
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
日髙 大志 | HIDAKA Taishi
筑波大学大学院を卒業後、日本工営(開発コンサルティング会社)に新卒入社。官公庁・建設・不動産・総合商社セクターでの国際開発プロジェクトにコンサルタントとして従事。その後、KPMGコンサルティング株式会社に参画し、DXコンサルタントとして、官公庁・不動産セクターでのDX推進に携わる。
コンサルタントとしてキャリアを歩む中で、優秀な人材がポテンシャルを最大限発揮して活躍することが企業の成長へ直結することを実感し、ヘッドハンターとしてリメディに参画。コンサルティングファーム、M&A、不動産・建設業界を中心にハイキャリア層の採用・転職支援を実施。
銀行の融資・審査、監査法人や会計事務所、事業会社の財務で窮境企業に関わってきた人が事業再生の募集に出す職務経歴書は、1案件を「対象企業の状況→自分の役割→使った手法→結果」の4行で書くのが基本です。KPMG FASとPwCアドバイザリーの募集要項が業務に挙げるのは、計画の策定と実行の支援です。AGSコンサルティングはBC事業部の募集で中期事業計画の策定と経営管理体制の補佐を、リヴァンプは実行までやり切る支援を掲げています。見出しをこうした言葉にそろえると、読み手は経験の場所をすぐに見つけられます。
先頭に置く経験は、前職の立場で変わります。銀行出身なら債権者の側で計画を確かめた経験、会計出身なら資産負債の実態をつかんで計画の数字を検証した経験、事業会社出身なら資金繰りを管理して施策を実行した経験です。社名や金額を伏せても、自分が何を判断したかは書けます。
想定しているのは、Big4系FASの再生部門、会計系の独立系ファーム、クライアント先に常駐して経営を支える会社への応募を控えた人です。コンサル全般の書類はBig4コンサルの職務経歴書、財務DDやバリュエーションを含むFAS全体の書類はFASの職務経歴書の書き方にまとめています。
本記事のポイント|1案件を4行で書き、見出しは応募先の言葉にそろえる
応募前に決めるのは、先頭に置く経験、1案件の書き方、伏せる情報の置き換え方の3点です。
| 決めること | 答え | よりどころ |
|---|---|---|
| 書類で先に伝えること | 窮境企業に対して担った役割と、使った手法 | 4社の募集要項 |
| 先頭に置く経験 | 応募先の募集要項の言葉にいちばん近い経験。関わった件数や企業規模の順ではない | KPMG FAS・PwCアドバイザリー・AGSコンサルティングの応募要件 |
| 1案件の書き方 | 対象企業の状況 → 自分の役割 → 使った手法 → 結果の4行 | リメディの見解(事業再生計画案の記載項目と厚生労働省の職務経歴書の作り方をもとに作成) |
| 伏せる情報 | 社名は業種と規模帯、金額は変化の方向と期間、金融機関名は取引行数に置き換える | 公認会計士法第27条、所属先の規程 |
| 分量 | 本紙はA4縦1〜2枚程度、案件一覧は別紙 | 厚生労働省「職務経歴書の作り方」 |
| 相談を考える時期 | 伏せ方の線引きや、先頭の経験を決められないとき | 後述の「相談すべきケース」 |
前職別の早見表
同じ再生案件でも、前職によって書類の主語と先頭の経験は変わります。
| 前職 | 先頭に置く経験 | 対応する募集要項の言葉 | 書類で補う点 |
|---|---|---|---|
| 銀行(法人融資・審査) | 条件緩和や再生計画の審査で、計画の実現可能性を確かめた経験 | KPMG FAS「本部審査関連機能における経験」、PwCアドバイザリー「融資、審査、貸出先の再生等」 | 計画を作る側に回ったとき、何を担えるか |
| 銀行(企業支援・管理の部署) | 取引先の計画策定を支え、専門家の起用や計画後の確認に関わった経験 | KPMG FAS「金融機関の本部…における事業再生アドバイザリー業務」 | 事業面の分析や施策づくりへの関わり |
| 監査法人(公認会計士) | 資産負債の実態をつかみ、計画の数字を検証した経験 | KPMG FAS「Big4監査法人…原則3年以上」(事業再生アドバイザリーの募集)、PwCアドバイザリー「会計士資格を保有し、監査業務の経験者」 | 事業面の施策や、金融機関への説明に関わった経験 |
| 税理士法人・会計事務所 | 経営改善計画や資金実績・計画表の作成支援 | AGSコンサルティング「税理士法人での勤務経験」「中堅、中小企業へのコンサルティング経験」(歓迎) | 金融支援を伴う案件での役割 |
| 事業会社の経営企画・財務 | 資金繰りの管理、予算と実績の差の分析、施策の実行 | KPMG FAS「事業会社における原則3年以上」(事業再生アドバイザリーの募集)、AGSコンサルティング「経営層と近い立場での業務経験」(歓迎) | 社外の企業を分析し、提案した経験 |
