
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
飯田 貞大 | IIDA Sadahiro
早稲田大学を卒業後、三菱UFJ銀行に新卒入社。4年間の勤務期間でベンチャーから上場企業まで500社以上の法人を担当。また、オーナー社長の相続、事業承継提案や個人の資産形成提案等にも従事。その後、2020年4月にプルデンシャル生命保険に転職。2年半営業として社内表彰を受賞する等活躍。その後マネージャーに昇格し、新規の採用と育成に従事する中で、200名を超える転職相談を実施。現在は自身のキャリアチェンジの経験も踏まえ、ハイキャリア層への転職サポートを行う。
アスエネの評判を公開情報で確かめると、ビジネス職の求人は原則出社・みなし残業45時間、エンジニア職の多くの求人ではフレックス勤務と在宅勤務が適用されるというように、働き方は職種で大きく分かれます。2026年7月にはシリーズDで135億円を調達し、環境省の表彰やB Corp認証といった外部の評価も受けています。ただし離職率や月平均の残業時間は公表されておらず、人事体制については、会社自身が「採用して終わり」ではない組織への進化を今後の重要テーマとして募集要項に挙げています。
本記事のポイント
アスエネは「やばい」「怪しい」と言われることがあるか
会社名で検索すると「アスエネ やばい」「アスエネ 怪しい」という候補が表示されます(2026年9月25日確認)。ただ、「やばい」「やめとけ」「ブラック」などを添えて調べた上位の結果には、否定的なタイトルの記事は見当たらず、「ブラック」で出てくるのは出資元のBlackRock系ファンドに関する報道や発表でした。入社前に確かめたいのは、固定残業の扱い、出社方針、人事体制の整備状況、非上場で業績が見えにくい点の4つで、本文後半で公式情報をもとに解説します。
残業・勤務時間は長いか
月平均の残業時間は公表されていません。ビジネス職の募集要項は勤務時間を9時〜18時とし、みなし残業(45時間)を設定しています。これは固定残業代に含まれる時間数で、実際に働いた時間を示すものではありません。バックエンドやSREなどのエンジニア職の募集要項には、フレックス勤務と在宅勤務の適用が記載されています。参考として、厚生労働省の毎月勤労統計調査では、2025年の情報通信業(一般労働者)の所定外労働時間は月16.5時間でした。
離職率は高いか
離職率と平均勤続年数は公表されておらず、数字で高い・低いを判断する材料はありません。同社は人事マネージャーの募集要項で、これまで採用強化を最優先に組織を広げてきたとし、今後は入社後の定着や育成を強化すると説明しています。業界の参考値として、厚生労働省の雇用動向調査では、2025年に情報通信業の一般労働者の10.0%が離職しました(産業計は11.4%)。
リモートワークはできるか
職種によって異なります。営業、カスタマーサクセス、コンサルタントの募集要項は原則オフィスワークで、職種・条件次第で一部リモートワークがあると記載しています。一方、システム導入コンサルタントや人事マネージャー候補などの募集要項には、週1日の在宅勤務が可能で、家庭の事情があれば週2〜3日への変更も相談できると書かれています。コンサルタント職の管理職はリモート勤務が可能です。バックエンド、SRE、エンジニアリングマネージャーの募集要項には、フレックス勤務と在宅勤務の適用が明記されています。
中途・第二新卒でもやっていけるか
インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの求人は第二新卒歓迎で、経験よりも意欲・ポテンシャルを重視すると記載しています。システム導入コンサルタントには未経験可の枠もあります。採用ページの年齢別割合は30代が49%、20代が32%です。入社後の育成は人事が強化を進めている段階のため、配属先の教育の進め方は面接で確認しておくと安心でしょう。
「アスエネキャリア」の評判とは何が違うか
アスエネキャリアは、アスエネが運営するサステナビリティ特化の転職サービスの名称です。サービスを利用した人の評判と、転職先としてのアスエネ株式会社の評判は別の話になります。ここで扱うのは後者で、社員として働く場合の条件や組織の状況を公開情報から確認しています。
アスエネに向いている人はどんな人か
