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【2026年6月更新】不動産業界の年収は?企業別年収ランキングと職種別年収、転職難易度を徹底解説

監修者

リメディ株式会社 ディレクター

馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji

神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。

不動産業界の年収は、業態によって2〜3倍の開きがある業界です。三井不動産の2025年3月期平均年収は1,756万円、ヒューリックは2,035万円に達する一方、戸建分譲のケイアイスター不動産は517万円と、同じ「不動産業界」というくくりでも実態は大きく異なります。本記事では、上場16社の最新有価証券報告書ベースのランキング業態別・職種別・年代別の年収レンジを整理し、不動産業界への転職を検討している方が業界全体の年収構造を把握できるよう解説します。

目次

本記事のポイント

不動産業界の平均年収はいくらですか?

不動産業界の平均年収は、業界全体(中小企業含む)で見ると約471万円です。国税庁「民間給与実態統計調査」令和5年分によると、全業種平均458万円とほぼ同水準にとどまります。一方、大手デベロッパー5社の単純平均は約1,263万円と全業種平均の約3倍に達し、業界内格差の大きさが特徴です。建設業の業界平均は約548万円で、こちらは全業種より約2割高めの水準となっています。

不動産業界の年収ランキング上位企業はどこですか?

上場16社の最新有価証券報告書ベースのランキングは以下のとおりです。決算期は基本2025年3月期、ヒューリックのみ2024年12月期、オープンハウスグループのみ2025年9月期となります。

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順位 企業名 平均年収 平均年齢 業態
1 ヒューリック 2,035万円 38.9歳 デベロッパー
2 三井不動産 1,756万円 42.4歳 デベロッパー
3 三菱地所 1,347万円 40.5歳 デベロッパー
4 東急不動産HD 1,278万円 42.8歳 デベロッパー
5 鹿島建設 1,184万円 41.9歳 スーパーゼネコン
6 野村不動産HD 1,183万円 41.7歳 デベロッパー
7 大林組 1,140万円 42.4歳 スーパーゼネコン
8 大成建設 1,058万円 42.4歳 スーパーゼネコン
9 清水建設 1,011万円 43.7歳 スーパーゼネコン
10 大和ハウス工業 991万円 40.6歳 建設・住宅
11 大東建託 917万円 43.3歳 賃貸建設
12 オープンハウスグループ 914万円 34.7歳 戸建分譲
13 飯田グループHD 755万円 44.6歳 戸建分譲
14 住友不動産(事業会社単体) 749万円 42.6歳 デベロッパー
15 サンフロンティア不動産 746万円 36.0歳 中堅デベロッパー
16 ケイアイスター不動産 517万円 32.3歳 戸建分譲
出所:各社の直近年度有価証券報告書

ヒューリックが2,035万円と業界トップで、5大デベロッパーの三井不動産(1,756万円)・三菱地所(1,347万円)が続きます。住友不動産は事業会社単体での開示のため、持株会社形態の他社と単純比較しづらく、住友を除く4大デベの単純平均では1,391万円となります。

不動産業界の職種別年収レンジは?

不動産業界の主要職種8つの年収レンジは以下のとおりです。仲介営業は歩合制で上限が高く、AMは専門性プレミアムが効きます。

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職種 概要 想定年収レンジ
開発企画 再開発プロジェクトの企画・推進 600〜1,500万円
用地仕入 開発用地の取得交渉 550〜1,200万円
法人営業(リーシング) オフィス・商業施設のリーシング 600〜1,300万円
AM(アセットマネジメント) 不動産ファンドの運用管理 800〜1,500万円
PM(プロパティマネジメント) 物件の維持管理・テナント対応 500〜900万円
仲介営業 個人向け売買・賃貸仲介(歩合制) 400〜2,000万円
施工管理 建設現場の品質・工程・安全管理 500〜1,200万円
設計 建築物の設計・監理 500〜1,200万円
出所:弊社独自調べ

AM職と仲介営業の上限は2,000万円に達するケースもあり、業界内でも年収幅が広い職種となっています。仲介営業は歩合制のため成果連動の振れ幅が大きく、トップ営業は年収2,000万円超も珍しくありません。

不動産業界の年代別年収目安は?

