監修者
リメディ株式会社 コンサルタント
酒井 初 | SAKAI Hajime
慶應義塾大学卒業後、NTTドコモに新卒入社。ビジネス戦略部にてコンサルティングファームと共にCRMの構築から高度化までを推進。その後、ヘッドハンターファームである株式会社アサインに参画し、取締役直下の組織にて、ハイエンド層のキャリア支援を担う。コンサルティングファームと協業した知見を強みとして、未経験からのコンサルティング業界への転職支援を中心に様々な方へのご支援を実現。その後、当社にヘッドハンティングをされ、入社を決意し、現在はヘッドハンターとしてM&Aアドバイザリーファーム、コンサルティングファームなどを中心とした転職サポートに従事。
– リメディのキャリア支援のポイント –
1️⃣ Bain & Company, Boston Consulting Group出身者によるCase interview対策
2️⃣Big4出身者による総合コンサルへの転職サポート
3️⃣ オファー年収1,000万円以上の実績多数
4️⃣ 現役コンサルタントからのご相談も多数
5️⃣ 金融機関及び事業会社の役職者様からの転職実績も多数
6️⃣ コンサル未経験者の転職実績も豊富
7️⃣ リメディ唯一の社長や幹部経由の特別ルートでの応募も可能
8️⃣ 非常に高い内定獲得率を実現するマンツーマン面接対策を実施
〜転職意思が固まる前の情報収集も大歓迎〜
野村総合研究所(NRI)はどんな会社か
野村総合研究所は、国内最大手のシンクタンクとして知られ、さまざまな業務を展開しており、専門的なリサーチと分析から、具体的なソリューション提供まで及びます。また、クライアントは企業から公的機関、政府・自治体まで幅広く、運営は民間の資本によって行われています。
野村総合研究所(NRI)の特徴
野村総合研究所の特徴は、多様な事業領域と高度な専門性です。シンクタンクとしてのリサーチと分析、コンサルティングとしてのソリューション提供という二つの主要な業務を、棲み分けて行っています。
また、同社はコンサルティング事業を展開し、事業戦略の立案や業務改革のソリューション提案などの経営コンサルティングが得意分野です。金融ITソリューションでは、銀行や保険会社など金融業界に対して受託システム開発や運用アウトソーシングを提供し、日本の株式市場や投信などでそのサービスが広く利用されています。
産業ITソリューションでは、特にバックオフィスのIT化に力を入れ、ビジネスをIT化するコーポレートITを推進しています。IT基盤サービスでは、社会全体がITを活用する現代において、マネージドサービスやセキュリティサービス、イノベーションや各種ソリューションサービスなどを提供し、ビジネス基盤を支えていると言えるでしょう。
これらの特徴が、野村総合研究所が業界でリードする理由です。これらの特徴が組み合わさることで、野村総合研究所はその独自性と高い収益性を維持し続けています。
野村総合研究所(NRI)の業績
決算期 | 売上収益(百万円) | 営業利益(百万円) | 税引前利益(百万円) |
2020年3月期 | 528,721 | 85,625 | 85,484 |
2021年3月期 | 550,337 | 80,748 | 71,075 |
2022年3月期 | 611,634 | 106,218 | 104,671 |
2023年3月期 | 692,165 | 111,832 | 108,499 |
2024年3月期 | 736,556 | 120,411 | 117,224 |
売上収益
野村総合研究所の売上収益は、2020年3月期から2024年3月期にかけて着実に増加しています。
2020年3月期の売上収益は528,721百万円でしたが、2021年3月期には550,337百万円に増加し、2022年3月期には611,634百万円となりました。2023年3月期には692,165百万円まで増加し、2024年3月期には736,556百万円に達しています。
この5年間で、野村総合研究所の売上収益は約40%増加しており、同社の事業が順調に拡大していることがわかります。特に、2023年3月期から2024年3月期にかけての増加率は6.4%と、安定した成長を維持しています。
営業利益
営業利益も、売上収益と同様に2020年3月期から2024年3月期にかけて増加傾向にあります。
2020年3月期の営業利益は85,625百万円でしたが、2021年3月期には80,748百万円に一時的に減少しました。しかし、2022年3月期には106,218百万円と大幅に回復し、2023年3月期には111,832百万円、2024年3月期には120,411百万円と着実な増加を示しています。
2021年3月期の営業利益の減少は、新型コロナウイルスの影響などによるものと考えられますが、その後の回復と成長は、野村総合研究所の事業の強靭性と適応力を示しています。
