
監修者
リメディ株式会社 ディレクター
馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji
神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。
マネーフォワード向けの職務経歴書は、「SaaSに関わりたい」という志望理由から書き始めると焦点がぼやけます。正社員求人は約200件規模に及ぶため、応募する事業・職種・役割を一つ選び、必要経験へ実績を合わせることが先です。
本記事は、プロダクト、エンジニアリング、AI、営業、コンサルティング、コーポレートの経験者を対象に、マネーフォワードの公式求人から書類の組み立て方を解説します。
マネーフォワード向け職務経歴書の結論
職務要約の第1文には、応募職種で再現できる成果を置きます。PdMなら課題設定から改善まで、AIエンジニアなら業務理解から本番運用まで、営業なら顧客課題から提案・深耕までを一続きで示します。
| 職種群 | 先に示す経験 | 成果の確認方法 |
|---|---|---|
| Product | 課題、仕様、開発推進、改善 | 利用・品質・事業指標 |
| Engineering / AI | 要件、設計実装、品質、運用 | 性能、障害、利用、業務変化 |
| Business | 顧客課題、提案、導入・深耕 | 契約、継続、利用、売上 |
| Corporate | 制度、統制、合意形成 | 意思決定・運用の改善 |
約200件の求人から応募職種を絞る
2026年8月15日に公式HRMOSの正社員一覧を取得した時点では、表示件数は198件でした。エンジニア、PdM、デザイン、営業、カスタマーサクセス、コンサルティング、経理、人事、法務などが並び、グループ会社への在籍出向を含む求人もあります。
先に確認するのは、職種名、対象事業、雇用・出向、勤務地、必須経験です。件数が多くても、第一候補を決めて職務要約と主要案件の順番を変える構成が適します。
経歴別に強調する実績
PdM・業務システム経験者
バックオフィスSaaS領域のPdM求人は、PdM経験だけでなく、設計開発・デザイン・ディレクション、業務システムの上流工程、toB Webサービスの進行管理も要件の候補です。肩書より、課題設定、要求整理、仕様、部門横断、リリース後の改善を示します。
AI・ソフトウェアエンジニア経験者
シニアAIソリューションエンジニア求人には、生成AIによる課題解決、Python・クラウド・API等のWeb開発、要件定義、SQL、品質・セキュリティ部門との合意形成があります。モデルやツール名だけでなく、業務課題をどの設計で本番利用へつないだかを書きます。
営業・マーケティング経験者
マネーフォワードMEの広告営業求人は、Web広告営業3年以上を必須経験の一つとし、課題に応じた企画・提案を重視する募集です。新規開拓、既存深耕、代理店連携、データを使った提案のうち、本人が担った範囲を分けて記載してください。
書類で伝わりにくい書き方
| 伝わりにくい表現 | 不足する情報 | 改善方向 |
|---|---|---|
| SaaSの成長に貢献 | 顧客課題と本人の役割 | 対象、施策、指標の変化を書く |
| AI機能を開発 | 業務課題、品質、運用 | 要件から本番利用までを示す |
| 部門横断で推進 | 対立点と合意 | 誰と何を決めたかを書く |
| MVVCに共感 | 過去の行動との接続 | 価値観を示す選択と結果を出す |
公式募集要項から逆算する記載項目
募集要項の必須経験は、単語の一致ではなく実績で証明します。求人ごとに「求められる経験」「書く案件」「本人の行動」「確認可能な結果」を一行にすると、不足箇所が明確です。
| 求人の経験要件 | 職務経歴書で書く項目 | 成果指標 | 改善方向 |
|---|---|---|---|
| 業務システムの上流工程 | 利用者課題、要求、基本設計 | 手戻り、利用、業務変化 | 作成資料名だけで終えない |
| AIによる課題解決 | 適用課題、検証、設計、運用 | 精度、時間、品質、利用 | 技術名より採用理由を書く |
| 課題型の広告提案 | 顧客課題、データ、企画、提案 | 契約、継続、売上、施策結果 | 関係構築だけでまとめない |
職種群ごとに成果の見せ方を変える
Productで焦点となるのは、どの利用者課題を選び、何を後回しにし、開発・デザイン・営業とどう合意したかです。Engineeringでは、技術選定だけでなく、データ、品質、セキュリティ、運用の制約をどう扱ったかを書きます。