業界全体の年代別年収目安は以下のレンジが目安です。大手デベかゼネコンか、それとも中小仲介かで実額に2倍以上の差が出る点に注意してください。

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年代 業界平均年収目安 主な役職
20代 400〜600万円 担当者。大手デベは新卒で500万円スタート、中小仲介は350〜450万円
30代 600〜1,000万円 主任・係長クラス。仲介トップ営業は1,500万円超も
40代 900〜1,500万円 大手デベの課長・部長クラス。ゼネコンの所長クラス
50代 1,000〜1,800万円 大手デベ・ゼネコンの部長・役員クラス
出所:弊社独自調べ

20代の段階で業態による差が現れ、30代以降に役職昇進・歩合・専門資格手当で年収幅がさらに広がっていきます。

他業界(金融・メーカー・IT等)との年収比較は?

不動産・建設業界と他業界の年収比較は以下のとおりです。国税庁の業種別データは中小含む全体平均、大手デベ・ゼネコンは2025年3月期有報の単純平均です。

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業界 平均年収目安 備考
全業種 約458万円 国税庁データ(基準)
不動産業・物品賃貸業 約471万円 国税庁データ。全業種比1.03倍
建設業 約548万円 国税庁データ。全業種比1.20倍
IT・情報通信業 約630万円 国税庁データ
メーカー(製造業) 約540万円 国税庁データ
金融(メガバンク・三菱UFJ FG) 1,093万円 三菱UFJ FG 2025年3月期有報
大手デベ5社平均 1,300万円超 5社単純平均(住友除く4社は1,391万円)
大手ゼネコン4社平均 約1,099万円 鹿島・大林・大成・清水の単純平均
出所:国税庁「民間給与実態統計調査」令和5年分・各社2025年3月期有価証券報告書

業界全体ではIT・金融・建設の方が高めですが、大手デベに絞れば金融トップクラスを上回る水準となります。

業態別(デベ/仲介/AM・PM/ゼネコン)の年収比較は?

不動産業界は業態によって年収レンジが大きく異なります。下表は弊社独自調べによる業態別の推定平均年収レンジです。

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業態 推定平均年収レンジ 代表企業
大手デベロッパー(5大デベ) 1,000〜1,800万円 三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD
中堅デベロッパー/私鉄系 700〜900万円 阪急阪神不動産、京阪電鉄不動産、サンフロンティア不動産
戸建分譲・ハウスビルダー 450〜950万円 ケイアイスター不動産、オープンハウスG、飯田G
不動産仲介 500〜800万円(歩合で1,500万円超も) 三井リハウス、東急リバブル、不動産SHOPナカジツ
大手ゼネコン(スーパーゼネコン) 1,000〜1,200万円 鹿島建設、大成建設、清水建設、大林組
準大手・中堅ゼネコン 700〜900万円 戸田建設、西松建設、五洋建設
出所:弊社独自調べ

同じ不動産業界でも業態の選択が年収の天井を決める要素となります。短期的な高収入を狙うなら歩合制の仲介営業、長期安定なら大手デベの管理職、専門性で勝負するなら不動産鑑定士や一級建築士というキャリア軸が一般的です。

不動産業界の年収が高い理由は?

不動産業界、特に大手デベロッパーやスーパーゼネコンの年収が高い理由は、業界構造・ビジネスモデル・人材需給の3つに集約されます。

1. デベロッパーの高い利益率(業界構造)

再開発プロジェクトは投資額が大きく、成功時の利益も巨大です。大手デベは事業セグメントごとに利益率10〜20%を確保し、社員報酬に還元しています。三井不動産(1,756万円)・三菱地所(1,347万円)・東急不動産HD(1,278万円)など、5大デベの平均年収はいずれも1,200万円超に達します。2024年度は5大デベ各社が過去最高益を更新し、それが2025年3月期の平均年収の大幅増として現れました。

2. 歩合制と業績連動賞与(ビジネスモデル)