2020年3月期から2024年3月期までの5年間で、営業利益は約40%増加しており、売上収益の増加率とほぼ同じです。これは、野村総合研究所が収益性を維持しながら事業を拡大していることを示唆しています。
税引前利益
野村総合研究所の税引前利益は、2020年3月期から2024年3月期にかけて、営業利益と同様の傾向を示しています。
2020年3月期の税引前利益は85,484百万円でしたが、2021年3月期には71,075百万円に減少しました。これは、営業利益の減少と同じく、新型コロナウイルスの影響などが原因と考えられます。
しかし、2022年3月期には104,671百万円と大幅に回復し、2023年3月期には108,499百万円、2024年3月期には117,224百万円と順調な増加を示しています。
2020年3月期から2024年3月期までの5年間で、税引前利益は約37%増加しており、売上収益や営業利益の増加率とほぼ同じです。税引前利益の増加は、税引前利益の本業での収益性の向上に加え、財務管理の効率化や投資活動の成果などが反映されていると考えられます。
事業セグメント別売上収益
事業セグメント別売上収益推移でも、コンサルティング業務が順調に売上を伸ばしています。また、ITソリューションも順調に需要が拡大していることも要因です。今後も、これらの領域を中心に事業を展開し、持続的な成長を目指していくでしょう。
野村総合研究所(NRI)の企業情報
社名 | 株式会社野村総合研究所 |
英文社名 | Nomura Research Institute, Ltd. |
証券コード | 4307 プライム市場 |
法人番号 | 法人番号:4010001054032 |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ |
代表電話番号 | 03-5533-2111 |
創業日 | 1965年4月1日 |
資本金 | 24,701,302,200円 |
代表取締役会長 | 此本 臣吾 |
社長 | 柳澤 花芽 |
取締役副会長 | 深美 泰男 赤塚 庸 |
代表取締役 副社長 | 江波戸 謙 |
代表取締役 専務執行役員 | 安齋 豪格 |
取締役 | 舘野 修二 坂田 信以 注1)社外取締役 大橋 徹二 注1)社外取締役 小堀 秀毅 注1)社外取締役 |
監査役 | 坂田 太久仁 稲田 陽一 小酒井 健吉 注2)社外監査役 南 成人 注2)社外監査役 髙澤 靖子 注2)社外監査役 |
専務執行役員 | 嵯峨野 文彦 |
常務執行役員 | 横手 実 野口 智彦 須永 義彦 松本 晃 渡辺 徹郎 大元 成和 中丸 泰樹 森沢 伊智郎 中山 浩之 山﨑 政明 小池 裕 小林 一央 亀井 章弘 |
常務執行役員 | 村上 勝俊 小原 康司 川浪 宏之 北川 園子 小田島 潤 清水 康次 小暮 典靖 郡司 浩太郎 斉藤 英紀 森 克也 池谷 武文 武田 則幸 原 敏文 清水 雅史 小林 敬幸 山口 隆夫 雨宮 正和 田原 亜希子 宮武 博史 |
経営役 | 八木 貴史 鳩宿 潤二 内海 朋範 南側 洋司 片山 正樹 栗山 真一 小宮 正哲 稲葉 貴彦 小林 浩二 高木 智亮 |
従業員数 | NRIグループ社員 16,708人(2024年3月31日現在) |
連結売上高 | 7,365 億円(2024年3月期) |
野村総合研究所(NRI)の人材戦略
NRIグループの社員数は2024年3月期で16,708人に達しており、経営コンサルタントやシステムエンジニアなど多岐にわたる職種で構成されています。社員数は過去10年間で着実に増加傾向にあり、特に中途採用が増加しています。一方、新卒採用数は横ばいで推移しています。
また、野村総合研究所は国内外のパートナー要員も積極的に活用しており、2024年3月期時点で中国オフショアパートナーが約7,000人、国内パートナーが約9,500人となっています。パートナー要員数は過去10年間でほぼ一定の割合で推移しており、事業規模の拡大に重要な役割を果たしていると考えられます。
野村総合研究所は自社の社員数を増やしつつ、国内外のパートナー要員を戦略的に活用することで、事業の拡大と効率化を図っていると言えます。特に中国オフショアの活用は、コスト面でのメリットが大きいと推測されます。
野村総合研究所(NRI)の転職難易度
野村総合研究所は、国内最大手のシンクタンク・コンサルティングファームとして知られ、その転職難易度は非常に高いと言われています。その理由は主に2つです。1つ目は、コンサルティング業務の難しさにあります。2つ目は、ケース面接の難易度が高いことです。
野村総合研究所(NRI)の転職難易度が高い理由①:コンサルティング業務の難しさ
野村総合研究所は、シンクタンク・コンサルティング業界において転職人気企業であり、そのコンサルティング業務は経営からIT、セキュリティ領域まで幅広く手掛けています。
