楽天で法人営業、NTTデータでシステム開発を経験。アクセンチュアでは業務要件定義から設計、UX/CX改善、生成AIを活用した業務効率化に従事。現在はリメディで、若手からエグゼクティブ層までの転職を支援。
コンサル業界は、企業や行政の経営課題の解決を外部の専門家が支援するサービス業です。戦略・総合・IT・FAS・シンクタンクの5分野を入口に、主要企業と仕事内容を紹介します。KPMGコンサルティングとアビームコンサルティングの職位説明から、担当業務の遂行、領域のリード、プロジェクト全体の統括で責任がどう変わるかも確認できます。
本記事のポイント
コンサル業界とはどんな業界か?
コンサル業界は、企業や行政の経営課題を外部の専門家集団が支援するサービス業の総称です。本記事では、提供価値を説明する便宜上、戦略・総合・IT・FAS・シンクタンクの5分野に整理します。提供形態にはプロジェクト型がありますが、期間、体制、契約・報酬の定め方は案件とファームで異なり、業界共通の請求モデルや単価は置きません。
コンサル業界の市場資料を読むときは何を確認するか?
対象サービス、地域、年度を確認してください。企業別の売上高や従業員数を読む場合は、対象法人と単体・連結の範囲も確かめると、何を表す数字なのかを区別できます。
コンサル業界で今後どのような仕事に関わりたいかを考えるには?
企業のサービス説明で関心のある支援分野を探し、求人票で担当業務と必要な経験を確認しましょう。たとえば、アクセンチュアの生成AIエージェントのプラットフォーム、デロイトのSAP移行支援やGX人材育成支援は、企業別の仕事を知る入口になります。
コンサル業界の主要企業はどこか?
主要企業を調べるときは、分野の代表例を入口にし、企業ごとの公式会社情報・採用情報で事業領域と募集要件を確認します。企業名を挙げても、順位・市場シェア・給与水準を示すものではありません。
| 分野 | 例として確認する企業 | 公式情報で見る項目 |
|---|---|---|
| 戦略 | マッキンゼー・BCG・ベインなど | 公式サービス説明・募集職種・選考案内 |
| 総合・IT | アクセンチュア、BIG4など | アクセンチュア公式採用情報などで職務と要件を確認 |
| FAS・シンクタンク | BIG4系FAS、NRIなど | 各社のFAS求人・NRI公式沿革・会社情報 |
コンサル業界の仕事内容は何か?
クライアント企業の経営課題に対し、プロジェクト単位で支援する場合があります。戦略では経営戦略や新規事業、総合では戦略から実装まで、ITではDXやシステム活用、FASではM&A・財務課題、シンクタンクでは調査・政策提言などが扱われます。仕事内容、案件期間、契約・報酬の条件は分野とファームで異なるため、志望先の公式サービス説明と求人票で確認します。
コンサル業界に向いている人はどんな人か?
論理的思考力、対人折衝力、課題を整理して説明する力は、多くの求人を読むときの確認項目です。資格や学歴、IT・会計の実務経験、ケース面接の有無と評価方法はファーム・職種で異なります。公式求人に書かれた必須要件と歓迎要件を自分の経験に照らし、掲載されていない条件を業界共通の必須事項にしないことが大切です。
コンサル業界とは
コンサル業界は、企業や行政の課題解決を外部の専門家が支援するサービス業です。支援内容には、経営戦略、業務改善、IT・DX、財務、組織・人事などがあります。企業名だけで判断せず、どの課題を扱い、提案から実行までのどこを担当するのかをサービス説明や求人票で確認してください。
業界のプレーヤーは大きく戦略 / 総合 / IT / FAS / シンクタンクの5分類に整理されます。それぞれビジネスモデル・提供価値・報酬制度が異なります。提供形態には「プロジェクト型」がありますが、フィー形態、期間、担当範囲は案件とファームによって異なるため、公式採用ページの職務内容と評価制度を確認します。
仕事の内容を具体的に知るには、サービスの対象と支援内容を読むのが一つの方法です。後述する企業別の例では、AIエージェントの実行を管理する仕組み、SAPの移行支援、GX人材の育成支援、M&A後の改善機会を調べる業務を取り上げます。
業界概要 — プレーヤーの5分類
業界はビジネスモデルと提供価値の違いで5つに整理できます。
| 分野 | 記事で挙げる例 | 一次情報の確認先 |
|---|---|---|
| 戦略 | マッキンゼー・BCG・ベインなど | 各社の公式会社情報・採用ページ |
