
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
吉田 将貴 | YOSHIDA Masaki
横浜国立大学を卒業後、キーエンスに新卒入社。法人営業担当として、大小様々な企業に対する法人営業を経験。名古屋にて営業から営業戦略立案、業務改善や育成業務に携わる。入社2年目上期には最年少でクォーター売上全国1位、半期2位を成し遂げ、最高評価を獲得。入社後最短で育成担当にも抜擢され、課のメンバーのマネジメントにも関与。現在は、当社にてM&Aアドバイザリーファーム、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。趣味はゴルフで学生時代16年間野球に没頭。
ミツカルの求人は年収の幅が広く、固定残業代込みの表示も多いため、求人票だけでは実際の給与や働き方がつかみにくいかもしれません。公式の採用情報で確かめると、正社員求人の多くは固定残業45時間分を含む年収表示で、勤務はフルフレックス制、年間休日は120日以上です。一方、残業時間の実績や離職率は公表されていません。入社前に確かめたいのは、この給与表示の読み方と、公表されていない定着の状況を面接でどう補うかの2点です。
ここで扱うのは、雇用先としての株式会社ミツカル(東京都渋谷区恵比寿、2020年8月設立)です。グループ会社が運営する税理士・社労士向け転職支援サービスを使った人の感想とは、確かめるべき点が異なります。
本記事のポイント
ミツカルの評判で気にされやすい点は何か
公開情報から確かめられる論点は、固定残業45時間分を含む求人の金額表示、離職や勤続年数など定着の数字が非公表であること、高い目標へのコミットを求める文化、2024年以降も新規事業と増員が続く拡大期の4つです。各論点の根拠は本文後半で説明します。
ミツカルの残業時間は長いか
残業時間の実績は公表されていません。確認できるのは、正社員求人の多くが固定残業代と深夜残業代45時間分を年収に含めているという給与の設計です。45時間は、法律が定める残業上限の原則(月45時間・年360時間)と同じ時間数です。実際に何時間働くかは、配属先ごとに面接で確かめる必要があります。
ミツカルの離職率は高いか
ミツカルの離職率は公表されていません。参考として、厚生労働省「令和7年 雇用動向調査」では、人材紹介業を含む産業区分「サービス業(他に分類されないもの)」の一般労働者で20.3%、産業計で11.4%という離職率が示されています。ただし産業全体の値であり、同社個別の水準を示すものではありません。
ミツカルは未経験からでも入社できるか
キャリアアドバイザー(士業事業本部)の求人は未経験・第二新卒歓迎とし、応募資格を対人折衝経験2年以上(業界不問)としています(2026年9月時点)。一方、採用マネージャー(700万円〜)やテックリード(800万円〜)など、下限が700万円以上の年収を示す経験者向け求人も並行しています。
ミツカルの福利厚生は充実しているか
休日は土日祝で、年間休日は120日以上です。手当には、会社の近くに住む場合の住宅手当、引っ越し手当、書籍やセミナーの費用を月1万円まで補助するスキルアップ手当があります。有給休暇の取得率や育休の取得実績は公表されていません。
ミツカルに向いている人はどんな人か
1. 成果を賞与や役職の差で受け取りたい人
多くの求人では年2回の賞与があり、これとは別に会社が一定の利益に達した年に全員へ出る業績賞与があります。また、一部の職種はインセンティブ賞与の対象です。自分の成果が報酬に表れる仕組みを前向きに受け止められる人に合います。
2. 始まったばかりの事業に加わりたい人
ヘッドハンティング事業は2025年4月、経理人材紹介のFCサービスは2026年2月に始まりました。業務の型ができる前の段階から関わり、役割を自分で広げたい人に向く環境です。
3. 会計業界や中小企業の経営に関心がある人