コンサルタントとしてのベーススキル、つまり論理的思考能力や問題解決力、コミュニケーション能力などが必要です。これらのスキルは、書類選考の段階から厳しくチェックされ、その結果、応募者数が多い一方で、採用される人材は限られています。
シンクタンク業界の企業一覧や平均年収ランキング、選考対策を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
野村総合研究所(NRI)の転職難易度が高い理由②:ケース面接の難易度が高い
野村総合研究所の面接は、コンサル業界特有の面接スタイルであり、ロジカルな思考や経験スキル、人物面におけるコンサルタント適性が徹底的に評価されます。フェルミ推定やケース面接などが行われ、これらの面接を通過するためには、入念な面接対策が必要です。
その結果、面接の通過率は低く、転職難易度を一層高めています。これらの要素が、野村総合研究所の転職難易度が高い理由となっています。
ケース面接対策を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
フェルミ推定を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
弊社のYouTubeチャンネルでは元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
野村総合研究所(NRI)の採用情報・求人情報
野村総合研究所は、国内最大手のシンクタンク・コンサルティングファームとして、多くの業務を展開しています。
野村総合研究所(NRI)の採用動向
野村総合研究所では、「めまぐるしく変化する世の中で産業や社会・企業のあるべき姿を描き、変化の触媒となる変革のパートナー」が経営コンサルタントに求められる役割としています。同社は、企業や機関が日々直面する、唯一の解がない問題に対する意思決定を支援することが役割です。
また、経営コンサルタントとして、実際に顧客における人・組織・モノ・カネなどを動かす段階まで支援を行います。これらの特徴が、野村総合研究所の採用の特徴となっています。
同社の経営コンサルティングの特長は、1つのプロジェクトに対し、さまざまな専門領域を持つ経営コンサルタントが参画し、複合的なソリューションを顧客へ提供することにあります。これにより、顧客が抱える複雑な問題を解決するために必要な「複合的な知」を生み出すことが可能です。
また、野村総合研究所では、経営コンサルタントが所属するコンサルティング事業本部では、専門領域を業種・産業ごとの専門性である「コンサルティング”領域”」と、顧客の抱えるさまざまな課題を分類した「コンサルティング”テーマ”」の2軸で体系化しています。個々の経営コンサルタントは、特定の領域またはテーマにおいて専門家となることが必要です。
これらの特徴と求められるスキルを理解し、自身がそれに適合するかを評価することで、野村総合研究所での採用可能性を判断することができます。コンサルティング部門の一部を野村総合研究所の公式HPから抜粋して紹介します。
部門 | 役職 | 特徴 | 事業概要 |
コンサルティング事業部 | 経営コンサルタント | 幅広い業界のクライアントに対し、戦略立案から実行支援までの一貫したコンサルティングを提供。50年の歴史の中で、企業の戦略立案から政府・官公庁の政策支援まで約20,000件ものプロジェクトを実施。 | 戦略コンサルティング、業務・実行支援コンサルティング、シンクタンク、事業開発・事業経営 |
システムコンサルティング事業部 | アプリケーションエンジニア | 企業価値を高めるためにITの戦略的活用と運営を実現。デジタル化に代表される多様化したITを戦略的に活用した企業変革、業務改革、デジタル化対応、グローバル化の実現といった、お客様が企業価値を高めるための戦略立案から分析・課題発見、解決策の提言、変革の実行に至るコンサルティングサービスを提供。 | システム化構想コンサルティング、システムデザインコンサルティング、ITアーキテクチャーコンサルティング、ITマネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメントコンサルティング |
証券ソリューション事業本部 | アプリケーションエンジニア | 社会インフラとしての責任(CSV)を果たすプラットフォーマーとして、直接金融業界の拡大に貢献。大手証券会社を始め、証券会社約70社が利用する業界標準のリテール証券業務システム「THE STAR」の提供から、多くのホールセール証券業務で利用されている「I-STAR」、 個社の情報システムアウトソースまで、ユーザーのIT戦略をトータルにサポートするとともに、証券取引のインフラを担う。 | ー |
野村総合研究所(NRI)の選考情報
