
立教大学を卒業後、大手不動産デベロッパーに新卒で入社。富裕層向けの不動産売買を担当し、手数料売上ランキングで上位5%に入る成績を達成。その後、ヘッドハンティングファーム「アサイン」に、創業間もないタイミングで参画。ヘッドハンターとして20代から30代のマネジメント層の支援に従事。同時にCRM部門のセールス責任者として15名のメンバーをマネジメントした経験を有する。リメディには、ヘッドハンティングをきっかけに入社を決意。シニアコンサルタントとして、M&Aアドバイザリーファームや戦略・総合コンサルティングファーム等の役員層とのコネクションを強みとした転職サポートに従事。これまで2,000名以上の転職支援に携わり、20代からエグゼクティブ層まで幅広い支援を行い、業界トップクラスの実績を誇る。
事業会社やSIerで管理職・PMを務めてきた人が、外資系・総合系コンサルのマネージャー職位に中途で応募すると、面接ではケースの出来よりも、案件の獲得からデリバリーまでの責任、チームの組成と育成、プロジェクトの立て直し、経営層との対話の4点を、自分が担った範囲として説明できるかが問われます。この4点は、KPMGコンサルティング、アビームコンサルティング、PwCコンサルティングのマネージャー級の募集要項に並ぶ要件を整理したものです。本記事では、評価基準ごとの深掘り質問と回答の組み立て方を、経歴別の準備の重点とあわせて示します。
本記事のポイント
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 面接で確かめられること | 案件の獲得〜デリバリー、チームの組成と育成、プロジェクトの立て直し、経営層との対話 |
| 選考の進み方 | 書類選考のあと複数回の面接。適性検査やWebテストはポジションにより実施 |
| ケース面接 | 部門・職種によって実施。応募先で実施の有無を確認する |
| 経歴別の準備 | 現職コンサル・事業会社管理職・SIerのPMで、補う論点が違う |
| 準備資料 | 代表案件の振り返りメモ、体制図、立て直しの経緯、職務経歴書との対応表 |
| 相談を検討する場面 | 職位の見込みが立たない、代表案件を選べない、併願先で話し方を変えるべきか迷う |
マネージャー採用の面接で確かめられる4つの責任
マネージャー職位の面接で見られるのは、個人として成果を出せるかではなく、案件とチームの結果に責任を持てるかです。各社の募集要項に並ぶ要件をまとめると、その責任は次の4つに分かれます。
| 責任 | 募集要項の記載 | 面接で確かめられること |
|---|---|---|
| 案件の獲得からデリバリー | 「案件発掘から提案・受注・デリバリーまで主体的に推進できること」(KPMGコンサルティング) | 提案に関わった範囲と、受注後に品質・納期を守った範囲 |
| チームの組成と育成 | 「提案・プロジェクトチームの組成力と牽引力」(KPMGコンサルティング、シニアマネジャー)、「チームでの価値発揮・育成にも意欲的な方(マネージャー以上)」(アビームコンサルティング) | 体制をどう組み、メンバーをどう伸ばしたか |
| プロジェクトの推進と立て直し | 「PMまたはPMO実行スキル」(KPMGコンサルティング)、「複数プロジェクトでのマネジメント経験」(アビームコンサルティング) | 遅延や品質問題が起きたときの判断 |
| 経営層との対話 | 「C‐クラスエグゼクティブを始めとしたクライアントリレーションの構築と維持」(KPMGコンサルティング)、「事業部長や経営層に対して高い品質でサービス提供できること」(PwCコンサルティング) | 役員・部門長と論点をそろえて合意を取った経験 |
4つは独立した項目ではなく、案件を取る人が体制を組み、崩れたときに立て直し、経営層に結果を説明するという一続きの責任です。
案件の獲得からデリバリーまで責任を持てるか
KPMGコンサルティングの食品飲料・消費財業界担当の募集では、シニアマネジャー・マネジャーにプロジェクトの獲得とデリバリーを主体的に担うことを求めています。事業会社の管理職は「受注」の経験が少ないことが多いので、社内予算の獲得や新規施策の承認取りを、提案から実行までの流れとして話す準備をしておきましょう。
チームを組成し、メンバーを育てられるか
同じ募集でも、マネジャーには「リード経験」、シニアマネジャーには「リード・マネジメント経験」と職位で表現が分かれています。何人のチームを、どのような役割分担で動かし、誰をどう育てたかまで話せると、応募職位との距離が面接官に伝わります。
遅延や品質問題からプロジェクトを立て直せるか