| 総合・IT | アクセンチュア、BIG4など | アクセンチュア公式採用情報と各社の求人 |
| FAS・シンクタンク | BIG4系FAS、NRIなど | 各社FAS求人・NRI公式沿革 |
業界の歴史と変遷
コンサル業界の沿革は、企業ごとに設立・事業再編・サービス開始の時点が異なります。たとえばNRIの公式沿革では、野村総合研究所と野村コンピュータシステムの設立、両社の合併という企業固有の出来事を確認できます。これはNRIの事例であり、業界全体の起点や各社の順序を示すものではありません。
他社の歴史を確認するときも、業界年表を推測で補わず、各社の公式沿革を個別に確認します。アクセンチュアについては、現在の公式採用情報でAI・データ、クラウド、コンサルティングなどのキャリア領域と、経験者・新卒などの応募区分が案内されています。現在の採用情報は、過去の業界再編を一括して証明する資料ではありません。
DXや生成AIなどのテーマを歴史の転換点として扱う場合は、発表主体と日付を明示できる公式資料に限ります。本記事では、業界全体の「全ファーム」「主戦場」といった断定をせず、現在のサービス説明・採用情報で確認できるテーマを企業別に読み取ります。
| 確認対象 | 一次情報の例 | 読み取れる範囲 |
|---|---|---|
| 沿革 | NRI公式沿革 | 設立・合併など、NRI固有の出来事を確認する |
| 現在の領域 | アクセンチュア公式キャリア領域 | 掲載時点の職種領域・応募区分を確認する |
| 業界全体の変化 | 各社の公式発表を個別に照合 | 一社の発表を全社共通の歴史や規模へ外挿しない |
コンサル業界の主要5分野
- 戦略コンサル(MBB+A.T.カーニー+ローランド・ベルガー)
- 総合コンサル(BIG4+アクセンチュア)
- ITコンサル(アビーム / ベイカレント / フューチャー / シグマクシス)
- FAS(合同会社デロイト トーマツのFAS領域 / KPMG FAS / PwCアドバイザリー)
- シンクタンク(NRI / 三菱総研 / 日本総研 / 大和総研)
1. 戦略コンサル
戦略コンサルは経営戦略・全社戦略・新規事業戦略の策定支援を扱う業態です。マッキンゼー・BCG・ベインの3社を「MBB」と呼ぶことがありますが、通称は順位や市場シェアの公的指標ではありません。仕事内容・選考・報酬は志望先の公式採用情報で確認します。
戦略分野の求人では、どの経営課題を扱い、自分が調査・分析・提案のどこを担当するのかを確認してください。案件の期間やチーム体制、提案先も、求人票や面接で具体的に確かめましょう。
2. 総合コンサル
総合コンサルには戦略〜業務改善〜IT導入〜運用まで複数の工程を扱う企業があります。BIG4系やアクセンチュアなどを例にできますが、「中核」や社数を業界の公式順位として扱わず、各社のサービス説明と求人で担当範囲を確認します。
総合コンサルには、戦略から実装・運用まで複数フェーズを扱う求人があります。仕事内容、担当フェーズ、必要スキル、評価制度は公式採用ページで職種ごとに確認します。
3. ITコンサル
ITコンサルはDX推進・SAP/クラウド移行・データ活用を主軸とする業態です。代表企業としてアビームコンサルティング、ベイカレント・コンサルティング、フューチャー、株式会社シグマクシスなどが挙げられます。企業規模や従業員数は法人・年度・集計範囲で変わるため、人数を業界比較に用いず、各社の公式会社情報・有価証券報告書で確認します。
ITコンサルはDX、ERP、クラウド、データ活用などの実装に近い案件を担います。報酬条件は企業・職位・職務内容ごとに異なるため、公式求人の仕事内容と必要スキルを照合します。
4. FAS(ファイナンシャルアドバイザリー)
合同会社デロイト トーマツのFAS領域を知る例として、デロイト公式の「Deloitte Tohmatsu Financial Advisory」採用情報では、M&A、財務デューデリジェンス、バリュエーション、企業再生・業績改善、企業不祥事・危機への対応に関わるサービスが紹介されています。
この会社別の例を入口に、志望先ではどのサービスを提供し、応募する職種が何を担当するのかを調べてください。求人票では、業務範囲と必要な経験・資格を照合しましょう。
5. シンクタンク
企業別の事業例として、NRI(野村総合研究所)は調査・研究、コンサルティング、ITソリューションなどのサービスを提供しています。同社の公式ページ「国内・海外拠点」で紹介されている事業内容です。