前職による違いは、窮境企業との距離の違いです。銀行出身者は計画を受け取って確かめる側、事業会社出身者は社内で数字を動かす側にいました。応募先で担うのは計画を作り、説明する側なので、書類ではその差をどう埋めるかを示します。
早見表で自分の前職の行を見ても、候補の案件が複数あり、先頭を1つに絞れないことがあります。どの案件が応募先の募集要項の言葉にいちばん近いか、計画を作る側との差を書類でどう埋めるかは、担当者との面談で経歴を並べながら確認できます。
事業再生コンサルタントの職務経歴書で見られるポイント
書類で示したいのは、窮境企業の計画・分析・調整・実行のうち、どこを自分で担ったかです。
4社の募集要項に並ぶ計画・分析・調整・実行の言葉
KPMG FAS、PwCアドバイザリー、AGSコンサルティングの3社は、業務内容の欄に似た言葉を並べています。リヴァンプは、表に引いたCFOプロフェッショナルの募集要項に項目ごとの業務内容がないため、支援事例と必須条件から近い記載を拾いました。同じ経営支援チームでも、Finance & Accountingプロフェッショナルの募集の業務内容には「財務モデル・資金繰りモデルの開発支援」などが並びます。
| 企業(タイプ) | 計画 | 分析 | 調整 | 実行 |
|---|---|---|---|---|
| KPMG FAS(Big4系FAS) | 抜本的な見直しを含む中期経営計画の策定及び実行支援 | 再生・再編・M&Aにおける財務・事業デューデリジェンス(DD) | 債権者・株主・従業員等利害関係者との交渉・利害調整 | 再生戦略並びに経営改善施策の策定・実行 |
| PwCアドバイザリー(Big4系FAS) | 事業再生計画の策定 | 事業構造分析、財務分析、改善余地の検討 | ステークホルダー向け交渉支援(取引金融機関、株主や債権者等) | 業績改善施策の立案と実行支援 |
| AGSコンサルティング(会計系の独立系ファーム) | 変革期にある企業の中期事業計画策定 | 事業の収益力強化、財務状況の適正化 | 資金調達、金融取引基盤の構築 | 経営管理体制の高度化、構築、補佐 |
| リヴァンプ(常駐型の経営支援会社) | (支援事例)国・ブランド・チャネル別の収益性可視化と不採算領域の整理 | (支援事例)月次の会計データがない状態から、会計の仕組みを整備してKPIを見える化 | 業務としての記載なし(必須条件に「経営と現場に溝があり、組織が動かない状況で取り組める方」) | (会社の説明)クライアントの内部から変革を起こし、実行までやり切る |
4列のうち、監査や融資の業務名だけでは伝わりにくいのが「調整」と「実行」です。AGSコンサルティングはBC事業部の募集で「経営改善計画は作って終わりではなく、そこからがスタート」と書いています。計画の後に何をしたかまで入れた書類は、4社の言葉と重なる部分が多いものです。
手続や制度の名前は公的な用語で書く
再生の実務は、公的な枠組みの名前で書くと、どの段階の案件だったかが読み手に伝わります。KPMG FASの募集要項も、私的整理の例として事業再生ADR、地域経済活性化支援機構、中小企業事業再生ガイドラインなどを挙げています。
| 書類に出てくる言葉 | 公的な枠組みでの意味 | 出典 |
|---|---|---|
| 条件緩和 | 資金繰りの安定化のため、元本返済猶予その他債務の返済条件の緩和等を金融機関に求めること | 中小企業の事業再生等に関するガイドライン |
| 一時停止の要請 | 資金繰りの安定化に必要なとき、書面で、全ての対象債権者に同時に行う要請 | 同上 |
| 事業再生計画案 | 企業の概況、財務状況の推移、実態貸借対照表、経営が困難になった原因、具体的施策、今後の見通し、資金繰り計画、金融支援の内容などを含む計画 | 同上 |
| 第三者支援専門家 | 計画案の相当性や実行可能性を調査し、原則として調査報告書を作る弁護士・公認会計士等の専門家 | 同上 |
| 中小企業活性化協議会 | 事業面・財務面のデューデリジェンスを行い、再生計画の策定と実行を支援する公正中立な機関 | 中小企業基盤整備機構「中小企業活性化協議会による支援」 |
| 405事業 | 認定経営革新等支援機関が、金融支援を伴う経営改善計画の策定を支援する事業(経営改善計画策定支援の通称) | 中小企業基盤整備機構「経営改善計画策定支援事業」 |
| REVIC(地域経済活性化支援機構) | 貸出債権の買取りや出資・融資、専門人材の派遣を通じて事業再生を支援する機関 | 地域経済活性化支援機構「事業再生支援業務」 |
「条件緩和を受けた後の計画策定」のように窮境の段階を示す言葉を1つ入れると、同じ「計画策定」でも案件の重さが伝わるでしょう。
表計算の実務力はスキル欄で具体的に書く
