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ワークポートの職務経歴書の書き方|CA・RA別に実績を整理する具体的な方法

監修リメディ株式会社 ヘッドハンター蜷川 将大

慶應義塾大学経済学部を卒業後、阪和興業株式会社に新卒入社。人事部にて、新卒採用の戦略立案から実行までを一貫して担当し、採用フローの刷新や広報基盤の構築を主導する。その後、営業部門へ異動し、化学品原料のトレーディング業務に従事。国内外の商品の仕入れから販売戦略の策定、価格交渉までを一手に担う。現在はリメディ株式会社に参画。大手商社での人事経験を活かし、大手企業出身者のキャリアチェンジを中心にハイクラス層向けキャリア支援に従事。

ワークポートのキャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)では、同じ営業・接客経験でも先に示す実績が異なります。CAは個人の意思決定支援、RAは法人の採用課題と提案に近い経験から書き始めます。

公式の中途募集要項では、両職種の応募資格として、社会人経験2年以上と、接客・販売・営業などで数字目標を追った経験が示されています。まず第一希望の職種を決め、数字、顧客への働きかけ、自分の担当範囲が一続きになるように整えてください。以下の書き方は、公式採用情報を踏まえたリメディの見解です。

目次

本記事のポイント

  • 数字は目標・期間・結果・自分の担当を一組にする
  • CA志望は個人の希望整理と選択支援、RA志望は法人課題の要件化と社内連携を厚くする
  • 抽象的な自己評価ではなく、顧客、課題、判断、行動、結果の順に書く

CAは候補者の意思決定を支えた工程で書く

ワークポートのCAは、希望のヒアリングと求人紹介だけでなく、応募書類添削、推薦、結果連絡、日程調整、面接後フォロー、求人再提案、進捗管理、条件交渉まで担います。職務経歴書では、面談回数よりも、候補者の判断をどこまで前へ進めたかを示します。

接客・販売経験者なら、来店目的、予算、期限を確認し、比較案を示した事例が候補です。個人営業経験者なら、顧客の希望と現実的な条件の差を説明し、納得できる選択へ導いた経験を使えます。人材紹介の用語へ無理に言い換えず、相手の迷いと、自分が示した選択肢を具体的に書いてください。

CAの工程書類に残す事実避ける表現
面談希望・経験・制約を聞き分けた方法親身に対応した
求人提案選択肢と比較条件を作った過程最適な提案をした
選考支援期限、進捗、関係者を管理した範囲手厚く支援した
条件調整双方の前提を確認し、合意へ進めた事実交渉力を発揮した
出所:ワークポート CA職種紹介をもとにリメディ作成(2026年8月19日閲覧)

RAは採用課題を求人と提案へ変えた過程で書く

ワークポートのRAは、企業との打ち合わせ、採用戦略の企画提案、求人票作成、社内への情報発信、新規開拓、条件交渉を担います。法人営業の受注額だけでは、採用支援に生かせる顧客理解が伝わりません。顧客の事業、組織、求める役割、採用期限をどう聞き、提案の条件に落とし込んだかを書きます。

既存顧客の深耕経験では、表面の要望と背景課題を分けた場面を選びます。新規開拓では架電数だけを置かず、対象企業を選んだ理由、接触後に分かったこと、次の対象や訴求をどう変えたかまで示してください。複雑な顧客情報を社内で使える形に整えた経験も、求人情報をCAへ届ける業務につながります。

RAの工程営業経験から選ぶ案件確認する成果
採用ニーズ把握顧客の背景課題を聞いた案件要件・提案範囲の確定
採用戦略の提案複数案を比較し意思決定を支えた案件承認・受注・実行開始
求人情報発信複雑な情報を社内で使える形へ整えた案件利用開始・手戻り減少
新規開拓対象と訴求の仮説を改善した案件本人が保有する接点・商談・受注実数
出所:ワークポート RA職種紹介をもとにリメディ作成(2026年8月19日閲覧)
編集部コメント記事内容をもとに編集部が作成

CA・RAへ同じ実績を示すときも、目標・結果・期間・集計対象・自分の担当範囲は変えず、CAなら求職者の意思決定支援、RAなら企業の採用課題を求人票などへ反映した行動を中心に説明します。

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CAとRAに共通する経験は四つに絞る

現行募集では、経験や希望によりCAとRAの双方を任せる可能性が示されています。第一希望は明確にしつつ、顧客理解、数字目標、期限管理、情報連携を共通する経験としてまとめます。CA用とRA用に別の人物像を作るのではなく、同じ事実のどこを詳しく書くかを変える考え方です。

顧客理解では、相手の発言を記録しただけか、背景と優先順位まで確かめたかを分けます。期限管理では、複数案件の優先順位と遅延の兆候への対応を示します。情報連携は、誰に、いつ、何を共有し、次の行動へどうつないだかまで書いてください。

数字目標は結果・担当範囲・打ち手を一組にする

ワークポートの中途募集要項は、接客・販売・営業などで数字目標を追った経験を応募資格に含めています。売上や達成率の大きさだけを競うのではなく、その数字が何を表し、自分がどこまで責任を持ったかを説明してください。店舗、チーム、個人の数字を混同せず、集計期間と対象を明記します。

目標と結果は、社外に開示できる範囲で数値と対象期間を示し、達成を妨げていた課題、自分が変えた行動、結果に影響した外部条件を続けて書きます。職務経歴書には、自分の実績として説明できる事実だけを使ってください。数字を開示できない場合は、提案の承認、運用開始、期限内の調整完了など、自分で確かめられる結果を使い、架空の率や金額で補ってはいけません。

