
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
日髙 大志 | HIDAKA Taishi
筑波大学大学院を卒業後、日本工営(開発コンサルティング会社)に新卒入社。官公庁・建設・不動産・総合商社セクターでの国際開発プロジェクトにコンサルタントとして従事。その後、KPMGコンサルティング株式会社に参画し、DXコンサルタントとして、官公庁・不動産セクターでのDX推進に携わる。
コンサルタントとしてキャリアを歩む中で、優秀な人材がポテンシャルを最大限発揮して活躍することが企業の成長へ直結することを実感し、ヘッドハンターとしてリメディに参画。コンサルティングファーム、M&A、不動産・建設業界を中心にハイキャリア層の採用・転職支援を実施。
本記事のポイント
DTSの平均年収はいくらか?
株式会社DTS(東証プライム 9682)の有価証券報告書によると、単体の平均年収は643万円です。平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は13.9年と、独立系SIerのなかでも長期雇用の傾向が強い人員構成となっています。
金融・公共・通信業界向けの元請け案件と長期保守の積み上げが収益基盤になっており、業績の振れ幅が小さい代わりに、賞与による年収の大きな上振れも限定的という賃金構造です。
DTSの平均年収の推移はどうなっているか?
同社の平均年収は、ここ数年600万円台前半で安定しており、急騰や急落はありません。連結売上高が1,200億円台、単独売上高が860億円台と、安定した受注と長期保守契約に支えられた事業構造を反映しています。
金融機関や官公庁案件は単年度の業績変動が小さい一方で、ベースアップや賞与の上振れも控えめになりやすい性質があります。報酬の伸びを大きく狙うというよりも、長期的な等級昇格と専門領域の蓄積で年収を積み上げる構造と捉えるのが現実的です。
DTSの役職別の年収はいくらか?
役職別の年収は公開されていません。平均年収643万円、平均年齢39.7歳、勤続13.9年という公式データと、独立系SIer中堅クラスの一般的な賃金カーブから、求人レンジから推計すると次の通りです。
| 役職(等級イメージ) | 推定年収レンジ | 目安年齢 |
|---|---|---|
| メンバー(1〜3年目) | 380万〜480万円 | 22〜25歳 |
| メンバー(4〜7年目) | 450万〜600万円 | 26〜30歳 |
| サブリーダー/チーフ | 550万〜700万円 | 28〜34歳 |
| リーダー/主任クラス | 650万〜850万円 | 32〜40歳 |
| マネージャー/課長クラス | 800万〜1,100万円 | 38〜48歳 |
| 部長クラス以上 | 1,000万〜1,400万円 | 45歳〜 |
マネージャー以上のポストが年収800万円〜1,100万円の山になりやすく、平均643万円という数字はリーダー手前のメンバー層を多く含むことで形成されています。等級制度のもと、専門領域の獲得とプロジェクト責任の引き受けが昇格条件です。
DTSの年代別の年収はいくらか?
年代別の年収レンジも公表されていません。役職レンジから逆算した弊社独自調べでは、おおむね次のイメージで把握できます。
| 年代 | 推定年収レンジ | 主な役職層 |
|---|---|---|
| 20代 | 380万〜600万円 | メンバー/サブリーダー |
| 30代 | 550万〜900万円 | リーダー/マネージャー手前 |
| 40代 | 700万〜1,200万円 | マネージャー/課長 |
| 50代 | 800万〜1,400万円 | 部長以上/専門職 |
賞与は年2回(夏・冬)が一般的で、基本給と業績連動の両方を含む設計です。金融・公共案件中心の収益構造から、賞与の振れは大きくなく、基本給と役職手当が年収全体に占める比率が高いと見られます。
DTSは同業他社と比較した際の年収はいくらか?