Businessでは、受注額だけでなく、顧客の業務や意思決定を理解した提案内容と継続利用までが中心です。Corporateでは、規程や制度を作った事実に加え、成長・組織変更・グループ化に応じて支えた判断を明記してください。
SaaS・Fintech未経験者の補強方法
未経験者は、業界知識があるように見せるのではなく、近い顧客・業務・技術を示すのが出発点です。基幹業務システム、金融・会計・人事の業務、継続課金サービス、データを使った提案など、応募職種の課題へ接続できる実務を選びます。
Before:業務改善プロジェクトを推進。
After:[利用部門]の[業務課題]を、[ヒアリング・データ]から特定。[要求整理・仕様・導入]のうち[本人の責任]を担い、[確認可能な業務・利用上の結果]へつなげた。
面接・技術課題と一貫させる項目
公式求人には、書類選考後の複数回選考、職種による技術課題、リファレンスチェックの可能性があります。職務経歴書に載せた実績は、課題の根拠、他の選択肢、本人の判断、失敗や修正、結果の測り方まで説明できる状態にします。数値は自分の実績として説明できる事実だけを使い、架空の成果に置き換えません。
技術職は、実装した機能の説明と設計判断を分けます。営業・PdMが明示するのは、本人が変えた仮説、優先順位、運用です。
オファー条件の確認につながる実績
給与例は求人ごとに異なります。シニアAIソリューションエンジニアでは年額11,004,000〜15,000,000円、広告営業では年額5,808,000〜8,004,000円の例が公式求人にありますが、全社共通の年収レンジではありません。
希望条件の根拠には、担当領域の広さ、意思決定の範囲、専門性、率いた体制、事業・顧客への結果を使います。個別求人の職位・業務・雇用条件と照合し、別職種の高い給与例を自分の応募条件として扱わないことが大切です。
応募前に第三者確認を検討するケース
応募職種を一つ選び、主要案件が募集要件を裏づけている場合は、自分で提出準備を進められます。一方、似た名称の求人から一件へ絞れない、SaaS未経験の説明が抽象的、グループ会社への在籍出向を見落としている、技術と業務成果のどちらを先に出すか迷う場合は、提出前の確認が役立ちます。
職務経歴書を確定する前に、マネーフォワード公式の正社員求人一覧と応募先の個別ページを再確認してください。件数や要件は変動するため、2026年8月15日の観測値ではなく、提出日の募集要項が正本です。
約200件規模の一覧から応募先を一件へ絞る
公式HRMOSの正社員一覧は、2026年8月15日の観測時に198件を表示していました。この数字は採用人数ではなく、募集一覧の表示件数です。求人名が似ていても、対象事業、顧客、職位、雇用・出向、勤務地、必須経験は異なります。職務経歴書を書き始める前に、応募する一件を正確に特定してください。
| 確認順 | 求人で見る項目 | 職務経歴書への反映 |
|---|---|---|
| 1 | 雇用元・在籍出向先 | 応募先の法人・事業を混同しない |
| 2 | 対象サービス・顧客 | 近い顧客課題を持つ案件を選ぶ |
| 3 | 職種・期待役割 | 本人の責任範囲を合わせる |
| 4 | 必須経験 | 要件ごとに証拠または不足を整理する |
| 5 | 勤務地・選考・条件 | 本文と分け、最新情報を確認する |
候補が複数ある場合は、求人ごとに「最も強い主要案件」「不足する必須経験」「入社後に担いたい責任」の一行整理が必要です。同じ案件がどの求人にも同じ説明で当てはまるなら、まだ職種の違いを読めていない可能性があります。Product、Engineering、Businessで、同じプロジェクトから先に示す証拠が変わる点にも注意が必要です。
Product職は課題選択から改善までをつなぐ
代表PdM求人では、PdM経験に加え、設計開発・デザイン・ディレクション、業務システムの上流工程、toB Webサービスの進行管理など、隣接する経験も要件候補に含まれます。肩書がPdMかどうかだけで判断せず、顧客課題、優先順位、仕様、部門横断、リリース後改善のどこを担ったかを確認します。
伝わりにくい例:SaaSプロダクトのロードマップ策定と機能開発を担当。
見直す方向:利用部門の業務を観察して課題候補を整理し、事業・開発上の制約から優先順位を決めた。仕様の判断範囲と開発・デザイン・営業との合意を明記し、リリース後に確認した利用上の変化までつなぐ。