不動産仲介営業は歩合制が標準で、売上の5〜10%が成果報酬として加算されます。不動産SHOPナカジツの公式モデルでは、3年目で歩合給400万円(合計年収784万円)、歩合給最高額は1,313万円(2024年度実績)に達しています。デベロッパーも業績連動賞与の比重が大きく、利益が出た年は社員還元が手厚くなる仕組みです。

3. 資格による専門性プレミアム(人材需給)

宅地建物取引士・不動産鑑定士・一級建築士・一級建築施工管理技士などの資格保有者は、転職市場で常時優遇され、年収にも資格手当として上乗せされます。不動産鑑定士は月10,000〜50,000円の手当に加え、年収100万円以上の上乗せ事例も珍しくありません。建設業の2024年問題(月45時間・年360時間の時間外労働上限規制)導入と人手不足を背景に、特に若手の昇給ピッチが加速している点も特徴です。

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不動産業界とは

不動産業界は、土地・建物の開発・売買・賃貸・仲介・運営管理を担う産業です。国土交通省「不動産業統計集」では、不動産業を「不動産取引業」「不動産賃貸業」「不動産管理業」の3区分に分類しています。本記事では関連の深い建設業(ゼネコン・住宅メーカー)も含め、業界全体として整理します。

業界の主要プレーヤーはデベロッパー・不動産仲介・AM/PM・建設/ゼネコンの4分類に大別されます。それぞれビジネスモデルが異なるため、平均年収にも大きな差が出ます。

業界全体の就業者数は約620万人。製造業・卸小売に次ぐ大規模雇用産業として、日本経済を支える基幹産業のひとつに位置付けられます。

業界概要

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項目 内容
不動産業 売上高 約56兆円(2023年度)
建設投資見通し 約73兆円(2024年度名目)
不動産業 法人数 約36万社
不動産業 従業者数 約143万人
建設業 就業者数 約479万人
業界平均年収(不動産業) 約471万円(全業種平均458万円)
主要プレーヤー 三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD、ヒューリック、鹿島建設、大成建設、清水建設、大林組
出所:国土交通省「令和6年度 建設投資見通し」・財務省「法人企業統計年報」・総務省「経済センサス」「労働力調査」・国税庁「民間給与実態統計調査」令和5年分

不動産業界の主要4分野

不動産業界は4つの分野で構成されます。それぞれビジネスモデルと年収レンジが異なるため、転職検討時には分野ごとの違いを把握しておくことが重要です。

  1. デベロッパー
  2. 不動産仲介
  3. AM・PM(アセットマネジメント/プロパティマネジメント)
  4. 建設・ゼネコン

1. デベロッパー

デベロッパーは用地仕入れから開発・運営まで一貫して手掛ける業態です。三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産HD・野村不動産HDの5社が「5大デベロッパー」と呼ばれ、業界の中核を担います。再開発プロジェクトは投資額・利益額ともに大きく、年収水準は業界トップクラスとなります。私鉄系の阪急阪神不動産、独立系の信和不動産、上場大手のヒューリック・サンフロンティア不動産なども主要プレーヤーです。

2. 不動産仲介

売買・賃貸の仲介を手掛ける業態で、成約手数料が主な収益源です。三井リハウス・東急リバブル・住友不動産販売の3社が大手で、独立系では不動産SHOPナカジツが地域密着で展開しています。仲介営業は歩合制が標準で、トップ営業は年収2,000万円超も狙えます。

3. AM・PM(アセットマネジメント/プロパティマネジメント)

AMは不動産ファンドの運用や投資戦略の立案、PMは物件の維持管理・テナント対応・リーシングを担います。三菱地所投資顧問・野村不動産投資顧問・ジャパンリアルエステイト投資顧問が代表的なAM会社です。金融知識と不動産知識の両方が求められる業態で、AMは年収800〜1,500万円のレンジが目安となります。

4. 建設・ゼネコン

設計・施工を担う業態で、鹿島建設・大成建設・清水建設・大林組の4社が「スーパーゼネコン」と呼ばれます。大型再開発・公共インフラ・大規模ビル建設が主戦場です。住宅メーカーの大和ハウス工業や、戸建分譲のケイアイスター不動産・オープンハウスG・飯田Gもこの分類に含まれます。スーパーゼネコン4社の平均年収はいずれも1,000万円超で、業界内でも高水準の業態です。