表計算や計数の力は、応募要件や選考の段取りに書かれています。AGSコンサルティングはBC事業部の募集でXLOOKUPやSUMIFSなどの関数が使えることとPowerQueryへの前向きさを必須要件に挙げ、PwCアドバイザリーは事業再生【R】の募集で「特にExcel中級以上」を求めます。KPMG FASもホスピタリティ・セクターの募集で「最低限のEXCELスキルは必須」としており、リヴァンプのCFOプロフェッショナルとファイナンスプロフェッショナルの募集では書類選考の次が計数テストです。
スキル欄は「Excel(上級)」のような自己評価で終わらせず、作ったものと用途で書きます。「月次の資金繰り表を関数とPowerQueryで作り、金融機関への報告に使った」と書いておけば、面接で作り方を聞かれても、書類と答えがずれません。
経歴別に強調すべき実績
前職ごとに、募集要項の言葉に近い経験を1つ選び、それを先頭の案件に据えます。KPMG FASの「事業再生アドバイザリー」の募集は、金融機関の法人向け業務、事業会社の実務、Big4監査法人での会計士の実務をそれぞれ職歴要件に挙げ、PwCアドバイザリーも銀行や監査法人での再生の実務経験者を優遇しています。
ここはリメディの見解ですが、前職の名前より、どの立場で何を確かめたかを先に書くほうが、応募先は入社後に任せる範囲を思い描けます。
以下の Before / After にある「〇」は形式を示すための空欄です。自分の実績に置き換え、面接で説明できる事実だけを書いてください。架空の件数や成果で埋めると、深掘りの質問で食い違いが出ます。
銀行の融資・審査・企業支援部署の出身
KPMG FASは金融機関の方について「本部審査関連機能における経験・広い行内外ネットワーク」を特に歓迎しています。PwCアドバイザリーが優遇するのは「金融機関で融資、審査、貸出先の再生等の業務経験者」です。中小企業の事業再生等に関するガイドラインでも、金融機関は計画の合理性や実現可能性を確かめる立場として書かれています。
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 職務経歴 | 法人営業として取引先の融資を担当。業況が悪化した先の管理も行った | 業種〇〇・年商〇億円規模の取引先〇社を担当。うち資金繰りが悪化した〇社について返済条件の緩和の稟議を作り、計画の売上の前提と資金繰り計画を検証した |
| 成果 | 取引先の再建に貢献 | 条件緩和の後、〇期にわたり月次の実績を確認。計画との差が大きい〇社は原因の説明を求め、本部と対応を協議した |
Afterの2行目は、ガイドラインが計画成立後に求めるモニタリングに近い動きです。債権者側で見た経験を、計画を作る側で何に使えるかまで1文足すと、転職の理由とも自然につながります。ルート全体の判断は銀行員からコンサル・FASへの転職ルートで扱っています。
監査法人・会計事務所の出身
KPMG FASは「事業再生アドバイザリー」の募集でBig4監査法人での公認会計士の実務経験を職歴要件の1つに挙げ、大阪採用・福岡採用では、公認会計士資格を持つ監査業務の経験者を職歴に挙げています。AGSコンサルティングのBC事業部の募集では、監査法人・税理士法人での勤務経験が歓迎要件の1つです。税理士法人や会計事務所で早期経営改善計画の資金実績・計画表や、405事業の経営改善計画を手がけた人は、所属先の規程で問題がなければ、事業の名前をそのまま書いてかまいません。
| 前職 | Before | After |
|---|---|---|
| 監査法人 | 製造業クライアントの監査を主査として担当 | 業績が悪化した製造業クライアント〇社で主査。資産の評価と資金繰りの見通しを確認し、会社が作った事業計画の数字を検証して、経営者と見解の差を協議した |
| 会計事務所 | 顧問先の経営改善を支援 | 年商〇億円規模の顧問先〇社で、405事業の経営改善計画の作成を担当。資金繰り計画と今後の見通しをまとめ、取引金融機関〇行への説明に同席した |
会計出身者の強みは数字の正確さですが、書類で伝えたいのは数字から何を判断したかです。「検証した」の後に、見つけた差と、会社や金融機関に伝えた内容を足してください。会計士のルートは会計士からコンサル・FASへの転職ルートが詳しいです。
事業会社の経営企画・財務の出身
KPMG FASは事業会社での実務経験を職歴要件に含め、大阪採用では経営企画部門などの本社部門の経験者を特に歓迎しています。リヴァンプもCFOプロフェッショナルの募集で、在籍メンバーの経歴に事業会社の経営企画業務の経験者を挙げています。
| 項目 | Before | After |
|---|---|---|
| 経営企画・財務 | 予算管理と資金繰り管理を担当 | 売上が〇期続けて計画を下回った事業部門で、月次の資金繰り表を作り直し、不採算の〇拠点の撤退案を経営会議に提出。実行後〇か月の資金の推移を報告した |