弊社では、コンサルティングファームへの転職を目指す方々を全面的にサポートしております。野村総合研究所の選考の詳細や面接対策、最新情報について知りたい方は、ぜひ弊社のコンサルタントまでお問い合わせください。
経験豊富なコンサルタントが、選考の流れや面接での質問内容、答え方のポイントなどをお伝えいたします。 また、ご自身の経歴や強みを活かした面接対策のアドバイスも可能です。
– リメディのキャリア支援のポイント –
1️⃣ Bain & Company, Boston Consulting Group出身者によるCase interview対策
2️⃣Big4出身者による総合コンサルへの転職サポート
3️⃣ オファー年収1,000万円以上の実績多数
4️⃣ 現役コンサルタントからのご相談も多数
5️⃣ 金融機関及び事業会社の役職者様からの転職実績も多数
6️⃣ コンサル未経験者の転職実績も豊富
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〜転職意思が固まる前の情報収集も大歓迎〜
元ベイン・BCGの戦略コンサルタントへのご相談を希望の方はこちら
フェルミ推定
フェルミ推定は、論理的思考能力に基づいて、予測が難しい数字を概算する方法です。ケース面接では最初にフェルミ推定を用いた売上や市場規模の予測の問題が出され、その後にケース問題が出題されるというパターンが多くあります。
フェルミ推定は下記の流れで行われます。
- お題が出題される
- 5〜10分程度、お題について自分で考える
- 自分の考えを元に、面接官にプレゼンテーションを行う
- 面接官と議論しながら、考えを修正する
2.でお題について自分で考える時間が与えられますが、制限時間に対してあまり余裕がない状況が多く見られるため、しっかり対策を行うことが重要です。
フェルミ推定を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
弊社のYouTubeチャンネルでは、元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しております。対策が可能な相手が少ない、英語でのケース面接対策も可能ですので、コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
ケース面接
ケース面接とは、与えられた問いに対して制限時間内に打ち手を提案する面接形式のことであり、課題解決のための論理的思考力が問われます。例えば「国内のバイオリン小売業者の売上向上施策を考えよ」という課題の場合は、前提確認→現状分析・構造化→ボトルネックの把握→施策立案という流れで課題を整理しつつ妥当性のある解答を導く必要があります。
ケース面接で面接官に見られるポイントは、問題を構造化して考えることのできる論理的思考力と、考えたことを正しく伝えることのできるコミュニケーション能力、クライアントの前に立つことのできる人間性を持っているかです。
ケース面接対策を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
弊社のYouTubeチャンネルでは、元ベイン戦略コンサルタントがケース面接の理論や思考法を解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
面接でのポイント
野村総合研究所の面接のポイントは4つあります。
①論理的思考力
フェルミ推定やケース面接などを通じて、あなたの論理的思考力や問題解決力が評価されます。具体的な問題を解くことを通じて、あなたの分析能力や論理的思考力を試します。
②コミュニケーション能力
面接官との議論を通じて、あなたのコミュニケーション能力も評価されます。自分の考えを明確に伝え、他人の意見を理解し、それに対して適切に反応する能力が求められます。
③自己PR
自己紹介や志望動機など、自分自身をうまくPRすることも重要です。自分の強みや経験を具体的に伝え、それが野村総合研究所でどのように活かせるかを説明することが求められます。
④事前準備
面接では、事前に準備した知識や情報が大いに役立ちます。野村総合研究所の事業内容や企業文化、志望動機などをしっかりと準備しておくことが重要です。
弊社のYouTubeチャンネルでは、面接の質問集と答え方のポイントを解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
シンクタンク・コンサル業界の転職市場を知りたい方は、まずはコンサルタントに相談
野村総合研究所(NRI)の労働環境
野村総合研究所は、意欲ある人材の支援を目指し、誰もが働きやすい環境を提供しています。その一環として、裁量労働制やフレックスタイム制、テレワーク制度など、柔軟な働き方を支える制度を導入しています。
野村総合研究所(NRI)の福利厚生
