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第二新卒エンジニアがITコンサルを目指すメリットとリスク|実務2〜3年からの移行ルートと勝ち筋【2026年最新】

監修リメディ株式会社 ヘッドハンター前川 翔太

楽天で法人営業、NTTデータでシステム開発を経験。アクセンチュアでは業務要件定義から設計、UX/CX改善、生成AIを活用した業務効率化に従事。現在はリメディで、若手からエグゼクティブ層までの転職を支援。

目次

本記事のポイント

IT企業で実務を2〜3年経験し、開発を続けるかITコンサルへ移るか迷う人にとって、判断の軸は経験の中身です。要件確認や改善提案、関係者との調整を担ったなら、規模が小さくても自分の判断を説明できます。一方、実装・テストが中心なら、現職で課題整理や合意形成に関わる機会を作ってから応募する道もあります。早く移る利点と、準備不足で移るリスクを、実務2〜3年のエンジニアに絞って見ていきます。

厚生労働省のjob tagが説明する経営コンサルタントの仕事と、IPAのデジタルスキル標準が示すビジネスアーキテクトの役割には、課題の整理、目的の定義、関係者との調整が含まれます。ITコンサルの募集職務は企業や領域で異なりますが、開発経験を応募に使うなら、担当工程に加えて何の業務課題を解き、誰と何を決めたかを示すことが手掛かりになります。大きな案件を率いた経験がなくても、担当範囲で下した判断を具体的に振り返れます。

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実務2〜3年で移る利点と準備不足によるリスク

実務2〜3年で移る利点は、開発の現場を知ったうえで、要件や業務課題を扱う職務へ進めることです。ただし、応募先の仕事が課題整理や顧客対応を含み、今の担当が実装・テストに限られるなら、経験の差を埋める準備が要ります。技術を深めたい人は、導入支援など実装との接点が残る職務も比べてください。

応募先を比べるときは、年齢から採用可能性を推測するより、募集職務と担当経験の接点を確認します。要件を聞き取って仕様へ反映した経験、障害の業務影響を調べて対応順を決めた経験など、実務2〜3年でも説明できる判断があります。自分が何を確かめ、誰と決めたかを具体的に示せる求人から検討してください。

第二新卒採用でも仕事内容は一つではない

アクセンチュアの第二新卒採用ページは、大学・大学院を卒業し、応募時の社会人経験が4か月以上5年未満の人を対象としています。募集職種はビジネスコンサルタント、ソリューション・エンジニア、デジタルコンサルタントの三つ。実務2〜3年という年数は同社の応募対象に入りますが、採用可否は示しません。

同ページでは、ソリューション・エンジニアはIT戦略をシステム仕様に落として構築し、デジタルコンサルタントは技術を使った解決策の追求と実装を担うと説明しています。開発を続けたい人がコンサル会社へ移る場合も、実装と離れると決めつける必要はありません。自分が担当した技術上の判断と、応募職種で求められる工程を比べることが先決です。

入社後の仕事とのずれを減らすには、求人にある課題整理、顧客対応、実装の範囲を確認します。書類に使える案件が少なければ、要件確認や障害対応から本人が判断した一場面を選びます。現職への不満だけで転職理由を述べず、次に担いたい仕事と現在の経験をつなげます。

応募職務に近い経験がまだなければ、今の職場で要件確認や改善提案を担当できるか探します。転職時の役職と給与は仕事内容とあわせて比べます。

第二新卒エンジニアのタイプ別に見る現在地

前職で担当した業務によって、応募職務に示せる経験は変わります。次の表では受託開発、社内SE、Web系、インフラの4つの例で、応募入口と先に補う経験を整理します。直接応募するかは、前職名でなく個別求人の必須要件と担当した判断で決めてください。

