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第二新卒エンジニアがITコンサルを目指すメリットとリスク|実務2〜3年からの移行ルートと勝ち筋【2026年最新】

監修者

リメディ株式会社 ディレクター

馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji

神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。

目次

本記事のポイント

新卒でIT企業に入って2〜3年、実務には慣れてきたけれど、このままエンジニアを続けるかコンサルに移るか迷っている方も多いはずです。本記事は、そんな第二新卒のエンジニアに向けた内容です。新卒就活やインターンの話ではなく、すでに少し現場を経験した20代半ばの人が、ITコンサルへ早めに移ることにどんなメリットとリスクがあるかを中立に整理します。結論から言えば、若さは確かに武器になりますが、「若いから受かる」わけではありません。経験が浅いことをどう扱うかで、勝ち筋も詰みやすさも変わります。

ITコンサルが実際に担うのは、厚生労働省のjob tagやIPAのデジタルスキル標準を見ると、システムの設計・実装そのものではなく、課題を定義し、関係者を動かし、成果まで牽引することが中心です。第二新卒のエンジニアは、この「上流の経験」がまだ薄いのが普通です。だからこそ、足りない部分を正直に見つめつつ、若さと伸びしろをどう示すか、浅い実務からでも語れる素材をどう作るかが分かれ目になります。エンジニアの数年が無駄なわけではありません。見せ方と準備の問題です。

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項目結論
主なメリット若さによるポテンシャル評価を受けやすい。思考の型を早く取り込め、技術と上流の両方を持つ人材になりやすい
主なリスク即戦力期待とのギャップ、書類・面接で語れる素材の少なさ。早すぎて素地が薄いと負荷が大きい
狙いやすい入口IT・DX・PMO領域のアナリスト/ジュニア枠。実装中心の人は迂回ルートも検討する
準備の要点担当工程の羅列でなく、課題・行動・成果・再現性で語る。小さくても自分が考えた論点を1つ作る
相談すべきタイミング応募前。今動くべきか、現職であと1〜2年上流経験を作るべきかを見極める段階
出所:厚生労働省 job tag、IPA デジタルスキル標準、厚生労働省 若年者雇用対策と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。可能性や評価は弊社の見解であり合否を保証しない
リメディのキャリア支援のポイント
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第二新卒エンジニアがITコンサルを目指すメリットとリスク【中立に整理】

まず、第二新卒のエンジニアがコンサルを目指すことのメリットとリスクを、煽らずに並べて見ておきましょう。どちらか一方だけを強調する記事は判断材料になりません。メリットは主に若さと伸びしろから、リスクは主に経験の浅さから生まれます。同じ「経験が浅い」という事実が、見方によって武器にもハンデにもなる、というのが第二新卒の特徴です。

メリットの背景には、若年層の位置づけがあります。厚生労働省の若年者雇用対策では、新卒応援ハローワークが卒業後おおむね3年以内の人を、わかものハローワークがおおむね35歳未満の人を支援対象としています。つまり第二新卒は、社会的にも「これから伸びる若年層」として扱われている層です。コンサルファームの多くが若手の育成枠を持つことと合わせると、実績の量より思考力や学習の速さ、素直さで見てもらいやすい、というのが弊社の見方です。ただしこれは「若ければ受かる」という意味ではありません。

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メリット中身注意点
ポテンシャルで評価されやすい実績の量より思考力・学習速度・素直さを見てもらいやすい層「若いから受かる」ではない。思考の素直さや転職理由は問われる
思考の型を早く取り込めるキャリアの早い段階で論点設計や仮説思考に触れ、回り道が少ない取り込めるかは本人次第。受け身では伸びにくい
技術と上流の両方を持てる技術の素地が残るうちに上流へ。後年に取り戻すより移行が軽い場合がある手を動かす比重は下がる。技術を伸ばしたい時期との折り合いが要る
値付けの天井が変わりうる同じスキルでも事業モデルで報酬の伸び方が変わる(後述)開始時は横ばい・微減もありうる。役職・ファーム・成果次第で断定できない
出所:厚生労働省 若年者雇用対策、IPA DSS-P、各社公式採用情報と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。評価は弊社見解で合否を保証しない

