ハイクラス転職のリメディ無料登録

コンサル転職に英語は必要?公式求人の要件・使う場面・準備の進め方

コンサル転職で必要な英語力は、応募する職種・職位・担当案件で変わります。英語を応募要件に挙げる求人もあれば、歓迎条件にする求人もあります。本記事では、日本でコンサルタントへの中途転職を考える方に向けて、公式求人の読み方と、仕事で使う英語の違いを解説します。

「点数を上げるまで応募しないほうがよいか」「読み書きはできるが、会議は苦手でも大丈夫か」。答えを探すには、英語力と職務経験を分けて整理する必要があります。海外拠点との会議を想定した図解を使い、今できることと準備することを具体化してみましょう。

この記事の監修者:リメディ 清 龍一

東京大学を卒業後、クニエに入社。医療機関の業務改革・DX支援や新規サービスの立ち上げに従事。現在はプロフェッショナルファームに在籍する方・志望する方の転職を支援。

目次

コンサルに英語は必要?求人の4つの書き方を見分ける

まず確認したいのは、英語の記載がどの条件欄にあるかです。「ビジネスレベル」という同じ表現でも、応募要件と歓迎条件では意味が違います。記載がない場合も、英語を使わないと決まったわけではありません。

応募要件・必須条件求める場面に対応できるか

「英語での口頭・文書の説明」など、書かれた業務と自分の経験を照らす。点数だけで充足を判断しない。

望ましい経験・歓迎条件職務経験も併せて検討する

英語だけで応募を諦めず、必須の専門経験を確認。ただし英語が選考で評価されないという意味ではない。

特定案件などの条件付きどの条件で必要になるか

グローバル案件を希望する場合など、対象範囲を確かめる。希望する仕事と条件が結び付いているかを見る。

記載なし・曖昧英語の使用場面を確認する

顧客対応、社内会議、資料、研修などを分けて質問する。「書いていない」を「不要」に読み替えない。

求人票を読み分けるための編集部による整理です。採否や配属を判定する診断ではありません。

例えば、英語の会議進行は未経験でも、応募先が重視する業務改善やシステム導入の経験があるかもしれません。逆に、英語が得意でも、その求人に必要な専門経験を満たすとは限りません。語学と専門性のどちらに不足があるかを分けると、準備の方向がはっきりします。

英語以外に何を評価されるかは、コンサルタントに必要なスキルと、前職経験の伝え方で詳しく説明しています。

応募先の英語条件と、自分の職務経験をどう照らすか迷う場合は、下の担当者紹介から相談相手を選べます。英語を使った場面と、今の担当業務を伝えてみてください。

公式求人3社4件で見る、求められる英語力の違い

以下は2026年9月28日に確認した公式募集情報です。同じ会社でも職種ごとに条件を読む必要があり、この4件を各社全体の採用基準として扱うことはできません。

会社・募集職種英語の記載応募を考えるときの読み方
アクセンチュア
インフラマネージドサービスコンサルタント
ビジネスレベルの英語能力(TOEIC 600以上相当)を「望ましい経験・スキル」に記載点数を全社共通の必須基準にしない。インフラ領域の実務・提案経験などの応募要件も確認する。
アクセンチュア
戦略コンサルタント
ビジネスレベルの英語力を「望ましい経験・スキル」に記載英語の記載だけで応募可否を決めず、別欄の職務経験などと併せて読む。
KPMGコンサルティング
経理財務・経営管理領域
ビジネス会話レベルの英語について、グローバル案件を希望する場合という条件付き希望する案件との関係を確かめる。全社や全案件で英語が不要という意味ではない。
McKinsey
Engagement Manager(東京・大阪)
複雑な内容を英語・日本語の双方で、口頭と文書で伝えられる流暢さを要件として記載この職位に求める要件。ほかの職位の応募基準や試験の点数へ置き換えない。
出典:アクセンチュア・インフラ領域/同・戦略コンサルタント/KPMG・経理財務領域/McKinsey・Engagement Manager。募集条件は変更されるため、応募時に最新情報をご確認ください。

特に読み落としたくないのは、歓迎条件でも実務で使う場合があることです。表のインフラ領域求人は、オフショアのスタッフと英語で連携する機会が多いことも説明しています。「必須と書かれていないから、入社後も使わない」と考えると、希望と実際の仕事がずれかねません。