祖業は税理士事務所向けの採用支援で、今も税理士などの士業を窓口に中小企業を支える構想を掲げています。士業と中小企業に関わる仕事を続けたい人は、事業の方向に納得しやすいはずです。
固定残業の運用や配属先の定着状況は、公開情報だけでは確かめきれません。M&A仲介を含むこの業界の転職事情に詳しい担当者と話すと、面接で何を聞けば判断できるかを応募前に絞り込めます。
ミツカルとはどんな会社か
株式会社ミツカルは2020年8月設立の非上場企業で、東京都渋谷区恵比寿に本社、大阪市北区に支社を置きます。ヘッドハンティング、M&A仲介、コンサルティング、フィンテックの4事業を手がけ、グループ会社の株式会社ミツカルプロフェッショナルが士業・国家資格者向けの人材紹介を担っています。
会社概要
| 会社名 | 株式会社ミツカル |
|---|---|
| 設立 | 2020年8月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 城之内 楊 |
| 本社 | 東京都渋谷区恵比寿1丁目19-19 恵比寿ビジネスタワー |
| 大阪支社 | 大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 南館 パークタワー9階 |
| 資本金 | 9,650万円(準備金含む) |
| 従業員数 | 134名(2026年2月1日時点)。子会社で働く人とアルバイトを含む |
| 事業内容 | ヘッドハンティング事業、M&A仲介事業、コンサルティング事業、フィンテック事業 |
| 有料職業紹介事業 許可番号 | 13-ユ-318323 |
| グループ会社 | 株式会社ミツカルプロフェッショナル |
134名という従業員数は同社単体ではなく、子会社で働く人やアルバイトまで含めた人数です。単体や部署ごとの人数は公表されていないため、配属先のチーム規模を面接で聞いておくと、任される範囲の広さを見積もりやすくなります。
「ミツカル」の評判を調べるときに区別したい会社とサービス
「ミツカル 評判」で検索すると、社員としての働き方に関する情報と、税理士・社労士向け転職支援サービスの利用者の声が混ざって表示されます。後者は求職者向けに税理士業界・社労士業界に特化した転職支援を行うサービスで、運営はグループ会社のミツカルプロフェッショナルです。サービスの使い心地と社員としての働き方は、分けて読む必要があります。
同名の別会社がある点も押さえておきましょう。2022年3月には、東京都港区北青山に所在し、代表取締役を井上幸氏とする「株式会社ミツカル」(2020年6月設立)が資金調達を発表していました。このプレスリリースの配信元は現在、株式会社Conoris Technologiesの名称で表示されており、渋谷区恵比寿の株式会社ミツカル(代表 城之内楊氏)とは別の法人です。情報を集めるときは、所在地と代表者名で同じ会社かを確かめると取り違えを防げます。
ミツカルへの転職前に把握すべき4つのポイント
公開情報で確かめられる懸念は、給与表示、定着の数字、評価の文化、会社の成長段階の4つです。どれも「悪い」と断定できる材料ではなく、面接で何を聞けば判断できるかが分かれ目になります。
ポイント①固定残業45時間分を含む年収表示をどう読むか
働き方の評判で気になりやすいのが、残業の多さです。厚生労働省「時間外労働の上限規制」によれば、法律上は原則として月45時間・年360時間が残業時間の上限です。
同社の正社員求人の多くは「固定残業代、深夜残業代45時間分含む」と書いています。採用マネージャーの求人は内訳まで示しており、下限の月給44万円に固定残業代104,000円と深夜残業代19,000円が含まれます。45時間を超えた分の別途支給は、採用マネージャー、マーケティング、Fintech/CS責任者候補の求人で明記されています(2026年9月時点)。