一方のリスクは、経験の浅さそのものというより、書類や面接で語れる素材が少ないことに集約されます。中途採用では多かれ少なかれ即戦力が期待されますが、第二新卒でとくに効いてくるのは「課題をどう定義し、誰とどう合意し、何を優先したか」を語れるエピソードの不足です。実装やテストが中心だった人ほど、この素材が手薄になりがちです。次の表で、起きやすいリスクと中立な対処を整理します。

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リスクなぜ起きるか中立な対処
即戦力期待とのギャップポテンシャル枠でも、入社後は早い立ち上がりを求められる場面がある入社前にコンサルの思考の型を学び、立ち上がりの負荷を見込んでおく
語れる素材が少ない上流(要件定義・対顧客・牽引)の主担当経験が浅い小さくても自分が考えた論点・改善を1つ抜き出して言語化する
転職理由が「逃げ」に見える「今の仕事がつまらない」だけでは弱いエンジニアで得た課題感とコンサルで伸ばしたい力を接続する
技術を手放す後悔手を動かす比重ははっきり下がる技術は「使い方が変わる」と理解し、納得して選ぶ
早すぎて素地が薄い実装・テストのみで上流経験がほぼない現職であと1〜2年上流寄りの経験を作るか、迂回ルートを使う
出所:弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。一般的な選考傾向に基づく弊社見解であり、結果を保証するものではない

大切なのは、メリットとリスクが同じ「経験が浅い」から出ているという点です。若さを活かすには伸びしろを示す準備が要り、リスクを抑えるには語れる素材を作る準備が要る。どちらも「準備で動かせる」要素なので、感情で焦るより、何を準備するかを決めるほうが前に進みます。

第二新卒エンジニアのタイプ別に見る現在地

同じ第二新卒エンジニアでも、担ってきた仕事によって狙いやすさは変わります。共通しているのは「上流の主担当経験がまだ薄い」ことですが、出身タイプごとに強みと先に補うべき経験は違います。次の早見表で、自分がどのタイプに近いかをまず確認してください。可能性の表記は、公式の役割定義と現職経験の距離から判断した弊社の見解であり、合否を保証するものではありません。

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エンジニアのタイプ可能性(弊社見解)第二新卒としての強み先に補うべき経験
受託開発SE・SES要件定義や設計の入口に触れている。顧客の業務に近い担当工程を「業務課題の解決」として語る視点、対顧客の論点整理
社内SE(情シス・運用)事業会社の業務とベンダーの間に立った経験社内調整を「関係者マネジメント」として言語化、効果の定量説明
Web系・自社開発エンジニア「なぜ作るか」を考える機会に触れている場合がある事業KPIとの接続、機能単位でなく事業課題単位で語る経験
インフラ・クラウド寄り低〜中基盤の安定運用・移行の判断経験基盤の選定理由を事業判断に接続。詳細ルートは後述の関連記事へ
出所:IPA DSS-P 人材類型、各社公式サービスラインと弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。可能性は弊社見解で合否を保証しない

どのタイプも「低」で固定されているわけではありません。第二新卒の段階では経験の絶対量が少ないため可能性は中程度から始まることが多いですが、語れる素材を1つ作るだけで見え方は変わります。自分のタイプの「先に補うべき経験」を、現職のうちに意識して作っておくのが近道です。

エンジニア経験はコンサルでどう評価されるか【浅くても翻訳できる素材】

第二新卒だと「実績が少ないから書くことがない」と感じがちですが、コンサルの選考で見られるのは実績の量ではなく、その経験をコンサルの仕事にどう翻訳できるかです。2〜3年の実務でも、翻訳できる素材は意外と残っています。たとえば、小さな機能の要件を利用者に確認したこと、不具合の原因を切り分けて優先順位をつけたこと、先輩の設計に疑問を持って改善を提案したこと。これらは「担当した作業」で止めれば平凡ですが、「どの課題を、どう考えて、どう動いたか」で語れば、コンサルの評価軸に接続します。

翻訳の軸を定めるコツは、公式の役割定義に合わせること。IPAのデジタルスキル標準では、エンジニアに近い「ソフトウェアエンジニア」はシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担う役割と定義されています。これに対しコンサルに近い「ビジネスアーキテクト」は、ビジネスや業務の変革で実現したい目的を定義し、経営視点で業務プロセスを設計し、関係者をコーディネートしてプロセス全体を牽引し成果を創出する役割とされています。第二新卒の「設計・実装・運用」を、コンサルの「目的定義・関係者調整・牽引」の言葉へ、たとえ小さな経験でも橋渡しできるかが評価の入口です。

