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リクルートに転職するには?元リク社員が中途採用/転職難易度/面接対策について解説


監修者

リメディ株式会社 執行役員

山田健太郎 | Yamada Kentaro

大阪大学を卒業後、新卒でリクルートに入社。法人営業としてMVP等の表彰を多数受賞し、SSS評価(1,000人中1人程度)を受けた。 リメディ参画後は、M&A業界への転職支援において最高クラス(内定率約75%、総勢100名以上)の支援実績を残し、2022年度は大手M&A仲介会社から『BEST HEAD HUNTER』を獲得。上場のM&A仲介会社の人事としてもM&A仲介会社を支援。また、YoutubeでM&A業界への転職希望者に向けた情報発信を行っている。

目次

リクルートに転職するためのコツ

昨年までリクルートに在籍していた転職エージェントが、現在の中途採用状況や転職難易度、面接対策などについて、解説していきます。また、実体験に基づいたリクルートの社風や、中で描けるキャリアパス、転職するメリット・デメリットについてもお伝えいたします。直近までリクルートに在籍していてかつ、現在リクルートの転職支援をしているからこそ、お伝えできる部分も多いですので、リクルートへの転職をお考えの方は是非参考にして頂ければと思います。

リクルートの転職難易度について

結論、リクルートは選考難易度が高いです。何か特筆したスキルや経験を求めているわけではないので、書類選考通過率は高いですが、面接を非常に重要視しています。
学生時代や社会人での経験など、人生の価値観を問うために面接で深堀をされます。腹を割って本音を話せるかが前提として大事になってきますので、他社の面接で作りこんだ回答をしていると、リクルートの面接では歯が立たない可能性が高いです。また、人柄やパーソナリティに対して求める水準が高いため、他社の面接とは大きく異る視点でジャッジ・評価をしていると考えておいた方が良いでしょう。そのため、いかに現職で実績を残していたとしても、対策なしではお見送りになってしまう可能性が高いです。
また、一度選考を受けてお見送りなると、基本的には1年以内は再度応募・エントリーはできないため、リクルートへの転職を希望される方は、リクルートの求める人物像を理解し、あらゆる観点で深堀されても回答できるだけの準備をして受ける事をお勧めいたします。
リメディには、直近までリクルートで活躍していた転職エージェントが複数在籍していますので、一度ご相談に来て頂ければ、選考対策について丁寧にお伝えさせていただきます。

リメディはYoutubeでも営業のキャリアや転職、仕事情報について発信しています。
社員へのインタビュー動画から、業界や会社の特集シリーズ等も公開しています。
興味があれば、是非ご覧下さい。

リクルートが転職市場で人気がある5つの理由

就活や転職などのライフイベントや日常生活のあり方を変えるサービスを展開

ビジョン・ミッション・バリューズ
ビジョン [ 目指す世界観 ] Follow Your Heart

1人ひとりが、自分に素直に、自分で決める、自分らしい人生。本当に大切なことに夢中になれるとき、人や組織は、より良い未来を生み出せると信じています。

ミッション [ 果たす役割 ] まだ、ここにない、出会い。より速く、シンプルに、もっと近くに。

私たちは、個人と企業をつなぎ、より多くの選択肢を提供することで、「まだ、ここにない、出会い。」を実現してきました。
いつでもどこでも情報を得られるようになった今だからこそ、より最適な選択肢を提案することで、「まだ、ここにない、出会い。」を、桁違いに速く、驚くほどシンプルに、もっと身近にしていきたいと考えています。

バリューズ [ 大切にする価値観 ]
新しい価値の創造

世界中があっと驚く未来のあたりまえを創りたい。遊び心を忘れずに、常識を疑うことから始めればいい。良質な失敗から学び、徹底的にこだわり、変わり続けることを楽しもう。

個の尊重

すべては好奇心から始まる。一人ひとりの好奇心が、抑えられない情熱を生み、その違いが価値を創る。すべての偉業は、個人の突拍子もないアイデアと、データや事実が結び付いたときに始まるのだ。私たちは、情熱に投資する。