1. スピードを重視して動ける人
同社のValuesは「GO FAST」として即レス・即対応を掲げ、別の項目では年功序列はなく実力主義だと明記しています。速い判断と行動で成果を出したい人には、価値観が合いやすい会社です。
2. 脱炭素・ESGの実務に関わりたい人
事業はCO2排出量の算定・削減・報告から、ESG評価、サプライチェーン管理、カーボンクレジットまで広がっています。企業の開示や削減の実務に近い場所で働きたい人に向いています。
3. 制度づくりにも関わりたい人
人事の募集要項は、オンボーディングの強化やミドルマネジメント層の育成をこれからのテーマに挙げています。制度が整いきっていない状況を、自分で仕組みを作る機会と受け止められる人に合う環境です。
離職率や月平均の残業時間、評価制度の運用状況は、公開情報だけでは確かめきれない項目です。希望する職種でこれらをどう確かめればよいかは、担当者との面談で面接前に聞くべき質問として具体的に整理できます。
アスエネとはどんな会社か
アスエネは、CO2排出量の見える化・削減・報告を支援するクラウドサービス「ASUENE」を起点に、脱炭素・ESG経営を支えるサービスを展開するスタートアップです。三井物産で再生可能エネルギーの事業投資を担当した西和田浩平氏が2019年に創業し、非上場のまま国内外に拠点とグループ会社を広げてきました。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | アスエネ株式会社(ASUENE Inc.) |
| 設立 | 2019年10月 |
| 代表者 | Founder 代表取締役CEO 西和田 浩平 |
| 資本金 | 151億円(資本剰余金含む) |
| 従業員数 | 約530名(2026年7月時点、業務委託込) |
| 本社 | 東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア6階 |
| 国内拠点 | 東京本社、名古屋支社 |
| 展開国 | 日本、シンガポール、米国、英国、タイ、フィリピン |
| 上場区分 | 非上場 |
非上場のため有価証券報告書は公開されておらず、売上高や利益は非公開です。平均年収や離職率も公表されていません。従業員数は業務委託を含む概数で、正社員の人数は分かりません。
事業と組織の特徴
主力は、AIサステナビリティ統合プラットフォーム「ASUENE」、サプライチェーン管理の「ASUENE SUPPLY CHAIN」、ESG評価の「ASUENE ESG」です。カーボンクレジットのCarbon EX株式会社や、第三者保証を担うアスエネヴェリタス株式会社など、グループ会社が手がける事業もあります。海外では米国のNZero, Inc.や英国の2degrees Limited(Secaro)をグループに加え、2026年9月16日にはTBMの「ScopeX」顧客基盤をM&Aで承継したと発表しました。
| 年齢別 | 割合 | 職種別 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 32% | Tech | 34% |
| 30代 | 49% | Sales | 27% |
| 40代 | 18% | Biz | 21% |
| 50代以上 | 1% | Corp | 11% |
| - | - | Biz Dev | 7% |
年齢別割合では20〜30代が8割を占め、50代以上は1%にとどまります。職種ではTechが最も多く、Salesが続きます。50代以上の社員がごく少ない組織なので、入社後に誰から仕事を教わるのかは、配属先ごとに確かめておきたい点です。
アスエネへの転職前に把握すべき5つのポイント
「やばい」と断じる記事は見当たりませんが、急拡大中のスタートアップならではの確認点が5つあります。
ポイント①採用を優先して拡大した組織と、強化途上の人事体制
短い期間で人が増える組織では、受け入れや評価の仕組みが人の増え方に追いつくかどうかで、入社後の働きやすさが変わります。アスエネの従業員は約530名(2026年7月時点、業務委託込)で、2019年の創業から7年足らずでこの規模になりました。