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第二新卒の浅い経験コンサルでの見られ方(評価軸)書類・面接での見せ方
小さな機能の要件確認論点設計・課題定義の入口誰のどんな業務課題を、どう確認して何を優先したかを語る
不具合・障害の切り分け業務影響の見極めと優先順位づけ「事業を止めない判断」として、影響範囲をどう考えたかを語る
設計や仕様への改善提案現状を疑い、より良い案を構想する力なぜ改善が必要と考え、どう提案して結果どうなったかを語る
チーム内での調整・連携ステークホルダー調整の素地立場の違う相手とどう合意形成したかを小さくても語る
出所:IPA DSS-P、厚生労働省 job tag と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。経験の翻訳の対応づけは弊社の見解

ここで強調したいのは、第二新卒の経験を「少ないから価値がない」と切り捨てないことです。経験の量が少ないのは事実ですが、量の不足は若さでカバーされる部分があり、足りないのは事業の言葉で語る視点です。技術を価値に翻訳する具体的な型は、スキル翻訳をテーマにした記事で詳しく扱っています。あわせてエンジニアのスキルはコンサルでどう武器になるかを読むと、浅い実務からでも語れる素材の作り方が見えてきます。

公式定義から見るITコンサルの要件と第二新卒が不足しやすい経験

「自分はまだ早いのでは」という不安を感覚で抱える前に、ITコンサルが公式にどう定義されているかを確認しておきましょう。根拠を持って準備すれば、書類や面接で語る軸も定まります。ここでは厚生労働省のjob tagとIPAのデジタルスキル標準を起点に、第二新卒が不足しやすい経験を、補い方とセットで整理しました。第二新卒の場合、不足は「能力がない」のではなく「まだ経験を積む機会がなかった」という性質のものが中心です。

厚生労働省のjob tagでは、コンサルタントの近接職種である経営コンサルタントの仕事を、経営上の問題について情報を収集・整理する、分析して問題点を明らかにした報告書を作成する、経営戦略や業務改革等の案を経営者等にプレゼンテーションする、という流れで説明しています。求められる力は傾聴力・説明力・交渉力、そして論理と推論です。ITコンサルはこれにITやシステムの知識が乗った専門領域だと考えると、第二新卒エンジニアとの距離が見えやすくなります。技術の素地はすでにあり、足りないのは「経営・事業の文脈で語る経験」だ、というのが整理の出発点です。

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公式定義(要件の核)第二新卒がすでに持っていること不足しやすい経験補い方
情報収集・課題定義(job tag)機能要件のヒアリング・整理の入口経営・事業の論点として課題を再定義した経験担当業務の背景にある事業目的を上司や利用部門に確認して言語化する
分析・報告書作成(job tag)仕様書・設計書、ログ調査の基礎定量データを意思決定の材料に整え提案資料化した経験担当案件の効果を数字で示し、簡単な提案資料の形にまとめてみる
経営層へのプレゼン・合意形成(job tag)チーム内や利用者への説明・連携意思決定者を動かす説明、社外クライアントワーク誰に何を説明しどう合意したかを、規模が小さくても語れるようにする
目的定義・全体構想・牽引(IPA ビジネスアーキテクト)担当機能の設計、改善の発想事業目的から逆算した全体構想、プロセス全体の牽引「なぜ作るのか」を意識し、技術選定の前にある事業判断を考える癖をつける
出所:厚生労働省 job tag(経営コンサルタント)、IPA DSS-P と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成

不足しやすい経験は、いずれも現職で意識すれば作り始められるものが多いのが特徴です。第二新卒のうちは大きな案件の主担当を任される機会が少なくても、担当しているシステムがどの業務課題を解決するために導入されたかを確認し、その背景を職務経歴書に書くだけで、書類の見え方は変わります。経験の量はあとから増やせます。まずは「事業の言葉で語る練習」を始めるのが、若いうちに動くことの利点です。

直接転職を狙えるケースと迂回ルートが向くケース

第二新卒エンジニアからITコンサルへの移行には、直接応募で狙えるケースと、いったん別の経験を挟む迂回ルートが向くケースがあります。分かれ目は、経験の年数よりも上流の経験を少しでも言語化できるかです。実装・テストのみで対顧客や論点整理の経験がほぼない場合は、無理に直接ルートで消耗するより、入口を工夫したほうが結果的に早いこともあります。次のルート表で、タイプごとの狙い方を直接ルートと迂回ルートの両方で整理しました。