| 金融機関への対応 | 銀行との折衝を担当 | 取引金融機関〇行への決算説明と借入条件の協議を担当し、計画の前提となる数字の根拠資料を作った |
事業会社の出身者は、社内で実行まで見届けた経験が強みです。反面、社外の企業を分析した経験は少なくなりがちなので、施策を選んだ理由を数字で説明できる形にしておくと、DDや計画の業務にも結びつきます。経営企画からのルートは、経営企画からFASへの転職ルートで確認してください。
コンサルティングファームの出身
KPMG FASは「事業戦略立案・トップライン向上・コスト最適化プロジェクト」、PwCアドバイザリーは「戦略立案、オペレーション改善」の実務経験を挙げています。施策の立案と実行の経験は、そのまま書類の中心に置けます。KPMG FASのコアとなる知見には財務3表(PL・BS・CF)計画を含む事業計画の策定も入っています。売上やコストの施策が資金繰りにいつ効くかを試算した経験があれば、同じ案件の行に加えてください。
書類選考で落ちやすい書き方
伝わりにくいのは、立場・前提・結果のどれかが抜けた書き方です。
| 書き方 | 伝わりにくい理由 | 直し方 |
|---|---|---|
| 「再生案件に従事」 | 債権者側か債務者側か、助言か実行かが分からない | 所属と役割を書く(例:取引銀行の審査担当として計画を検証) |
| 「事業再生計画を作成」 | 計画のどの部分を担ったかが分からない | 担当した項目を書く(例:資金繰り計画と今後の見通し) |
| 「金融機関と調整」 | 相手の数と、何の合意を目指したかが見えない | 取引行数と協議した内容を書く(例:〇行と返済条件の変更を協議) |
| 「多数の案件に関与」 | 件数を並べても、自分の判断が見えない | 応募先に近い2〜3件を4行で書き、残りは別紙の一覧にする |
| 在籍部署と業務名を年順に並べるだけ | 応募先の言葉と重なる部分を、読み手が探すことになる | 見出しを応募先の募集要項の言葉にそろえる |
債権者側か債務者側かが読み取れない
同じ再生計画でも、立場によって担う仕事は変わります。ガイドラインでは中小企業者が計画を作り、金融機関は合理性や実現可能性を確かめ、第三者支援専門家は計画案の相当性を調査します。書類でこの立場があいまいだと、応募先は入社後に任せる範囲を判断できません。職務経歴の1行目に「取引銀行の審査担当として」「債務者側アドバイザーのチームで」と入れるだけで、立場のあいまいさは解消します。
「計画を作成」で止まり、前提と結果がない
計画は、前提と結果がそろって初めて中身が伝わります。ガイドラインの再生型私的整理手続では、計画成立後に最初に始まる事業年度から数えて、実質的な債務超過は5年以内を目途に解消し、経常赤字は概ね3年以内を目途に黒字に転換する内容とされています。業種特性など合理的な理由があれば、これを超える期間の計画も排除されません。
この目安に照らして、関わった計画が何年で何を回復させる前提だったか、実績はどうだったかを書きます。結果を守秘で書けない場合でも、「計画成立」「モニタリングの〇期目まで担当」のように、手続がどこまで進んだかは書類に残せるでしょう。
伏せたつもりで対象企業が特定できる
公認会計士法第27条は、公認会計士が業務上知り得た秘密を正当な理由なく漏らすことを禁じ、公認会計士でなくなった後も同じ義務を課しています。中小企業活性化協議会も、守秘義務の遵守を基本姿勢に掲げています。銀行や事業会社の出身者も、所属先の就業規則や契約で開示できる範囲を確かめてから書いてください。
ここはリメディの見解ですが、社名を消しても、地域名と業種と売上高の実数がそろえば、読み手は企業を推測できてしまいます。KPMG FASは職務経歴書に「スキル・経験が具体的に分かる内容」を求めていますが、具体的にするのは企業を特定する情報ではなく、自分の判断の中身です。
| 書きたい情報 | 置き換え方 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 社名・所在地、スポンサー名 | 業種と規模帯(スポンサーも業種で書く) | 「食品製造業(年商数十億円規模)」 |
| 売上や借入、債務減免等の金額 | 変化の方向と期間 | 「計画〇期目に営業損益が黒字化」 |
| 金融機関名 | 取引行数と役割 | 「メインバンクを含む取引金融機関〇行」 |
| 手続の名前 | 所属先の規程で問題がなければ残す | 「中小企業活性化協議会の再生計画策定支援」 |
表にない情報で迷ったら、ほかの記載と合わせて企業を特定できるかで判断します。特定できるなら、規模帯や期間に置き換えてください。
「再生案件に従事」「事業再生計画を作成」のような書き方が残っていないか、書き上げた職務経歴書を1行ずつ見直してください。自分では書けたつもりでも、読み手に役割が伝わるかは判断しにくいものです。
