ハイクラス転職のリメディ無料登録

M&A仲介の主要5社を比較|年収・案件獲得・育成の違いを解説

監修者

リメディ株式会社 ヘッドハンター

井上 晶斗 | INOUE Akito

大阪府立大学を中退後、教育系のベンチャー企業へ入社。新店舗の立ち上げと全店舗管理を担当し、2年間で1店舗から12店舗へ増やす。立ち上げ業務からサービスの平準化までの一連の業務に従事。その後、エス・エム・エスに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代までの方のキャリア支援を行う。社内のキャリアアドバイザーの中で上位の成績を収めた後に、リメディに参画。現在は、M&A・不動産・建設業界でエグゼクティブ採用・転職支援に従事。

M&A仲介会社は、知名度や平均年収だけでは選べません。本記事では、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所、インテグループの主要5社を比較します。見る軸は、案件を得る経路担当する工程初成約までの支援です。

5社の公式IR・採用ページと、官公庁資料で確認できる範囲を整理しました。年収は、提出会社の平均給与、特定部門の給与、募集時の固定給など定義が異なります。そのため、異なる定義の数値を混ぜた順位表や、根拠のない「働きやすさ」評価は掲載していません。

公開値は、対象者と期間を確認してから比べる必要があります。厚生労働省job tagは、M&Aの全工程を一人で遂行できるまで5〜8年かかると説明しています。入社時の条件と、案件経験を積める環境は別々に確認してください。

目次

本記事のポイント

M&A仲介のトップ企業同士は何が違いますか?

案件基盤、獲得経路、担当制、報酬、育成が違います。日本M&Aセンターは提携ネットワーク、M&Aキャピタルパートナーズは成果連動、ストライクは複数の獲得経路と専門職支援、M&A総合研究所は部門別のソーシング、インテグループは少数精鋭の主担当制が比較の起点です。

M&A仲介で年収が高い会社はどこですか?

有価証券報告書で確認できるM&Aキャピタルパートナーズの2025年9月期平均年間給与は2,265.8万円です。ただし、これは提出会社の平均であり、入社初年度の保証年収ではありません。他社の募集時条件や在籍年数別平均とは対象が違います。

働きやすさで選ぶならどの会社がおすすめですか?

5社を同じ条件で順位付けできる一次データはありません。おすすめは、残業の点推定ではなく、固定残業の時間、超過実績、有給取得率、離職率、一人当たり案件数を面接で確認する方法です。数値を公開している会社は、その時点と対象部門も合わせて読みます。

成長性が高いM&A仲介会社はどこですか?

売上成長だけなら複数の大手・成長企業が候補ですが、転職先としては成約品質と人材育成を両立できるかも見ます。中小M&Aガイドライン第3版への対応、譲受企業の審査、利益相反の説明、若手への案件レビューまで確認して判断してください。

大手と少数精鋭のどちらが向いていますか?

組織的な研修、提携網、専門家との分業を活かしたいなら大手を検討しやすく、主担当として案件全体を早く経験したいなら少数精鋭型が候補です。ただし、「一気通貫」と「支援がない」は別物なので、上司のレビュー頻度も確認しましょう。

M&A仲介会社を選ぶとき最も重視すべき点は何ですか?

自分が案件をつくり、成約まで進める勝ち筋を説明できるかです。前職の顧客層、営業チャネル、財務・法務スキルと、応募先の案件獲得経路・担当工程がつながる会社を優先してください。

各社の条件を自分の経歴に当てはめたい方は、比較したい項目を手元に置いて相談すると論点が散らかりません。

M&A仲介業界とは

M&A仲介業界は、企業を譲りたい側と譲り受けたい側の間に立ち、相手探索から条件調整、契約、クロージングまでを支援する業界です。中小企業庁は、双方を支援する仲介者と、片側だけを支援するFAを区別しています。この違いは、顧客との関係、利益相反管理、求められる分析力にも影響します。

また、同じ仲介会社でも、全国の金融機関・会計事務所との提携を使う会社、広告やオンライン市場から相談を得る会社、コールドコールで案件を開拓する会社があります。会社名の知名度だけでなく、自分が日々どの営業行動を担うかまで解像度を上げることが比較の第一歩です。