同社自身も、人事マネージャーの募集要項で「採用強化を最優先に組織を拡大してきました」と説明しています。そのうえで、従業員エンゲージメントの向上、ミドルマネジメント層の育成、オンボーディングの強化、評価制度の安定運用を、これから強化する人事の取り組みとして挙げました。採用FAQでも、人事評価のルールは今後見直される可能性があるとしています。
ここはリメディの見解ですが、ミドルマネジメント層の育成がこれからのテーマである以上、上司のマネジメント経験には差があると見ておくのが自然です。面接では、配属予定チームのオンボーディングの流れと、直近の評価制度の変更点を具体的に聞いておきましょう。
ポイント②ビジネス職の「みなし残業45時間」は働いた時間の実績ではない
情報通信業の残業は、産業全体の平均より長めです。厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2025年の一般労働者の所定外労働時間は、情報通信業で月16.5時間と、調査産業計の月13.2時間を上回りました。
アスエネのビジネス職の募集要項には、勤務時間9時〜18時、時間外労働有り、みなし残業(45時間)と記載されています。みなし残業は、あらかじめ固定残業代として支払う時間数のことで、毎月その時間まで働くという意味ではありません。厚生労働省が示す時間外労働の上限は、原則として月45時間・年360時間で、固定残業の時間数はこの原則の上限と同じ水準に設定されています。
月平均の実績が公表されていない以上、実際の働き方がどの程度かは公開情報からは分かりません。部署ごとの残業実績と、固定残業分を超えた月の割増賃金の扱いは、内定前に確認しておくべき項目です。
ポイント③原則出社のビジネス職と、在宅勤務を適用するエンジニア職
リモートワークの可否は、同じ会社でも職種によって条件が分かれることがあります。アスエネの場合は、募集要項の書き方から職種ごとの違いが読み取れます。
インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス、サステナビリティ コンサルタントの募集要項は、いずれも原則オフィスワークで、職種・条件次第で一部リモートワークがあるという書き方です。コンサルタント職の管理職はリモート勤務が可能とされています。バックエンドエンジニアやSREなどのエンジニア職には、フレックス勤務と在宅勤務が適用されます。
ただし、ビジネス職でも在宅の扱いは求人ごとに違います。システム導入コンサルタントのほか、コーポレート本部、経営企画、CEO室などの一部の求人は、原則オフィスワークとしたうえで、週1日の在宅勤務が可能だと明記しています。営業やカスタマーサクセスの募集要項には、こうした日数の記載はありません。
在宅勤務を重視する人がビジネス職に応募するなら、応募先の求人に在宅の日数が書かれているかを見たうえで、出社頻度の目安と一部リモートの条件を事前に確かめる必要があります。本社は銀座線虎ノ門駅に直結しており、2026年7月には名古屋拠点も開設されました。
ポイント④非上場のため業績は非公開、判断材料は資金調達の実績
上場していない会社は、転職者が業績を数字で確かめにくいのが難点です。アスエネも有価証券報告書を公開しておらず、売上高や利益を公表していません。
判断材料として公表されているのは資金調達の実績です。2026年7月23日の発表によると、シリーズDラウンドで総額135億円を調達し、累計資金調達額は250億円になりました。リード投資家はBlackRockとシンガポールの政府系ファンドTemasekの合弁企業Decarbonization Partnersで、三井住友銀行からの借入も含みます。資金はM&Aの推進、マーケティングなどの事業拡大、AI・プロダクト開発に使うとしています。
調達額の大きさは事業を続ける体力の目安になりますが、利益が出ているかどうかは別の問題です。募集要項には「上場を見据えた」という記載がある一方、上場の時期は公表されていません。ストックオプションなど株式による報酬を重視する人は、付与の有無と条件を内定前に確かめておきましょう。
ポイント⑤「怪しい」という検索候補と、公的機関の記録
会社名で検索すると「アスエネ 怪しい」という候補が出てきます(2026年9月25日確認)。ただ、候補が表示される理由を示す公開情報は見つかりませんでした。気になる場合は、会社の実在や活動を公的機関の記録で確かめるのが近道です。