不動産業界で働く4つの特徴

不動産業界で働く人にとっての主な特徴は次の4点です。同じ業界内でも、業態や職種により働き方と年収カーブの形が大きく異なる点を押さえておきましょう。

  1. 業態による年収レンジの差が大きい
  2. 歩合制・業績連動賞与の比重が高い
  3. 専門資格による年収プレミアムが効く
  4. 都心再開発・物流施設等の活発な投資機会

1. 業態による年収レンジの差が大きい

同じ「不動産業界」でも、業態によって平均年収は2〜3倍の差が生じます。ヒューリックの2,035万円とケイアイスター不動産の517万円という年収差が好例です。転職検討時には希望年収から業態を逆算する視点が有効でしょう。

2. 歩合制・業績連動賞与の比重が高い

仲介営業は売上の5〜10%が歩合給として加算され、デベロッパーも業績連動賞与の比重が大きい業界です。不動産SHOPナカジツでは3年目で歩合給400万円が公式モデルとして提示されています。固定給だけで判断せず、賞与・歩合を含めた年収全体で比較することが重要です。

3. 専門資格による年収プレミアムが効く

宅建・不動産鑑定士・一級建築士・施工管理技士など、業界には国家資格による年収上乗せの仕組みが整っています。資格手当は月数千円から5万円程度、加えて転職市場でのオファー年収も100万円単位で上乗せされる事例があります。

4. 都心再開発・物流施設等の活発な投資機会

2020年代以降、虎ノ門・麻布台・渋谷・大手町・八重洲・品川等で大型再開発が進行しています。物流施設・データセンターへの投資も拡大しており、業界全体として投資機会が豊富な時代を迎えています。これが大手デベの2025年3月期の大幅な業績上振れ、ひいては社員年収の増加につながっています。

不動産業界の市場動向と将来性

不動産・建設業界の市場規模は中長期で拡大基調にあります。国土交通省「建設投資見通し」によると、建設投資総額は2020年度から2024年度にかけて約60兆円から約73兆円へ拡大しました。

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年度 建設投資(名目) 政府投資 民間投資
2020年度 約60兆円 約24兆円 約36兆円
2021年度 約62兆円 約23兆円 約39兆円
2022年度 約66兆円 約24兆円 約42兆円
2023年度 約70兆円 約25兆円 約45兆円
2024年度(見通し) 約73兆円 約25兆円 約48兆円
出所:国土交通省「令和6年度 建設投資見通し」

民間投資の伸びが顕著で、都心再開発・物流施設・データセンター需要が市場を牽引しています。J-REIT市場も2024年末時点で時価総額16〜17兆円規模に拡大し、AM・PM職種の活躍余地が広がっています。2024年度の建設投資は約73兆円と過去最高水準に達しました。

大手デベの業績にも上振れが及んでいます。三井不動産・三菱地所・東急不動産HDなど5大デベ各社は2024年度に過去最高益を更新し、それが2025年3月期の平均年収の大幅増として現れました。三井不動産は前年比+467万円、東急不動産HDは+165万円、三菱地所は+74万円と、デベロッパー全体で増収増益が社員還元に結び付いた1年と言えます。

一方、人口減少と空き家問題は中長期の業界課題です。地方住宅市場は縮小傾向で、戸建分譲は住宅市況の循環影響を受けやすく、年収も業績連動で変動が大きい業態となっています。ESG・サステナブル建築(ZEH/ZEB/LEED)と不動産テック(PropTech)の本格普及が、業界の次の成長ドライバーとして注目されています。