つまり45時間は給与に含まれる時間数で、残業の実績ではありません。上の例では月給の約28%が固定残業代と深夜残業代で、その分だけ基本給は表示額より低くなります。面接では、45時間を超えた月の精算方法と、配属先の直近の平均残業時間を確かめると、実際の働き方と毎月の手取りを見積もれます。
ポイント②離職率など定着に関する数字は公表されていない
人材紹介業を含む産業区分は、統計上も人の出入りが多めです。総務省の日本標準産業分類では、職業紹介・労働者派遣業は「サービス業(他に分類されないもの)」に含まれます。厚生労働省の令和7年 雇用動向調査では、この区分の一般労働者について20.3%という離職率が示されています。
| 区分(令和7年) | 離職率 | 入職率 |
|---|---|---|
| 一般労働者・産業計 | 11.4% | 12.0% |
| 一般労働者・サービス業(他に分類されないもの) | 20.3% | 21.4% |
| 常用労働者全体・産業計 | 13.7% | 14.7% |
この区分には人材紹介以外の業種も含まれるため、ミツカルの離職率を推し量る数字としては使えません。2026年9月時点で、同社は離職率、平均勤続年数、中途採用比率のいずれも会社概要と採用情報ページで公表していません。公表されているのは、グループの従業員が134名であることと、沿革に「人員増加のため」の移転・増床が5回(2021〜2026年)記載されていることです。
人が増えていることは読み取れても、辞める人がどれだけいるかは分かりません。定着は公開情報では判断できない論点なので、配属予定チームの在籍年数の分布と、直近1年に入社した人がどのくらい残っているかを面接で聞き、産業の数字と比べるのが現実的です。
ポイント③高い目標へのコミットを求める成果重視の文化
キャリアアドバイザーの求人が挙げる求める人物像の1つ目は「高い目標をかかげ、達成にコミットできる方」です。ヘッドハンティング事業部長の求人は、先払い型(コミット型)のサービスのため成果責任に誇りを持てる人を求め、あわせて数値への強いコミットメント意識を持つ人を歓迎しています。報酬の面でも、テックリードやFintech事業セールスなどにはインセンティブ賞与と、条件を満たした場合のストックオプションが用意されています。
成果が報酬に表れやすい半面、目標の水準と、届かなかった場合の扱いが働きやすさを左右します。個人目標がどう決まるのか、未達が続いたときに評価や配置がどう変わるのかは、入社前に具体的に確かめたい項目です。
ポイント④事業と組織の拡大が続く上場準備のフェーズ
ベンチャーへの転職で気にされやすいのが、事業や組織の変化の速さです。同社の沿革を見ると、2024年以降は毎年のように新しい事業が加わっています。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 2024年 | 大阪オフィスを開設、士業特化のM&A事業を開始 |
| 2024年7月 | グループ会社「株式会社ミツカルプロフェッショナル」を設立 |
| 2024年12月 | 一般企業向けのM&A事業を開始 |
| 2025年 | 本社を恵比寿ビジネスタワーへ移転、ヘッドハンティングサービスを開始 |
| 2026年2月 | 経理人材紹介のFCサービスなどの提供を開始 |
| 2026年5月 | 人員増加のため本社オフィスを増床 |
代表メッセージでは2027年10月の米国・テキサスでの上場を目標に掲げ、採用マネージャーの求人にも上場準備に関わる業務が含まれます。新しい役割に手を挙げやすい半面、担当業務や体制が短い期間で変わりうる環境です。一方、2026年9月時点で年間の売上高や営業利益は会社概要・採用情報ページに載っておらず、拡大のペースを業績の数字で確かめることはできません。
ここはリメディの見解ですが、2021年から税理士事務所向けに続けてきた人材支援と、2025年に始まったヘッドハンティングでは、同じ社内でも仕事の型の固まり方が違います。応募する部署が立ち上げから何年目で、何人の体制なのかを確かめると、入社後の負荷を見積もりやすくなります。