KPMGコンサルティングのSalesforce領域の募集(マネジャー以上)は、プロジェクト管理をマネジャーとして担当することを業務に挙げ、応募資格にチーム・マネジメント能力を入れています。順調な案件より、計画が崩れたときに何を優先し、誰と合意して立て直したかの方が、管理職としての判断を示しやすい題材です。
経営層と論点をそろえて対話できるか
PwCコンサルティングのITターンアラウンドコンサルタントの募集は、調査・ヒアリング・分析・資料作成・プレゼンで事業部長や経営層に高い品質を出せることを求めています。役員報告で論点を絞った経験や、反対する部門長と合意した経験は、この責任に当たる材料になります。
4つを自分の案件に当てはめると、話せる責任と手薄な責任が分かれます。手薄な責任を別の案件で補えるのか、職位の見込みを変えるべきなのかを、応募前に決めておくと面接の軸がぶれません。
経歴別に変わる面接準備の重点
同じマネージャー職位への応募でも、前職によって深掘りされる点が変わります。自分の経歴に近い行から準備を始めてください。
| 経歴 | 強みとして話しやすい経験 | 深掘りされやすい点 | 準備の重点 |
|---|---|---|---|
| 現職コンサル(マネージャー手前・昇格直後) | 提案書作成、クライアント折衝、チームの日々の運営 | 自分が主担当だった範囲と、上位者の判断との境目 | 案件ごとに「自分が決めたこと」を分けて書き出す |
| 事業会社の管理職 | 部門運営、予算管理、全社施策の推進、社内調整 | 社外のクライアントに価値を出す場面で同じ動きができるか | 社内の承認取りや部門横断の調整を、提案と合意形成の経験として説明する |
| SIer・ITベンダーのPM | 大規模プロジェクトの進行管理、品質・納期の管理、ベンダー調整 | システム導入の前段にある構想や業務課題の議論に関われるか | 要件の背景にあった経営・業務上の論点を自分の言葉で話せるようにする |
現職コンサルでマネージャー手前・昇格直後の人
ファーム出身者には、アビームコンサルティングのManager以上の募集のようにリードまたは主担当として推進した経験と、複数プロジェクトでのマネジメント経験が求められます。上位者の指示で動いた部分と自分で判断した部分が混ざると、職位の評価が下がりやすくなります。案件ごとに、自分が決めたことを1〜2点に絞って話せるようにしてください。
事業会社で部門やプロジェクトを率いてきた管理職
アビームコンサルティングの同じ募集は、事業会社出身者について、経営企画・財務・経理・人事・情報システムなどの機能部門で変革をリードした経験を必須に挙げています。部下の人数や予算規模だけでは足りません。何を変えたのか、反対や制約をどう扱ったのかまで説明できると、社外の顧客に同じ動きができるかという問いに答えやすくなります。
SIer・ITベンダーでPMを務めてきた人
進行管理の実績は、PM/PMOの要件にそのまま当たる強みです。一方、KPMGコンサルティングの消費財業界担当の募集は、企業課題の根本原因を見える化し、解決案をロジカルに説明するアウトプット力も求めています。要件定義で終わらせず、その要件が生まれた業務上・経営上の理由まで話せるようにしておきましょう。
公式情報で確認できる選考フローとファームごとの違い
選考フローを公開しているアクセンチュア、KPMGコンサルティング、アビームコンサルティングは、いずれも書類選考と複数回の面接を基本にしています。3社とも面接の具体的な回数は示していないため、回数は応募したポジションごとに採用担当者へ確認してください。
| ファーム | 公開されている選考ステップ | 期間・連絡の目安(公開範囲) |
|---|---|---|
| アクセンチュア | 書類選考と複数回の面接。ポジションによってWebテスト | 目安は1~2か月程度。同時に複数ポジションの選考は受けられない |
| KPMGコンサルティング | 書類選考・適性検査(対象者のみ)→応募部署による複数回の面接→オファー面談→内定 | 公開なし |
| アビームコンサルティング | 書類選考→複数回の面接(ポジションによりWebテスト)→オファー | 応募書類の受領後、1週間程度で書類選考の結果を連絡 |
| PwCコンサルティング | 募集要項ごとの登録フォームから応募 | 募集要項に「選考の結果に関わらず10日間以内」に連絡と記載 |
見落としやすいのは応募の順番です。アクセンチュアは同時に選考を受けられないため、第一希望のポジションから応募し、他の希望は備考欄か採用担当者に伝えるよう案内しています。職位と部門の希望が複数ある人は、応募前に優先順位を決めておくのが先です。コンサル業界全体の面接の流れや逆質問の基本は、コンサル業界の面接対策で確認できます。
