
監修者
リメディ株式会社 ディレクター
馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji
神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。
本記事のポイント
広告代理店業界の平均年収はいくらか?
弊社の独自調べでは、広告代理店業界の上場主要4社(電通グループ・博報堂DYホールディングス・サイバーエージェント・セプテーニ・ホールディングス)の有価証券報告書ベースで単純平均すると、約1,064万円になります。国税庁「民間給与実態統計調査」の全業種平均給与458万円(2024年)と比較すると、約2.3倍の水準です。
ただし上記4社のうち電通グループ・博報堂DYホールディングス・セプテーニ・ホールディングスは持株会社制を採用しており、開示されるのは持株会社の役員・幹部社員ベースの平均年収です。事業会社(電通本体・博報堂本体等)の若手・中堅社員の実態は、この数値より低くなります。
広告代理店業界の企業別年収ランキングは?
主要企業の平均年収を、各社の最新有価証券報告書と弊社独自調べで集約したランキングは以下のとおりです。持株会社ベースと現業会社ベース、D2C・新興プレーヤーが混在するため、母集団の前提を併記しています。
| 順位 | 企業名 | 平均年収(推定含む) | 平均年齢 | 上場区分 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 電通グループ(持株) | 約1,596万円 | 45.0歳 | 東証プライム |
| 2 | 博報堂DYホールディングス(持株) | 約1,092万円 | 41.4歳 | 東証プライム |
| 3 | サイバーエージェント | 約914万円 | 33.8歳 | 東証プライム |
| 4 | セプテーニ・ホールディングス(持株) | 約655万円 | 34.9歳 | 東証スタンダード |
| 5 | リヴァンプ | 約700〜1,200万円(推定) | 非開示 | 非上場 |
| 6 | 電通デジタル | 約680万円(推定) | 非開示 | 非上場 |
| 7 | イングリウッド | 約600〜800万円(推定) | 非開示 | 非上場 |
| 8 | オーガニックグループ | 約500〜700万円(推定) | 非開示 | 非上場 |
| 9 | ADKホールディングス | 非開示(MBO後) | 非開示 | 非上場 |
非上場企業の数値は弊社独自調べによる推定です。電通デジタル・イングリウッド・オーガニックグループ・リヴァンプは、公式採用ページ・公開求人・既存のリメディ個社記事から集約しています。ADKホールディングス・東急エージェンシー・大広は非上場で有報の開示がないため、ランキングからは除外しました。
広告代理店業界の職種別年収はどう違うか?
広告代理店業界には7つの主要職種があり、それぞれ年収レンジが異なります。営業(AE)・プランナー・クリエイティブ・運用コンサルなど、職種ごとの年収帯を整理しました。
| 職種 | 年収レンジ | 主な業務 |
|---|---|---|
| 営業(AE/アカウントエグゼクティブ) | 400〜1,000万円 | クライアント担当・提案・進行管理 |
| プランナー/ストラテジスト | 500〜1,200万円 | 広告戦略・コンセプト立案 |
| クリエイティブディレクター | 700〜1,500万円 | CM・ビジュアル等のクリエイティブ統括 |
| コピーライター/アートディレクター | 450〜1,000万円 | 広告コピー・デザイン制作 |
| デジタルマーケター/運用コンサル | 500〜1,200万円 | デジタル広告の設計・運用・分析 |
| メディアプランナー/バイヤー | 500〜900万円 | 媒体選定・広告枠購入交渉 |
| プロデューサー | 600〜1,300万円 | 制作プロジェクト進行・予算管理 |
クリエイティブディレクター・プロデューサーが上位レンジ、メディアプランナーやコピーライターは中位レンジに位置します。デジタルマーケターは事業会社からの中途採用も多く、運用実績次第で年収が大きく伸びる職種です。
広告代理店業界の年代別年収はどれくらいか?