仕事ではどんな英語を使う?海外拠点との会議を図解

「英語ができる」を一括りにせず、資料を読む、依頼を書く、話を確かめる、合意を残すに分けてみましょう。読み書きには対応できても、とっさの質問には時間がかかるなど、準備すべき点が見えてきます。

下の図は、海外拠点から売上データを集め、改善案を検討するという編集部作成の架空ケースです。各項目を開くと、英語を使う場面と確認する内容が読めます。特定企業の業務手順や支援実績ではありません。

場面1|読む:海外拠点の資料を、そのまま比較してよいか

届いた資料の「Sales」が何を含むかを確かめます。受注額なのか、計上済みの売上なのか。対象期間や通貨が違えば、翻訳が正しくても単純には比べられません。

確認の例

Does this figure include cancelled orders?

この数値には、キャンセルされた注文も含まれていますか。

練習すること:資料から事実・定義・未確認事項を抜き出し、日本語でも説明してみる。単語の意味が分かることと、比較の前提が分かることを区別します。

場面2|書く:必要なデータを、相手が返せる形で依頼する

「売上データをください」だけでは、範囲も形式も伝わりません。何を判断するためか、どの期間・単位のデータが必要か、期限はいつかを分けて書きます。

依頼の例

Could you share monthly sales by product for April to June? We need the data to compare the two regions. Please let us know when you can send it.

4〜6月の商品別の月次売上をご共有いただけますか。2地域を比較するために使用します。送付できる時期もお知らせください。

練習すること:目的・必要な情報・相手への依頼を短く書く。期限を合意するときは日付とタイムゾーンも確認し、曖昧な「明日中」を避けます。

場面3|聞く・話す:聞き取れない前提を、会議中に確かめる

数字は聞き取れても、推計なのか確定値なのかを聞き逃すと、議論がずれます。分かったふりで進めず、自分の理解を短く言い直して確認します。

聞き返しの例

Do you mean these numbers are estimates, not final results?

これは確定した実績ではなく、推計値という理解で合っていますか。

練習すること:聞き取れなかった箇所を特定し、確認する。長い意見を一度で話すより、結論と理由を短く区切り、相手の反応を確かめます。

場面4|合意を残す:決定事項と、持ち帰った課題を分ける

会議が流暢に進んでも、誰が何をするかが違って伝われば仕事は進みません。決まったこと、まだ決まっていないこと、担当者と期限を分けて記録します。

締めくくりの例

We agreed to check the data definitions first. We haven’t agreed on a start date yet.

まずデータの定義を確認することで合意しました。開始日はまだ決まっていません。

練習すること:会議を聞いて、決定事項と未決事項を別々に書く。相手の発言をすべて訳すだけでなく、次の作業が分かる記録にします。

このケースでは、単語や文法に加えて、データの意味を捉える力や会議を整理する力も使います。英語だけを切り離して勉強するより、コンサルタントがプロジェクトで行う作業と結び付けると、学ぶ目的が具体的になります。

TOEICは何点必要?求人の点数と実務でできることを分ける

本記事で確認した求人から、コンサル業界共通の必要点数は示せません。公式求人に具体的な点数があれば、その職種の条件として読みます。「必須なのか、目安なのか、歓迎なのか」までセットで確認してください。

例えば前述のインフラ領域求人は、TOEIC 600以上相当を歓迎条件として掲載しています。この一例から「600点あればどのコンサルにも応募できる」「600点で英語の会議を進行できる」とは判断できません。

IIBCによると、TOEIC Listening & Reading Testは「聞く・読む」力を測り、Speaking & Writing Testsは「話す・書く」力を測ります。そのためL&Rの点数と、英語で会議を進行した経験は分けて伝えるのが適切です。どちらか一方だけで、その人の仕事上の英語力を説明し切ることはできません。

点数を伝える際は、試験の名称と受験時期に加えて、業務で何をしたかも整理しましょう。英語の技術文書を読んで仕様を確認した経験と、海外担当者に納期変更を説明した経験では、使っている力が違います。スコアが同じでも、得意な場面が同じとは限りません。

求人に「ビジネスレベル」とだけ書かれている場合は、点数へ独自に換算せず、英語で誰と、何を、どの程度一人で進めるのかを確認します。メールの定型連絡なのか、顧客との議論や交渉なのかで、準備する内容は変わります。