募集要項の言葉から決める成果指標
成果指標は、募集要項の業務名ごとに書ける数字の種類を決めてから選びます。
| 募集要項で求められる経験 | 職務経歴書で書く項目 | 成果指標 | 避けたい表現 | 改善方向 |
|---|---|---|---|---|
| 財務・事業デューデリジェンス(KPMG FAS)、事業構造分析・財務分析(PwCアドバイザリー) | 調査の範囲、見つけた論点、報告先 | 調査期間、調べた事業や拠点の数、計画の前提にした論点の数 | 「DDを実施」 | 何を調べ、どの論点を計画の前提にしたかを書く |
| 事業再生計画の策定(PwCアドバイザリー)、抜本的な見直しを含む中期経営計画(KPMG FAS) | 担当した計画の項目と前提 | 計画期間、黒字転換や債務超過解消の目途の年数、計画成立の有無 | 「計画を作成」 | 担当項目(資金繰り計画・施策・見通し)と前提を書く |
| 利害関係者との交渉・利害調整(KPMG FAS)、取引金融機関への交渉支援(PwCアドバイザリー) | 相手、協議した内容、自分の役割 | 対象債権者の数、説明の回数、手続がどの段階まで進んだか | 「金融機関と調整」 | 相手の数と、何の合意を目指したかを書く |
| 資金調達、金融取引基盤の構築(AGSコンサルティング) | 資金繰りの管理方法、金融機関への報告 | 資金繰り表の更新頻度、報告を続けた期間 | 「資金繰りを改善」 | 表の作り方と、判断に使った場面を書く |
| 経営改善施策の策定・実行(KPMG FAS)、実行までやり切る(リヴァンプ) | 施策、実行の担当範囲、計画との差への対応 | 施策の数、モニタリングした期間、差の要因 | 「改善に貢献」 | 施策を選んだ理由と、差が出たときの対応を書く |
成果指標の列は、金額を出さなくても書ける数字を中心にしています。モニタリングした期数や債権者への説明の回数に、チームの人数と自分の担当範囲を添えれば、金額を伏せても経験の重さは伝わります。期間や回数は守秘の範囲に収まりやすく、面接で確かめられても答えが崩れません。
1案件を4行で書く
ガイドラインは事業再生計画案に、企業の概況、経営が困難になった原因、具体的施策、今後の見通しなどを含めるとしています。厚生労働省のパンフレットも、職務内容の欄には仕事の具体的内容、処理方法、責任の範囲などを、実績の欄には可能であれば成果指標の数値を書くよう示しています。
ここはリメディの見解ですが、この2つを重ねた4行の型にすると、読み手は1案件の全体を短い時間でつかめます。状況の行には、条件緩和で足りる段階か、債務減免等まで必要な段階かも入れてください。
- 対象企業の状況:業種、規模帯、窮境の段階(例:年商〇億円規模の製造業。条件緩和を受けた後に、計画の見直しが必要になった段階)
- 自分の役割:所属と立場、チーム内の担当(例:債務者側アドバイザーのチームで、資金繰り計画と事業DDの一部を担当)
- 使った手法:資金繰り表、事業DD、計画策定、金融機関への説明、モニタリングのうち担ったもの
- 結果:手続の段階と、自分の判断が影響した点(例:計画成立。〇期目までモニタリングを担当)
4行に収まらない経験の置き場所は、先頭の案件の中ではなく、本紙の2件目以降か別紙です。
分量は本紙A4で1〜2枚、案件一覧は別紙にする
厚生労働省のパンフレットは、職務経歴書をA4縦1〜2枚程度とし、プロジェクト一覧などを別紙にするなら枚数が若干増えても差し支えないとしています。KPMG FASの職務経歴書は「自由書式枚数制限なし」ですが、読み手の時間には限りがあります。
本紙には先頭の2〜3件を4行で置き、残りの案件は期間・業種・役割・手法の一覧にして別紙に回します。1枚目を読んだ時点で、経歴の中心が伝わる構成です。
企業タイプ別の見せ方
先頭の経験は同じでも、応募先のタイプによって書き方の力点が変わります。
| タイプ(確認した募集要項) | 募集要項に目立つ言葉 | 先頭に置く経験 | 公開されている選考・書類の指定 |
|---|---|---|---|
| Big4系FASの再生部門(KPMG FAS、PwCアドバイザリー) | 私的整理・法的整理の支援、利害関係者との交渉・利害調整、再生型M&A、事業再生計画の策定 | 関わった手続の種類と、調整した相手 | KPMG FAS:職務経歴書は和文必須・自由書式、応募書類に現年収・希望年収は書かない。PwCアドバイザリー:選考の結果にかかわらず10日間以内に連絡 |
| 会計系の独立系ファーム(AGSコンサルティングのBC事業部) | 変革期にある企業の中期事業計画、資金調達、金融取引基盤、経営管理体制 | 中堅企業の計画と、金融機関との取引の組み立て | BC事業部の募集:書類選考→一次面接→最終面接、選考内に性格の適性検査。福岡支社の企業成長・企業再生の募集:二次面接を含み、適性検査の記載なし |