広告代理店業界では、20代前半は他業界並みに抑えられる一方、30代でマネージャー昇進を機に大きく上昇するカーブが一般的です。年代別の目安は以下のとおりです。
| 年代 | 推定年収レンジ | 主な役職 |
|---|---|---|
| 20代 | 350〜700万円 | アシスタント〜担当者 |
| 30代 | 600〜1,200万円 | 担当者〜シニア・部長候補 |
| 40代 | 900〜1,600万円 | 部長〜プリンシパル |
| 50代 | 1,100〜2,000万円〜 | 役員・エグゼクティブ |
特に総合代理店では年功的な側面が残っており、40代の部長クラスで1,200万円を超える例が一般的です。一方デジタル専業代理店では、30代でも運用実績次第で1,000万円を超えるケースが出てきます。
広告代理店業界の年収を他業界と比較するとどうか?
広告代理店業界は高年収帯の業界ですが、商社・コンサル・キー局メディアと比較すると年収水準には差があります。隣接業界との比較は以下のとおりです。
| 業界 | 平均年収(推定) | 平均年齢 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 商社(5大商社) | 約1,500〜1,800万円 | 42〜44歳 | 各社2025年3月期有報 |
| マスコミ・キー局メディア | 約1,300〜1,500万円 | 42歳前後 | 各社有報、弊社独自集計 |
| 広告代理店業界(上場4社平均) | 約1,064万円 | 38.8歳 | 持株会社ベース3社含む |
| コンサル業界 | 約900〜1,100万円 | 33〜40歳 | 戦略系は1,500万円超 |
| 全業種平均 | 458万円 | — | 国税庁「民間給与実態統計調査」2024 |
5大商社・キー局よりは下回るものの、コンサル業界と肩を並べる水準であり、全業種平均の倍以上の年収帯となります。広告代理店から事業会社マーケ・コンサル・メディアへのキャリアチェンジも増えています。
総合広告代理店とデジタル専業代理店の年収差はどれくらいか?
業態(サブセグメント)別に年収レンジを整理すると、総合代理店持株会社・デジタル専業・D2C型新興プレーヤーで階層構造が見えてきます。業態別の比較は以下のとおりです。
| 業態 | 年収レンジ | 代表企業 |
|---|---|---|
| 総合代理店(持株会社ベース) | 1,000〜1,600万円 | 電通グループ、博報堂DYホールディングス |
| 総合代理店(現業会社ベース・推定) | 700〜1,000万円 | 電通、博報堂等の事業会社 |
| デジタル専業代理店(東証プライム) | 900〜1,000万円 | サイバーエージェント |
| デジタル専業中堅 | 600〜700万円 | セプテーニ・ホールディングス |
| D2C・新興型プレーヤー | 500〜800万円(推定) | 電通デジタル、イングリウッド |
持株会社ベースで見るとマス代理店とデジタル代理店で約700万円の差がありますが、これは持株会社の組織特性(取締役・幹部社員のみ算入)による特殊事情です。現業会社ベースで揃えれば、両者の年収差はかなり縮まる傾向にあります。
広告代理店業界の年収はなぜ高いのか?