ケース面接が入るかは部門と職種で変わる
アクセンチュアの採用チームは、ケース面接をビジネス コンサルティング本部や一部の職種で実施すると説明しています。KPMGコンサルティングとアビームコンサルティングの選考案内には、ケース面接の有無は書かれていません。マネージャー職位の応募だからいつも課される、あるいは免除されると決めつけず、応募先ごとに確認してください。
応募前に確認しておきたい質問
- このポジションの面接は何回で、それぞれどの立場の方が担当しますか
- ケース面接や筆記・Webテストはありますか。ある場合はどの段階ですか
- 入社時の職位はいつ、どの情報をもとに決まりますか
- 同じ部門で別の職位の募集に切り替えて検討してもらうことはできますか
4つの質問の答えは、同じファームでも部門やポジションで変わります。管理職経験を生かせそうなコンサルの募集を部門と職位で絞り、業務内容を比べて確認したい募集を2〜3件に決めておくと、採用担当者への質問も具体的にできます。
評価基準ごとの深掘り質問と回答の組み立て
深掘り質問は、4つの責任それぞれについて「そのとき何を判断したか」を確かめる形で出てきます。次の表は、募集要項の要件を質問と回答の型に置き換えたものです。
| 評価基準 | 深掘り質問の例 | 良い回答の構造 | NG回答 | 準備資料 |
|---|---|---|---|---|
| 案件の獲得 | 提案の段階で、あなたはどこまで関わりましたか | 相手の課題→自分が立てた提案の筋→承認・受注までの関わり | 「営業担当が取ってきた案件を担当しました」で終わる | 提案書や企画書の構成メモ |
| デリバリー責任 | 品質と納期をどう管理しましたか | 管理の仕組み→問題の早期発見→判断→結果 | 「スケジュールどおりに進めました」だけ | 体制図、主要な判断の時系列 |
| 立て直し | 一番うまくいかなかった案件で、何をしましたか | 起きたこと→優先順位の付け直し→関係者との合意→その後の再発防止 | 他部署やベンダーの責任を中心に話す | 遅延・品質問題の経緯メモ |
| 育成 | メンバーをどう育てましたか | 相手の課題→任せた仕事→支援の仕方→本人の変化 | 「背中を見せて育てました」のような抽象論 | 育成した人の担当範囲の変化 |
| 経営層との対話 | 役員の反対をどう扱いましたか | 反対の理由→論点の絞り込み→合意した内容 | 「丁寧に説明して納得してもらいました」 | 報告資料の論点メモ |
| 志望動機 | 今の会社ではできないのですか | 現職でできたこと→できない理由→応募先で担いたい役割 | 現職への不満だけを並べる | 応募先の募集要項と自分の経験の対応表 |
志望動機の行は、アクセンチュアの採用チームが挙げる問い「現職や今の環境では、(やりたいことが)できないのか?なぜできないのか?」を受けています。管理職経験者は現職で一定の裁量を持っているぶん、なぜ今ファームなのかをより具体的に問われやすい立場です。
回答は「状況・自分の判断・関係者・結果・次に活かしたこと」の順で
アクセンチュアの採用チームは、チームリードやマネジメント、育成の経験について、どのような役割でどのような成果を生んだのかを語れると良いと説明しています。マネージャー職位では、ここに「自分が判断したこと」と「誰と合意したか」を加えます。
- 状況:案件の目的、体制、自分の立場を1〜2文で
- 自分の判断:選択肢と、そのなかから選んだ理由
- 関係者:合意を取った相手と、反対や制約への対処
- 結果:数値や事実で示せる変化
- 次に活かしたこと:同じ場面で今ならどうするか
ここはリメディの見解ですが、時系列で経緯を追うより、この順で判断の筋を先に示すほうが、深掘りされても話がぶれません。「立て直し」の経緯メモも時系列のままにせず、この5項目の順に並べ直しておくと、経緯を問われたときも判断の理由から話せます。
マネージャー経験者のケース面接で見られる点
ケース面接が課される場合、マネージャー経験者は答えを実行に移す段取りまで話せるかで若手との差が出ます。フレームワークや計算の基礎は、ケース面接対策本の選び方で練習方法を確認しておくと効率的です。
若手との違いは「実行の段取り」まで話すこと
アクセンチュアの採用チームは、ケース面接について、前提や仮説、考察の過程を示したうえで最も影響があるテーマに絞って説明するよう勧めています。また、自身の経験から得た知見も生かしてストーリーで語ることを挙げています。