独立系・準大手SIerの平均年収を比較すると、643万円という水準は中位グループに位置します。プライム上場で、自社製品やグループ流通網を持つ会社が上位を占めます。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| オービック | 1,103万円 | 36.6歳 |
| 大塚商会 | 1,027万円 | 41.8歳 |
| NEC | 963万円 | 43.5歳 |
| 日立製作所 | 961万円 | 42.9歳 |
| 富士通 | 929万円 | 43.7歳 |
| 日鉄ソリューションズ | 905万円 | 40.3歳 |
| TIS | 807万円 | 40.6歳 |
| SCSK | 788万円 | 42.9歳 |
| DTS | 643万円 | 39.7歳 |
同業のなかでは、TIS・SCSKよりはやや低く、独立系の中堅水準です。一方で平均勤続年数13.9年は同業上位に近く、長期雇用と労働環境のバランスを評価して在籍する社員が多いことが窺えます。
DTSの年収はなぜこの水準なのか?
同社の年収水準は、独立系SIerの収益モデルと長期雇用文化の両方から説明できます。主な要因は次の3つです。
1. 金融・公共向け元請け案件の収益構造
主力顧客が金融機関・官公庁・通信キャリアであり、長期の元請け開発と保守運用契約が収益の柱になっています。安定性は高い反面、外資系コンサルやSaaS企業のような単年度業績で報酬が大きく動く設計ではないため、賞与の上振れは限定的です。
2. 平均勤続13.9年に代表される長期雇用
平均勤続年数13.9年は同業のなかで長い部類で、新卒入社の比率が高く、若手・中堅層が母集団に厚く含まれます。等級昇格と専門領域の獲得を積み重ねて年収を伸ばす設計のため、平均値はやや低めに出やすい構造です。
3. 福利厚生・労働環境への配分
残業時間は月平均22.25時間で3年連続減少傾向、有給取得率75.7%、男性育休取得率57.8%、健康経営優良法人ホワイト500認定など、労働環境への投資が手厚い構造です。給与だけでなく、働き方を含むトータル報酬で見ることが、応募判断では現実的です。
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DTSの企業情報
株式会社DTSは1972年設立、東京証券取引所プライム市場に上場(証券コード9682)する独立系SIerです。金融・公共・通信を中核顧客に、システム開発から保守運用、クラウド/AI/セキュリティといった領域別ソリューションまでをワンストップで提供しています。
2025年3月期の連結売上高は1,259億円、単独売上高は862億円。連結従業員数は6,188人、単独では3,172人と、国内に加えて九州・西日本の地域子会社や、インド・北米の現地法人を含むグローバル開発体制を持ちます。
有価証券報告書による平均年収は643万円。同業の準大手と比べると中位ですが、平均勤続13.9年に代表される長期雇用と、健康経営・育児支援への手厚い投資が、社員の定着を支える構造になっています。
会社概要
| 正式社名 | 株式会社DTS(DTS CORPORATION) |
|---|---|
| 設立 | 1972年8月25日 |
| 資本金 | 6,113百万円(2025年3月末) |
| 本社所在地 | 東京都中央区八丁堀2-23-1 エンパイヤビル |
| 代表者 | 代表取締役社長 北村友朗 |
| 事業内容 | システムインテグレーション、情報システム開発・保守、通信工事の設計・施工、コンピュータシステムの導入・運営管理、労働者派遣事業ほか |
| 従業員数 | 連結6,188人/単独3,172人(2025年3月末) |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場(証券コード9682) |
| 連結売上高 | 1,259億円(2025年3月期) |
| 単独売上高 | 862億円(2025年3月期) |
| 平均年収 | 643万円(有価証券報告書) |
| 平均年齢 | 39.7歳 |
| 平均勤続年数 | 13.9年 |
DTSの事業領域