ミツカルの働き方とワークライフバランスの実態
フルフレックス制と基本の勤務時間
勤務体系はフルフレックス制で、5時から22時の間で1日8時間働く形です(職種による)。ただし多くの求人は「基本は8:30〜17:30(休憩1時間)」と書き添え、中抜けは問題ないとしています。コアタイムなしと明記しているのは、プロダクトマネージャーの求人です。
制度上は時間を動かせますが、求人の多くが日中の勤務を基本としている点は見落とせません。早朝や夜に勤務を寄せたい人は、配属先で実際にどの時間帯に働いている人が多いかを確かめてください。なお、リモート勤務については求人に記載がなく、勤務地は東京本社と大阪支社です。
休日・休暇制度
| 休日 | 土曜・日曜・祝日 |
|---|---|
| 年間休日 | 120日以上 |
| 休暇 | 年次有給休暇、慶弔休暇、アニバーサリー休暇、夏季・年末年始休暇 |
| 両立支援 | 産前産後・育児休暇、介護休暇 |
| 勤務体系 | フルフレックス制(5時〜22時の間で実働8時間、職種による) |
休暇の種類はそろっていますが、有給休暇の取得率や育休の取得実績は公表されていません。制度があることと実際に使われていることは別なので、取得した人の例を面接で聞いておくと安心です。
手当と福利厚生
手当は、会社まで30分以内に住む場合に家賃に応じて出る住宅手当、条件を満たす住居への引っ越し手当、社員紹介で入社が決まったときのリファラル採用手当、書籍やセミナーの費用を月1万円まで負担するスキルアップ手当があります(2026年9月時点)。
住宅手当は会社の近くに住むことを後押しする設計で、通勤時間を短くしたい人には使いやすい一方、遠くから通う人は対象外になります。今の住まいから通う予定なら、手当を除いた金額で生活費を試算しておくと、入社後に想定が崩れにくくなります。
ミツカルの年収・報酬の実態
求人ごとのレンジの上限はヘッドハンターの840万円から、ヘッドハンティング事業部長の3,000万円まで開きがあり、公開求人の年収は職種で大きく異なります。いずれも固定残業代を含む表示です(2026年9月時点)。
| 職種 | 年収レンジ | 固定残業の扱い |
|---|---|---|
| キャリアアドバイザー(士業事業本部) | 500万円〜 | 固定残業代・深夜残業代45時間分を含む |
| ヘッドハンター | 500万〜840万円 | 固定残業代・深夜残業代45時間分を含む |
| マーケティング | 524万〜840万円 | 45時間分を含み、超過分は別途支給 |
| 採用マネージャー | 700万〜1,100万円 | 45時間分を含み、超過分は別途支給 |
| テックリード(FinTech) | 800万〜1,500万円 | 固定残業代・深夜残業代45時間分を含む |
| ヘッドハンティング事業部長 | 500万〜3,000万円 | 固定残業代・深夜残業代45時間分を含む |
多くの求人では年2回の賞与があります。採用マネージャーなど一部の求人は、2024年の支給実績を年4ヶ月相当と示しています。これとは別に、会社が一定の利益に達した場合に全員へ出る業績賞与があります。支給が会社の利益を条件にしているため、年によっては出ない可能性もある点は押さえておきたいところです。
新卒の求人も同じ設計で、27卒の月給25万円のうち36,000円は固定残業代、基本給は214,000円です。中途の提示額を比べるときも、基本給と固定残業代を分けて見ると、ほかの会社の条件と並べやすくなります。
役職別・年代別の年収の目安や同業他社との比較については、ミツカルの年収を詳しく解説した記事を参照してください。
提示される年収が同じでも、毎月の基本給と年ごとの振れ幅を左右するのは固定残業代と賞与の比重です。自分の経歴ならどの職種・レンジで話が進みそうかは、この領域の求人に詳しい担当者と照らし合わせると具体的になります。
ミツカルの良い評判・入社するメリット