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前職タイプルート狙う入口・企業タイプ足りない経験書類・面接での見せ方
要件定義や改善提案を少しでも経験直接ルートIT・DX・PMO領域のアナリスト/ジュニア枠論点設計の深さ、対顧客の量小さくても自分が考えた論点と改善を、課題・行動・成果で語る
社内SEで業務と調整を経験直接ルート業務・DX領域、IT寄り総合ファーム定量での効果説明、社外ワーク社内調整を関係者マネジメントとして翻訳し、効果を数字で示す
実装・テスト・運用が中心迂回ルートまず現職で上流寄りの経験を作る/PMO・IT寄りジュニア枠課題定義・合意形成の経験全般まず素材を作り、作った論点を次の応募で語れるようにする
インフラ・クラウド寄り迂回ルート基盤・移行案件のIT領域から段階的に事業判断への接続基盤の選定理由を事業の言葉に翻訳する。詳細は関連記事へ
出所:各社公式サービス区分、IPA DSS-P と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。ルート判定は弊社見解で合否を保証しない

迂回ルートは遠回りに見えますが、第二新卒は時間という資産が大きいので、あと1〜2年で上流の素材を作る選択は十分に現実的です。逆に、すでに小さくても論点設計や対顧客の経験を語れる人は、若さが評価される直接ルートを早めに試す価値があります。移行ルートの全体像はSEからITコンサルへの移行ルートでより広く扱っているので、自分の出身タイプに近い部分を参照してください。

年収はどう変わるか — 「経験が浅い=低い」ではない理由

年収は気になるところですが、第二新卒の場合はとくに「今の額」と「数年後の伸び」を分けて考える必要があります。参考までに、SIer各社の平均年収を有価証券報告書で見ると、NTTデータグループが923万円(2025年3月期・持株会社単体)、野村総合研究所が1,322万円(2025年3月期)、富士通が929万円(2025年3月期)、TISが807万円(2025年3月期)です。ただしこれらは各社の全従業員平均であり、第二新卒・若手の実額ではありません。経験年数が浅い段階では、通常これより低い水準にあります。

コンサル側は、アナリスト、コンサルタント、マネージャーと役職が上がるにつれて段階的に報酬が上がる構造です。第二新卒はアナリストやジュニア相当からの開始が一般的で、転職直後は横ばい、場合によっては一時的に下がることもあります。ここで大事なのは、「経験が浅いから価値が低い」のではなく、事業モデルによって値付けの伸び方が違うという視点です。人月で値付けする事業モデルと、成果やレバレッジで値付けする事業モデルでは、同じスキルでも数年後の天井が変わります。エンジニアのスキルが低いわけではなく、どの土俵で評価されるかの違いだ、と捉えると見通しが立ちます。

具体的な金額レンジは個社・役職で大きく異なるため、本記事では断定しません。実数の比較はSIer業界の年収コンサル業界の年収、IT職種全体の水準はIT業界の年収を参照してください。第二新卒は中長期の値付けで判断するのが、後悔の少ない選び方です。

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職務経歴書・面接で見せるべき要点と転職理由の組み立て

第二新卒の選考では、職務経歴書も面接も、実績の量で勝負しないことが前提になります。見られるのは、担当した工程の多さではなく、浅い経験をどれだけ深く考えて語れるかと、転職理由に一貫性があるかです。書類では「担当:詳細設計・実装」と並べるのではなく、小さくても自分が関わった課題を一つ取り上げ、課題・行動・成果・再現性の流れで書くと、思考の質が伝わります。

面接でとくに重要なのが転職理由です。第二新卒は在籍期間が短いぶん、「うまくいかなくて辞めるのでは」と見られやすい側面があります。だからこそ、逃げではなく前向きな接続として語ることが大切です。「今の仕事がつまらない」で止めず、「エンジニアとして開発に関わるなかで、なぜこれを作るのかという上流の意思決定に関心を持った。だから課題定義から関われるコンサルで力を伸ばしたい」というように、エンジニア経験で得た課題感と、コンサルで伸ばしたい力を結びつけます。技術を語りすぎず、かといって抽象論だけにもしない——このバランスは、経験翻訳の型を扱うスキル翻訳マップや、移行の全体像をまとめたSEからITコンサルへの移行ルートが参考になります。