広告代理店業界の年収水準は、業界構造とビジネスモデルに由来します。3つの構造的要因がベースになっています。
1. 大型クライアントとの長期取引
大手代理店は年間数十億〜数百億円規模のクライアントを抱え、取引単価が極めて高い構造です。電通グループは2025年12月期の連結売上総利益が約1.1兆円規模に達しており、1社あたりの取引額の大きさが従業員1人当たりの付加価値に直結します。代理店ビジネスは、人材の専門性が報酬の源泉になりやすい構造なのです。
2. メディアバイイングの手数料モデル
広告枠の購入仲介に手数料(コミッション)が発生する構造で、大量購買の代理店ほど収益が大きくなります。電通「2025年 日本の広告費」によれば、2025年の国内総広告費は8兆623億円と過去最高を更新しました。広告費の流れの中核に位置する大手代理店は、市場規模の拡大に応じて手数料収益が積み上がる構造になっているのです。
3. ブランドビジネスへのシフト
TV広告から統合プロモーションへの移行に伴い、戦略・コンテンツ・データ活用の付加価値が高まっています。インターネット広告費は2025年に4兆459億円、構成比50.2%に達し、デジタル領域のデータ運用や統合プランニングのスキルがますます重宝されています。高度な専門性を持つ人材の市場価値が上昇しており、ポジション単価の押し上げにつながっています。
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広告代理店業界とは
広告代理店業界は、広告主(クライアント企業)と各種メディアの間に立ち、広告の戦略立案・制作・媒体購入・運用・効果測定までを一貫して受託する業界です。日本では電通・博報堂を中心とした総合代理店と、サイバーエージェントなどのデジタル専業代理店、PR・コミュニケーション専業の会社まで、幅広いプレーヤーが共存しています。
電通が毎年発表する「日本の広告費」によれば、2025年の国内総広告費は8兆623億円と過去最高を更新しました。インターネット広告費は4兆459億円・構成比50.2%に達し、市場の半分以上がデジタル広告へと変化しています。
業界全体でデジタル人材の争奪戦が続き、年収水準も他業界と比べて高い水準を維持しています。特にデジタル領域では、運用コンサルやマーケティングストラテジストなど、専門スキルを持つ人材のポジション単価が上昇しています。
広告代理店業界の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 市場規模 | 8兆623億円(2025年、国内総広告費) |
| インターネット広告比率 | 50.2%(2025年) |
| 主要企業 | 電通グループ、博報堂DYホールディングス、サイバーエージェント、ADKホールディングス、セプテーニHD |
| 業界平均年収(上場4社平均) | 約1,064万円(全業種平均458万円) |
| 業界の主要分野 | 総合代理店・デジタル専業・ハウスエージェンシー・メディアレップ・PR会社 |
広告代理店業界の主要5分野
広告代理店業界は、扱う媒体と機能の違いから5つの主要分野に分類されます。それぞれの代表企業と特徴を整理します。
- 総合広告代理店
- デジタル専業代理店
- ハウスエージェンシー
- メディアレップ
- PR会社・コミュニケーション会社
1. 総合広告代理店
電通グループ・博報堂DYホールディングス・ADKホールディングスなどが代表です。TVCMを中心としたマス広告から、デジタル・PR・イベントまで全方位に対応します。大企業クライアントとの長期取引が特徴で、年間取引額が数十億円規模に達する案件も多く、業界内で最も高い報酬水準を維持しています。総合代理店出身者は事業会社CMO・コンサルティングファームへのキャリアの選択肢が広いのも強みです。
2. デジタル専業代理店
サイバーエージェントの広告事業、セプテーニ・ホールディングス、アイレップ、オプトホールディング、デジタルホールディングスなどが該当します。運用型広告(リスティング・SNS広告)に特化し、テクノロジー活用が強みです。サイバーエージェントの広告事業外部売上高は2025年9月期に4,388億円規模に達し、デジタル広告領域で国内トップクラスのシェアを誇ります。電通デジタルは電通グループの中核デジタル会社として、単体2,596名規模の組織を運営しています。