外資・日系や役職名だけでは判断できない理由

外資系か日系かという区分だけで、英語の要否は決まりません。確認した公式求人でも、英語の条件は募集職種や案件の希望と結び付いています。会社名から想像するより、配属先でのやり取りを確かめるほうが、入社後の仕事を考えやすくなります。

顧客との会議と、社内でのやり取りは別に聞く

顧客との会話が日本語でも、海外の開発チームへの依頼や社内資料の確認で英語を使う可能性はあります。反対に、グローバル案件という名称だけでは、自分が会議を進行するのか、資料作成を担当するのかまでは分かりません。

応募先には「英語を使いますか」に加えて、「主な相手は誰か」「読む・書く・会話のどれが中心か」「入社直後に任される作業は何か」を確認するとよいでしょう。IT領域の仕事自体を整理したい場合は、ITコンサルタントの仕事内容も参考になります。

上位職への応募では、英語で担う責任まで確認する

同じ「会議に出る」でも、報告を聞くのと、論点を整理して相手の合意を得るのとでは求められる対応が違います。McKinseyのEngagement Manager求人が口頭・文書の双方で複雑な内容を伝える力を挙げるように、職位と役割を一緒に読むことが大切です。

ただし「マネージャーなら必ずこの英語力」と会社をまたいで一般化することはできません。オファーを検討する段階では、英語の顧客説明、チーム管理、会議進行のどこまでを担当する想定か確かめましょう。職位ごとの責任は、コンサル業界の分野と職位別の仕事で解説しています。

今応募するか、英語の準備を先にするか

英語が苦手という理由だけで、転職活動を一律に止める必要はありません。一方で、必須の英語対応ができないまま、できると伝えて応募するのも避けたいところです。希望求人の条件と、現在の経験の差から考えてみてください。

専門経験があり、英語は歓迎条件だった

進め方:職務経験が必須条件に合うかを確かめたうえで、応募の検討と英語学習を並行する。英語の実務経験がないことは正直に伝えます。

確認したい点:現在の英語力で対応できる仕事があるか、入社後にどの場面で英語を使うか。歓迎条件であることだけで採用や配属が決まるわけではありません。

読み書きはできるが、英語の会議に自信がない

進め方:「英語が苦手」とまとめず、資料読解やメール対応はできる一方、即答や会議進行には準備が必要と分けて伝える。応募先が求める場面を確認します。

練習したい点:業務の説明、質問の聞き返し、決定事項の要約。話す速さだけでなく、分からない点を確かめて仕事を進められるかを振り返ります。

英語は得意だが、希望分野の職務経験が少ない

進め方:語学を使った経験の中から、顧客の課題を解決したこと、部署間の調整、業務改善などを整理する。英語そのものと、仕事の中身を分けて説明します。

確認したい点:応募先が求める専門経験や採用枠。英語だけで経験要件を置き換えられるとは限りません。隣接する経験を使える分野や、未経験者向けの募集も検討します。

応募・準備の考え方を整理するための例です。選考結果や求人紹介を保証するものではありません。

コンサル経験の有無も気になる方は、コンサル業界への転職準備と選考対策を確認してみてください。英語の学習だけを進める前に、応募先で活かせる経験を見つけることも大切です。

今の経験を活かせる仕事から探したい場合は、下の求人検索でコンサル領域の仕事を確認できます。気になる求人が見つかったら、職務内容と語学要件を併せて読んでみてください。英語力による絞り込みはありません。

経験を活かせるコンサル求人を探す

リメディが扱うハイクラスの非公開ポジションを、年収・職種で絞り込んで確認できます。
経歴を登録された方には、合致するポジションのスカウトが届くこともあります。

遷移先で年収・職種から絞り込めます

職務経歴書・面接では「英語で何をしたか」を伝える

「ビジネス英語ができます」だけでは、担当した仕事が伝わりません。相手・場面・自分の作業・頻度・支援の有無を整理すると、応募先との接点を説明しやすくなります。

例1:読み書きの経験を、会話力と混同しない

以下は実績ではなく、書き方を説明するための架空例です。「英語で海外拠点と連携」だけだった記述を、「海外拠点にメールで月次データを依頼し、定義の不明点を確認。集計結果は日本語で国内責任者に報告。英語での会議進行は未経験」と具体化します。