仕事の中身も、「企業を紹介する営業」だけではありません。job tagでは、対象企業・事業の選定、交渉、契約締結までを進捗管理する職種と整理されています。会社比較では、顧客への接点と併せて、価値算定・DD調整・契約交渉のどこまで担当するかを確認してください。

比較対象5社の位置づけ

スクロールできます
企業主な位置づけ転職時の比較焦点
日本M&Aセンター大手仲介・ネットワーク型研修、組織連携、案件基盤
M&Aキャピタルパートナーズ大手仲介・成果報酬型選抜性、案件責任、報酬条件
ストライク大手仲介・複数チャネル型一気通貫、専門家支援
M&A総合研究所部門別ソーシング型配属部門、担当工程、募集時条件
インテグループ少数精鋭・完全成功報酬型主担当制、研修、初成約
出所:各社公式会社情報・採用ページ、中小企業庁「中小M&Aガイドライン第3版」 公式ページ(2026年8月12日確認)

5社は、顧客との接点や案件の進め方が異なります。日本M&Aセンターは提携ネットワーク、ストライクは複数の集客経路と専門職の支援、インテグループは主担当制を公式情報で示しています。ただし、配属後の案件数や上司のレビュー頻度までは公開情報だけで分からないため、面接で確認が必要です。

M&A仲介業界の主要5社を先に比較

主要5社は、同じM&A仲介でも仕事の入口と組織の使い方が異なります。組織的な案件基盤を使うか自ら案件を選び一人で担うか複数チャネルを組み合わせるかで、活かせる前職経験が変わります。

スクロールできます
企業案件・顧客基盤担当制報酬情報の読み方向きやすい志向
日本M&Aセンター提携ネットワークと全国拠点組織連携・専門部署活用単体平均とESG指標基盤と研修を活かしたい
M&Aキャピタルパートナーズ担当者の営業力を重視一気通貫色が強い提出会社平均成果連動を求める
ストライク広告、提携先、SMART一気通貫+専門家支援固定給+成約インセンティブ複数経路で案件をつくりたい
M&A総合研究所企業情報・会計提携・金融提携など部門別企業情報部はマッチング以外を担当募集時条件+インセンティブ得意なソーシング経路を選びたい
インテグループ自ら発掘し受託を判断一人の主担当が一気通貫コンサルタント・在籍期間別少数精鋭で裁量を持ちたい
出所:各社公式採用ページ・統合報告書(2026年8月12日確認)。給与の対象母集団は会社ごとに異なるため順位表ではありません。

法人営業で自ら新規顧客を開拓してきた人は、担当者の営業力が成果に直結する会社を検討しやすいでしょう。銀行・士業ネットワークに親和性がある人は、提携基盤を持つ会社で経験を再現しやすくなります。財務分析や契約支援を深めたい人は、仲介専業だけでなくFA型・専門部署も比較対象に入れるべきです。

5社の開示内容は同じではありません。日本M&Aセンターは成約件数と提携基盤、M&Aキャピタルパートナーズは提出会社の給与と採用対象、M&A総合研究所は部門別の職務と募集時条件、インテグループは初成約中央値と在籍期間別給与を示しています。比較する前に、案件基盤、入社時条件、育成のどれを知りたいのか決めてください。

M&A仲介会社の比較で見るべき6つの指標

比較指標は、会社の数字自分の仕事顧客への責任の3層に分けます。数字だけで応募先を絞ると、入社後に「想定より新規開拓が多い」「自分が担当したい工程を持てない」といったずれが起きます。

スクロールできます
指標確認する公開情報面接で補う点判断できること
案件基盤成約件数、提携先、拠点配属後の案件配分機会の入口
獲得経路紹介、広告、オンライン、自己開拓チャネル別の活動比率営業経験の再現性
担当制一気通貫、分業、専門家連携自分が持つ工程と決裁権身につくスキル
報酬基本給、平均、賞与制度個人・チーム配分、確定時期下振れと上振れ
育成研修、OJT、初成約指標レビュー頻度、失注後支援立ち上がり方
顧客本位審査、手数料説明、ガイドライン対応利益相反時の判断者専門職としての品質
出所:厚生労働省job tag、中小企業庁「中小M&Aガイドライン第3版」、各社公式採用情報をもとに整理(2026年8月12日確認)