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前職タイプ応募入口の例書類で示す判断先に補う経験
受託開発SE・SES要件確認や改善提案の経験があればIT・DX・PMO職務顧客の業務課題をどう確かめ、仕様や優先順位へ反映したか実装中心なら、課題整理や顧客との協議に関わる
社内SE・情シス業務部門とITの調整経験が重なる業務・DX職務社内の要望とベンダーの制約をどう整理し、何を決めたか導入後の効果を確認し、本人の担当範囲を数字や事実で説明する
Web系・自社開発利用者課題や事業指標を扱うIT・DX職務機能の目的、検証方法、変更判断を具体的に示す機能単位の作業を、利用者や事業の課題と結びつける
インフラ・クラウド基盤選定・移行を扱うIT職務安定性、費用、移行リスクをどう比較したか技術選定の理由を業務への影響や判断主体と結びつける
出所:IPA DSS-P、各社公式サービス区分と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。応募先の必須経験は個別求人で確認

この表は前職名から採用可能性を決めるものではありません。直近の案件で自分が判断したことと、応募先の必須経験を照らし、足りない工程を現職で担当できるか確認します。

担当経験を応募書類でどう示すか

実務2〜3年でも、担当した判断を職務経歴書に書けます。たとえば、小さな機能の要件を利用者に確認したこと、不具合の業務影響を調べて対応順を決めたこと、設計の改善を提案したことです。作業名だけを並べず、どの課題を、どう考えて、どう動いたかを記すと、応募職務との接点が伝わります。

IPAのデジタルスキル標準は、ソフトウェアエンジニアに設計・実装・運用、ビジネスアーキテクトに目的定義・業務プロセス設計・関係者調整を挙げています。両者は職種を二分する採用基準ではありません。応募先が導入や実装を担うなら、技術上の判断と移行・運用の経験を示せます。構想を担うなら、目的や業務課題を検討した実績があるか確かめます。

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第二新卒の浅い経験応募職務との接点書類・面接での見せ方
小さな機能の要件確認論点設計・課題定義の入口誰のどんな業務課題を、どう確認して何を優先したかを語る
不具合・障害の切り分け業務影響の見極めと優先順位づけ「事業を止めない判断」として、影響範囲をどう考えたかを語る
設計や仕様への改善提案現状を疑い、より良い案を構想する力なぜ改善が必要と考え、どう提案して結果どうなったかを語る
チーム内での調整・連携ステークホルダー調整の素地立場の違う相手とどう合意形成したかを小さくても語る
出所:IPA DSS-P、厚生労働省 job tag と弊社の転職支援の観点から弊社独自作成。経験と募集職務の対応づけは弊社の見解

表の項目から本人が実際に担った仕事を選びます。不具合対応なら、調べた影響範囲、対応順を決めた人、再発防止の結果まで書くと、単なる作業名より担当範囲が伝わります。別の記述例はエンジニアのスキルはコンサルでどう武器になるかでも扱っています。

監修前川 翔太

「課題解決」という言葉だけでは、構想を練る仕事か、導入後の定着まで担う仕事かは分かりません。過去の案件も、意思決定の材料を作った経験や、現場の運用を変えた経験に分けると、応募職種ごとに何を前に出すか決めやすくなります。

直接転職を狙えるケースと迂回ルートが向くケース

直接応募するなら、求人の必須経験と自分の担当範囲を項目ごとに照合します。顧客との要件調整、システム導入、運用改善のどの実績を示せるかで、検討できる職務が変わります。表に挙げた前職タイプは応募職種の固定的な分類ではありません。応募できる職務を絞った後、企業ごとの領域や求人で任される工程を比べる場合は、大手ITコンサルの企業タイプと求人の見方も確認できます。

希望する職務に必要な経験が足りなければ、現職で要件確認、導入、顧客との協議など近い仕事を担当できるか探します。今の経験に合う求人を並行して探す方法もあります。経歴別の移行例はSEからITコンサルへの移行ルートで扱っています。