上流工程の経験者は、要件定義書を作ったことだけで終えません。要求が衝突した場面、採用しなかった要件、業務を標準化した範囲、移行や運用の条件を示します。機能を増やした数より、顧客・利用者にとって解く価値のある課題を選び、開発可能な仕様へ落とした判断が重要です。
リリース後の改善では、架空の利用率や売上を置かないでください。開示できる数値には、測定方法と本人の寄与の説明が必要です。開示できない場合は、特定業務で利用を開始した、手作業が不要になった、問い合わせから次の改善点を特定したなど、確認できる状態変化を使います。
Engineering職は本番利用までの責任を書く
代表AIソリューションエンジニア求人は、生成AI、Python、クラウド、API、要件定義・設計、SQLなどの技術に加え、品質・セキュリティ部門との合意形成を求めています。技術スタックの一致だけでなく、業務課題をどの構成で解き、本番利用に必要な条件をどう成立させたかを書きます。
伝わりにくい例:生成AIを活用した社内ツールをPythonで開発。
見直す方向:対象業務と誤りが生むリスクを定め、データ・モデル・APIの構成を比較した。品質評価の方法を設計し、セキュリティ・利用部門と運用条件を合意して、本番利用または検証終了の判断まで担った。
試作と本番稼働は分けて記載します。検証段階なら、何を確かめ、どの条件が満たせず本番化を見送ったかも有効な判断実績です。本番稼働まで担った場合は、監視、障害対応、利用者への説明、改善の責任を明記します。モデルやサービス名を伏せても、選択理由と品質条件は残せます。
技術課題がある職種では、職務経歴書の表現と実際に説明できる技術責任を一致させます。「アーキテクチャを主導」と書くなら、比較した案、制約、採用理由、レビューを受けた論点を話せる状態にしてください。チームの成果と自分の実装・設計・合意形成を分けることも欠かせません。
Business職は顧客理解と継続利用を示す
代表広告営業求人では、Web広告営業3年以上、広告の基礎知識、目標達成意欲が必須経験として示されています。応募者は対象期間を正確に書き、担当顧客、提案、社内連携、受注後の関係を具体化します。別の営業求人へ応募する場合、この要件を流用せず、最新の個別JDへ合わせ直してください。
伝わりにくい例:法人営業として目標を継続達成。
見直す方向:顧客の事業課題と意思決定者を把握し、媒体・データ・企画の選択理由を示した。新規開拓か既存深耕か、提案のどこを本人が設計したか、受注後に顧客の利用や次の提案へどうつないだかまで書く。
売上額や達成率を載せる場合は、対象期間、目標の性質、チームと本人の寄与を説明できるようにします。数字を開示できない場合も、顧客が提案を採用した理由、関係部門との合意、継続や追加提案につながった状態を示せます。大手顧客という表現だけで難易度を代替しないことが重要です。
Corporate職は制度と事業判断を結び付ける
今回の代表採録にはCorporateの個別求人を含めていないため、必要経験を一律には断定できません。応募時は経理、人事、法務など個別求人を開き、要件を確認してください。職務経歴書で共通して避けたいのは、制度名や処理件数だけを並べ、事業への影響が見えない書き方です。
伝わりにくい例:成長企業で人事制度の改定を主導。
見直す方向:組織・事業の変化に対して、どの判断や運用が追いついていなかったかを整理した。経営・事業部門・専門部門の論点を分け、適用条件を合意し、導入後の例外や問い合わせを基に運用を修正した。
経理・法務でも同じく、正確に処理した事実だけでなく、事業の速度と管理すべきリスクをどう両立したかを示します。本人が最終決裁者でない場合は、論点整理、選択肢の提示、関係者との合意、運用設計のどこを担ったかを明確にしてください。
SaaS・Fintech未経験を過不足なく説明する
未経験者は、SaaS用語や金融用語を増やすより、応募求人に近い顧客・業務・技術を示します。Productなら業務システムの上流工程、Engineeringなら品質・セキュリティを含む本番運用、Businessなら継続利用を前提とする法人提案、Corporateなら成長や組織変更に制度を合わせた経験が接続候補です。
共通点だけでなく不足も記録します。たとえば、法人向けシステムの経験はあっても金融・会計業務の経験がない、AIの検証経験はあっても本番運用を担っていない、といった境界を曖昧にしません。職務経歴書では経験した範囲を明確にし、志望動機や面接で学習方法と補完計画を説明します。