事業は「業界別ソリューション」と「領域別ソリューション」の二軸で整理されています。前者は顧客業種の深い理解、後者は技術領域の横断提供を担い、両者の掛け合わせで案件が組成される構造です。
業界別ソリューション
主な対象業界は金融、保険、官公庁・自治体、情報通信、小売・流通、製造、建築・不動産、医療福祉の8領域です。とくに金融機関の勘定系・情報系システム、官公庁の業務システム、通信キャリアのインフラ案件は、創業以来の主力領域となっています。
金融・公共領域は元請け案件と長期保守の比率が高く、業績変動が抑えられている代わりに、要件定義から運用までを通貫で担当できる案件が多いという特徴があります。上流から運用まで一気通貫の経験を積みたい中堅エンジニアに向いた構造です。
領域別ソリューション
領域別では、ビッグデータ・IoT、ERP、人事、クラウド、運用・BPO、RPA、AI、セキュリティを横断的に展開しています。クラウド/AI/セキュリティといった成長領域は、業界別案件の中に組み込まれる形で需要が拡大しており、中途採用のニーズも高い領域です。
グループ会社による拡張
国内には九州DTS、日本SE、DTS WEST、組込みシステム開発のDTSインサイトなどがあり、地域・業界・技術領域ごとに役割分担しています。海外ではDTS America(北米金融機関向け)とNelito Systems(インド金融機関向け)を持ち、グローバル開発体制を構築しています。
DTSの4つの特徴
独立系SIerは数多いものの、同社には他社と比較したときの強みが明確に4つあるのです。年収だけで判断するのではなく、これらの特徴と自身のキャリア志向の重なりで応募判断を組み立てると、入社後のミスマッチを抑えられます。
1. 金融・公共向け元請け案件の厚み
創業以来、金融機関や官公庁向けの大型システムを長期にわたって元請けで担当してきた実績があります。要件定義・設計・開発・運用までを自社で完結できる体制を持ち、外部委託前提のSIerに比べて上流関与の機会が多いことが特徴です。
2. 平均勤続13.9年に表れる長期雇用
有価証券報告書による平均勤続年数は13.9年。これは独立系SIerのなかでも長い部類で、新卒中心の母集団に加え、中途入社後も定着しやすい組織文化を反映しています。短期の成果主義というよりも、専門性を積み上げて長く活躍する人材を育てる方針です。
3. グローバル開発体制とニアショア活用
インドのNelito Systemsを中心としたオフショア開発と、九州DTS・DTS WESTを軸にしたニアショア体制を組み合わせ、コスト競争力を確保しています。国内外の混成チームを運営できる人材は、中堅以上のキャリアパスで重宝されます。
4. クラウド・AI・セキュリティの領域横断提供
SAP・ServiceNow・intra-martといった主要パッケージのSIに加え、AWS/Azure/GCPのマルチクラウド対応、RPAやAIを組み合わせた業務改善まで、領域別ソリューションが幅広く整っています。業界知識と技術領域の両方を伸ばしたい人にとっては、案件の選択肢が広い環境です。
DTSの直近の業績
2025年3月期の連結売上高は1,259億円、単独売上高は862億円。連結ベースでは1,000億円超の規模を維持しており、金融機関や官公庁向けの保守運用案件が安定収益の中心を占めています。
事業構造としては、新規開発よりも既存システムの改修・保守運用・更改案件の比率が高く、決算ごとの売上高や利益の振れ幅は同業のなかでも穏やかです。受注残高が複数年にまたがる長期契約に裏付けられていることが、報酬水準の安定にも寄与しています。
近年は、クラウド移行案件、AI/データ活用案件、セキュリティ強化案件の構成比が高まっています。こうしたDX関連領域への投資が、中堅エンジニアの新規ポジションと、中途採用の枠を生み出している背景です。
DTSの労働環境・福利厚生
同社の労働環境は、SIer業界のなかでもとくに数値で見える形で整っています。キャリア採用ページに公開されている主な数値は次の通りです。
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 月平均残業時間 | 22.25時間 | 3年連続で減少傾向 |
| 有給休暇取得率 | 75.7%(年13.7日) | 業界平均より高水準 |