若手の昇格と年収の例を会社自身が公開している
27卒向けの求人には、700万円(24歳・入社1年目・未経験)、1,200万円(25歳・入社2年目・部長)、2,000万円(26歳・入社4年目・取締役)という年収例が載っています。新卒1年目については、平均500万〜600万円という想定年収が案内されています。
いずれも同社が採用ページで示した個別の例で、第三者が確かめた数字ではありません。それでも、若いうちに役職と報酬が上がった例を会社が自ら出している点は、年次より成果で役割を任せる方針を読み取る材料になります。中途入社でも同じ速さで昇格できるかは、昇格の基準とあわせて面接で聞いておきましょう。
税理士ネットワークを起点に事業の選択肢が増えている
同社は税理士事務所向けの採用支援を祖業とし、2021年8月にサービスの提供先を税理士事務所に切り替えました。代表メッセージでは全国1,400の税理士ネットワークを掲げ、そこから得る中小企業の財務データと経営課題を、資金調達や人材支援、海外展開などの支援につなげる構想を示しています。
1,400という数は同社の表明で、外部の検証はありません。ただ、沿革と事業内容を見ると人材紹介からM&A、ヘッドハンティング、FinTechへと実際に事業が増えており、新卒の配属候補にもM&Aコンサルタントやヘッドハンティング、Fintech事業が並んでいます。入社後に別の事業へ関わる機会は十分にありそうです。
事業の許可番号と情報管理の認証を公開している
会社概要には、有料職業紹介事業の許可番号(13-ユ-318323)と、情報セキュリティの国際規格にもとづくISMS認証(登録番号J0871)が載っています。ISMSの登録範囲には、人材紹介事業とM&A仲介事業が含まれます。
候補者や企業の機密情報を扱う仕事で、管理の仕組みを第三者の認証で示している点は、働く側の安心材料の一つです。認証が示すのは仕組みの有無で、日々の運用の質までは保証しません。それでも、情報の扱いのルールが整った職場を選びたい人にとっては確かめやすい目安になります。
ミツカルの転職・採用の実態
募集部門の広がりと求める人物像
採用情報ページでは、士業事業本部、マーケティング本部、HR本部、ヘッドハンティング事業部、FinTech事業部、プロダクト開発本部など複数の部門で募集しています(2026年9月時点)。営業やキャリアアドバイザーのほか、マーケティング、広報、プロダクトマネージャー、エンジニア、人事と職種の幅も広めです。
キャリアアドバイザーの求人では応募資格を対人折衝経験2年以上(業界不問)としており、人材業界の経験者や、ホテル・ウェディングなど接客の経験者を歓迎しています。異業種からの転職を想定した募集で、求める人物像は目標への達成意欲、チームで勝つ姿勢、自己研鑽の3点です。
中途入社の前に確かめたい選考と配属の条件
選考フロー、面接の回数、試用期間は公開求人に書かれていません。職種による違いも大きく、2025年4月に始まったヘッドハンティング事業の求人には、接触する候補者の90%以上が転職を積極的に考えていない層だと書かれています。転職を希望する人を支援するキャリアアドバイザーとは、声をかける相手の状態が異なる仕事です。
ここはリメディの見解ですが、キャリアアドバイザーとヘッドハンターのように同じ人材系の職種でも、相手が転職希望者か潜在層かで、成果までの進め方は別物になります。面接では、担当する顧客の種類と最初の半年の目標を具体的に聞いておくと、配属後の食い違いを減らせます。
選考と配属の条件が見えてきたら、次は同じ職種・年収帯の求人をほかの会社とも並べ、同社の条件がどの位置にあるかを比べる段階です。
ミツカルが向いている人・向いていない人
向いている人
数字の目標と報酬の連動をやりがいにできる人
求める人物像の筆頭は高い目標へのコミットで、一部の職種にはインセンティブ賞与や条件付きのストックオプションもあります。成果が評価と報酬に表れる仕組みを、負担ではなく手応えとして受け止められる人に向いた職場です。