書類と面接・技術課題を一致させる
主要案件ごとに、課題を知った根拠、他の選択肢、優先順位、本人の権限、失敗または修正、結果の測り方を記したメモが必要です。Productでは後回しにした課題、Engineeringでは設計上のトレードオフ、Businessでは顧客の反応と社内調整、Corporateでは例外処理と運用定着が深掘りの準備になります。
リファレンスチェックの可能性がある求人では、肩書、在籍期間、担当範囲、成果の表現を事実と一致させます。成果を強く見せるためにチーム全体の数字を自分だけの実績へ置き換えないでください。数値は自分の実績として説明できる事実だけを使い、面接でも同じ条件で説明します。
マネーフォワード向け職務経歴書のFAQ
求人が多い場合、同じ職務経歴書を使えますか
基本情報は共通でも、職務要約、主要案件の順序、強調する証拠は応募求人ごとに調整します。Product、Engineering、Businessでは同じ案件から示す責任が異なります。求人名だけを差し替える方法は避けてください。
SaaSやFintechの経験がなくても応募できますか
個別求人の必須経験によります。隣接経験を認める求人もありますが、全求人で未経験応募が可能とは限りません。最新の要件を確認し、近い顧客・業務・技術と不足する経験を分けて説明してください。
求人にある給与例は希望年収の根拠になりますか
給与例はその個別求人の条件です。別職種や別の職位へそのまま当てはめられません。応募求人の業務、責任、条件を確認し、自分が担ってきた責任範囲と専門性を事実で説明します。
在籍出向の求人では何を確認しますか
個別ページでの確認対象は、雇用元、出向先、対象事業、職種、勤務地です。職務経歴書では、応募先の顧客と課題に主要案件を合わせ、別のグループ事業を前提にした文章を残さないようにします。
面接回数や技術課題は共通ですか
職種や求人によって異なり、変更される可能性があります。応募する個別求人の最新情報を確認してください。職務経歴書は、回数の想定よりも、記載した責任と実際に説明・実演できる内容を一致させます。
提出前の最終監査
- 応募する求人を一件に特定した
- 雇用元、在籍出向先、事業、職種を混同していない
- 必須経験ごとに自分の実績または不足を確認した
- 職種群の異なる要件を一つの書類へ混ぜていない
- 技術名、肩書、SaaS志望だけで実績を説明していない
- チーム成果と本人の責任を区別した
- 数値は説明できる事実に限り、架空の成果を置いていない
- 面接・技術課題・リファレンスでも同じ説明ができる
- 提出日に個別求人の募集継続と条件を再確認した
監査後は職務要約だけを読み、「どの求人へ応募し、どの顧客・業務・技術で、何を任せられる人か」が分かるかを確かめます。分からない場合は経歴を増やす前に、応募先の特定と主要案件の順序を見直してください。
応募職種に合わせて主要案件の順序を変える
職務経歴が同じでも、応募する職種によって先頭に置く案件は変わります。Product職なら、顧客課題を選び、仕様と優先順位を決め、リリース後に改善した案件を先にします。Engineering職なら、設計の選択、品質・セキュリティ、本番運用まで責任を持った案件が先です。Business職は顧客理解から契約・継続利用まで、Corporate職は事業判断を制度と運用で支えた案件を優先します。
同じプロジェクトを複数職種の応募に使うこと自体は問題ありません。ただし事実は変えず、説明の焦点を変えます。業務システム導入案件なら、Productでは要求の優先順位、Engineeringでは構成と運用品質、Businessでは顧客との合意、Corporateでは統制と定着を示します。自分が担っていない局面を、応募職種に合わせて追加してはいけません。
| 応募職種 | 先頭に置く案件 | 二番目で補う証拠 |
|---|---|---|
| Product | 課題選択・仕様・改善を担った案件 | 部門横断や上流工程 |
| Engineering | 設計・品質・本番運用を担った案件 | 業務理解や合意形成 |
| Business | 顧客課題から継続利用まで担った案件 | 社内連携や提案改善 |
| Corporate | 事業判断と制度運用をつないだ案件 | 例外対応や定着改善 |
失敗と修正を実務の証拠として残す