個の尊重

すべては好奇心から始まる。一人ひとりの好奇心が、抑えられない情熱を生み、その違いが価値を創る。すべての偉業は、個人の突拍子もないアイデアと、データや事実が結び付いたときに始まるのだ。私たちは、情熱に投資する。

【出所 : リクルートHP ミッション・ビジョン・バリューズ

リクルートが掲げるビジョン・ミッション・バリューズから一部抜粋しましたが、このビジョンの元、人生におけるあらゆるイベントを豊かに、また日常生活をより便利にする様々なサービスを展開しています。下記がリクルートが展開しているサービス一覧になります。

  • HRテクノロジー(indeed,glassdoor)
  • メディア&ソリューション
    • 販促領域(SUUMO,ゼクシィ,じゃらん,HOTPEPPER グルメ,HOTPEPPER Beauty)
    • 人材領域(リクナビ,リクナビNEXT,TOWNWORK,RECRUIT AGENT,RGF HR Agent,Recruit Management Solutions Co.L.td.)
  • 人材派遣
    • 国内派遣領域(RECRUITスタッフィング,STAFF SERVICE GROUP)
    • 海外派遣領域(RGF Staffing,CHANDLER MACLEOD GROUP,Advantage Resourcing Group,Staffmark Group)

若手から大きな仕事を任せてもらえるベンチャー風土

上記のような新規事業提案制度が40年近く続いている事からもわかるように、リクルートグループは年次関係なく大きな仕事を任せてもらえるベンチャー風土である事が大きな特徴です。実際に、20代で新規事業責任者としてのポジションに就いたり、既存事業領域のマネジメント職に就くことも少なくありません。中には30代半ばで、グループ会社の社長を任されている例もございます。そのため、入社後は常に自らのスキルの磨き、高い志を持って仕事に臨む事を求められる、厳しい環境でもあります。自らビジョンを掲げ、ビジネスを生み出し、推進していきたい人や、ビジネスパーソンとして圧倒的な成長を望む人にとっては、これ以上ない環境と言えるでしょう。
下記では私の周囲にいるリクルートの同僚の口コミの声を参考に、実際に中で働かれている社員の生の声について、解説していきます。

  • 入社1年目から上場企業の部長クラスに1人で営業に行ったり、中小企業の役員会で1人でプレゼンしたりと、チャレンジできる環境がたくさんあり、もし失敗したとしてもマネージャーが責任を取ってくれる仕組みになっています。そのため、若いうちから成長ややりがいを感じられる環境があると思います。
  • 営業会社としても知られているリクルートですが、営業のノウハウが体系化されており、その方法をしっかりと学べば売り上げを上げる事が出来ます。そのため1年目であっても頑張り次第で成果を残す事が出来ますし、人材の入れ替わりが頻繁にあっても常に高い売上を維持できているのだと思います。その汎用的なノウハウをしっかりと学んでいたため、自身で起業した際にも生かす事が出来ています。
  • 仕事ができる人は勿論、自らやりたいという意思表示をする人には積極的に仕事を任していく風土があります。一度大きな成功を収めると、より大きなミッションに挑戦させてもらえます。

リクルートの事業の基本となるリボンモデル

リクルートグループのビジネスモデルは、「リボンモデル」と呼ばれています。リクルートは当初、学生を採用したい企業(顧客)と、就職を希望する学生(ユーザー)をマッチングさせる事業からスタート致しました。顧客企業のニーズは新卒採用だけではなく、「人材派遣」「飲食や住居、結婚などの販促メディア」「中途採用やアルバイト領域を含む人材メディア」にまで拡大し、ユーザー層も社会人や10代、20代の若者から主婦、シニア層、起業家にまで拡がっています。それにより、莫大な顧客数とユーザー数を持つプラットフォームへと進化を遂げています。