NRIへの応募を検討するなら、関心のあるサービスと募集職種の担当業務を照らし合わせてください。他社を検討する際も、その会社の事業紹介と求人票を読み、取り組みたい仕事と必要なスキルを確かめましょう。
コンサル業界の市場資料・企業情報を読むときの確認点
市場資料を読むときは、まず対象サービス・地域・年度を確認してください。続いて、企業の事業規模は公式IR、政策の内容は公的資料、担当業務は求人票というように、知りたいことに合わせて資料を選びます。
| 確認したい範囲 | 一次情報の例 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 政策上の背景 | 経済産業省のDX政策 | 政策の目的・対象・施策の内容 |
| 企業別の売上・人員 | 上場ファームの有価証券報告書・公式IR | 法人・年度・連結範囲をそろえて読む |
| 求人と職務 | 各社の公式採用ページ・募集要項 | 募集職種の担当業務・必須要件・歓迎要件 |
NRIやベイカレントなどの企業情報を読む際も、売上高・従業員数・平均年間給与がどの法人と年度を対象にしているかを確認します。単体か連結か、どの従業員を集計した数字かを併せて読むと、比較する範囲をそろえられます。
コンサルの仕事を知る企業別サービス・育成制度の5例
各社の公式ページから、支援内容と学習機会がわかる5例を紹介します。確認日は2026年9月28日です。企業ごとのサービス・制度の例であり、業界全体の成長や採用動向を示すものではありません。
1. アクセンチュア:生成AIエージェントの実行を管理する仕組み
アクセンチュアのGOGENは、生成AIエージェントの実行をワークフローとして定義・統制するプラットフォームです。
AIに関わる仕事を検討するときは、AIを何に使うかだけでなく、業務のどの手順で動かし、どう管理するかにも注目してください。サービス説明と求人票を照らし、こうした仕組みの設計や運用のどこを担当するのかを確認しましょう。
2. デロイト:SAP ECCからSAP S/4HANAへの移行支援
デロイトのBrownfield+は、SAP ECCからSAP S/4HANAへの移行を支援するサービスです。
SAPに関わる求人を読む際は、この例のように、移行元と移行先を確かめてください。そのうえで、自分が担当する業務領域や作業工程、これまでの導入経験を生かせる部分を募集要項や面接で確認すると、仕事を具体的に捉えられます。
3. デロイト:GX人材のリスキリング支援
デロイトのGX Consultingでは、GX人材のリスキリングを支援しています。サステナビリティ、脱炭素、人材開発などの専門家の知見を用いるサービスとして紹介されています。
GXというテーマに関心がある場合も、担当する支援内容まで確かめましょう。この例を読む際は、人材育成への関わり方や、どの分野の専門家と協働するのかを確認する手がかりにできます。
4. KPMG FAS:M&A後の改善機会を調べる業務
KPMG FASのオペレーショナルデューデリジェンスの説明では、バリュークリエーション型について、M&A後のコスト削減機会の特定、施策立案、財務インパクトの評価まで踏み込むとしています。
FASの仕事を知る際は、何を調べるかに加え、調査後にどのような提案や評価を行うかを読むと、業務を具体的に捉えられます。この例なら、改善機会を探す作業、施策を考える作業、財務面への影響を評価する作業のどこを担うかを求人票や面接で確認してください。
5. アクセンチュア:仕事に必要なスキルを学ぶ研修
アクセンチュアの「研修・トレーニング」ページでは、働く場所や伸ばしたいスキルに応じたトレーニングプログラムを紹介しています。
仕事を選ぶときは、入社時に求められる経験と、入社後に学びたい内容を分けて考えてください。担当予定の業務にどの研修が関係するか、受講の条件や時期はどうなっているかを採用担当者に確認しましょう。
コンサル業界の主要企業
企業ごとの年収・規模を比べるときは、対象法人・年度・指標をそろえて公式資料を確認することが重要です。
上場企業の年収・規模を確認する方法
| 比較する情報 | 確認する一次資料 | 読み方 |
|---|---|---|
| 平均年間給与 | 提出会社の有価証券報告書 | 年度・単体/連結・対象従業員をそろえる |
| 企業の事業領域 | 公式IR・会社情報 | サービス分野と売上の対象範囲を確認する |
| 募集職種・条件 | 公式採用ページ・募集要項 | 職種、勤務地、必須要件、報酬欄を個別に読む |