| 常駐型の経営支援会社(リヴァンプの経営支援チーム) | クライアントの内部からの変革、実行、数字で経営をドライブ(CFOプロフェッショナルの募集) | 数字をもとに現場を動かし、施策を定着させた経験 | CFOプロフェッショナル・ファイナンスプロフェッショナルの募集:書類選考→計数テスト→複数回面接→最終面接。同じチームのほかの募集:書類選考→複数回面接→最終面接、候補者によっては途中で計数テスト。どの募集も書類選考で顔写真付きの履歴書と職務経歴書 |
Big4系FASの再生部門:手続の種類と調整の相手を先に書く
KPMG FASの事業再生アドバイザリーは、事業の継続・売却・清算等の戦略オプションの検討、私的整理と法的整理(民事再生・会社更生)の支援、再生ファンドなど投資家の投資検討の支援を業務に挙げ、再生型M&Aの経験者を特に歓迎しています。PwCアドバイザリーの職務内容も、事業再生計画の策定に加え、売上拡大やコスト削減などの業績改善施策の立案と実行支援です。
この2社に出す書類では、案件の1行目に手続の種類を書き、2行目で調整した相手(取引金融機関、株主、スポンサー候補など)を示すと、業務内容と重なる部分がすぐに読み取れます。PwCアドバイザリーは求める人物像で「経済面・時間面で厳しい制約の中」での業務に触れています。短い期間で分析と説明をまとめた経験があれば、期間とあわせて書いてください。
会計系の独立系ファーム:中堅企業の計画と金融機関との取引を書く
AGSコンサルティングのBC事業部は、従業員100~300人程度の中堅企業が顧客の中心で、新規案件は大手金融機関からの紹介が約70%と記載しています。新規案件の約6割は事業再生局面からの関与ですが、事業再生が全体に占める割合は3割程度で、再生後の経営管理の強化も業務に含まれます。
再生だけに関わりたい人は、この比率を面談で確かめておきましょう。書類では、中堅企業の経営者と数字で向き合った経験や金融機関への定期報告を、再生の案件と並べて書くと業務の幅に合います。必須要件の「簿記2級程度の財務会計の理解」と表計算の関数は、資格欄とスキル欄で確認できる形にしておくと安心です。
常駐型の経営支援会社:数字で現場を動かした経験を書く
リヴァンプは経営支援チームを、時にクライアント組織に所属しながら長期にわたり経営そのものを担うチームと説明しています。CFOプロフェッショナルについては「数字の番人」ではないと明記し、関東近郊のクライアント先への常駐や地方出張の可能性も募集要項に書かれています。
書類では、資料を作った経験より、数字をもとに現場の人と話して行動を変えた経験を先に置きます。事業会社の出身者なら、不採算事業の見直しを現場と合意して進めた経験がこれに当たるでしょう。
計画を作った後の実行や、金融機関への報告まで関わってきた人は、AGSコンサルティングやリヴァンプの言葉に合わせて書けます。助言と分析の専門性を深めたい人は、Big4系FASの再生部門の募集要項から照らし合わせると、書類の軸を決めやすいでしょう。反対に、勤務場所が変わる働き方を避けたい人には、クライアント先への常駐や地方出張の可能性を記載する会社は合いにくいため、応募前に勤務の条件を確かめてください。部門ごとの違いはFASの部門比較にまとめています。
3つのタイプのうち自分の経験と働き方に合うものの見当がついたら、次は実際の募集を並べて読み比べる段階です。FASやコンサルの求人を条件から探し、業務内容の欄に並ぶ言葉を自分の書類の見出しと照らしてみてください。
再生案件の経験が浅い人・隣接経験者の補強方法
再生案件の経験が浅いときは、書き方で補える部分と、経験を積んでから応募したほうがよい部分を分けて考えます。
KPMG FASの「事業再生アドバイザリー」の募集(勤務地は東京・大手町)では、金融機関の法人向け業務、事業会社、Big4監査法人の職歴要件がいずれも「原則3年以上」です。同じ会社でも採用地によって条件は違います。大阪採用の職歴要件には年数の記載がなく、会計士は監査業務の経験者が対象で、Big4での経験者は特に歓迎という扱いです。福岡採用は金融機関・事業会社の出身者には同じ年数を求めますが、会計士の項目に年数はありません。年数が足りない場合は、担当範囲で補えるかを見きわめ、勤務地を変えられるなら同じ会社の別の採用地も含めて、要件の合う募集を確かめてください。
窮境の取引先を担当しただけの場合
融資の担当として業況が悪化した取引先を持っていても、計画の中身に触れていなければ、書けることは限られます。その場合は、決算書や資金繰り表から悪化の原因をどう読んだか、稟議にどんな条件を付けたかを具体的にしてください。PwCアドバイザリーが優遇する「融資、審査、貸出先の再生等」のうち、自分がどこまで担ったかを言い切るところから始めます。
平時の予算管理・資金繰り管理が中心の場合