【参考URL:https://recruit-holdings.co.jp/who/reports/2018/vcp-mission.html】

上記図のように、あらゆる情報を求める個人ユーザーと、ユーザーを求めるクライアント企業の間にリクルートグループのサービスが介在しており、最適なマッチングを実現する事で、ユーザーとクライアント双方の満足度を高めることが事業の基本となります。転職を希望するビジネスマンと中途採用を行いたいクライアントの求人情報のマッチングの仲介役を担う「リクナビNEXT」「リクルートエージェント」や、ヘアサロンを探す「ホットペッパービューティー」、結婚式場を探す「ゼクシィ」などを思い浮かべて頂くと非常にわかりやすいと思います。
このような一般消費者と企業双方のハッピーを実現するリクルートの事業モデルを魅力に感じていらっしゃる方も多いでしょう。

Ringという社内起業制度

「Ring」とは、リクルートグループに所属する全従業員を対象にした、リクルート独自の新規事業提案制度です。正社員、契約社員に関わらず、リクルートグループに在籍している社員であれば誰でも参加する事が出来、既存サービスの領域に限らず、新しい事業を提案し、審査を通過すれば自らが主体となり実際に事業化できる社内コンテストです。過去には、「ゼクシィ」「R25」「スタディサプリ」などがRingから生み出されています。1982年に「RING」としてスタートし、1990年に「New RING」に名称を改定、そして2018年に「Ring」にリニューアルされたという背景がございます。リクルートグループにとって、Ringとは、「新しい価値の創造」というグループ経営理念を体現する場であり、従業員が自分の意思で新規事業を提案・実現できる機会です。

卒業後のキャリアパス

転職希望者からよく相談されるのが、「リクルート社員は起業家精神を持ち、将来独立していくのか?」という事です。実際にリクルートでは、退職の事を卒業と呼び、卒業する社員を盛大に送り出す文化があります。また、「元リク」と呼ばれるビジネスパーソンが、あらゆる業界で活躍されている事からも、リクルートが起業家輩出企業として名高い事の大きな要因になっているのでしょう。まずはリクルートを卒業された有名人について、下記に記載します。

  • 宇野 康秀(USEN 代表取締役会長)
  • 須藤 憲司(KAIZEN platform代表取締役)
  • 安川 秀俊(ゴールドクレスト 代表取締役社長)
  • くらたまなぶ(あそぶとまなぶ創業者)
  • 千葉 巧太郎(コロプラ元代表取締役社長)
  • 杉本 哲也(マクロミル創業者)
  • 村井 満(Jリーグチェアマン)
  • 経沢 香保子(トレンダーズ創業者)
  • 今村 岳司(市議会議員)
  • 井上 高志(LIFULL代表取締役社長)
  • 平尾 丈(株式会社じげん代表取締役社長)
  • 古川 健介(Supership取締役)
  • 高城 幸司(人事コンサルティング3社の経営、ビジネス書著者)
  • 小笹 芳央(リンクアンドモチベーション代表取締役社長)
  • 工藤 智昭(ジーニー代表取締役社長)
  • 森 健志郎(スク―代表取締役社長)

リクルートから独立する方は、どのような事業を始める方が多いのか、またリクルート内でどのようなキャリアを描く事が可能なのかについて、実体験をもとに解説していきます。

  1. 新卒でリクルートキャリアに入社し、約3年間エージェント事業部でRA(リクルーティングアドバイザー)に従事。その後、人材紹介ビジネスを自ら興すべく起業。
  2. 新卒でリクルート住まいカンパニーに入社し、法人営業に約2年間従事。その間、副業でYoutuberやアフェリエイトを始め稼ぎを得る。その後、起業しコーチング事業をスタート。
  3. メガバンクから転職し、リクルートキャリアに入社。エージェント事業部で約3年間RA(リクルーティングアドバイザー)に従事しながらMBAを取得。その後、経営企画部に異動。
  4. 新卒でリクルートキャリアに入社し、約4年間新卒メディア事業部で法人営業に従事。部署内で圧倒的な売上実績を残し、多数MVPを獲得。その後、フリーランスとなり、ベンチャー企業への人事コンサルティングをスタート。