会社規模より案件配分を見る

売上や成約件数が大きくても、個人にどの案件が配分されるかは公開数値からは分かりません。配属地域、得意業界、案件規模、自己開拓の有無を分け、「配属後にどのような案件会議に参加するか」と行動単位で質問してください。

報酬より前に母集団を確認する

母集団が異なる給与値は、金額が大きくても横並びにはできません。全社員か営業職か、在籍1年超か2年超か、基本給と賞与を含むかを先に区別します。高い平均年収だけでは、初年度の下限も、自分の成果が報酬へ反映される時期も分かりません。

顧客本位の仕組みも転職条件に含める

M&Aは経営者、従業員、取引先の将来を左右します。成約数を伸ばす力に加え、譲受企業審査、重要事項説明、利益相反管理を組織がどう支えるかは、長期的な専門性と信用に直結する条件です。

中小M&Aガイドライン第3版は、手数料の説明、広告・営業、利益相反、最終契約後のリスク対応などを扱っています。面接では、制度の有無だけでなく、譲受企業の審査を誰が最終判断するか、両当事者へどのように説明するかを確認すると、公式方針と実務の接続が見えます。

M&A仲介会社の事業規模・成長性を比較

公開された業績を見ると、主要各社はいずれも大きな事業基盤を持ちます。ただし、決算期と連結範囲が異なるため、金額の単純順位ではなく規模感継続性人材への投資余力を読む材料にしてください。

スクロールできます
企業・グループ公式開示期間・範囲読み方
日本M&AセンターHD売上高50,257百万円、成約1,061件2026年3月期・連結大規模な案件・提携基盤
M&Aキャピタルパートナーズ売上収益22,449百万円2025年9月期・連結、百万円未満四捨五入高い収益規模と選抜採用
ストライク売上高203億円、11期連続増収2025年9月期継続成長と複数チャネル
クオンツ総研HD売上高16,602百万円FY2025/9・グループM&A総研以外も含む範囲に注意
インテグループIR資料を公開東証グロース上場売上だけでなく一人当たり経験を確認
出所:日本M&AセンターHD 2026年3月期通期決算説明資料 公式PDF、MACP第20期有価証券報告書 公式PDF、ストライク公式発表 公式ページ、クオンツ総研HD業績ハイライト 公式ページ(各期間は表内記載。MACPは連結売上収益22,448.727百万円を百万円未満四捨五入)

会社の成長から、個人の案件数や昇進機会を直接推定することはできません。日本M&AセンターHDの売上高・成約件数、ストライクの連続増収は、各社の事業基盤を知る材料です。転職判断では、その基盤が配属先の案件配分・教育・審査にどう反映されるかを別に確認します。

連結と単体は分けて読みます。日本M&AセンターHDとクオンツ総研HDの数値はグループ範囲を含み、応募する事業会社・部門の案件規模をそのまま示すものではありません。業績数値は企業理解の入り口とし、応募職種の募集要項と分けて読みましょう。

M&A仲介会社の年収・インセンティブを比較

年収比較では、提出会社の平均給与募集時の固定条件在籍期間別の平均を同じランキングにしないでください。対象者と算定方法が違うため、金額順に並べても入社後の年収順位にはなりません。

スクロールできます
企業公式公開値対象・時点応募時の確認点
M&Aキャピタルパートナーズ2,265.8万円提出会社平均、2025年9月期初年度固定部分と賞与条件
日本M&Aセンター1,182.1万円事業会社単体、2023年度配属部門と最新提示条件
M&A総合研究所未経験者420万円+住宅補助+インセンティブ中途採用の募集時条件、2026年8月12日確認配属部門とインセンティブ条件
インテグループ1,666万円 / 2,384万円全コンサルタント / 2年超、2025年5月末初年度360万円〜との接続
ストライク固定給+成約インセンティブ採用サイトの報酬制度、2026年8月12日確認等級、基準超過額、支給時期
出所:MACP第20期有価証券報告書日本M&AセンターESGデータM&A総合研究所公式採用インテグループ採用サイトストライク採用サイト(2026年8月12日確認)。平均給与と募集時条件は同じ指標ではありません。