3. ハウスエージェンシー
電通ライブ・博報堂プロダクツなど、特定企業グループの広告業務を専属で受託する代理店です。安定的な収益構造を持ち、勤続年数の長い社員が多い傾向にあります。総合代理店ほどの年収水準ではないものの、ワークライフバランスを重視する層には選択肢となります。
4. メディアレップ
サイバーコミュニケーションズ(CCI)・D2Cなど、メディアと広告主の間に立ってオンライン広告枠の売買を仲介する業態です。媒体側の知見を活かしたバイイング戦略の最適化が強みで、運用ノウハウや媒体接続の専門性が報酬の決め手になります。
5. PR会社・コミュニケーション会社
共同PR・プラップジャパン・PR TIMES(プラットフォーム)など、パブリシティ獲得やブランドコミュニケーション支援に特化した分野です。マス広告とは異なる形でブランド価値を構築するため、メディアとのリレーション・編集視点のスキルが評価されます。広告代理店との連携案件も増えており、業界内の存在感を高めています。なおイングリウッドのようなD2C・リテール型マーケティング会社は、PR・広告・コンサルを横断する新型プレーヤーとして注目されています。
広告代理店業界で働く4個の特徴
広告代理店業界で働くうえで知っておきたい4つの特徴を整理します。年収水準の高さや働き方の特性につながる要素です。
- 大型案件の中核を担う責任
- メディアバイイングの手数料モデル
- 役職昇進が年収に直結する評価制度
- デジタル人材の継続的な需要
1. 大型案件の中核を担う責任
大手代理店は年間数十億円規模のクライアント案件を抱え、若手から大型予算に関わる機会があります。広告キャンペーンの企画から効果測定まで一貫して関与するため、責任は大きい反面、若いうちから経営層との折衝経験を積めるのも特徴です。
2. メディアバイイングの手数料モデル
広告枠の仕入れと販売のスプレッドが収益源です。手数料率と取り扱い額が直接報酬原資になるため、ボリュームの大きな代理店ほど年収水準は高くなります。一方で、デジタルシフトに伴い手数料率は低下傾向にあり、戦略・コンサル機能を組み合わせた付加価値型へのシフトが各社で進んでいます。
3. 役職昇進が年収に直結する評価制度
多くの代理店では、担当者→チーフ→部長→プリンシパル→役員という階段が明確に整備されており、役職昇進が年収ジャンプの最大要因です。部長クラスで900万円以上、プリンシパルクラスで1,200万円超のレンジに到達します。
4. デジタル人材の継続的な需要
インターネット広告費が市場の半分を超え、運用コンサル・データアナリスト・マーケティングストラテジストなどデジタル系職種の採用ニーズが高まっています。事業会社や戦略コンサルからのキャリアチェンジを受け入れる土壌も整っており、専門性次第で30代前半でも年収1,000万円超を狙える環境です。
広告代理店業界の市場動向と将来性
広告代理店業界の市場規模は、コロナ禍の落ち込みを経て4年連続で過去最高を更新しています。市場全体のデジタルシフトとともに、各社のビジネスモデルも変化しています。
| 年 | 国内総広告費 | インターネット広告費 | マス4媒体 | 主なトレンド |
|---|---|---|---|---|
| 2020 | 約6.2兆円 | 約2.2兆円 | 約2.2兆円 | コロナ影響で大幅減 |
| 2021 | 約6.8兆円 | 約2.7兆円 | 約2.4兆円 | ネット広告がマスを初逆転 |
| 2022 | 約7.1兆円 | 約3.1兆円 | 約2.4兆円 | デジタルシフト加速 |
| 2023 | 約7.3兆円 | 約3.3兆円 | 約2.3兆円 | 動画広告・SNS広告拡大 |
| 2024 | 約7.6兆円 | 約3.6兆円 | 約2.2兆円 | ネット比率47% |
| 2025 | 8兆623億円 | 4兆459億円 | 2兆2,980億円 | 過去最高、ネット比率50.2% |
2025年にインターネット広告費が初めて構成比50%を突破し、市場の主役が完全にデジタルへ移行しました。今後はリテールメディア・CTV広告・生成AIを活用したクリエイティブ自動化など、新領域へのシフトが各社の年収水準に影響を与える見通しです。