上記のように、私が前職リクルートキャリアに在籍していたこともあり、私の周囲では人材関連の事業で起業される人が多いです。また、フリーランスコンサルタントとしてベンチャー企業のコンサルティング業務を担っている方もいらっしゃいます。また、リクルートを卒業してからすぐに独立した人もいれば、他社に転職したのちに独立した人もいます。やりたい事が明確な人は、社内で様々なキャリアを積み、経験値を上げていきます。このように、独立するかどうかは別として、自分の意思を持ってキャリアを築いていく人がリクルートには沢山いらっしゃいます。その理由は、社内制度にも隠されています。リクルートは社員の独り立ち(自身で主体的にキャリアを築いていく事)を全面的にバックアップしている珍しい会社です。社内では半年に1回、Will Can Mustという面談が上長との間で実施され、2年後、3年後どうなりたいのか?そのために今この組織でどんなスキルや経験を身に付けたいのかを棚卸します。実際に立てた目標に向かっているかどうかを上司は定期的に確認し、目指す方向に向かって正しい努力が出来るよう、サポートしてくれます。また、全員が半期に1回、異動希望を出せます。他の事業部のみならず、別のカンパニーへの異動希望も出せるため、リクルートグループ内でかなり多様なキャリア形成が実現できる事が伺えます。
それだけでなく、卒業時には資金的なバックアップもあります。入社して数年間在籍していれば、退職金が支給されます。定年までいないと支給されない会社もある中で、社員にとっては非常に有難い制度となっています。

将来的に独立をしたい、そのために会社のリソースを使って自分の能力伸ばしたいという方には素晴らしい環境だと思います。リクルート転職後のキャリアパスについては様々ですが、私自身が見てきたリクルート出身者のキャリアパスの傾向としては以下があります。

  • 各業界の大手事業会社の法人営業や人事、マネージャー
  • M&Aやコンサルティングファーム
  • ベンチャー企業の役員・新規事業開発担当
  • 電通や博報堂など大手広告代理店のアカウントプランナー
  • GAFA(Google・Amazon・facebook・apple)
  • スポーツチームやリーグ運営会社など、特殊な組織のマネジメント
  • DeNA、楽天、サイバーエージェント、Yahooなどのネット業界のメガベンチャー
  • プルデンシャル生命保険などの外資系生命保険会社

キャリアパスは主に営業系・人事・アカウントプランナー・マネジメント・新規事業開発など様々な方向に広がっていきます。リクルートグループは創業1963年で規模としては既に大手企業になっていますが、まだまだベンチャー的な風土を持ち合わせているため、大小さまざまな規模の会社でも柔軟に対応できる人材が育っており、また社内でも多様なキャリアパスを経験できるため、転職におけるキャリアの選択肢が広くなっています。

リクルートの中途採用について

採用対象となる平均年齢

リクルートに転職で入社される方の年齢層は、社会人2年目の23,24歳~27歳がボリュームゾーンです。中には、30代前半で中途入社される方もおり、採用対象の年齢を明確に区切っていない事も特徴でしょう。一般的には、年齢が上がるにつれて即戦力性の高いスキル・経験を持ち合わせていないと書類選考段階でお見送りになってしまう企業が多いですが、リクルートの場合は年齢関係なく、パーソナリティや志向性、実績の部分を重視して面接、採用していると思われます。

面接で評価されるポイント

リクルートの選考を通過するためには、経験やスキルではなく面接で評価されるかどうかが最も重要になります。この章では実際にリクルートの面接を突破するために必要なポイントについてお伝えいたします。リクルートの面接で確認されるポイントは、主に「自身の価値観」「成長意欲」「内省力」の3つです。

  1. 自身の価値観
    「その人の軸となる考え方・価値観は何か」を理解するために、過去のターニングポイントにおける選択の理由について質問されます。例えば、「何故その中学、高校、大学に行こうと思ったのか」「何故サッカーを始めようと思ったのか」「どのような軸で就職活動をして何故その会社を選んだのか」など、幼少期にまでさかのぼって質問されることもございます。この質問をすることによって、強い想いを持っているのか、主体的にキャリアを歩んでいける人物なのか、を確認しています。
  2. 成長意欲
    「高い成長欲求を持っているかどうか」を理解するために、過去にどんな目標を掲げ、その目標を達成するまでの過程でどんな困難や壁にぶち当たってきたのか、そしてその困難を機会と捉え、変化・成長してきた人間なのか、について確認されます。
  3. 内省力
    過去の経験を内省し、次に活かすというPDCAサイクルを回す習慣を持っているのかどうかについて確認されます。そのため、一つの出来事においてもかなり深堀されるので、「何故自分がそのような行動をとったのか」「何故そのような感情に至ったのか」についてはしっかり自己分析をしておく必要があるでしょう。