| 女性育休取得率 | 100% | 5年連続 |
| 男性育休取得率 | 57.8% | 全国平均を大きく上回る |
| リフレッシュ休暇 | 3日連続取得可 | 年次有給とは別枠 |
| 育児支援認定 | くるみん認定 | 厚生労働省 |
| 女性活躍 | えるぼし2段階目認定 | 厚生労働省 |
| 健康経営 | 健康経営優良法人ホワイト500(5年連続)/健康企業宣言ゴールド(6年連続) | 経済産業省ほか |
月平均残業22.25時間はSIer業界のなかでも抑えられた水準で、繁忙期の集中はあるものの、年間平均では生活設計に組み込みやすい範囲に収まっています。3年連続で減少傾向にある点も、組織として労務管理に取り組んでいる証拠です。
育休取得率は、女性が5年連続100%、男性も57.8%と全国平均を大きく上回ります。子育て世代のエンジニアにとって、復帰前提でキャリアを設計しやすい環境が制度面で担保されています。
健康経営優良法人「ホワイト500」を5年連続で取得していることに加え、健康企業宣言ゴールドも6年連続で認定。こうした第三者機関による継続認定は、入社後の働き方の安定を確認する判断材料になります。
DTSの採用情報
中途採用は通年で実施されており、職種カテゴリは大きく分けて、開発SE、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタント/業務系、インフラ・運用系、クラウド/セキュリティ領域の5つに整理できます。個別の最新ポジションと提示年収は応募時に開示される設計です。
開発SE/アプリケーションエンジニア
| ポジション | 想定年収 | 応募条件 | 経験・スキル |
|---|---|---|---|
| 金融系SE(オープン系) | 非公開 | ・Java/C#等での開発経験3年以上 ・金融業界のシステム開発経験 | ・要件定義/基本設計の経験 ・複数案件のリード経験 ・金融業務知識があれば尚可 |
| 公共系SE | 非公開 | ・官公庁・自治体向け開発経験 ・調達仕様書の読解力 | ・大規模システムの設計経験 ・複数ベンダーとの調整経験 ・PMO経験があれば尚可 |
| 業務系SE(ERP/会計/人事) | 非公開 | ・ERP導入もしくは保守経験 ・業務要件のヒアリング経験 | ・SAP/ServiceNow/intra-martの導入経験 ・複数モジュール横断の経験 ・公認会計士/簿記2級があれば尚可 |
プロジェクトマネージャー(PM)
| ポジション | 想定年収 | 応募条件 | 経験・スキル |
|---|---|---|---|
| 金融系PM | 非公開 | ・PMもしくはPL経験3年以上 ・10名以上の体制管理経験 | ・予算/品質/納期管理の実績 ・顧客折衝の経験 ・PMP資格があれば尚可 |
| 公共系PM | 非公開 | ・公共案件のPL/PM経験 ・大規模調達対応の経験 | ・複数ベンダー協業の経験 ・要件定義の主担当経験 ・情報処理(PM)資格があれば尚可 |
| 業務系PM(ERP導入) | 非公開 | ・ERP導入PMもしくはコンサル経験 ・業務改革を含む案件の経験 | ・標準化/業務設計の経験 ・複数業界向け導入の経験 ・SAP/ServiceNow認定があれば尚可 |
インフラ・基盤エンジニア
| ポジション | 想定年収 | 応募条件 | 経験・スキル |
|---|---|---|---|
| クラウド基盤エンジニア | 非公開 | ・AWS/Azure/GCPいずれかの設計経験 ・Linux/ネットワークの基本知識 | ・大規模クラウド移行の経験 ・IaCツール(Terraform等)の経験 ・クラウド認定資格があれば尚可 |
| 運用・保守エンジニア | 非公開 | ・サーバー/DB運用の経験3年以上 ・障害対応のシフト経験 | ・運用設計/監視設計の経験 ・複数顧客の運用引継ぎ経験 ・ITIL認定があれば尚可 |
| ネットワークエンジニア | 非公開 | ・通信キャリアもしくは大手案件の経験 ・ルーティング/スイッチング設計の経験 | ・MPLS/SD-WAN設計経験 ・障害切り分けの実績 ・CCIE/CCNPがあれば尚可 |
セキュリティ/DX領域