今動くべき人・準備してから動くべき人

第二新卒という言葉には「3年以内に動かなければ」という焦りがつきまといがちですが、判断の軸は年齢の期限ではなく、上流の経験を語れるかどうかに置くほうが現実的です。次の整理を参考に、自分が今動くべきか、もう少し準備してから動くべきかを見極めてください。どちらが正しいということではなく、自分の現在地に合うほうを選ぶ問題です。

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今動くことを検討したい人準備してから動くことを検討したい人
小さくても要件定義・改善提案・対顧客の経験を語れる実装・テスト・運用が中心で、語れる上流の素材がほぼない
転職理由をエンジニア経験と接続して説明できる転職理由が「今がつらい」から先に進めていない
技術の比重が下がることに納得しているまだ技術を伸ばしたい気持ちが強く整理がついていない
若さという伸びしろが評価されやすい今を活かしたい現職であと1〜2年、上流寄りの経験を作る余地がある
出所:弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。判断は弊社見解であり、最終的な可否を保証するものではない

「準備してから」を選ぶ場合も、ただ待つのではなく、現職で語れる素材を意識的に作ることがポイントです。なぜこの開発が必要なのかを確認する、小さな改善を提案してみる、効果を数字で残す。こうした積み重ねが、半年後・1年後の応募で語れる素材になります。若いうちに動く最大の利点は、こうした準備と挑戦を何度かやり直せることです。

第二新卒エンジニアからコンサルでよくある不安と回答

最後に、第二新卒のエンジニアからよく受ける不安に、中立な立場で答えます。

Q1. 経験2〜3年でコンサルに受かるのですか。
受かる人はいます。第二新卒・若手を受け入れる枠は実在し、実績の量より思考の素直さや伸びしろが見られやすい層です。ただし「若ければ受かる」ではなく、転職理由や論理的に考える力は問われます。年数よりも中身、というのが弊社の見方です。

Q2. 即戦力を求められて、入社後に詰みませんか。
ポテンシャル前提の採用でも、入社後は早い立ち上がりを求められる場面があります。詰むかどうかは準備で大きく変わります。入社前にコンサルの思考の型に触れておく、立ち上がりに負荷がかかることを見込んでおく、といった準備でギャップは小さくできます。

Q3. コンサルに行くと技術を捨てることになりますか。
技術を捨てるというより、使い方が変わると捉えるのが実態に近いです。手を動かしてコードを書く比重ははっきり下がりますが、技術がわかることはIT・DX領域で強みになります。ただし、まだ技術を伸ばしたい気持ちが強い人は、その点に納得してから選ぶことをおすすめします。

Q4. 今動くべきか、もう少し経験を積むべきか迷っています。
判断の軸は年齢ではなく、上流の経験を少しでも語れるかどうかです。語れる素材があるなら若さを活かして動く価値があり、実装中心で素材がないなら現職であと1〜2年作るか、迂回ルートを使うのが現実的です。どちらも選択肢として正しく、現在地次第です。

Q5. 転職すると年収は下がりませんか。
第二新卒はアナリスト相当からの開始が一般的で、直後は横ばいや一時的な減少もありえます。ただし、事業モデルによって数年後の値付けの伸び方が変わるため、中長期で見ることが大切です。具体的な比較は年収のハブ記事を参照してください。残業が多いのではと気になる場合はコンサル業界の残業もあわせて確認しておくと、生活面も含めて判断できます。

第二新卒エンジニアがコンサルを目指すときの相談ポイント

第二新卒からのコンサル転職は、自分一人で進められる部分と、相談したほうが早い部分が分かれます。自分で進めてよいことは、現職で語れる素材を作ること、技術を価値に翻訳する練習をすること、コンサル業界やIT業界の全体像をつかむことです。これらは時間をかければ自力で着実に進みます。適性そのものを見直したいときはコンサル業界に向いている人や、転職全体の流れはコンサル業界への転職が参考になります。

一方、相談したほうが早いこともあります。自分の浅い経験のどれを、どのコンサル領域に当てるか。今動くべきか、もう少し準備すべきか。転職理由を「逃げ」に見せないためにどう組み立てるか。こうした判断は、第二新卒・若手の支援事例を持つ第三者の視点があると整理しやすくなります。リメディはGoogle口コミでも4.9/5.0(2026年6月時点・104件)の評価をいただいており、若手のキャリアの相談にも対応しています。登録を急かすことはしませんので、まずは現在地の整理から一緒に考えていきましょう。

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