上場ファームの平均年間給与や従業員数は、各社の有価証券報告書で開示の有無と対象範囲を確認します。NRI、ベイカレントなども、提出会社・連結範囲、会計年度、平均年齢の分母をそろえなければ順位付けできません。リブ・コンサルティングやフューチャーのように、事業領域や上場区分が異なる企業は仕事内容と採用要件もあわせて確認しましょう。
非上場の主要プレーヤーを確認する方法
非上場企業は有価証券報告書で一律の平均年間給与を確認できない場合があります。公式採用ページに掲載された職務内容・応募条件・給与条件を企業ごとに確認し、開示のない値は断定しません。
他業界との年収比較
コンサル業界と他業界の給与を比較する場合は、同じ年度・同じ対象範囲で開示された平均年間給与だけを並べます。業界横断の単一平均や、開示のない職種別レンジは作成せず、公式IR・求人の条件を確認します。
戦略・総合・IT・FAS・シンクタンクでは、顧客課題、案件の進め方、必要スキル、評価制度が異なります。転職時はターゲット業態を決め、公式求人の必須要件と自身の実績を照合することが出発点です。
コンサル業界のキャリアと働き方
業界でのキャリアを描くうえで、職位・業態・資格の3軸を押さえると全体像が見えてきます。
職位による責任範囲の違い
コンサルの職位を理解するには、担当業務を遂行する役割から、領域やプロジェクトを率いる役割へ、任される範囲がどう変わるかに注目してください。提示された職位名だけでなく、「何を進めるのか」「誰の仕事に責任を持つのか」まで確かめましょう。
以下は、2026年9月28日に確認したKPMGコンサルティングとアビームコンサルティングの公式キャリア説明です。職位の区分は会社やキャリアパスごとに異なるため、同じ名前を同格として比較するものではありません。
KPMGコンサルティング:担当領域の遂行からプロジェクト全体の統括へ
KPMGの説明では、Consultantは担当領域の業務遂行と品質管理に加え、顧客側の担当者とのやり取りを担います。Senior Consultantは、プロジェクト全体の方針に沿って作業の進め方を考え、実行する役割です。顧客への示唆の提供や、下位メンバーの指導・育成も挙げています。
Senior Manager/Managerは、顧客との関係を含むプロジェクト全体を現場で統括する役割です。チーム運営とメンバー育成のほか、新たなビジネス機会の獲得に向けた提案も担当します。Partner/Associate Partnerの説明は、ファーム経営や事業拡大、部門・専門チームの運営、プロジェクトや顧客アカウントの管理に及びます。
同社は複数のキャリアパスを設けています。Principalは独自の専門性を生かした戦略上重要な仕事と中長期の成長への貢献、Lead Specialist/Specialistは専門分野の顧客開拓や案件推進などを担う職位です。これらをManagerとPartnerの間に並べた一本の昇進順とは捉えず、別に掲載される戦略コンサルタントのパスとも分けて確認してください。
アビームコンサルティング:Consultant職の担当者・領域リーダー・組織リーダー
アビームのConsultant職では、Consultant/AnalystはITスキルと業界知識の基礎を養い、業務プロセス改善の担当者としてプロジェクトに関わります。Senior Consultantは一定領域の業務変革を率い、チームリーダーとしてメンバーを指導します。
Managerはプロジェクトリーダーとして業務・組織の変革を進め、ソリューション開発や顧客開拓、人材育成も担います。Senior Managerは大規模なプロジェクトとその組織を率いる役割です。Principal/Directorは顧客マネジメントと組織のリーダーシップ、または業界の専門分野を率いる役割を担うと説明しています。
これはConsultant職の説明です。同社が設けるSpecialist職、Planning & Operation職には、それぞれ別のキャリアパスがあります。
架空の案件で見る、作業・領域・チームの責任
顧客の問い合わせ対応を見直す、架空のプロジェクトを考えます。責任範囲の違いを説明するための例で、両社の実案件や職位別の業務を示すものではありません。
- 個人の作業を担当する: 問い合わせ対応の現状を、合意した方法で調べます。不明点を相談し、自分が調べた内容に抜けや誤りがないかを確かめます。
- 領域を任される: 回答が遅れる原因を明らかにするため、何を調べるかを考え、メンバーの調査を組み合わせます。調査が終わっても原因を説明できなければ、調べ方の見直しを相談します。