高い平均年収が示すもの

高い平均年収から分かるのは、対象集団に実際に支給された年間給与の平均です。報酬原資、個人とチームの配分、入社後の到達時期までは示しません。応募時には公開平均と自分の提示条件を分けることが必要です。

M&Aキャピタルパートナーズの2,265.8万円は、2025年9月期の提出会社平均です。一方、M&A総合研究所の420万円は未経験者向けの募集時条件で、住宅補助とインセンティブが別にあります。インテグループの1,666万円と2,384万円は、コンサルタント全体と在籍2年超の平均です。対象が異なるため、金額だけで順位を付けることはできません。

条件通知で分けて確認する4項目

  • 固定年収と固定残業代の内訳
  • 個人・チーム・上司へのインセンティブ配分
  • 売上計上、入金、在籍要件など支給確定の条件
  • 入社一時金の返還条件と2年目の年収変化

ここはリメディの見解ですが、M&A仲介会社では平均年収より先に、案件獲得経路と初成約までの支援体制を見るべきです。成果報酬の上限が高くても、立ち上がり期に案件へアクセスできなければ、本人が期待する報酬には結びつきません。

案件の獲得経路・担当制を比較

M&Aアドバイザーの成果を分けるのは、案件を待つか自らつくるかという単純な二択ではありません。提携先からの紹介広告・セミナー流入オンライン市場と自己開拓をどう組み合わせるかが会社ごとに異なります。

スクロールできます
企業公式情報で確認できる入口担当の特徴活かしやすい経験
日本M&Aセンター会計事務所・金融機関等の提携網組織と専門部署を活用金融、士業連携、地域企業営業
M&Aキャピタルパートナーズ担当者の開拓・提案力成果への個人責任が大きい高単価法人営業、トップ営業
ストライク広告、セミナー、提携先、SMART成約まで一気通貫+専門家支援複数チャネル営業、調整力
M&A総合研究所公式採用で営業職務を開示案件配分・担当範囲を面談で確認応募要件と前職実績の接続を確認
インテグループコールドコール等の案件発掘一人の主担当が全工程を担う新規開拓、自己管理、交渉
出所:日本M&Aセンター統合報告書2025、各社公式M&Aコンサルタント募集要項(2026年8月12日確認)

一気通貫型で得られる経験

案件発掘から価値算定、相手探索、条件交渉、DD調整、最終契約まで担当すれば、各工程が次の判断にどう影響するかを実務で学べます。ただし、複数案件を並行すると負荷と判断責任も増えます。上司・会計士・弁護士へ相談できる工程と頻度を確認してください。

組織・分業型で得られる経験

提携網、買い手候補データ、専門部署があっても、配属後の案件数や担当範囲は分かりません。面接では「ソーシング、価値算定、マッチング、契約交渉のうち、自分が主担当になる工程はどこか」と質問してください。

リメディが扱うハイクラスの非公開ポジションを、年収・職種で絞り込んで確認できます。
経歴を登録された方には、合致するポジションのスカウトが届くこともあります。

遷移先で年収・職種から絞り込めます

育成・働き方を比較

育成と働き方は、公開値がそろわないため順位付けできません。代わりに、研修後の案件参加初成約までの評価繁忙期の案件数を比較します。厚生労働省job tagは、M&Aプロセスを一人で遂行できるまで5〜8年を目安としており、短期研修だけで完成する職種ではありません。

スクロールできます
企業公開された育成・働き方材料比較上の注意面接質問
日本M&Aセンター研修・キャリア制度、2023年度離職率17.0%、有給取得率46.8%年度と単体範囲に注意配属部門の直近値は
M&Aキャピタルパートナーズ2025年9月期平均勤続3.30年、募集要項勤続年数だけで定着理由は分からない初成約前の評価は
ストライク一気通貫+社内会計士・弁護士の支援支援頻度は配属で確認案件レビューは週何回か
M&A総合研究所メンター制度、資格取得補助、社内ライブラリー制度の利用頻度と案件レビューは別途確認配属部門の同行・レビュー頻度は
インテグループ未経験68%、研修約2か月、初成約中央値12か月、固定残業30時間いずれも公開時点・対象を確認未成約期間の同行支援は
出所:厚生労働省job tag 公式ページ、各社公式ESG・有報・採用ページ(2026年8月12日確認)