研修・価値観・キャリアパスは現在の実績と分ける

教育研修制度では、中途社員向けに業界・仕事理解、社内システム操作、現場デビュー前のロールプレイが案内されています。CAは講義や面談同席、面談ロールプレイ、RAは講義、新規開拓と企業提案のロールプレイが例です。研修への期待だけでなく、現職で新しい知識を学び、顧客対応へ使った経験を示してください。

存在意義・価値観ページが掲げる「限りなく誠実に、極めて合理的に」や、中途募集要項が示す介在価値は、自己評価ではなく行動で示します。不都合な条件も顧客へ説明した、誤りを早く共有した、顧客だけでは整理できなかった選択肢を示した、といった事実が候補です。

公式FAQは、CAとRA間のキャリアチェンジ、コーポレート職への転換、リーダー、ユニット長、エリア統括などのキャリア例を示しています。教育研修制度では、リーダー昇格時に労務知識、営業スキル、人材業界やキャリア形成の理論・法律を学ぶ機会が案内されています。キャリア例や研修制度は、個人への異動・昇格を約束するものではありません。応募書類では将来の肩書より、第一希望の職務で生かせる実績を先に置きます。

案件は顧客・課題・判断・行動・結果の順に書く

案件の冒頭に、顧客、目標、初期課題、自分の責任を一文で置きます。次に、複数の行動候補から何を選んだか、その理由、実際の行動、結果を続けます。CA向けなら個人の希望整理と提案後の意思決定、RA向けなら法人課題の要件化と社内外の調整を詳しく書く構成です。

抽象語を具体的な行動へ置き換える

Before:お客様に寄り添った提案で目標達成に貢献しました。

After:担当顧客の希望条件と迷いを面談で整理し、比較軸を示して複数案を提案しました。続けて、自分が確認できる目標、実績、担当件数、期間を書きます。

複数案件の管理は優先順位と情報共有で示す

CAの公式業務には、結果連絡、日程調整、面接後フォロー、再提案、進捗管理が含まれます。「同時に多数対応した」だけで終えず、優先順位を決める基準、期限の確認頻度、回答がない場合の次の行動、引き継ぎ方法を書いてください。

RAにも、求人要件の更新をCAへ伝え、候補者側の反応を法人へ返す情報の往復があります。法人営業で顧客担当者と社内の技術・事務部門をつないだ経験があれば、誰がどの情報を受け取り、次に何を決めたかを示します。ツール名や資料の枚数より、連携後に業務がどう進んだかが重要です。

守秘義務を守りながら実績を具体化する

職務経歴書では、現職の規程や契約で社外への提供が認められている情報だけを使います。顧客名や個人名、契約条件、非公開の営業情報は、開示の可否を確認し、必要に応じて顧客名は業界や規模の区分、商品名はサービスの種類、個人名は意思決定者や利用部門担当者へ置き換えます。そのうえで、課題、関係者、自分の工程、成果物を残せば役割を具体的に示せます。

数値を伏せる場合も「大きく伸長」といった評価語は避けます。提案が承認された、管理方法がチームで使われた、期限内に調整が完了したなど、確認できる結果へ置き換えてください。

面接では書類と同じ案件の判断理由を説明する

公開採用情報から、非公開の面接質問や評価配点は分かりません。書類に記した案件について、目標、課題、判断、行動、結果、次に変える点を説明できる状態が必要です。CA寄りの案件では、相手の希望がどう整理され、何を比較して選んだかを確認してください。RA寄りの案件では、法人の表面要望と背景課題、要件への落とし込み、社内共有、実行の進め方を振り返ります。

成功案件に加え、目標との差を見つけて行動を変えた案件も一つ用意してください。変更前の仮説、得られた事実、変えた行動、その後の結果を分けると、数字の大きさだけに頼らず改善の過程を伝えられます。

職務要約はCA・RAの判断に必要な四点へ絞る

職務要約には、担当顧客、数字目標、顧客課題を提案へ変えた経験、複数の関係者と仕事を進めた経験の四点を置いてください。勤務先の事業説明を長く書くより、自分が誰に何を提供し、どの範囲の結果に責任を持ったかを先に書く方が明確です。

CA第一希望なら個人顧客の意思決定支援、RA第一希望なら法人課題の要件化と提案を一文目の主題にします。最後に学習、改善、情報共有の経験を補うと、詳細案件を読む前に応募職との接点が伝わります。

ワークポート向け職務経歴書を相談すべきケース

CAとRAのどちらへ寄せるか迷う、販売実績を人材支援の業務へ結び付けられない、複数の数字から何を残すべきか判断できない場合は、応募前に第三者と整理する余地があります。相談時は求人票と職務経歴書のほか、現職の規程や契約上、社外提供が認められる資料だけを用意してください。顧客名・個人情報・契約条件などを含む資料は、社外提供の可否を確認し、必要に応じて顧客や商品を特定できない形へ置き換えます。書類と面接で同じ事実を説明できる状態にしてください。

自分で準備してよいケースと次に読むべきテーマ

CA・RAの志望が定まり、記載した数字の根拠と自分の担当範囲を説明できるなら、自分で準備を進められます。職務経歴書を整えた後は、同じ事実を使い、転職理由と応募職種を選んだ理由を面接用に整理してください。

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