| ポジション | 想定年収 | 応募条件 | 経験・スキル |
|---|---|---|---|
| セキュリティコンサルタント | 非公開 | ・セキュリティ案件の提案/設計経験 ・脆弱性診断・SOC運用いずれかの経験 | ・ISMS/NIST等のフレームワーク知識 ・顧客向け説明資料の作成経験 ・CISSP/情報処理安全確保支援士があれば尚可 |
| データ/AIエンジニア | 非公開 | ・データ基盤構築もしくはML実装の経験 ・Python/SQLの実務経験 | ・BIツール/DWHの設計経験 ・顧客課題からモデル設計に落とす経験 ・Snowflake/Databricks経験があれば尚可 |
個別ポジションの提示年収は非公開ですが、エージェント経由の選考では役職別の推定レンジを参考に、現職年収と入社後の役割から具体額が提示されます。応募時には、希望年収だけでなく担当領域と裁量範囲を合わせて確認するのが現実的です。
DTSの採用動向
新卒採用と中途採用の両輪で人員を確保しており、新卒は毎年200名前後、中途は通年で複数領域の枠が継続的に開いている状況です。とくにクラウド/AI/セキュリティ領域、ならびに金融・公共案件のPMポジションは、慢性的に枠が補充されている傾向があります。
求める人物像は、技術力に加えて、長期にわたる顧客対応や運用責任に向き合える資質を持つ層です。短期の業績インセンティブよりも、専門性の積み上げと顧客との関係構築に価値を置く志向の人が、組織文化と合いやすい設計になっています。
選考プロセスは書類選考+面接2〜3回が標準で、現場の責任者と人事担当の両方が評価に関わります。技術力の確認はコーディングテストよりも、過去案件の進め方とトラブル対応の振り返りで行われる傾向です。経験の言語化が選考通過の鍵になります。
DTSへの転職を相談する前に整理したいこと
独立系SIerのなかでも、金融・公共領域のSI経験や、クラウド・セキュリティといった成長領域のスキルセットは応募者層の幅が広く、選考の評価軸も求人によって大きく異なります。応募の前に、自身の経験とポジション要件のすり合わせを行うことで、選考通過の精度が上がります。
同社の選考では、過去案件の進め方・トラブル対応・顧客折衝の経験を、職務経歴書と面接の両方で言語化することが評価の起点になります。STAR形式での整理、技術領域と業界知識の掛け合わせ、入社後に担いたい役割の3点を、応募ポジションに合わせて整えるサポートを実施しています。
応募タイミングや想定年収の妥当性、複数社の同時選考スケジュールなども、希望に合わせて整理可能です。2,000名以上の支援実績と、業界別の求人情報をもとに、現職と次の選択肢を比較できる状態をつくります。
今すぐ応募するかを決めかねる段階でも、経験の棚卸しと求人マーケットの相場感を確認するだけで、その後のキャリア判断は大きく変わります。まずはお気軽にご相談ください。
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DTSの面接のポイント
中途面接は、書類選考の後に1次・2次面接、ポジションによっては最終面接まで進む流れが一般的です。技術力に加えて、顧客折衝・チーム運営・長期定着への姿勢が評価軸として明確に置かれます。
1次面接:現場責任者との対話
応募ポジションの直属上長または現場マネージャーが面接官に立つことが多く、過去案件の技術スタック・体制規模・課題と打ち手を具体的に確認されます。担当範囲を「設計から運用までのどこか」レベルで答えるのではなく、フェーズごとの判断と関わった人数まで踏み込んで説明できる準備が必要です。
2次面接:マネジメント層との対話
部門長または役員クラスが登場し、入社後に任せたい役割と、応募者の中期キャリア観の整合性が見られます。3〜5年の活躍イメージを、自身の専門領域と顧客領域の言葉で言語化できると、強い印象を残せます。
想定質問とSTARによる整理
頻出のテーマは、「困難な案件をどう乗り越えたか」「顧客との合意形成をどう設計したか」「品質と納期のトレードオフをどう判断したか」など、判断のプロセスを問う質問です。STAR(Situation/Task/Action/Result)に沿って、数値・体制・期間・関与の深さを盛り込むと、再現性のある経験として伝わります。
