
監修者
リメディ株式会社 ディレクター
馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji
神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。
Dirbatoの第二新卒は年齢より応募要件で判断する
Dirbatoへの転職を考える第二新卒層は、「20代だから応募できるか」ではなく、新卒と中途のどちらの条件に当たり、中途求人が求める経験を持つかで判断してください。公式サイトでは、第二新卒専用の中途採用ルートを確認できません。
2027年4月入社の新卒募集は、正社員としての就業経験がないことを条件に含みます。一方、公式のConsultant / Senior Consultant求人は、システム開発またはITコンサルティング経験2年以上などを必須要件として掲げています。就業経験のある人は、原則として中途の個別求人を確認し、自分の経験年数・担当範囲・技術領域を照合するのが安全です。
| 現在地 | 最初に見るルート | 確認事項 |
|---|---|---|
| 正社員としての就業経験がない | 新卒採用 | 卒業時期、入社時期、学歴等の最新条件 |
| 就業経験があり、開発・ITコンサル経験が2年以上 | 中途採用 | 職種別の必須経験、担当工程、技術領域 |
| 就業経験はあるが、対象経験が2年未満 | 中途求人を確認し、必要なら採用窓口へ照会 | 経験期間の数え方、近い職種の有無 |
| IT実務がない | 個別求人と現在地を比較 | 必須要件に届く経験を現職で作る選択肢 |
年齢の一般論ではなく、Dirbatoが明示する正社員就業経験の有無と個別求人の必須要件を確認してください。
新卒採用と中途採用の違い
新卒採用ページでは、コンサルタント職を募集し、2027年4月入社の対象条件や初年度年俸500万円などを掲載しています。ただし、この待遇を就業経験者の中途採用へ当てはめてはいけません。中途採用の条件は、応募する個別求人の記載を確認します。
中途採用にはConsultant / Senior Consultantのほか、アーキテクト志向のコンサルタント、Architect / Senior Architect、Manager / Senior Managerなど複数の求人があります。第二新卒層が見るべきなのは、最も若い職位を探すことではなく、これまでの実務と要件が重なる入口です。
| 比較軸 | 新卒採用 | 中途採用 |
|---|---|---|
| 就業経験 | 正社員としての就業経験がないことを条件に含む | 職種ごとに実務経験・スキルを確認 |
| 職種 | コンサルタント職 | コンサルタント、アーキテクト、マネージャー等 |
| 待遇 | 募集年度の初年度年俸を掲載 | 個別求人の提示条件を確認 |
| 判断方法 | 募集年度の応募条件 | 個別求人の必須・歓迎要件 |
経験別に見る応募の現在地
SIer・受託開発
公式のConsultant / Senior Consultant求人が示すシステム開発経験と重なりやすい経歴です。ただし、経験年数だけでは十分ではありません。要件定義、設計、開発、テスト、運用のどこを担当し、どの課題に対して自分が何を判断したかを整理します。
開発・テスト中心でも、品質改善、障害の原因分析、レビュー、手順の標準化など、自分が変えた状態があれば材料になります。顧客折衝がない場合は、利用部門、上位者、他チームとの調整を探します。経験を誇張せず、今の強みと不足を分けてください。
社内SE・事業会社IT
業務システムを利用する側の課題を理解している点は強みになり得ます。ベンダー管理や問い合わせ対応の一覧ではなく、要求を要件へ変えた場面、投資優先順位を決めた場面、導入後の利用を定着させた場面を選びます。
一社固有の業務知識は、問題解決の型に変換しましょう。たとえば「営業部門の知識」ではなく、「現場の要求を業務影響と実装負荷で整理し、段階導入を合意した経験」とすれば、別の顧客でも使える力として説明できます。
インフラ・アプリエンジニア
中途採用ページには、アプリケーションやサーバー等の経験区分を示したアーキテクト志向の求人があります。自分の経験年数、技術領域、担当工程を個別求人へ照合してください。
使用製品の数より、設計判断を具体化します。性能、可用性、セキュリティ、移行、運用負荷のどれを考慮し、何を比較したか。技術の専門性を顧客の業務・事業へどうつなげたかまで説明できると、目指す役割が明確になります。
営業・非IT職
一般的なConsultant / Senior Consultant求人の必須経験とは直接重なりにくいため、第二新卒という属性だけで応募可能とは判断できません。ITサービスの提案、業務改善、データ分析、システム導入の利用部門など、実務上の接点があるかを確認してください。
接点がない場合は、応募書類の言い換えで埋めず、現職でITプロジェクトや業務改善へ参加する、必要な技術を学び成果物を作るなど、経験を積む選択肢も比較します。学習だけで実務要件を満たすと断定はできないため、応募先へ確認することも必要です。
今応募する人・経験を積む人・窓口確認する人
| 次の行動 | 目安 | 具体的にすること |
|---|---|---|