ここはリメディの見解ですが、管理職経験者はこの「経験から得た知見」として、打ち手を誰がどの順で実行するか、現場の抵抗をどう扱うかに触れると、マネージャー職位で応募する理由を示しやすくなります。ただし、論点の整理が先です。実行の話で構造の甘さを補おうとしないでください。
当日に落ち着いて進めるための公式の心得
同じ採用チームの解説では、面接を始めて5~10分後にケース面接を始めることもあるとしています。経歴の質問だけだと思い込まず、どちらにも切り替えられるよう準備しておきます。
- 用語や質問の意図が分からなければ、その場で確認する
- 答えがまとまらないときは、いったん時間を取って条件を確認する
- 必要に応じて紙やホワイトボードで視覚的に説明する
- 面接官の説明にある言葉から、解決の手がかりを拾う
どれも、クライアントとの打ち合わせでマネージャーが日常的に行う動きです。確認の質問をためらわない姿勢そのものが、職位にふさわしい振る舞いとして見られる場面でもあります。
管理職経験が伝わらない回答と伝わる回答
管理職経験があっても、話し方によっては職位相当の経験に見えません。よくある3つの型と、言い換えの方向を示します。
肩書きで語る回答
「課長として部門を率いていました」は、会社によって範囲が違うため、面接官には規模が伝わりません。人数・予算・責任範囲に分けて話します。
| 伝わらない回答 | 伝わる回答の構造 |
|---|---|
| 課長として部門を率いていました | 何名のチームで、どの範囲の予算・品質・納期に責任を持ち、自分の判断で何を変えたか |
| 大規模プロジェクトのPMでした | 体制のなかでの立場、意思決定できた範囲、上位者に上げた判断 |
| 経営層への報告を担当していました | 報告の目的、絞った論点、報告を受けて決まったこと |
ここはリメディの見解ですが、KPMGコンサルティングの募集要項がマネジャーには「リード経験」、シニアマネジャーには「リード・マネジメント経験」と書き分けているように、肩書きより、自分の経験がチームをリードした範囲までか、メンバーのマネジメントまで含むかを示すほうが、応募職位に合うかを面接官が判断しやすくなります。
成功事例だけを並べる回答
うまくいった案件ばかりだと、計画が崩れたときの判断が見えません。遅延や品質問題を1件選び、何を優先し、何を諦めたかまで話すと、PM/PMOとしての推進力を示せます。他部署やベンダーへの不満が中心にならないよう、自分の判断に焦点を戻してください。
「チームで頑張った」で終わる回答
チームの成果を強調する姿勢は大切ですが、マネージャー職位では自分が担った役割を切り分けて話す必要があります。誰に何を任せ、どこで自分が介入したかを示すと、育成と管理の両方が伝わります。
書き直した回答は紙の上で整って見えても、声に出して深掘りを受けると崩れることがある点に注意してください。肩書き・成功事例・チームの3つの型のどれに戻ってしまうかは、第三者に質問を重ねてもらうと見つけやすくなります。
職務経歴書と面接回答をそろえる
面接の深掘りの起点になりやすいのは、職務経歴書に書いた案件です。書類に書いた規模や役割と、面接で話す内容がずれると、どちらが実態なのかを確かめる質問が増えます。
まず、職務経歴書の代表案件ごとに、上の評価基準の表のどの責任に当たるかを1対1で対応させます。対応が付かない案件は、面接で話す優先度を下げてかまいません。マネージャー級の書類で強調する実績や書き方の例は、コンサルのマネージャー級の職務経歴書の書き方にまとめています。
- 書類の人数・期間・役割の表記を、面接で話す数字と一致させる
- 書類で「リード」と書いた案件は、自分が決めたことを面接で添える
- 書類に書いていない案件を面接で話す場合は、なぜ書かなかったかを説明できるようにする
面接前に準備する資料と、逆質問・オファー面談で確認すること
面接前に手元へ置く資料は、代表案件を判断の順に並べたメモが中心です。暗記用の原稿ではなく、深掘りに答えるための材料として作ります。
| 準備資料 | 使う場面 | 作り方 |
|---|---|---|
| 代表案件メモ(2〜3件) | 職務経歴・深掘り質問 | 状況・判断・関係者・結果・次に活かしたことの順で1件1枚 |
| 体制図 | チーム運営・育成の質問 | 自分の位置、任せた範囲、報告先を1枚に |
| 立て直しの経緯メモ | うまくいかなかった案件の質問 | 問題が起きた時点、優先順位の付け直し、合意した相手 |
| 募集要項との対応表 | 志望動機・逆質問 | 応募先の必須・歓迎要件と自分の経験を並べ、足りない点も書く |