成功した結果だけを並べると、難しい判断をどう行ったかが見えにくくなります。仮説が外れた、利用が定着しなかった、品質条件を満たせなかった、顧客との認識がずれた場面があれば、事実を隠さず、何を発見してどう修正したかを整理してください。
Productでは、優先した機能が想定どおり使われなかったときに、どのデータや声から問題を見直したかを書けます。Engineeringでは、検証で品質条件を満たせず構成や運用を変えた判断が材料です。Businessでは、提案が採用されなかった理由を捉え直し、顧客理解や社内連携を改めた過程を示せます。
失敗を成果のように見せる必要はありません。当初の前提、起きた事実、本人の判断、関係者への説明、修正後の状態を分けます。原因を他部門や顧客へ押し付けず、自分が管理できた範囲とできなかった範囲を明確にすると、面接でも説明がぶれません。
職歴が長い場合は説明量に差を付ける
複数社・複数職種を経験している場合も、全社を同じ分量で書く必要はありません。応募求人の必須経験を最も強く裏づける案件に説明量を使い、古い経験や関連の薄い仕事は、在籍期間・役割・主要成果が分かる範囲へ圧縮します。職歴を省略して在籍の空白を作るのではなく、詳しく説明する場所を選びます。
マネジメント経験者は、チーム人数だけでなく、どの判断を委譲し、どの品質・事業結果に責任を持ち、メンバーや他部門の働き方をどう変えたかを書きます。プレイヤーとしての専門性も求める求人では、自分が直接担った設計・提案・分析と、チームを通じて実現した成果を分けてください。
応募直前の一枚チェック
求人ページ、職務経歴書、面接用の事実メモを並べます。求人の必須経験に線を引き、その根拠となる箇所を職務経歴書で一つずつ指せるか確認します。根拠がない要件は、別の経験を無理に言い換えず不足として残します。職務経歴書にある主要な数字は、期間・母数・本人の寄与を説明できるかも確認してください。
最後に個別求人を再読し、雇用元、出向先、事業、勤務地、選考、給与条件が最初に確認したときから変わっていないかを確かめます。約200件という一覧規模は応募先を特定する手掛かりにはなりません。提出日の一件を正本にし、その求人で任せられる責任が書類の先頭から伝わる状態で提出します。
マネーフォワードの公式求人を確認する順番
正社員求人一覧から応募先を一件に絞り、個別ページで雇用元、在籍出向先、対象事業、仕事内容、必須経験を確認します。本記事で詳しく扱った3件以外の求人は、職種の広がりと応募先選択の違いを示すための補助です。別求人の要件を自分の応募先へ流用しないでください。
| 公式一次情報 | 確認する用途 |
|---|---|
| 正社員求人一覧 | 表示件数、募集継続、応募先選択の入口 |
| バックオフィスSaaS領域 PdM | Productの必須経験と隣接経験 |
| シニアAIソリューションエンジニア | 技術、品質、セキュリティ、合意形成 |
| マネーフォワードME 広告営業 | 営業経験、出向、選考・給与条件 |
| QAエンジニア・SDET オープンポジション | Engineering内の品質責任を確認 |
| デザインシステム リードプロダクトデザイナー | Product Designの責任を個別確認 |
| 経理 連結決算・開示 | Corporateの個別要件を確認 |
| プロダクトマネジメント室長 | 職位・組織責任の違いを確認 |
| 金融機関向けDXコンサルタント | 在籍出向と顧客・業務を確認 |
| 金融機関向けプロダクトマネージャー | 出向先とProduct責任を確認 |
職種名が近くても、職位と対象事業が違えば、先に示す案件や責任は変わります。PdMと室長、エンジニアとQA、営業とDXコンサルタントを同じ要件としてまとめず、応募ページごとに必須経験を照合してください。在籍出向がある求人では、雇用元と実際に取り組む事業の双方を確認します。
求人一覧の198件は観測日の表示であり、採用人数ではありません。応募時に募集終了や要件変更があれば、最新情報を優先します。職務経歴書の主要案件、面接用の事実メモ、希望条件の確認も、提出する一件の仕事内容と責任へ揃えてください。
一覧から候補を保存した後も、提出前に個別ページを開き直してください。職種名が同じでも、事業・職位・出向先が変われば必要な証拠は異なります。JDの文言、対応する自分の案件、説明できる責任、不足する経験を4列で整理し、最新求人と同じ範囲を面接・技術課題でも説明できる状態にします。求人名ではなく責任を照合することが最終基準であり、応募書類全体の前提です。