不動産業界の労働環境・ワークライフバランス

不動産・建設業界の労働環境は業態と職種によって大きく異なります。下表は弊社独自調べによる業態別の労働環境傾向です。

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項目 業界傾向 備考
月平均残業時間(不動産業全体) 約15〜25時間 事務職含む全社員平均
月平均残業時間(営業職・現場部門) 約30〜50時間 仲介営業・施工管理現場は長め
建設業 全国平均残業時間 51.3時間/月 セコカンプラス調べ
不動産業 若手離職率(30歳未満男性) 約11.2% 厚生労働省「雇用動向調査」
全業種 有給取得率平均 63.5% 厚生労働省「就労条件総合調査」2024年12月
建設業の時間外労働上限規制 月45時間・年360時間 2024年4月適用(特別条項80時間)
出所:厚生労働省「毎月勤労統計調査」「雇用動向調査」「就労条件総合調査」・セコカンプラス調べ・弊社独自調べ

建設業では2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、業界全体で残業削減と働き方改革が進んでいます。デベロッパー本社は月30〜50時間、施工管理現場は月35〜55時間と職種で差があり、仲介営業は月の前半に契約集中・月末締めで残業が膨らむ傾向があります。不動産業界の残業時間に関する詳細は別記事でも整理しているのでご覧ください。

若手社員の離職率は約11.2%(厚生労働省「雇用動向調査」、不動産業の30歳未満男性ベース)で、全業種平均と比べてやや高めです。歩合制の仲介営業や繁忙期の長い施工管理職で離職が出やすい傾向があり、入社後3年以内のフォロー体制や評価制度の透明性が定着の鍵となります。リメディが日々の転職相談でお預かりする情報を踏まえると、年収の高さだけでなく評価制度・残業実態・歩合の運用ルールを入社前に確認しておくことが、不動産業界では特に大切と言えるでしょう。

不動産業界の主な職種と年収

不動産業界の主要職種について、業務内容と年収レンジを整理します。役職レベル別の年収目安は下表のとおりです。

役職レベル別の年収目安

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レベル 名称 年収目安 想定年齢
レベル1 担当者 400〜550万円 22〜28歳
レベル2 主任 550〜750万円 28〜33歳
レベル3 課長/マネージャー 750〜1,000万円 33〜40歳
レベル4 部長/役員 1,000万円〜 40歳〜
出所:弊社独自調べ

開発企画・用地仕入

開発企画は再開発プロジェクトの企画・推進を担い、用地仕入はその前段として開発用地の取得交渉を行います。デベロッパーの花形職種で、大型案件を担当すれば年収1,500万円超に届きます。プロジェクトマネジメント能力と財務・法務知識が問われる職種です。

法人営業(リーシング)

オフィス・商業施設のテナント誘致を担当する職種です。大型物件のリーシング担当は法人交渉力と業界ネットワークが武器となり、年収レンジは600〜1,300万円が目安です。デベロッパーや大手AM会社で募集が多い職種となっています。

AM(アセットマネジメント)・PM(プロパティマネジメント)

AMはJ-REITやファンドの運用責任者として、投資戦略・物件売買・運用パフォーマンスを管理します。年収レンジは800〜1,500万円で、金融機関出身者の転職先としても人気の職種です。PMは物件の日常運営・テナント対応を担い、年収レンジは500〜900万円となります。

仲介営業(売買・賃貸)

個人向け売買・賃貸仲介の営業職で、歩合制が標準です。基本給は控えめでも、成果次第で年収400〜2,000万円のレンジに広がります。不動産SHOPナカジツでは歩合給最高額1,313万円(2024年度)が公式に公表されています。

施工管理・設計

施工管理はゼネコン・住宅メーカーの現場で品質・工程・安全を管理する職種です。一級建築施工管理技士の保有者は転職市場で優遇され、年収レンジは500〜1,200万円が目安となります。設計は意匠・構造・設備の3分野に分かれ、一級建築士保有者は同様のレンジで活躍できる職種です。スーパーゼネコン4社(鹿島・大成・清水・大林)の平均年収は2025年3月期に揃って上昇し、4社平均は約1,099万円に達しました。建設業の2024年問題(月45時間・年360時間の時間外労働上限規制)導入と人手不足を背景に、若手の昇給ピッチが加速しています。