| 他社応募の整理 | 転職活動状況の質問 | 会社選びの判断基準と、各社をどう位置付けているか |
他社応募の整理を入れているのは、アクセンチュアの採用チームが面接で他応募企業や志望度、会社選びの判断基準を聞くことがあると説明しているためです。同じ解説で、志望度や応募企業を理由に不合格にはしないとも述べています。単願のように見せる必要はなく、判断基準が明確であることを伝えれば足ります。
逆質問は職位と役割の確認に使う
マネージャー職位の応募では、逆質問の使いどころは入社後の責任範囲の確認です。KPMGコンサルティングのようにオファー面談を設けているファームもあるので、面接で聞き切れなかったことはそこで確認します。
- 入社後、最初に担当する案件の規模と、自分が持つ責任範囲はどこまでですか
- マネージャーに期待する案件獲得への関わり方は、入社何年目からどの程度ですか
- チームのメンバー構成と、育成で期待される役割を教えてください
- 職位の評価は、いつ、どの観点で行われますか
マネージャー職位の面接を相談したほうがよいケース
4つの責任に対応する代表案件が揃っていれば、準備は自分で進めて問題ありません。迷いが職位や応募先の選び方にあるときは、第三者と整理したほうが早く進みます。
| 自分で準備を進めてよいケース | 相談で整理したほうが早いケース |
|---|---|
| 4つの責任それぞれに話せる案件がある | 手薄な責任があり、マネージャーで応募するか迷っている |
| 応募先と部門がすでに決まっている | 複数のファーム・部門を併願し、話し方を変えるべきか分からない |
| 職務経歴書と面接で話す案件が一致している | 書類と面接で、どの案件を代表にするか決め切れない |
| ケース面接の有無を応募先で確認できている | ケース面接と経歴面接の両方の準備時間が足りない |
前半で見たとおり、募集要項は職位ごとに求める経験を書き分けています。チームを率いて案件獲得からデリバリーまで責任を持ってきた人は、マネージャー職位で応募する準備に進めます。一方、自分のチームを持たずに個人の専門性で成果を出してきた人や、案件獲得には関わりたくない人は、一段下の職位で入社して担う範囲を広げる道も比べてください。職位ごとの難しさの違いは、コンサル転職の難易度で経験別に確認できます。
リメディでは、コンサル領域の転職を扱う担当者が、応募職位の見込みや代表案件の選び方、併願先ごとの面接準備を一緒に確認します。表の右側に当てはまる項目がある人は、話したい案件を一つ決めてから担当者を選ぶのがおすすめです。
よくある質問
コンサル未経験の管理職でも、マネージャー職位で応募できますか?
応募できる募集はあります。アビームコンサルティングのManager以上の募集は、事業会社出身者について機能部門で変革をリードまたは主担当として推進した経験を必須に挙げ、PwCコンサルティングのITターンアラウンドコンサルタントの募集も、事業会社でのM&Aや事業計画、IT企画の実務経験を応募資格に含めています。応募資格は募集ごとに違うため、個別の募集要項で確認してください。
マネージャー採用の面接は何回ありますか?
アクセンチュア、KPMGコンサルティング、アビームコンサルティングの選考案内は「複数回」と記載するだけで、具体的な回数は示していません。回数が分からないうちは、まず各回の面接官がどの立場の方かを採用担当者に尋ねておくと、回ごとにどの経験を厚めに話すかを決めやすくなります。
マネージャー職位でもケース面接はありますか?
部門と職種によります。アクセンチュアはビジネス コンサルティング本部や一部の職種で実施すると説明していますが、KPMGコンサルティングとアビームコンサルティングの選考案内には記載がありません。有無が分からない段階では、代表的なプロジェクトへの深掘り質問の準備を先に固め、ケースは論点の構造化から練習しておくと、課された場合にも慌てずに済みます。
選考にはどのくらいの期間がかかりますか?
アクセンチュアは目安を1~2か月程度とし、日程調整や応募職種で変わると説明しています。アビームコンサルティングは応募書類の受領後1週間程度で書類選考の結果を連絡するとしています。現職の繁忙期と重ならないよう、面接の候補日を早めに押さえておくと進めやすくなります。
面接で他社の選考状況を聞かれたら、正直に答えてよいですか?
答えてかまいません。アクセンチュアの採用チームは、志望度や応募企業を理由に不合格にすることはないと説明し、会社選びの判断基準が明確であることを意識して答えるよう勧めています。併願先をどういう基準で選んだかを一言添えると、志望動機との一貫性も示せます。