リヴァンプのCFOプロフェッショナルの募集では、最低限の財務や会計知識があり「数字に明るい」と自信を持っていることが必須条件の1つです。会計や経理の有資格者を積極採用しているわけではない、とも明記しています。同じ経営支援チームでも、ファイナンスプロフェッショナルの募集の必須要件は、コンサル、会計・税務事務所、投資銀行、会社の経営企画・経理などで働いた経験と、会社の分析力・財務数値分析力・モデル作成力です。AGSコンサルティングのBC事業部の募集も、財務会計の基礎的な素養と表計算の力を必須要件に含みます。
平時の予算管理でも、計画と実績の差の原因を分析し、施策を決めて実行した経験は両社の言葉に重なります。資金が足りなくなる時期を前もって見つけ、借入や支払条件の見直しにつなげた経験があれば、再生の業務にいちばん近い行として先頭に置いてください。
監査で窮境企業に関わった経験が少ない場合
監査の経験だけでは、事業面の施策や金融機関との協議が書けないことがあります。KPMG FASのコアとなる知見には、財務のDDに加えて事業のDDと、利害関係者との交渉・利害調整が含まれます。事業計画の合理性を検討した経験や、経営者との協議で指摘を伝えた経験を探しましょう。それでも足りなければ、再生以外の部門や経営改善計画の支援を経由するルートも比べてください。
面接で深掘りされる項目
面接では、書類に書いた数字と判断の中身が確かめられます。厚生労働省のパンフレットも、面接では職務経歴書の記載内容に基づく質問が多いため、提出した書類のコピーを残し、面接前に確認するよう勧めています。
書類の記載ごとに説明を用意しておきたい点
次の表は、各社が公開している質問例ではありません。書類に書いた項目ごとに、面接で説明できるようにしておきたい点を並べました。
| 書類の記載 | 説明を用意しておきたい点 | 準備する材料 |
|---|---|---|
| 資金繰り表を作成 | 週次か月次か、入金と支払の前提をどう置いたか | 自分の作成手順のメモ(社外秘の資料は持ち出さない) |
| 事業DDを担当 | 調べた範囲、見つけた論点、計画にどう反映したか | 論点と、その後の計画の変更点を1枚にまとめたメモ |
| 事業再生計画を策定 | 前提の置き方、黒字転換や債務超過解消の目途、計画と実績の差 | 担当した項目と前提の一覧 |
| 金融機関と協議 | 相手の数、反対や質問にどう答えたか、自分の役割 | 協議の流れと、自分が説明した内容の要点 |
| モニタリングを担当 | 計画との差が出たときに何を調べ、誰に何を伝えたか | 差の原因を調べた手順 |
準備する材料の列は、どれも社外秘の資料を使わずに用意できるものです。守秘の範囲で話せる内容を面接の前に決めておくと、答えに詰まる場面を減らせます。会計士の出身者なら、監査経験の伝え方を公認会計士からFASへの面接対策とあわせて準備すると、書類と答えの軸がそろいます。
選考フローを公開している企業
確認した4社のうち、選考の段取りを公開しているのはAGSコンサルティングとリヴァンプです。AGSコンサルティングのBC事業部の募集は書類選考、一次面接、最終面接の順で、選考内に性格の適性検査があります。福岡支社の企業成長・企業再生の募集は二次面接を含む流れで、適性検査の記載はありません。リヴァンプのCFOプロフェッショナルとファイナンスプロフェッショナルの募集は、書類選考の後に計数テストを置き、複数回の面接と最終面接へ進む流れです。同じ経営支援チームのほかの募集は、書類選考の後に複数回の面接へ進み、候補者によっては途中で計数テストを行う可能性があります。
PwCアドバイザリーは選考の結果にかかわらず10日間以内に連絡すると記載し、KPMG FASは選考回数を示していません。記載のない会社では、応募後に「書類提出から最終面接まで、どのくらいの期間を見ておけばよいか」を確かめてください。
条件面談につながる実績の書き方
条件面談で経験を正しく評価してもらうには、職位・担当範囲・期間を書類で正確に示すことが前提です。
年収をどう扱うかも、会社ごとに指定が違います。KPMG FASは応募書類に現年収・希望年収を記載しないよう求めており、報酬は年俸制と業績賞与で、経験・能力等を考慮して決めるとしています。AGSコンサルティングはBC事業部の募集で前職の年収と希望を考慮すると書いており、賞与は業績に応じた支給です。リヴァンプはCFOプロフェッショナルの募集で、標準年俸と想定賞与に加え、経営支援チーム特有の企業価値連動型のインセンティブを示しています。
職位・担当範囲・期間を正確に書く
報酬が経験や能力を考慮して決まる以上、書類の職位や担当範囲が実際より小さく見えると、条件の話でも不利になりかねません。反対に、チームで担った成果を自分だけの成果のように書くと、面接の深掘りで食い違いが出ます。「チーム〇名のうち資金繰り計画を担当」「〇期のモニタリングを主担当」のように、担当と期間をそろえて書いてください。