年収はどう変わるか — 役職と提示額で比較する

転職時の年収は、応募先が提示する役職・給与範囲と、本人に認められる経験で変わります。応募先の職位によっては、年収が横ばいか下がる可能性もあります。現在の給与と応募先の提示額を同じ条件で比べ、任される仕事と次の役職に必要な経験も確認してください。

業界水準の参考にはSIer業界の年収とコンサル業界の年収、IT業界の年収があります。個別の判断では、応募先の役職、基本給、賞与、手当、労働時間を確認してください。

コンサルの求人を実際に確認する

リメディが扱うハイクラスの非公開ポジションを、年収・職種で絞り込んで確認できます。
経歴を登録された方には、合致するポジションのスカウトが届くこともあります。

遷移先で年収・職種から絞り込めます

職務経歴書・面接で見せるべき要点と転職理由の組み立て

職務経歴書と面接では、担当した工程を並べるだけでなく、応募職務に近い判断を一件選んで説明します。「担当:詳細設計・実装」で終えず、課題、担当範囲、行動、結果の順に整理してください。転職理由も、その経験から次に担いたい仕事へつなげると一貫します。

面接では転職理由も担当経験と結び付けます。たとえば利用部門の要望を確認して仕様を直した経験があり、今後は導入前の業務整理にも関わりたいなら、その仕事を担う募集職務を選び、担当した判断と次に希望する仕事を続けて説明します。書類での記述例はエンジニア経験の書き方と、経歴別の入口をまとめたSEからITコンサルへの移行ルートが参考になります。

第二新卒エンジニアからコンサルでよくある不安と回答

募集職務との距離を測る際に出やすい疑問を整理します。

Q1. 経験2〜3年でコンサルに応募できますか。
応募できるかは求人の必須経験によります。募集職務に近い課題整理や顧客との協議を担当したなら、案件の背景、自分の判断、結果を具体的に示してください。該当経験が少ない場合は、現職で担当できる工程を増やすか、近い職種の求人を探します。

Q2. 入社後に仕事内容とのギャップが出ませんか。
入社後に担う課題整理や顧客対応が、現在の仕事と異なる場合があります。応募前に募集要項の業務を一つずつ確認し、担当経験がある工程と不足する工程を分けておくと、必要な準備を考えやすくなります。

Q3. コンサルに行くと技術を捨てることになりますか。
募集職務によります。構想やPMOでは実装を直接担わない場合がある一方、導入支援では設計や技術上の制約を扱う仕事もあります。コードを書き続けたいなら、担当工程と実装チームとの分担を求人票や面接で確認してください。

Q4. 今動くべきか、もう少し経験を積むべきか迷っています。
募集職務に近い課題整理や対顧客の判断を説明できるなら、応募を検討できます。実装中心で該当経験が少ない場合は、現職で担当範囲を広げるか、近い職種を経由する方法もあります。

Q5. 転職すると年収は下がりませんか。
応募先が提示する役職と条件によっては、年収が横ばいか下がる場合もあります。現在の給与と提示額を基本給・賞与・手当まで分けて比べてください。働き方を含めて考える際はコンサル業界の残業も参考になります。

第二新卒エンジニアがコンサルを目指すときの相談ポイント

応募先を探す前に、直近の案件で自分が担当した仕事と、次に担いたい仕事を分けて書き出します。経験した工程と応募先の必須要件を比べれば、今応募する職種と現職で増やしたい経験を判断できます。適性そのものを見直したいときはコンサル業界に向いている人や、転職全体の流れはコンサル業界への転職が参考になります。

応募先を選ぶ前には、自分が扱った課題と下した判断を、IT・DX・PMOなどの募集職務と照らす必要があります。リメディでは、担当工程を一緒に棚卸しし、今応募できる職種と、現職で増やすべき経験を分けて整理します。転職理由も、現在の仕事への不満だけで終わらせず、開発で得た関心と次に担いたい役割をつなげて考えられます。

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