| 今応募する | 対象経験が2年以上あり、担当工程・判断・成果を説明できる | 職種を一つに絞り、必須要件ごとに職務経歴書の証拠を置く |
| 経験を積む | 指示作業が中心で、顧客課題や自分の判断を示しにくい | 改善提案、設計レビュー、利用部門調整、リーダー補佐を一件作る |
| 窓口へ確認する | 2年要件に近い、経験期間の数え方が曖昧、近い求人が複数ある | 経験の概要を事実で伝え、応募職種・要件を確認する |
応募を急ぐことが常に正解ではありません。一方で、要件を満たしているのに「まだ若いから」と待つ必要もありません。年齢ではなく、求人と経験の差を見て次の一手を決めます。
若手が職務経歴書で示す4要素
- 課題:顧客・利用部門・プロジェクトで何が問題だったか
- 担当と判断:自分が任された範囲と、自分で決めたことは何か
- 調整:誰と、どの論点を、どの基準で合意したか
- 結果:数字または導入前後の状態がどう変わったか
若手は案件数が少ないため、無理に多く並べるより、一件を深く書く方が判断材料になります。「〇〇を担当」から始めるのではなく、「〇〇という課題に対し、私は△△を判断した」と書き換えてみてください。
数値がない場合も、状態差は示せます。問い合わせが担当者依存だった状態を手順化した、障害原因が曖昧だった状態から再発条件を特定した、複数部門の要求を優先順位へ落とした、といった変化です。
志望動機でつなぐ事業・キャリア
Dirbatoは、IT・デジタル活用を軸に戦略・企画から導入・運用までを支援すると説明しています。採用サイトではワンプール型のプロジェクトアサイン、公式キャリアパスではマネジメントとアーキテクトの方向性を紹介しています。
第二新卒層の志望動機では、「成長したい」を結論にしないでください。最初に提供できる経験と、その先に広げる役割を分けます。たとえば、Java開発の設計・品質改善を入口に要件定義へ広げる、インフラ構築を入口にクラウド移行の構想へ広げる、といった順序です。
現職では業務システムの開発とテストを2年間担当し、障害の再発条件を整理してレビュー項目を見直しました。この経験から、実装品質だけでなく、顧客の業務要件を設計へ落とす段階から関わりたいと考えています。戦略・企画から導入・運用まで支援する貴社で、まずは開発と品質改善の経験を提供し、将来は業務部門と技術者の意思決定をつなぐ役割へ責任を広げたいです。
例文は本人の事実に置き換えてください。経験年数、担当工程、改善内容を誇張すると、職務経歴書や面接との整合性が崩れます。
面接前に準備する具体例
- 最も難しかった障害・遅延・要件変更と、自分の対応
- 上司や顧客と意見が異なった場面で、合意を作った方法
- 品質、工数、納期、運用負荷のいずれかを改善した事例
- 知らない技術・業務を学び、仕事へ適用した事例
- 希望と異なる案件でも使える、自分の問題解決の型
経験を整理する順番は、状況、課題、自分の行動、結果、学びです。成功談だけでなく、最初の判断が外れた経験と修正方法も用意すると、学習の仕方を具体的に話せます。
入社後の仕事とキャリアを確認する質問
- 応募職種の入社後半年で期待される役割は何か
- 同程度の経験年数で入社した人が、最初に任された仕事は何か
- プロジェクトアサインで、本人の専門性と案件需要をどう調整するか
- マネジメントとアーキテクトの方向を考える時期・評価項目は何か
- 不足する業務知識・技術を、現場と研修でどう補うか
「若手でも活躍できますか」という広い質問より、期待役割と評価基準を聞く方が、自分に合う環境かを判断できます。公式社員座談会にはSIer出身の若手中途入社者も登場しますが、個人の配属・成長例が全員に当てはまるわけではありません。
Dirbatoの第二新卒に関するよくある質問
Dirbatoに第二新卒専用の採用枠はありますか?
公式の新卒・中途採用サイトでは、第二新卒専用の中途ルートを確認できません。正社員の就業経験がある人は中途の個別求人を確認し、経験・スキルとの一致で判断してください。
IT未経験でも応募できますか?
Consultant / Senior Consultant求人はシステム開発またはITコンサルティング経験2年以上などを掲げています。未経験者の採用を記事側で断定はできません。希望職種の最新要件を確認し、必要なら採用窓口へ問い合わせてください。
経験が2年未満なら応募できませんか?
公開求人の要件に届かない場合、合格可能性を推測せず、経験期間の数え方や近い求人を採用窓口へ確認するのが確実です。同時に、現職で設計・改善・顧客調整の具体例を作る選択肢も比較してください。
新卒の初年度年俸は中途にも適用されますか?
新卒募集の待遇を中途採用へそのまま適用することはできません。中途の条件は応募求人、経験、スキルに応じて確認してください。
まとめ
Dirbatoを目指す第二新卒層は、年齢の一般論ではなく、公式の応募区分と職種要件で判断します。正社員経験がある場合は中途求人を確認し、開発・ITコンサル経験の期間、担当工程、自分の判断、成果を照合してください。
要件と経験が重なるなら職種を絞って応募し、経験が浅いなら不足を具体的な一件で埋め、境界が曖昧なら採用窓口へ確認する。この順で進めれば、「第二新卒だから」という曖昧な期待ではなく、自分の現在地に合う行動を選べます。