経済産業省の法人情報サイトgBizINFOには法人番号8010701038297で登録があり、2026年に環境省と経済産業省の事業を受注した記録も載っています。環境省の令和4年度環境スタートアップ大賞では、外部有識者の選定委員会による審査を経て環境スタートアップ大臣賞を受賞しました。経済産業省が運営するJ-Startupの選定企業ページにも掲載があります。
会社概要では、SOC2、ISO 27001、プライバシーマークといった情報セキュリティ関連の認証も掲げています。公的機関の記録を見る限り、実態を疑わせる材料は見当たりません。転職の判断では、会社の真偽よりも、職種ごとの働き方が自分に合うかを確かめるほうが役立ちます。
アスエネの働き方とワークライフバランスの実態
勤務時間と出社・在宅の職種差
募集要項に書かれた勤務条件を職種別に並べると、ビジネス職とエンジニア職で前提が異なります。
| 職種(募集要項の例) | 勤務時間 | 働く場所 | 時間外の扱い |
|---|---|---|---|
| インサイドセールス・フィールドセールス | 9:00〜18:00(休憩1時間) | 原則オフィス(職種・条件次第で一部リモート) | 時間外労働有り、みなし残業45時間 |
| カスタマーサクセス | 9:00〜18:00(休憩1時間) | 原則オフィス(職種・条件次第で一部リモート) | 時間外労働有り、みなし残業45時間 |
| システム導入コンサルタント | 9:00〜18:00(休憩1時間) | 原則オフィス。週1日の在宅勤務が可能(家庭の事情により週2〜3日も相談可) | 時間外労働有り、みなし残業45時間 |
| サステナビリティ コンサルタント | 9:00〜18:00(休憩1時間) | 原則オフィス。管理職はリモート勤務可 | みなし残業45時間。管理職は深夜残業手当を別途支給 |
| バックエンド・SREなどのエンジニア | フレックス勤務(SREは10:00〜19:00の記載あり) | 在宅勤務を適用 | 時間外労働有り |
表のとおり、在宅の条件は同じビジネス職でも求人によって書かれ方が違います。週1日の在宅勤務を明記した求人には、小学3年生までの子どもがいる人を対象に、時差出勤・中抜け・在宅勤務を個別に調整しているという記載もあります。ここはリメディの見解ですが、同じビジネス職でも出社の頻度は求人や配属先で変わると考え、週あたりの出社日数の目安を面接で数字で聞いておくべきです。
休日・休暇と育児との両立
休日は完全週休2日制(土日)で、国民の祝日と年末年始(12月29日〜1月3日)も休みです。有給休暇は入社初年度に10日付与され、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、慶弔休暇の制度があります。
育児との両立について、採用FAQは産休・育休を女性だけでなく男性も取得しており、復帰率は100%と回答しています。ただし対象期間や取得人数は示されていない自己申告の数字です。配属予定部署での取得例を面接で聞いておくと、実際の使いやすさを判断できます。育児代行補助や婦人科検診補助も、福利厚生の一つです。
手当・福利厚生と適用範囲
手当は通勤手当のほか、勤続3年・5年・8年・10年の節目に支給される長期勤続手当、会社から3km圏内に住む人が対象の徒歩通勤手当があります。福利厚生には、ジムサポート、英会話補助、朝食補助、健康診断の全額支給、奨学金返済補助(所定条件あり)のほか、毎月の全社懇親会や他部署とのシャッフルランチも並びます。
ただし、企業型確定拠出年金、従業員持株会、福利厚生賃貸制度のシャトク制度は、一部グループ会社が対象外です。手当と福利厚生は原則として正社員に適用されるため、グループ会社や正社員以外の形態で応募する場合は、使える制度を確認しておきましょう。
営業やカスタマーサクセスは原則出社で固定残業代つき、エンジニア職の多くの求人ではフレックスと在宅勤務が適用されるというように、働き方の前提は職種で分かれます。自分の経験で応募できる職種と、その職種での実際の働き方をあわせて確かめたい場合は、担当者との面談で条件を一つずつ照らし合わせられます。
アスエネの年収・報酬の実態
アスエネは平均年収を公表しておらず、募集要項にも職種ごとの金額は載っていません。公開されている報酬のルールは次のとおりです。
| 項目 | 公開されている内容 |
|---|---|