野村総合研究所では、社員一人ひとりが最大限に能力を発揮できるよう、充実した福利厚生を提供しています。具体的には、年次有給休暇、リフレッシュ休暇、暑中休暇、振替休日、慶弔休暇、産前産後休暇など、多様な休暇制度を設けています。
また、出産・育児に関しては、育児休業、出生時育児休業(産後パパ育休)、育児のための勤務時間の短縮など、社員が子育てをしながら働くことを支援するための制度を整備しているのが特徴です。さらに、介護に関しても、介護休業や介護のための勤務時間短縮など、社員が介護を行いながら働ける支援策を講じています。
野村総合研究所(NRI)のコンサルタントのキャリアパス
野村総合研究所では、コンサルタントのキャリアパスが明確に設定されています。そのキャリアパスは、社内での成長と発展だけでなく、社外でのキャリア展開にも対応しています。
社内でのキャリアパス
野村総合研究所では、新入社員はメンバーとしてスタートし、基礎的な能力を身に付けた上で、アソシエイトにステップアップします。アソシエイトは年功序列ではなく、業績・成果・能力に応じて処遇が決まります。さらに、アソシエイトからエキスパートへとステップアップすることも可能です。これらのキャリアステージは、職種毎の専門分野(キャリアフィールド)に分かれており、それぞれのフィールドでのスキルや経験に応じて進行します。
また、野村総合研究所では、C&A(Challenge & Act)制度を導入しています。これは、能力開発と業績評価のために、上司との面談を通じて、半期ごとに個人別の目標を明確にし、その目標の達成度合いを確認・評価する制度です。この制度を通じて、社員一人ひとりの自主性と個性を尊重し、その成長を支援しています。
社外でのキャリアパス
コンサルタントとして働いた後のキャリアパスは大きく以下の4つに分けられます。
- 事業会社への転職
- スタートアップ企業への転職
- ファンド業界への転職
- 別のファームへの転職
①事業会社への転職
コンサルティングファームでの経験を活かし、大企業での実務に携わりたいと考える方には、事業会社への転職が適しています。ここでは、戦略立案だけでなく、実行にも深く関与することができます。
②スタートアップ企業への転職
社会課題の解決に貢献したい、または新しい価値を創造したいという強い動機を持つ方は、スタートアップ企業への転職を検討する価値があります。ここでは、よりダイナミックな環境で、経営幹部としての役割を果たす機会もあります。
③ファンド業界への転職
投資の知見を深めたい、または企業価値を向上させるためのアドバイスを提供したい方には、PEファンドやベンチャーキャピタルへの転職が適しています。ここでは、コンサルティングのスキルを活かしつつ、投資家としての視点も磨くことができます。
④別のファームへの転職
自身の専門性を活かしたい、またはキャリアアップを目指す方は、他のコンサルティングファームへの転職を考えることができます。異なるファームでは、新たな案件や職位へのチャレンジが可能です。
これらの選択肢は、野村総合研究所で培われたスキルや経験、そして築かれたネットワークを活用することで、より豊かなキャリアを築くための基盤となります。
弊社のYouTubeチャンネルでは、コンサルタントのキャリアパス、セカンドキャリアの選び方についてを徹底解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職にご興味のある方は是非一度ご覧ください。
シンクタンク・コンサル業界の転職市場を知りたい方は、まずはコンサルタントに相談
自分が野村総合研究所(NRI)で通用するか知るためにやるべきこと
本記事では、野村総合研究所の年収について解説してきました。シンクタンク・コンサル業界を代表する企業ならではの高い水準の給料や、組織としての拡大規模、キャリアパスの充実度などを理解していただけたかと思います。そのような同社へ転職をしたいと思った時、「自分でも通用するのか」や「どのような対策をすれば選考を通過できるか」など、不安点も多くあるかと思います。
本記事では、野村総合研究所の選考対策にも言及しましたが、シンクタンクやコンサルティングファームの選考は難易度が高くプロセスも特徴的なものを採用しているため、独学のみで採用を勝ち取るには限界があります。
リメディはハイクラス人材の転職に特化したエージェント会社です。弊社の特徴は何よりも内定率の高さにあります。シンクタンクやコンサルティング業界出身のアドバイザーが、1on1で面談をし、コンサルティングファームに向いている人の特徴や、各社の違い・特徴、ケース面接の対策に至るまで、一貫してサポートいたします。
野村総合研究所への転職に少しでもご興味がある方は、ぜひ一度無料相談にお越しください。
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