対応できることに加えて、経験のないことも区別したほうが、面接での確認が進めやすくなります。翻訳ツールや上司の確認を使った場合も、その前提を含めて説明しましょう。一人で完結したように広げて書く必要はありません。

例2:英語で話した事実の先に、仕事上の役割を書く

「海外チームの会議に参加」も、聞くだけだったのか、課題を説明したのかで意味が変わります。架空例なら、「海外開発チームとの定例会議で、日本側の追加要望と影響を説明。回答できなかった技術論点は担当者に確認し、会議後に英文で補足」と書けます。

相手の要望を調整したのか、作業の遅れを報告したのか、次の判断を促したのか。語学を使って担った役割を示すと、英語力と仕事の経験を一緒に伝えられます。担当していない交渉や意思決定まで、自分の成果に含めないようにしましょう。

英語面接があるか、どの段階で何を確認するかは、応募先ごとに確かめます。準備では自己紹介の暗記だけでなく、「その仕事で何が難しく、自分は何をしたか」を短く説明し、追加質問に答える練習を取り入れてください。

英語の準備は、希望する仕事の1場面から始める

単語・文法の学習と併せて、応募先で必要になる作業を練習します。目標を「英語を話せるようになる」だけにすると、何ができれば前進したのか分かりにくくなるからです。

1|求人を1件選び、英語を使う仕事を抜き出す

資料調査、海外チームとの連絡、顧客説明など、記載された作業を挙げる。不明な場面は推測で埋めず、応募先への質問にする。

2|公開資料や架空の題材で、短く試す

公開レポートの一節を読んで要約する、上の架空ケースで依頼メールを書く、自分の仕事を英語で説明してみる。勤務先や顧客の非公開資料を教材に持ち出さない。

3|どこで止まったかを分ける

単語を知らなかったのか、聞き取れなかったのか、仕事の内容を日本語でも説明できなかったのか。原因によって、次の練習を変える。

4|確認・聞き返し・要約まで練習する

用意した説明を話すだけで終わらず、質問された場合の対応を試す。分からない点を確かめ、次に何をするか伝える練習を加える。

学習の進め方の一例です。一定期間での語学力向上や採用を保証するものではありません。

翻訳ツールや生成AIを使う場合も、出力をそのまま送る前に、数字・期限・否定表現・依頼の強さを確かめます。「検討する」が「実行する」と伝われば、文法が自然でも仕事上の意味が変わってしまいます。

業務で利用するときは、勤務先や顧客の情報管理ルール、利用できるサービスの範囲に従ってください。ツールに助けてもらえる作業はあっても、相手の意図を確かめたり、約束した内容に責任を持ったりする役割は残ります。

相談前に整理するとよい、求人と経験の4点

「英語が苦手ですが転職できますか」から一歩進めて、どの求人で、何が気になっているかを伝えると、具体的に話し合いやすくなります。すべてを完璧にまとめる必要はありません。

  • 気になる求人:職種名と、英語が書かれている条件欄。
  • 現在の職務経験:担当した課題、自分の役割、活かしたい専門性。
  • 英語を使った経験:読む・書く・会話の場面と、一人で対応した範囲。
  • 今後の希望:英語を使う案件に挑戦したいか、まず専門性を活かして転職したいか。

例えば、「経理の業務改善経験があり、英語の資料は読めるが会議は未経験。グローバル案件にも関心がある」と整理できれば、応募先と準備の優先順位を相談する出発点になります。英語の点数だけで可能性を狭めず、経験と希望を合わせて考えてみてください。

リメディでは、下の担当者紹介から相談相手を選び、予約できます。求人条件と現在の経験をどう照らすか、これから何を準備するかを相談したい方はご利用ください。

コンサル転職と英語のよくある質問

外資系コンサルでは英語面接がありますか?

会社や募集職種、選考によって異なるため、応募先の案内を確認します。外資系というだけで実施の有無を決め付けず、面接の言語と確認される内容を事前に尋ねてください。

入社してから英語を勉強すれば間に合いますか?

入社時の応募要件と、最初に担当する仕事によります。学習支援があるとしても、必須条件を後から満たせばよいとは限りません。入社直後にどの程度の英語対応を求めるか、応募先に確認しましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次