不動産業界で年収を上げるには

不動産業界で年収を上げる代表的な方法は次の3つです。

  1. 大手デベ・ゼネコンへ転職する
  2. 歩合制の営業職で実績を積む
  3. 専門資格を取得して市場価値を高める

1. 大手デベ・ゼネコンへ転職する

業界内で最も確実な年収アップ手段は、中堅企業から大手デベ・スーパーゼネコンへの転職です。同じ職種でも、大手と中堅で年収差は2倍以上になる例が珍しくありません。例えば中堅デベ(年収700〜900万円)から三井不動産・三菱地所クラス(1,300〜1,700万円)への転職に成功すれば、年収500万円以上のアップも実現可能です。ただし大手デベは中途採用比率が低く、選考難易度も高めです。業界経験と即戦力スキルを明確に提示する準備が必要となります。

2. 歩合制の営業職で実績を積む

短期的な年収アップを狙うなら、歩合制の仲介営業が有力な選択肢となります。不動産SHOPナカジツのような歩合の上限が高い企業に転職し、成果を出せば30代で年収1,500万円超も視野に入ります。ただし営業ノルマと労働時間のバランスは確認しておきましょう。

3. 専門資格を取得して市場価値を高める

不動産鑑定士・一級建築士・一級建築施工管理技士などの難関国家資格は、転職市場で常時引き合いがあります。資格手当の他に、オファー年収自体が100万円単位で上乗せされる事例も多い領域です。30代以降のキャリアアップ手段として有効でしょう。

不動産業界への転職支援

不動産業界は業態・職種・企業規模で年収レンジが2〜3倍変わる業界のため、転職先選びがキャリア全体に与える影響が大きい領域です。同じ「営業職」でも、大手デベの法人営業と中小仲介の個人営業では業務内容も年収カーブも別物となります。

リメディはGoogle口コミ4.9/5.0(2024年12月時点)の高い評価をいただいている転職エージェントです。求職者一人ひとりのキャリア志向と希望年収に合わせ、デベロッパー・仲介・AM・ゼネコンの各業態の選考ルートをご紹介します。

具体的な支援内容は、求人紹介から年収交渉までの一貫サポートです。公開求人だけでは判断しにくい各企業の評価制度・残業実態・歩合の運用ルールなどの内情も、エージェント経由で確認できます。不動産業界への転職を検討されている方は、まずはリメディにご相談ください。

不動産業界の転職で成功するポイント

業界理解・スキル・エージェント活用の3軸を押さえる

不動産業界の転職で成功するためには、業界理解・スキル整理・エージェント活用の3つの観点を押さえることが重要です。

1. 業界理解:4分野のビジネスモデルを把握する

デベロッパー・仲介・AM/PM・ゼネコンの4分野は、ビジネスモデル・収益源・年収カーブが大きく異なります。志望企業の利益構造と社員還元の仕組みを理解した上で応募することで、面接での志望動機の説得力が高まります。

2. スキル・経験要件:業態ごとに求められる強みを整理する

デベはプロジェクトマネジメント能力と財務知識、仲介は営業実績と顧客対応力、AMは金融×不動産の複合知識、ゼネコンは施工管理技士・建築士の資格と現場経験が問われます。自分の経歴を整理し、どの業態でアピールしやすいかを判断する必要があります。

3. エージェント活用:非公開求人と内情情報にアクセスする

不動産大手の中途採用は非公開求人での募集が多く、転職エージェント経由でしかリーチできないポジションが存在します。歩合制の運用ルール・評価制度・離職率など、求人票だけでは見えない情報もエージェント経由で得られます。

不動産業界への転職を検討するなら

不動産業界の年収は業態の選び方で天井が決まる業界です。大手デベなら40代で1,500万円超、ゼネコンなら40代で1,100万円前後、歩合制の仲介営業なら成果次第で年収2,000万円も狙えます。一方、中小仲介・戸建分譲では年収レンジが500〜700万円台となり、業界内の年収格差は大きい構造となっています。

不動産業界への転職を検討されている方は、まずはリメディにご相談ください。希望年収・キャリア志向・ライフスタイルから逆算して、最適な業態と企業の選定からサポートします。不動産業界の残業時間など労働環境も合わせてご確認ください。

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