面接官は、主に上記3つの観点を選考では見ているので、リクルートへの転職をお考えの方は、これらのポイントを押さえたうえで、しっかりと自己分析をして面接に臨むことをお勧めします。

求める人物像

リクルートが求める人物像としては、全体に共通して求められるポイントと、職種によって異なるポイントがあります。

共通で求められることは、以下のような要素です。

  • 明るい性格でエネルギッシュな方
  • 環境のせいにせず、自責志向で当事者意識の高い方
  • 円滑なコミュニケーションが取れ、ロジカルシンキングが出来る方
  • 自身の欲求を言語化できる方
  • メタ認知力の高い方
  • 将来やりたい事が明確、もしくはこうなりたいという理想像をお持ちの方
  • 高い水準での行動力や積極性をお持ちの方
  • 協調性が高く、仲間想いの方

上記のそれぞれの要素は、入社後も高いレベルで求められます。そのため、今上記の要素をお持ちであったとしても、より高めていきたい、成長したいとお考えの方が内定を獲得されています。

リクルートの選考フローを解説

上述のとおり、リクルートグループの中途採用においては経験やスキルはそこまで重視しておらず、主にパーソナリティの部分を確認しています。リクルートグループの中途採用における選考フローは、以下の通りです。

  1. 書類選考
  2. SPI
  3. 一次面接(面接官:人事もしくは現場マネージャー)
  4. 最終面接(面接官:部長もしくは役員)

下記では各フローの特徴や内容について、解説していきます。

書類選考

書類選考の通過率は比較的高めです。学歴や職歴によって落とされる可能性は低いと思われます。ただし、「自己PRや活かせる経験スキル」については人事がしっかり確認しているので、書類の準備はきっちり行った方がベターです。ただし30歳を過ぎると、新しいことに果敢に挑戦できる柔軟性がありそうなのかを書類段階でも見られるため、通過率は下がる傾向にあります。

SPI試験

SPIのタイミングは人によって異なりますが、書類選考時か1次面接時に受験する事が多いです。SPIの内容は大きく分けて二つになります。

  • 性格検査:行動特性/意欲/情緒
  • 能力検査

就活生の時は勉強されてた方が多いと思いますが、当たり前ですが数年経つと思いのほかできなくなっているものですので、改めて対策し直す事をお勧めしています。

一次面接

1次面接の面接官は、主に現場マネージャーになりますが、採用人事担当が行うこともあります。
書類選考と比較して通過率は低く、約20%~30%程度でしょう。「一緒に働きたいと思えるのか」という非常に抽象的かつ主観的な観点が面接の合否に大きくかかわってきます。
リクルートの人たちが好む質問として、以下5つがあります。

以下のような質問をすることで、どんな人物なのかを判断しています。

  • なんでそう思うのか?それを主張する理由、動機付けは?
  • 他の選択肢と比較した上で、どういう価値観や評価軸でその結論に至ったのか?
  • 人となりを表す具体的なエピソードは?
  • 人生で最も頑張った経験は何か?その中でぶち当たった困難をいかにして乗り越えられたのか?
  • 貴方の頑張る原動力になっているものは何ですか?