業界全体としては、デジタル運用・データ活用・統合プランニングの3領域で人材獲得競争が続きます。事業会社マーケや戦略コンサルから広告業界に転じるケースも増加傾向にあり、業界内外の流動性が高まっています。
広告代理店業界の労働環境・ワークライフバランス
広告代理店業界の労働環境は、案件規模と職種特性によって大きく異なります。案件繁忙期と通常期の差が大きく、特にキャンペーン直前期や年度末・新商品ローンチ前に稼働が集中する傾向があります。
| 項目 | 業界傾向 |
|---|---|
| 繁忙期 | キャンペーン直前期・年度末・新商品ローンチ前後 |
| 残業傾向 | 営業・プランナー・クリエイティブで稼働増。運用職は時間軸が読みやすい |
| リモートワーク | 大手代理店で出社・ハイブリッド型が一般的、デジタル専業はリモート可の例が多い |
| 働き方改革対応 | 2010年代後半以降、各社で勤務時間管理・在宅勤務制度を整備 |
大手代理店各社は近年、勤怠管理の厳格化や在宅勤務制度の整備を進めています。2010年代後半に業界全体で大規模な働き方改革が行われたこともあり、慢性的な深夜残業は減少傾向です。一方で、案件のキックオフ期・クライアントプレゼン直前期に稼働が集中するのは構造的な特性として残っています。
転職検討時には、所属部門・担当クライアント・職種によって労働環境が異なる点を踏まえ、面接段階で配属先の働き方を具体的に確認しておくと安心です。
広告代理店業界の主な職種と年収
広告代理店業界の主な職種を、業務内容と役職レベル別の年収レンジとともに整理します。役職階段は各社で名称が異なりますが、概ね5階層に整理できます。
| 役職レベル | 名称 | 年収レンジ | 想定年齢 |
|---|---|---|---|
| レベル1 | 新入社員〜アシスタント | 350〜500万円 | 22〜25歳 |
| レベル2 | 担当者/スタッフ | 500〜700万円 | 25〜30歳 |
| レベル3 | シニア担当/チーフ | 700〜900万円 | 30〜37歳 |
| レベル4 | 部長/プリンシパル | 900〜1,200万円 | 37〜45歳 |
| レベル5 | 役員/エグゼクティブ | 1,200万円〜 | 45歳〜 |
営業(AE/アカウントエグゼクティブ)
クライアント担当として提案・折衝・進行管理を担う中核職種です。年収レンジは400〜1,000万円で、担当クライアントの規模と継続案件数によって差が出てきます。大型クライアントを担当する社員はインセンティブも含めて1,200万円超に届くケースもあります。
プランナー/ストラテジスト
広告戦略やクリエイティブコンセプトを立案する企画職です。年収レンジは500〜1,200万円。マーケティング戦略を起点に統合プランニングを設計できる人材は希少性が高く、報酬水準も上昇しています。事業会社マーケや戦略コンサルからの転職も増えている職種です。
クリエイティブディレクター(CD)
CM・ビジュアル等のクリエイティブ全体を統括する役職です。年収レンジは700〜1,500万円で、業界内では最も高水準に属します。経験年数とポートフォリオが評価軸で、フリーランスとしての独立や事業会社CCOへのキャリアパスも一般的です。
コピーライター/アートディレクター
広告コピーやデザインを制作する専門職です。年収レンジは450〜1,000万円。受賞歴・代表作の有無が評価に直結する世界で、トップクラスのコピーライター・ADは年収1,500万円を超えるケースもあります。
デジタルマーケター/運用コンサル
デジタル広告の設計・運用・分析を担う職種です。年収レンジは500〜1,200万円で、運用実績や担当アカウントのROAS(広告費用対効果)改善実績が評価のベースになります。サイバーエージェントや電通デジタルなどのデジタル専業企業で需要が高い職種です。
メディアプランナー/バイヤー
媒体選定・広告枠の購入交渉を担う職種です。年収レンジは500〜900万円。媒体側との人脈・買い付けノウハウが評価軸で、大手代理店のメディアバイヤーは業界内で一定の影響力を持ちます。
プロデューサー
制作プロジェクト全体の進行・予算管理を担う役職です。年収レンジは600〜1,300万円。プロジェクトのスケール感とディレクション経験が評価軸で、CM制作・イベント・統合キャンペーンを横断的に管理できる人材が求められます。
