境界を確認してください。専門性が高い人ほど、一般的な言葉に置き換えて説明できる職務経歴書を作ると、面接でも同じ筋道で経験を伝えられます。