仕組みを自分でつくる仕事に手応えを感じる人
2024年以降、M&A、ヘッドハンティング、経理人材紹介のFCと、新しい事業がほぼ毎年始まっています。決まった手順を守るより、手順そのものを整える段階から関わりたい人には、選べる役割が多い環境です。
士業と組んで中小企業を支える仕事を続けたい人
事業の起点は税理士事務所とのつながりで、そこから中小企業の資金調達やM&A、採用を支える構想を掲げています。会計業界との接点を生かしたキャリアを描きたい人は、会社の方向性と自分の関心を重ねやすいはずです。
注意すべき点
残業や定着の実績を数字で比べて決めたい人
残業の実績、離職率、有給休暇の取得率は公表されていません。数字の裏付けを重視する人は、面接で配属先の実績を確認し、答えが得られてから判断すると納得感が高まります。
担当業務の安定を最優先にしたい人
事業の追加と増員が続いており、部署によっては体制や役割が短い期間で変わる可能性があります。担当範囲の安定を重視する人は、配属先の立ち上げ時期と体制を先に確かめておくと安心です。
成果が報酬に表れる仕組みと、新しい事業に関わる機会を重視するなら、ミツカルは有力な候補になります。一方、残業や定着の数字を他社と比べて会社を選びたい人や、担当業務の安定を最優先にしたい人は、開示の多い企業と比べながら検討したほうが判断しやすいでしょう。
ミツカルへの転職を相談する前に整理したいこと
ミツカルは、固定残業込みの年収表示や公表されていない定着の数字など、条件の意味を自分で読み解く必要がある会社です。応募を具体的に考えるほど、「自分の経歴ならどの職種に当てはまるのか」「提示額の中身をどう確かめるか」といった疑問が残ります。
求人の条件や会社の沿革は、採用情報ページと会社概要を読めば、応募を判断する土台までは自分で整理できます。一方、自分の経歴がどのレンジで評価されそうか、面接で残業や定着の実態をどう聞けば角が立たないかは、公開情報だけでは詰めきれません。
リメディはハイクラス人材の転職に特化したエージェントで、Google口コミでは4.9/5.0(104件、2026年6月時点)の評価をいただいています。求職者一人ひとりの状況に合わせて、応募先の選び方から面接対策、条件面の確認まで一貫して支援しています。
入社前に確認しておきたい質問リスト
- 配属予定の部署で、直近の平均残業時間はどのくらいか。45時間を超えた月はどう精算されるか
- 配属予定チームの在籍年数の分布と、直近1年に入社した人の定着状況はどうか
- 個人目標はどう決まり、未達が続いた場合に評価と配置はどうなるか
- 業績賞与とインセンティブ賞与は、直近の支給実績でどの程度だったか
- 面接の回数と、応募から内定までの目安期間はどのくらいか
- 入社時の一時金や、初年度だけの手当はあるか
- 不採用だった場合、どのくらい期間を空ければ再応募できるか
- リモート勤務や在宅勤務は、配属先でどの程度認められているか
- 配属予定の事業は立ち上げから何年目で、収益はどの段階にあるか
どれも公開情報では答えが出ない項目です。直接は聞きにくいものもあるため、優先順位を付けて2〜3問に絞っておくと、面接の場で使いやすくなります。
まとめ
ミツカルは、正社員求人の多くが固定残業込みの年収表示で、フルフレックス制と土日祝休みを採用情報で示しています。一方、残業の実績、離職率、有給休暇の取得率は公表されておらず、人材紹介業を含む産業の離職率は産業計より高いという統計もあります。公開情報だけで評判の良し悪しは決められません。
若手の昇格例や新しい事業の多さなど前向きな材料もあり、判断の分かれ目は配属先の実態です。残業の精算方法、チームの在籍年数、目標の決め方の3点を面接で確かめてから応募を決めると、入社後の食い違いを減らせます。
関連記事
ミツカルの役職別・年代別の年収や、人材紹介業界・ベンチャー企業全体の働き方もあわせて読むと、応募先を比べる材料が増えます。