上記5つの質問を繰り返すことで、その人の本気度や、本当の価値観をあぶり出そうとします。

最終面接

最終面接の面接官は、主に部長もしくは役員になります。質問内容や見ている観点は1次面接と変わりません。

リクルートの求人募集について

現在リクルートでは様々な募集を行っていますが、2021年度最新の採用HPによると大きく下記の3つにカテゴライズされています。

【コーポレート】

  • リスクマネジメント
    • コーポレート法務
    • ソリューション法務
    • ソリューション法務(データ・プライバシー領域担当)
    • カスタマーコンタクト(スタディサプリ進路支援)
    • カスタマーコンタクト及びサービス推進(スタディサプリ学習支援)
    • カスタマーコンタクトスペシャリスト(スタディサプリ学習支援)
    • カスタマーコンタクトスペシャリスト(販促サービス立上げ)
    • 内部監査
  • アナリスト/研究員
    • アナリスト/研究員(ワークス研究所)
  • 人事
    • 中途採用担当(リーダー)
    • 中途採用担当
    • HRビジネスパートナー(データ推進組織・プロダクトマネジメント組織)
    • HRビジネスパートナー(Hotpepper・じゃらん・Airpay等/販促事業領域)
    • HRビジネスパートナー(健康管理)
    • 次世代HR企画
    • 人材開発担当(リーダー)
    • 人材開発担当(メンバー)
  • 企画統括
    • 企画統括スタッフ(プロダクト企画統括室)
    • 企画統括スタッフ(社内ICT領域)
  • DX推進
    • プログラムマネジメント(経営基盤DX推進)
    • DX推進(ファイナンス)
    • DX推進(広報PR・ブランディング)
  • ギャラリー
    • ギャラリーキュレーター
  • ファイナンス/アカウンティング/タックス
    • Global
  • IR
  • 広報/ブランディング
    • 社外広報(コーポレート)
    • 社外広報(事業)
    • 社内広報
    • インナーコミュニケーション推進(横断開発・データ関連組織)
    • 採用ブランディング
  • 投資
    • 投資統括
    • 投資マネジメント(戦略M&A)
    • 事業開発担当(M&A/投資・事業提携等)
  • 経営企画
    • 役員秘書

【ビジネス】

  • 顧客接点職
    • 新卒採用領域・HRエージェント領域(旧株式会社リクルートキャリア)
    • 中途採用領域(旧株式会社リクルートジョブズ)
    • 住宅領域/営業・営業企画・渉外(旧株式会社リクルート住まいカンバニー)
    • カウンター社員/SUUMOカウンター(旧株式会社リクルート住まいカンパニー)
    • 結婚・自動車・進学・教育領域/営業・営業企画・営業推進(旧株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)
    • 飲食・ビューティー領域/契約社員(旧株式会社リクルートライフスタイル)
    • 旅行領域/正社員(旧株式会社リクルートライフスタイル)
    • 横断領域、新規事業領域
  • プロダクトデザイン
    • PdM(Webディレクター/UXディレクター/プランナー)
    • デザインディレクター(UIディレクター/プロダクトデザイナー)
    • サービス企画・開発ディレクター(クライアントソリューション)
    • クライアントサポート(クライアントサクセス)
  • コンテンツ企画
    • 教材コンテンツディレクター(スタディサプリ小学講座・中学講座)
    • 教材コンテンツディレクター(スタディサプリENGLISH)
  • コンサルタント/カスタマーサクセス/セールス
    • セールスエンジニア(SaaS領域)
    • セールス/ビジネスデベロップメント(ブログウォッチャー)
  • 事業企画/推進
    • 事業企画・推進(HR領域横断)
    • 事業企画・推進(住まい関連領域)
    • 事業企画・推進(ブライダル領域)
    • 事業企画・推進(旅行・飲食・美容領域)
    • 事業企画・推進(Airビジネスツールズ)
    • サービス企画(地域活性×若者行動支援プラットフォーム「マジ☆部」開発スタッフ)
  • マーケティング
    • マーケティングストラテジスト
    • マーケティング(ポテンシャル採用・第二新卒可)
    • マスプロモーションプランニング(領域横断)
    • マスプロモーション担当(スタディサプリENGLISH)
    • メディアバイイング
    • SEOスペシャリスト
    • アドテクノロジースペシャリスト
    • CRMスペシャリスト
    • デジタルマーケティングオペレーションスペシャリスト
  • プロダクトマネジメント
    • プロダクトマネジメント(HRエージェント領域)
    • プロダクトマネジメント(HR新卒領域)
    • プロダクトマネジメント(HR中途採用情報サイト領域)
    • プロダクトマネジメント(住まい領域)
    • プロダクトマネジメント(ブライダル領域)
    • プロダクトマネジメント(婚活領域)
    • プロダクトマネジメント(ゼクシィBaby)
    • プロダクトマネジメント(旅行領域)
    • プロダクトマネジメント(飲食領域)
    • プロダクトマネジメント(ビューティー領域)
    • プロダクトマネジメント(スタディサプリ小学・中学・高校・大学受験講座)
    • プロダクトマネジメント(ICT教育支援サービス/スタディサプリ for TEACHERS)
    • プロダクトマネジメント(SaaS/Airレジ・その他Airビジネスツールズ)
    • プロダクトマネジメント(保険チャンネル)
    • 業務設計・BPR(AirPAY)
    • 加盟店管理・企画(決済領域)
    • 業務設計・BPR(IDポイント領域)
    • サービス開発・アライアンス企画推進(リクルートIDポイントサービス)
    • DX商品企画・開発(事業領域横断)
  • プロダクト開発
    • テクニカルプロダクトマネージャー(toC向けスタディサプリto小中高生)
    • 業務系システム企画・開発ディレクション(社内SE)
    • プロダクト開発ディレクター
    • 新規決裁プロダクト企画・開発ディレクション
  • 社内ICT/DX推進
    • 次世代経営管理システム規格
    • 人事システム企画・開発ディレクション(社内SE)
    • 業務設計・BPR(事業領域横断)
    • 全社IT戦略推進(購買・契約)
    • クライアントサクセスコンサルタント(サービス領域横断)
    • 社内システム企画・DX推進
  • セキュリティ/ITガバナンス
    • ITガバナンス戦略担当
    • ITサービスセキュリティ推進担当
    • ICTセキュリティ企画・導入推進
    • セキュリティ業務コンサルタント