| 平均年収 | 非公開 |
| 職種別の金額 | 募集要項に掲載なし |
| 給与の決め方 | 経験・能力を考慮し、グレードごとの給与レンジに応じて決定 |
| 給与改定 | 原則年2回 |
| 昇給・賞与の改定時期 | 年2回(5月・11月) |
| 評価の時期と対象 | 4月・10月の人事評価。入社から6ヶ月経過後に対象 |
評価と改定の機会は年に2度ありますが、入社直後の半年は評価の対象外です。賞与の算定方法や変動幅も公表されていないため、提示額を比べるときは、固定残業代を含む内訳と次の改定時期を確認しておく必要があります。職種ごとの募集条件や給与が決まる仕組みは、アスエネの年収と転職条件を公式求人から解説した記事で詳しく扱っています。
アスエネの良い評判・入社するメリット
気候変動対応の実務に近い場所で働ける
資金調達時の発表では、SSBJ、CSRD、CBAM、GX-ETSといった国内外の制度への対応が進み、企業のサステナビリティ対応が経営課題になっていると説明しています。アスエネの事業は、こうした制度対応に必要なデータの収集・算定・開示をAIで効率化するサービスの提供です。
募集要項では、ASUENEの累計導入企業数は56,000社超、プライム上場企業への導入は590社で、東京商工リサーチの調べで国内1位だとしています(2026年5月末時点・同社発表)。調査の条件は公開資料では確認できないため、事業の広がりを示す同社の目安として受け止めてください。
若手にも役割を任せる前提の営業組織
インサイドセールスとフィールドセールスの募集要項には、早期にリーダー、最短で2年目からマネージャー/スペシャリストを目指せると書かれています。20代でマネジメントや大型案件を任される可能性にも触れています。Valuesの「REIWA HUNGRY」では年功序列はなく実力主義だと明記しており、成果を早く役割に結びつけたい人には魅力のある環境です。
ただ、求人の記載は「目指せます」「可能性があります」という表現で、昇格の基準や実際に昇格した人数は公表されていません。
働く人への取り組みにも第三者の評価がある
B Labが公開するB Corp認証企業の一覧によると、アスエネは2024年4月に認証を受け、総合スコアは83.5でした。通常の企業の中央値は50.9です。項目別では、従業員の経済的な安定や健康、キャリア開発などへの取り組みを見る「Workers」が34.2でした。
2026年7月の資金調達では、ストックオプションを行使した従業員の保有株式を投資家が買い取るセカンダリー取引も実施しました。同社はこれを未上場スタートアップとして日本初の取り組みと説明し、社員の貢献に報いる狙いを示しています。
B Corpのスコアは認証時点の評価で、いまの職場の満足度を直接示すものではありません。ストックオプションの付与対象や条件も、応募する職種ごとに確認が必要です。
アスエネの転職・採用の実態
採用の間口と求められる経験
募集要項は、営業、カスタマーサクセス、コンサルタント、マーケティング、エンジニア、コーポレート、新規事業、海外事業開発など幅広い職種にわたります。インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの求人は第二新卒歓迎で、システム導入コンサルタントには未経験可の求人もあります。
反対に、マネージャー職や一部の専門職で問われるのは実務経験です。たとえば人事マネージャー候補は、事業会社での人事企画・組織開発などの実務経験5年以上を必須としています。応募書類の準備には、アスエネの職務経歴書の書き方を解説した記事が参考になるでしょう。
選考の流れと期間
書類選考には履歴書と職務経歴書が必要で、エンジニアやデザイナーはGitHubや制作物の提出も歓迎されています。面接はポジションにより異なるものの合計2〜3回程度で、内定までは通常2週間〜1ヶ月が目安です。面接は基本的にオンラインです。
エンジニアリングマネージャーの募集要項には、選考の一環としてリファレンスチェックを行う場合があると書かれています。自分の応募ポジションが対象になるかは、選考の早い段階で確かめておくと、準備に慌てずに済むでしょう。
選考が2週間〜1ヶ月ほどで進むと、ほかの会社の求人と条件を並べて比べる時間は限られます。応募を決める前に、年収や職種の条件で候補を広げておくと、アスエネの条件を相対的に判断しやすくなります。