固定残業時間は実残業時間ではない

公式に確認できる具体例は、インテグループの募集要項にある30時間の固定残業代です。固定時間は実残業の平均や上限を示すものではありません。面接では「直近の平均と繁忙月」「固定時間の超過実績」「超過分の申請方法」を聞き、募集要項の制度と配属先の運用を分けます。

初成約の速さだけを競わない

インテグループの初成約中央値12.0か月は、立ち上がりを考える具体的な材料です。ただし、他社に同一定義の開示がない以上、会社横断順位にはできません。初成約までに何件の同行、価値算定、案件会議を経験するかも合わせて聞きましょう。

前職・キャリア志向別にM&A仲介会社を選ぶ

会社選びは、自分の前職で誰に売ってきたかどの資料で意思決定を支えたか今後どの工程を専門にしたいかから逆向きに考えます。年収だけでなく、入社後に成果を出す確率を高める比較です。

スクロールできます
前職・志向検討しやすい会社タイプ活かせる経験下振れ条件
高い法人営業実績選抜・高成果報酬型新規開拓、決裁者折衝案件獲得の再現性がない
銀行・証券ネットワーク型・地域密着型財務分析、経営者接点自ら案件化する力を示せない
FAS・会計・法務FA型・専門家連携型DD、価値算定、契約支援顧客開拓を避けたいだけ
法人営業で高い成果一気通貫・自己開拓型新規開拓、決裁者折衝固定部分と案件獲得責任が合わない
特定産業の経験業界特化型商流、顧客網、論点理解案件母数が志向と合わない
体系的な育成を重視研修・レビュー開示型学習習慣、フィードバック活用受け身で案件獲得を待つ
出所:各社公式募集要項と厚生労働省job tagの職務・就業経路をもとにした編集判断。採用・入社後成果を保証する分類ではありません。

M&A仲介と他業界・隣接職種を比較する

M&A仲介は、法人営業の顧客開拓、経営コンサルティングの課題整理、監査・会計専門職の財務知識と重なる部分があります。一方、厚生労働省job tagの職務説明を比べると、個別のM&A取引を選定から交渉・契約まで進捗管理する点が、他の職種と比べる軸になります。

スクロールできます
業界・職種仕事の中心仕事の進め方M&A仲介と比べる論点
M&A仲介・アドバイザリー対象の選定、交渉、契約締結までの進捗管理法律・財務の専門知識と顧客折衝を併用営業と取引全体の進行を両方担う
経営コンサルティング経営戦略・組織人事・業務改善の提案と支援情報収集・分析と提案、専門家チーム課題分析から提案までか、個別取引の契約までか
監査・会計専門職財務書類の監査と独立した意見表明会計・監査の専門性による検証証明・検証中心か、顧客開拓と取引交渉も担うか
法人営業企業への商品・サービスの提案・販売対象顧客、新規・既存、対面・非対面で方法が分かれる顧客開拓に加え、財務・法務と取引進行を担えるか
出所:厚生労働省job tag「M&Aアドバイザー」「経営コンサルタント」「公認会計士」「営業の仕事」(2026年8月12日確認)

前職との共通点だけでなく、入社後に追加で担う仕事を確認してください。法人営業経験者なら財務・法務と取引進行、コンサル経験者なら案件獲得と契約交渉、会計専門職なら顧客開拓と両当事者の調整が、比較時に確認する追加実務です。

高成果の法人営業経験者

M&Aキャピタルパートナーズの公式採用ページは、金融営業の上位成績者、営業志向を持つ士業資格者、各業界のトップセールス経験者などを応募者像として示しています。同社へ応募する場合は、過去の成果に加え、対象顧客、新規開拓、決裁者との折衝経験を事実で整理します。この応募者像を他社の採用基準として一般化はできません。

金融・専門職経験者

財務知識があるだけではなく、経営者の意向を整理し、複数の利害関係者を動かした経験が重要です。営業主軸の仲介会社か、分析・エグゼキューションを深めるFA・専門部署かで、志望理由を分けましょう。