- チームと顧客を調整する: 早く改善したい顧客と、調査範囲を広げたいチームの要望をすり合わせます。優先する課題や人手が必要な領域を話し合い、チームの仕事を進めます。
自分の調査内容を確かめる責任、領域の問いに答える責任、関係者を調整する責任では、同じ案件でも取り組む問題が違います。
提示された役割を確かめる質問
面接やオファー面談では、公式の職位説明と今回任される仕事を照らし合わせ、次の点を聞いてください。
- 今回の「担当領域」はどの業務や課題ですか。入社後にまず期待する結果を教えてください。
- 「リードする」とは、進め方を提案する役割ですか。自分で判断する範囲と、上司に相談する範囲はどこですか。
- 顧客対応やメンバー指導では、誰に対して何を担いますか。品質の確認や仕事の割り振りも担当しますか。
- 何ができれば、この役割への期待を満たしたと評価されますか。配属や案件が決まった後に変わり得る点も教えてください。
未定の内容があれば、いつ誰に確認できるかも聞いておきましょう。職位の名称に加え、求人票やオファー資料に書かれた担当範囲を採用側とすり合わせてください。
業態別の年収・労働環境の違い
業態ごとに案件特性や働き方が異なります。残業、離職、リモート勤務、中途採用の条件は、企業が公開する人的資本資料と公式求人で確認し、業界全体の傾向として断定しません。
求人で確認する資格・学位・スキル
| スキル・資格の例 | 確認する一次情報 | 応募前の読み方 |
|---|---|---|
| 論点整理・対人折衝 | 各社の公式求人・職務説明 | 必須/歓迎要件と担当業務を照合する |
| 会計・財務の実務 | FAS各社の募集要項 | 資格、経験年数、担当領域の記載を確認する |
| IT・プロジェクト実務 | ITコンサル各社の公式求人 | SAP・PMP等が要件か歓迎かを求人単位で読む |
資格・学位の掲載例として、KPMG FASのCorporate Finance職ではMBAや公認会計士(日本・米国)を歓迎しています。
KPMGコンサルティングのSAPアプリケーションコンサルタントはSAP認定資格を歓迎要件に、アクセンチュアの公共サービス・医療健康領域のテクノロジーコンサルタント(管理職)はPMPを望ましい経験・スキルの欄に挙げています。ここまでの求人の確認日は2026年9月28日です。いずれも記載した職種の例なので、応募する求人の必須要件と歓迎要件を分けて読んでください。
PwCコンサルティングの電力・ガス業界コンサルタント(大阪)にも、USCPAやMBAなどが「資格等の例」として掲載されています(2026年9月28日確認)。この例示だけで必須条件とは判断せず、求人の要件欄を確認してください。
中途転職と業界キャリアパス
各ファームの公式採用ページや人的資本資料では、中途採用、育成、働き方に関する情報が確認できます。求人ごとに募集職種・必須要件・選考案内を確認し、異業種出身者の応募可否は個別に判断します。
応募する企業・職種を決めたら、求人の対象となる経験と、自分が担当してきた業務を照合してください。ケース面接の有無や選考方法は、その職種の選考案内で確認し、記載がなければ採用担当者に尋ねましょう。
志望先の採用・育成・事業方針を確認する
志望先を検討するときは、採用区分と育成制度、ガバナンス、サービスの内容も確認してください。いま募集している仕事と、入社後に学べること、企業が取り組む課題を分けて読むと、面接で確かめたい点が明確になります。
採用区分と育成制度の確認
KPMG・PwC・EY・アクセンチュアや、合同会社デロイト トーマツのコンサルティング領域を調べる際も、対象法人と職種を確かめて採用情報を読んでください。新卒・中途などの応募区分、必要な経験、入社後の研修内容を確認し、自分が応募できる求人と、担当業務に必要な準備を整理しましょう。
規制・ガバナンスへの対応
法令・自主規制・コーポレートガバナンスへの対応は、企業の公式方針やリスク開示で確認します。コンプライアンス体制、リスク管理、開示方法の対象と更新時期は企業ごとに異なるため、個別資料に基づいて整理し、人材ニーズの年次増加は断定しません。
テクノロジーに関わるサービスと担当業務
テクノロジーに関わる仕事は、サービス名に加えて、顧客のどの業務を支援するのかを読んでください。前述の生成AIエージェントやSAP移行の例も、求人票に書かれた担当業務と照らし、入社後に自分が担う範囲を面接で確かめましょう。