【テクノロジー】

  • エンジニア(プロダクト開発)
    • データサイエンティスト
    • ソフトウェアエンジニア(データプラットフォーム)
    • 機械学習エンジニア
    • データマネジメントディレクタ―
    • クラウドエンジニア
    • データガバナー(リーダー)
    • データプランナー
    • シニアリサーチエンジニア(AI研究所)
    • R&Dエンジニア
    • テクニカルプロダクトマネージャー(AI研究所)
    • デジタルマーケティングコンサルタント
    • シニアテクニカルプロダクトマネージャー(AI研究所)
    • シニアソフトウェアエンジニア(データアプリケーション)
  • エンジニア(社内インフラ)
    • 社内クラウドエンジニア(Microsoft365/AzureAD等のクラウドサービスを活用した企画・設計・構築の推進)
    • 社内インフラエンジニア(VDI設計・構築・運用)
    • 社内インフラエンジニア(社内NW・laas/Paasの規格・設計構築・運用)
    • 社内インフラエンジニア(新PC環境のセキュリティ対策導入/運用)
  • データ
    • データサイエンティスト
    • ソフトウェアエンジニア(データプラットフォーム)
    • 機械学習エンジニア
    • データマネジメントディレクター
    • クラウドエンジニア
    • データガバナー(リーダー)
    • データプランナー
    • シニアリサーチエンジニア(AI研究所)
    • R&Dエンジニア
    • テクニカルプロダクトマネージャー(AI研究所)
    • デジタルマーケティングコンサルタント
    • シニアテクニカルプロダクトマネージャー(AI研究所)
    • シニアソフトウェアエンジニア(データアプリケーション)