業界未経験者

業界未経験者にとっては、研修後に担当する営業チャネル、同行回数、案件会議への参加、簿記等の学習条件が選択基準になります。日本M&Aセンターの採用FAQのように、正社員登用条件として資格を示す会社もあるため、応募時条件と登用条件を区別してください。

M&A仲介業界の選考対策と相談準備

公式IRと採用ページから、会社の業態、募集職務、報酬の公開範囲を確認できます。まず応募先ごとの差を一文で説明し、次に前職の経験をどの案件獲得経路で生かせるかを整理してください。

一方、配属部門の案件数、インセンティブ配分、直近の離職・残業、面接で見られる点は、5社共通の定義では公開されていません。公開値と募集要項を照合し、分からない項目を面接質問にまとめておくと、会社別の選考準備と条件比較を進めやすくなります。

相談で確認する値があるのは、会社ごとに開示範囲が違うからです。日本M&Aセンターは離職率・有給取得率、M&Aキャピタルパートナーズは平均勤続年数、インテグループは初成約までの中央値を示しています。開示されていない項目を「良い」「悪い」と補完しないことが、条件比較の精度を保ちます。

相談前に、希望年収だけでなく「新規開拓と紹介案件のどちらで力を出せるか」「一気通貫と分業のどちらを求めるか」「固定給の下限をどこまで許容するか」をメモしておくと、応募先の優先順位を具体化できます。

M&A仲介会社選びで成功するポイント

成功する会社選びは、求人票面接オファー条件の3段階で同じ論点を追いかけることです。各段階で別の話を聞くのではなく、案件獲得、担当制、育成、報酬の整合を確認します。

3段階で確認する

求人票では事実を分解する

仕事内容をソーシング、価値算定、マッチング、DD調整、契約交渉に分けます。給与は固定給、固定残業、個人賞与、チーム賞与、一時金へ分解し、曖昧な「高年収可能」をそのまま受け取りません。

面接では運用を質問する

「若手の案件レビューは誰が、どの頻度で行いますか」「譲受企業審査の最終判断者は誰ですか」「固定残業時間を超えた月の割合はどの程度ですか」と質問します。制度名ではなく、実際の運用を聞くのがポイントです。

案件獲得では、日本M&Aセンターの提携基盤、ストライクの複数チャネル、インテグループの自ら発掘する仕事を念頭に、自己開拓と紹介案件の実際の比重を聞きます。担当制では、ストライクの一気通貫と社内専門家支援の開示を参考に、自分の決裁範囲とレビューを受ける工程を分けて確認してください。

オファーでは書面へ落とす

口頭説明と労働条件通知書の固定年収、試用期間、賞与条件、固定残業、勤務地を照合します。入社一時金がある場合は返還条件、再応募を考える場合は制限期間、現職退職日を決める前には選考・入社日程も確認してください。

年収表では、提出会社平均、募集時条件、在籍期間別平均を区別しました。オファー時も、固定部分、個人・チームの賞与、支給確定の条件を分ける必要があります。そのうえで、公開平均ではなく、労働条件通知書に書かれた条件を最終判断に使います。

スクロールできます
論点求人票面接オファー
案件獲得記載チャネル活動比率・目標担当部門
担当制職務範囲決裁・レビュー職位・役割
育成研修制度同行・案件会議試用期間の評価
報酬想定レンジ算定・配分書面の固定・変動
働き方固定残業・休日直近運用勤務地・労働条件
出所:各社公式募集要項の開示項目と、公開情報で確認できない制度の落とし穴をもとに整理

M&A仲介業界の企業選びに迷ったら

M&A仲介会社の比較では、高い平均年収だけでなく、案件を得る方法初成約までの育成を見てください。法人営業、金融、FAS、業界専門のどの経験を使うか決まれば、応募先の優先順位は自然に絞れます。

個社の給与・採用情報を深掘りする場合は、日本M&AセンターM&AキャピタルパートナーズM&A総合研究所の個別記事も参照してください。比較表を自分の経歴へ落とし込めないときは、案件経路・担当制・条件の3点を整理して相談するのが次の一歩です。

関連記事

会社ごとの給与採用条件業務の違いは、以下の個社記事で詳しく確認できます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次