コンサル業界への転職支援
企業・職種・業態ごとに求人の条件が異なるため、自分に合うキャリアを考えるときは対象を絞って各社の公式情報を比較する視点が役立ちます。業態別・職種別に、求人の必須条件と選考案内を読み分けてください。
リメディでは、求人情報の提供、応募書類の作成支援、応募手続きの代行、希望条件と求人条件の照合などを行っています。サービス内容は公式の利用規約に記載しています。また、公式サイトにはケース面接対策を行った支援事例も掲載しています。応募先や準備したい内容に合わせてご相談ください。
マッキンゼー・アンド・カンパニーなどを志望する場合も、企業別の選考特性を公式採用情報で確認し、自身の経験と照合します。選考の評価軸は企業ごとに異なるため、必要に応じて業界専門エージェントへ確認事項を整理して相談してください。
あなたの経歴で狙える非公開求人と想定年収レンジを受け取る
業界特化のヘッドハンターが、公開求人に出ない選択肢と次の一手をご案内します。
コンサル業界に向いている人
向き不向きは、華やかな提案場面だけでなく、調査・実行支援・専門家との協働に取り組みたいかで考えてみてください。以下は経営コンサルタントの仕事から整理した、志望先を選ぶ際の観点です。
コンサル業界に向いている3つのタイプ
1. 経営者の話と現場のデータを照合したい
厚生労働省のjob tagでは、経営者や社員への聞き取り、現場視察、収集した情報の分析を経営コンサルタントの仕事として紹介しています。たとえば業務改善なら、経営者が挙げた課題をそのまま結論にせず、実際の作業手順や担当者の説明と照合して原因を探る姿勢が必要です。資料を読むことと人に話を聞くことの両方に関心があるか、これまでの改善経験を振り返ると判断しやすくなります。
2. 改革案が現場で使われるまで関わりたい
job tagが挙げる実行支援には、承認された改革方針を計画やマニュアルに落とし込むこと、社員研修、導入後の現場確認が含まれます。提案書を仕上げるだけでなく、顧客が新しい業務を運用できる状態にする仕事に魅力を感じるなら、業務改革や実装支援を担う職種も検討できます。応募時には、担当が構想策定までなのか、導入後の定着支援まで含むのかを求人と面接で確かめましょう。
3. 自分の専門経験を他分野の専門家と組み合わせたい
M&Aや知的財産などを扱う際には、会計士や弁護士などとチームを組む場合があることもjob tagで説明されています。すべてを一人で判断するのではなく、自分が分析できる論点と、専門家に確認すべき論点を切り分ける働き方です。経理、IT、人事など前職の経験をどう役立てたいかに加え、隣接分野の説明を理解して顧客への提案にまとめる仕事にも取り組みたいか、考えてみてください。
コンサル業界に興味がある方へ
コンサル業界は、業態ごとに扱うテーマと職務が異なる多様な業界です。戦略・総合・IT・FAS・シンクタンクという分類を入口に、志望先のサービス、担当範囲、評価制度、報酬条件を公式情報で確認します。自身のキャリア志向(戦略・実装、対法人・対官公庁など)を整理することがキャリア設計の出発点です。
企業別の例からは、AIエージェントの実行管理、SAP移行、GX人材育成、M&A後の改善機会の調査といった支援内容を確認できます。興味のあるテーマを見つけたら、求人票で担当業務を読み、職位ごとの責任範囲を面接やオファー面談で確かめてください。
中途採用の有無や対象者はファーム・職種・勤務地で異なります。各社の公式採用ページで未経験可・ポテンシャル採用の要件と選考内容を確認し、個別記事では年収・選考対策・キャリアパスをファームごとの情報として読み分けます。マッキンゼー・DTC・PwCコンサル・アクセンチュア・ベイカレント・アビーム・NRI 等の個別記事もあわせてご覧ください。
資格・学位の条件は、応募する職種の募集要項で確認してください。前述の歓迎要件や掲載例を参考に、自身の経験と求人の必須要件を照合し、必要に応じて準備内容を相談しましょう。
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業態別の特徴や各ファームの年収をさらに掘り下げたい方は、あわせて以下の記事もご覧ください。



コンサル各分野では、扱う課題や担当する工程が異なります。戦略は事業の方向性、ITはシステムやデジタルの変革、FASは財務・M&Aが中心です。総合では戦略・業務改善・IT導入・運用まで複数の工程を扱う企業があり、シンクタンクでは調査・コンサルティング・ITソリューションを手掛けています。