GE社員とSE社員の違い

GE社員は一般的な企業に例えると総合職になるので、職種・勤務地の限定はございません。マネージャー(管理職)はGE社員のみで構成されていますが、SE社員は限定した範囲の中で基幹業務を担うことになります。SEは「Specfic Employee」の略で、「地域・職種を限定した正社員」という意味です。もともとリクルートグループには多様な雇用形態があり、GE社員のほかに、CV社員(3年限定契約社員)、EXP社員(長期雇用を前提とした契約社員)など、グループ各社にって同じ職種・雇用形態であっても名称や待遇等の条件が異なる状況がありました。しかし、2021年4月のリクルートグループ統合により、営業やRA(リクルーティングアドバイザー)、CA(キャリアアドバイザー)などの顧客接点職を中心にSE職を増やしていく方針が打ち出されています。
入社後は、決められた職種内における業務を担当する事になりますが、例えばエージェント事業部の場合、RA(リクルーティングアドバイザー)・CA(キャリアアドバイザー)間の異動はございます。

SE社員の魅力について

上記でご説明した通り、SE社員は職種・勤務地が決められたうえで入社する事になります。勤務地についてですが、全国を10個の地域に分け、それぞれのブロック毎で採用を行っています。
入社後どの地域に配属されるのかや異動については、ブロック内の各事業拠点内に限定されています。下記に詳細について記載します。

  1. 北海道ブロック:北海道
  2. 東北ブロック:青森/岩手/秋田/宮城/山形/福島
  3. 北関東ブロック:茨城/栃木/群馬
  4. 南関東ブロック:埼玉/千葉/東京/神奈川
  5. 甲信越ブロック:新潟/長野/山梨
  6. 北陸ブロック:石川/富山/三重
  7. 東海ブロック:愛知/静岡/岐阜/三重
  8. 関西ブロック:滋賀/奈良/和歌山/京都/大阪/兵庫
  9. 中四国ブロック:鳥取/島根/岡山/広島/山口/香川/徳島/愛媛/高知
  10. 九州ブロック:福岡/佐賀/長崎/大分/熊本/宮崎/鹿児島/沖縄

仕事内容は同職種のGE社員の方と何ら変わりはありません。「働く地域」や「お客様と対峙し、価値提供する仕事」にこだわりをもって働きたい方には、非常に魅力的なポジションです。リクルートには年齢に関係なく新規事業を立案できる制度や、上司が部下に身の丈以上のミッションを与える事で成長を促す仕組みが整っています。また、副業や兼業制度があるだけでなく、2021年4月から年間休日145日になったため、外部へも成長の機会を求めやすくなっています。私の周りでも、副業でコーチング事業を始めたり、働きながら起業し営業会社を立ち上げたり、Webメディアの立上げに携わっている方などがいらっしゃいました。リクルートはGE社員、SE社員問わず、20代で飛躍的な成長を遂げたい方にとっては非常にお勧めの環境と言えるでしょう。

リクルートに転職するためには

事業拡大に伴い、求人数・採用数ともに増やしている同社ですが、中でもSE社員のメディア営業やエージェント事業は非常に人気のポジションであり、転職難易度は非常に高いです。また、面接では学生時代や社会人での経験など、人生の価値観を問うために面接で深堀をされるため、他社の面接で作りこんだ回答をしていると、リクルートの面接では歯が立たない可能性が高いです。人柄やパーソナリティに対して求める水準が高いため、いかに現職で実績を残していたとしても、対策なしではお見送りになってしまう可能性が高いです。選考準備をせず内定を獲得することは厳しいでしょう。リメディの転職エージェントには、リクルートグループでのメディア営業経験者やエージェント経験者もおり、リクルートグループの内定実績は豊富で、特にHR領域(旧リクルートキャリア・リクルートジョブズ)への内定率は約60%(2021年4月~10月.15人/25人中)を誇ります。リクルートへの転職をお考えの方は、是非一度リメディへご相談に下さい。

リクルート出身者が徹底的に選考対策を実施
– リメディのキャリア支援のポイント

1️⃣ 元リクルートSSS評価(1,000人中1人程度)エージェントによる徹底的な選考対策

2️⃣ 元リクルート在籍者だからこそ分かる、社風や選考内容を徹底的に解説

3️⃣ 元リクルート在籍者内定を獲得した模擬面接を実演

3️⃣ リクルート出身者の社内外でのリアルなキャリアパスを解説

4️⃣ リクルート在籍者のご紹介が可能

〜転職意思が固まる前の情報収集も大歓迎〜

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