逆質問で押さえたい論点
逆質問では、配属候補のチーム構成、現在進行中の主要案件のフェーズ、評価のサイクルと昇格条件を聞くと、入社後のミスマッチを抑えやすくなります。提示年収の妥当性は、希望額の根拠と一緒に、応募ポジションの裁量範囲とセットで確認すると現実的です。
DTSの社員のキャリアパス
キャリアパスは、社内で等級昇格を重ねるマネジメントルートと、専門領域を深めるスペシャリストルート、社外への転身ルートに大別できます。長期雇用の文化を背景に、社内ローテーションで複数業界を経験する社員も少なくありません。
社内キャリア:等級昇格と業界横断
新卒入社後、メンバー→サブリーダー→リーダー→マネージャー→部長という等級昇格の流れが基本です。中途入社の場合も、過去経験に応じてリーダーまたはマネージャー級から入り、3〜5年で一段階上の役職を目指す道筋が一般的です。プロジェクト責任とライン責任のいずれを軸にするかは、本人の志向に合わせて選べます。
専門ルート:技術領域のスペシャリスト
クラウドアーキテクト、セキュリティスペシャリスト、データ/AIエンジニアといった技術専門職としてのキャリアパスも整っています。ライン管理を持たずに技術領域を深掘りする選択肢が用意されており、専門資格・登壇実績・社内ナレッジ貢献などが評価対象に含まれます。
社外でのキャリアパス
社外への転身先としては、事業会社の社内SE・IT部門責任者、ITコンサルティングファーム、クラウドベンダーのソリューションアーキテクト、独立系SIerでのPM職などが代表的です。金融・公共の元請けSI経験は転職市場での評価が安定しており、年収は職種と企業規模に応じて700万〜1,200万円程度のレンジになるケースが多く見られます。
1. 事業会社の社内SE・IT部門
金融機関・通信キャリア・製造業の社内SE、もしくはIT部門マネージャーへの転身は代表的なルートです。DX推進担当として、ベンダーマネジメントとIT戦略を兼ねるポジションの需要が高まっています。
2. ITコンサルティングファーム
業務理解と技術理解の両方を持つ人材は、戦略系・総合系コンサルティングファームのITプラクティスでも評価されるのです。30代半ば以降、ITコンサルへの転身で年収レンジを一段引き上げるパターンも見られます。
3. クラウドベンダー/SaaS企業
クラウド移行プロジェクトや、ServiceNow/SAP/Salesforceなどの導入経験は、ベンダー側のソリューションアーキテクトやプロフェッショナルサービス職としても需要があります。基本給に加えて、ストックや業績連動報酬が乗る設計も増えています。
DTSを長く続けられるかを応募前に見極める
応募を検討する段階では、平均年収643万円という数字を出発点にしつつ、長期雇用と労働環境のバランス、金融・公共向けの元請け案件という事業特性まで重ねて見ることが、入社後のミスマッチを抑えるうえで現実的です。
準備としては、過去案件の技術スタック・体制・課題・打ち手・成果をSTAR形式で言語化したうえで、応募ポジションの想定役割と中期キャリア観を結び付けて整理する流れが推奨されます。給与だけで判断せず、残業時間・有給取得率・育児支援などの労働環境数値を含めたトータル報酬で比較すると、判断が安定します。
| 確認軸 | 見るべき内容 | 応募準備での使い方 |
|---|---|---|
| 職務の近さ | 金融・公共向け元請け案件、長期保守、領域別ソリューション | 求人票の技術名だけでなく、顧客業務と裁量範囲を見る |
| 経験の見せ方 | 運用保守、障害対応、要件定義、業務改善提案、品質管理 | STAR形式で数値・体制・期間を整理する |
| 条件確認 | 提示年収、想定残業、リモート可否、評価サイクル、昇格条件 | 平均値と個別提示額の差を、希望ポジションごとに詰める |
現職経験がどの職種に届くか、想定提示年収がどの程度になるかは、求人マーケットの相場感とエージェントの個別情報を組み合わせると精度が上がるのです。応募タイミング、複数社の比較、面接対策まで含めて、まずは現状を整理する場をご用意します。
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