アスエネが向いている人・向いていない人
向いている人の特徴
1. 開示・規制の変化を学び続けられる人
顧客が向き合うSSBJやCSRDなどの制度は、国内外で対応が進んでいる途中です。制度の改正や新しい基準を追いかけ、顧客への提案に反映できる人ほど、ESG領域の知識を仕事の成果につなげやすいでしょう。
2. 対面で連携しながら成果を出したい人
ビジネス職は原則出社で、毎月の全社懇親会やシャッフルランチなど部署を越えた交流の場もあります。オフィスで同僚とすばやく相談しながら進めたい人には、働きやすい環境です。
3. 20代から役割を広げたい人
営業職の求人は最短2年目からマネージャーを目指せると記載し、年齢別割合でも20〜30代が8割を占めます。年次を待たずにチームを任される経験を積みたい人に合っています。
注意すべき点
1. ビジネス職で在宅勤務を前提にしたい人
エンジニア職以外の募集要項は原則オフィスワークで、週1日の在宅勤務を明記しているのは一部の求人です。在宅勤務の頻度を重視する方は、応募職種の出社ルールを面接で確認してから判断すると安心です。
2. 研修や評価制度が整った環境を求める人
人事機能は強化を進めている段階で、評価ルールも見直しの可能性があります。体系立った研修を重視する方は、配属先の育成の進め方を具体的に質問しておくと判断しやすくなります。
3. 勤務地の変更を避けたい人
採用FAQは、事業拡大に応じた海外駐在の機会や、キャリアの希望による名古屋拠点への転勤の可能性に触れています。勤務地を固定したい方は、転勤の条件を事前に確かめておきましょう。
ここはリメディの見解ですが、アスエネはスピードと実力主義を掲げ、若手にも役割を任せる求人を出している会社なので、変化の多い環境で役割を広げたい人には有力な選択肢です。反対に、在宅勤務を多く取り入れた働き方や、完成した研修・評価制度を最優先する人は、エンジニア職以外では期待とずれやすいと見ておきましょう。
アスエネへの転職を相談する前に整理したいこと
アスエネは急拡大中の組織であるぶん、職種や配属先によって入社後の環境が変わりやすい会社です。働き方や人事体制、資金面を公開情報で確かめても、実際に応募を考えると「自分の経歴でどの職種に応募できるのか」「配属先の働き方は自分に合うのか」といった疑問は残るものです。
働き方の条件や選考の流れは、公式の採用ページと募集要項を読み込めば、応募判断の土台になる部分までは自分で整理できます。ただ、配属予定部署の残業実績や評価の運用、自分の経歴がどのグレードに当たるかは、公開情報だけでは詰めきれない場面があります。
リメディはハイクラス人材の転職に特化したエージェントで、Google口コミでは4.9/5.0(2026年6月時点・104件)の評価をいただいています。応募先の選考傾向の把握から面接対策・条件交渉まで、アドバイザーが1on1の面談で一貫して支援する体制です。
面談や面接で確認しておきたい質問
公開情報で分からなかった点は、次のような質問に変えて確認すると答えを得やすくなります。
- 配属予定部署の直近の残業実績(月平均)と、固定残業分を超えた月の割増賃金の扱いはどうか
- 一部リモートワークが認められる条件と、週あたりの出社日数の目安はどのくらいか
- 配属予定チームのオンボーディングはどう進むか、直近で評価制度にどんな変更があったか
- 賞与はどのように算定され、評価によってどの程度変わるか
- ストックオプションは付与されるか、付与される場合の条件は何か
- 不採用だった場合、再応募はいつから可能か
まとめ
アスエネには、環境省の表彰やB Corp認証、2026年7月の135億円の資金調達など、会社の実態と成長を裏づける記録があります。反面、ビジネス職は原則出社で固定残業代を含む賃金設計、エンジニア職の多くの求人ではフレックスと在宅勤務が適用されるというように、条件は職種で分かれます。離職率や残業実績は公表されていません。
人事体制は会社自身が強化中と説明している段階です。応募を考えるなら、希望職種の出社ルール、配属先の残業実績、評価制度の運用を面接で確かめたうえで判断すると、入社後のギャップを小さくできます。
関連記事
年収の決まり方や応募書類の準備、同じエネルギー領域のスタートアップの評判もあわせて読むと、応募前に確かめたい点がさらに具体的になります。