条件面談で確かめたい質問
公式ページで分からない点は、質問の形にしておくと面談で聞き漏らしません。
- 賞与は業績連動ですか。評価によってどの程度変わりますか
- インセンティブ制度がある場合、確定するのはどの時点ですか
- 入社直後の案件で、クライアント先に常駐する期間や頻度はどのくらいですか
事業再生コンサルタントの職務経歴書を相談すべきケース
伏せ方の線引きや先頭の案件選びで迷うなら、第三者の目を入れたほうが早く決まります。反対に、応募先の業務内容と自分の経験がはっきり重なる人は、まず自分で書き上げてかまいません。
自分で進めてよいケースと相談したほうが早いケース
| 自分で進めてよいケース | 相談したほうが早いケース |
|---|---|
| 先頭に置く案件が、応募先の募集要項の業務名とそのまま重なる | 再生案件と平時の業務のどちらを先頭にするか決められない |
| 手続名や規模帯を書くことについて、所属先の規程で確認が済んでいる | 伏せた情報の組み合わせで企業が推測されないか、判断がつかない |
| 応募先のタイプが1つに絞れている | Big4系FAS・会計系の独立系ファーム・常駐型のどれに出すか迷っている |
| 担当範囲と期間を手元の記録で確かめられる | 年数の要件に届かず、担当範囲で補えるか分からない |
提出前に確認する5項目
- 各案件の1行目に、自分の立場(債権者側・債務者側・第三者)が書かれている
- 先頭の案件が、状況・役割・手法・結果の4行でそろっている
- 社名・金額・金融機関名を置き換え、組み合わせでも企業が推測されない
- 本紙は目安の枚数に収め、残りの案件は別紙の一覧にしている
- 応募先の書類の指定(和文、書式、年収の記載、顔写真など)に合わせている
5項目のうち確かめきれない点が残る場合や、表の「相談したほうが早いケース」に当てはまる場合は、書類を第三者に見てもらうのが近道です。コンサル領域を担当するエージェントから相談相手を選び、伏せ方の線引きや、Big4系FAS・独立系・常駐型のどれに出すかを一緒に詰められます。
よくある質問
「中小企業再生支援協議会」の頃に関わった案件は、どちらの名称で書けばよいですか
現在の名称を書き、当時の名称を括弧で添えるのがおすすめです。中小企業基盤整備機構によると、中小企業再生支援協議会の支援業務部門は令和4年4月に中小企業活性化協議会として再編されました。KPMG FASの募集要項には旧名称の表記も残っているため、併記すれば読み手はどちらの名前でも案件を理解できます。
再生計画の一部しか担当していない案件も、書いてよいですか
書いてかまいません。チームの人数と、自分が担った項目(資金繰り計画、事業DDの一部など)を明記すれば、一部の担当でも経験の中身は伝わります。チーム全体の成果を自分の成果のように書くと面接で食い違いが出るので、担当外の部分は「チームとして」と区別してください。
英語の職務経歴書も用意したほうがよいですか
応募先の指定に合わせるのが基本です。KPMG FASは職務経歴書を和文必須・英文任意としています。英語力の扱いは、同じ会社の中でも募集ごとに異なります。KPMG FASの「事業再生アドバイザリー」・大阪採用・福岡採用の3つの募集と、PwCアドバイザリーの事業再生【R】の募集(名古屋・大阪を含む)では、英語力は「尚可」の扱いです。一方、KPMG FASのホスピタリティ・セクターの募集は、「下記全てに該当」とする条件の1つが「高い英語力(TOEIC800点と同等以上)」です。PwCアドバイザリーの海外事業再生【R】の募集も、資格・スキルの欄に「英語力(できれば2年以上の海外駐在・留学経験)」を「尚可」を付けずに挙げています。英文を出さない場合でも、語学力は資格欄に試験名と取得年月を書いておけば伝わります。
公認会計士や中小企業診断士の資格は、どこに書けばよいですか
資格欄には取得年月とともに書き、案件の行には資格を使った業務を書く、という分け方です。PwCアドバイザリーは事業再生【R】の募集で公認会計士、USCPA、中小企業診断士、証券アナリストに関する資格を「尚可」とし、AGSコンサルティングはBC事業部の募集で公認会計士短答式試験の合格を歓迎要件に挙げています。資格名だけでは担った仕事が伝わらないため、案件の行と組み合わせてください。
志望動機書の提出は必要ですか
会社によって違います。KPMG FASは志望動機書を任意(A4用紙1枚程度)とし、山田コンサルティンググループのオープンポジションは履歴書・職務経歴書・志望動機書の3点をPDF形式で添付する指定です。出す場合は、職務経歴書の先頭案件と同じ経験を軸にし、応募部門の業務内容とのつながりを書いてください。
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書類の次は、部門選びと前職別のルートを確かめておくと応募先を絞れます。