広告代理店業界で年収を上げるには
広告代理店業界で年収を上げるためには、3つのアプローチがあります。短期・中期・長期で取り得る戦略を整理します。
- 役職を上げる(同社内昇進)
- 業界内で転職する(規模の大きい代理店・成長企業へ)
- 専門性を磨く(デジタル運用・データ・統合プランニング)
1. 役職を上げる(同社内昇進)
レベル2の担当者からレベル3のシニア・チーフへ、さらに部長クラスへの昇進が、最も大きな年収ジャンプを生みます。特に部長クラスに到達できれば年収900万円以上、プリンシパルクラスで1,200万円超のレンジに入ります。社内でのマネジメント経験・チーム編成・売上責任を積み上げることが重要です。
2. 業界内で転職する
中堅代理店から大手総合代理店へ、あるいは現業会社から持株会社へのキャリアアップで年収を伸ばすパターンです。サイバーエージェント・電通デジタルなどの規模拡大中のデジタル専業企業に移ることで、年収を150〜300万円アップさせるケースもあります。
3. 専門性を磨く(デジタル運用・データ・統合プランニング)
デジタル運用・データ分析・統合プランニングのいずれかで業界内トップクラスの専門性を身につけると、年収レンジの天井が大きく引き上がります。デジタル領域では事業会社マーケや戦略コンサルへのキャリアチェンジも視野に入るため、市場価値の選択肢が広がります。
広告代理店業界への転職支援
広告代理店業界は、総合代理店・デジタル専業・D2C型の3層構造になっており、業態によって選考特性・キャリアパス・年収レンジが大きく異なります。自分の経験とフィットする業態を選ぶには、業界横断の視点が欠かせません。
リメディはGoogle口コミでも4.9/5.0(2026年5月時点)の高い評価をいただいており、求職者一人ひとりに寄り添った支援が強みです。広告代理店業界の選考はクリエイティブテスト・プレゼン面接・ポートフォリオ提出など職種固有の対策が必要なため、面接対策の質が内定獲得を左右します。
総合代理店・デジタル専業・PR会社のいずれの業態を志望される場合でも、業態別の選考特性を踏まえたうえで、最適なキャリア設計をご提案します。書類添削・面接対策・年収交渉まで、選考プロセスの各段階で具体的なサポートを行います。
ハイクラス転職関連No.1評価3冠
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広告代理店業界の転職で成功するポイント
広告代理店業界への転職では、業界理解・スキル準備・エージェント活用の3点が準備の柱になります。以下、具体的な準備項目を見ていきましょう。
転職を成功させる3つのポイント
1. 業態別の特性と自分のフィットを理解する
総合代理店・デジタル専業・ハウスエージェンシー・PR会社の各業態は、業務スタイル・評価軸・キャリアパスが大きく異なります。志望業態を1〜2に絞り込み、各業態の代表企業の採用ページや事業説明資料を読み込むことで、志望動機の解像度を上げられます。総合代理店ではマス×デジタル統合の経験、デジタル専業では運用実績・データ分析、PR・コミュニケーションではメディアリレーションの実績など、業態ごとに評価される経験軸が異なる点を意識すると良いでしょう。
2. 職種別のスキル証明を準備する
クリエイティブ職ではポートフォリオ、運用コンサル職では運用実績・ROAS改善事例、営業職では担当クライアントの売上拡大エピソードなど、職種ごとに証明すべきスキルセットが異なります。具体的な数値と成果で語れる準備を整えることが重要です。
3. 業界特化型のエージェントを活用する
広告代理店業界は、業態ごとに評価軸・選考プロセスが異なる構造です。業界に詳しいエージェントを活用することで、業態別の最新の選考傾向、面接官の評価ポイント、年収交渉の相場感などを得られます。独力で進めるよりも内定獲得の確率が高まるため、エージェントとの併用が現実的な選択肢となります。
- 志望業態(総合・デジタル・ハウス・PR等)を絞り込む
- 職種別のスキル証明(ポートフォリオ・運用実績・売上実績)を整理する
- 業界特化型エージェントとの面談で選考傾向を把握する
- 過去の担当プロジェクトを「課題→打ち手→成果」の構造で言語化する
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