M&Aベストパートナーズの年収は、公式の中途採用ページによると、未経験者で固定給420万円にインセンティブ(最大40%)を加えた形で、年3件の成約で1,500〜2,000万円程度が目安です(2026年10月確認)。全社の平均は非上場のため公表されていません。成約件数で年収が大きく分かれるため、上場する同業2社の有価証券報告書の平均給与(約1,300万円、約2,266万円)とは同じ尺度で比べられません。評判は、公式の採用ページが明言する成果主義の社風、営業上位5%以内という採用基準、教育はOJT中心という方針から読み取れます。

監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
森 大輔 | MORI Daisuke
早稲田大学を卒業後、KPMGグループに新卒入社。
その後、みずほ不動産投資顧問株式会社などの不動産ファンドにおいて、ホテル・オフィス・レジデンスのファンドレイズ業務に従事、またブティック系FASにおいて国内M&Aアドバイザリー業務も経験。
リメディ参画後は不動産ファンド業界やM&Aファームの採用支援に従事。
本記事のポイント
M&Aベストパートナーズの平均年収はいくらか?
全社の平均年収は公表されていません。同社は上場しておらず、有価証券報告書を提出していないためです。
公式の中途採用ページ(2026年10月11日確認)が示す数字は、未経験者の固定給420万円とインセンティブ(最大40%)、年間3件の成約で年収1,500〜2,000万円程度という目安です。これは平均ではなく、成約が一定数に達した場合の公式の目安です。
参考として、上場する同業の有価証券報告書では、日本M&Aセンター(最大人員会社)が約1,300万円(2026年3月期)、M&Aキャピタルパートナーズが約2,266万円(2025年9月期)です。いずれも全社員の平均で、同社の目安とは対象が異なります。
M&Aベストパートナーズの年収はどう決まるのか?
固定給と、成約手数料に応じたインセンティブの2階建てです。インセンティブ率は成約件数に応じて上がり、最大40%です。インセンティブの額に上限はなく、成約ごとに翌月に一括で支給されると公式は説明しています。
経験者の固定給は応相談で、インセンティブ率は前職の成約件数に応じて決まります。公式は、入社1年目で800〜2,000万円、2年目で2,000万〜1億2,000万円に達したメンバーがいると書いていますが、個別の実績です。
M&Aベストパートナーズの評判・働き方はどうか?
公式の採用ページは、社風を「組織成果主義&合理主義」と表現し、研修はほぼOJTで、手厚い育成はしない方針だと明記しています。週に1日も出社しない社員や、飲み会がほとんど無いことにも触れています。
アドバイザー職の勤務時間は9時00分〜18時00分で、完全週休2日制(土日・祝)です。残業時間と離職率は公表されていません。
未経験でもM&Aベストパートナーズに転職できるか?
未経験者の応募資格は、営業職で上位5%以上の実績をあげた方などです。中途採用メンバーの前職は、公式の説明ではキーエンスの元トップ営業や証券会社の元トップ営業が大半です。
入社時にM&Aの知識は求められず、公式のよくある質問は「誠実」「全力」「主役」の3つを挙げています。公式が示す採用基準の中心は前職の営業成績(各業界で上位5%以内)で、選考の進め方は公開されていません。
年収が固定給とインセンティブのどちらに寄るかは、前職の営業実績が成約件数の見込みにどう結びつくかで変わります。提示される固定給とインセンティブ率が、ご自身の経歴ならどの水準になりそうかは、M&A領域に詳しい担当者との面談で具体的に確認できます。
M&Aベストパートナーズとはどんな会社?
M&Aベストパートナーズは、2018年8月に設立された、中堅中小企業向けのM&A仲介会社です。本社は東京・丸の内で、札幌・仙台・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄に支店があります。従業員数は150名です(公式の会社案内、2026年10月確認)。
創業者で代表取締役社長の齋藤達雄氏は、大手証券会社で中堅中小企業向けの資産運用コンサルティングに従事したあと、M&Aキャピタルパートナーズに入社して金属加工業や建築資材製造などの製造業の成約に関わり、2018年に同社を設立したと公式のアドバイザー紹介に書かれています。代表取締役副社長は松尾直樹氏です。
公式サイトでは売上高や経常利益を確認できません。有価証券報告書の提出もありません。
M&Aベストパートナーズの特徴
公式サイトから確認できる特徴は、特定の業種に絞った仲介と、仲介の先に投資事業を持つ点の2つです。
製造・建設・不動産・医療・物流・ITに特化した仲介
公式の採用ページによると、同社は製造、建設、不動産、医療・ヘルスケア、物流、ITの6業種に特化しています。これらはM&A市場の母数が大きい業種で、市場全体の約60%を占めるというのが同社の説明です。
業種を絞るほど、アドバイザーは業種ごとの知識と買い手候補とのつながりを積み上げやすい構造です。経営者の側には専門性の高いアドバイザーに相談できる利点があり、転職者の側には「前職の経験を活かしたい」「特定業種のスペシャリストになりたい」という志向と噛み合う点があります。
料金は着手金なしの成功報酬型で、成功報酬は譲渡価格に応じた段階料率(5億円以下の部分は5%)です。基本合意の締結時に中間報酬(250万円または成功報酬の10%)が発生します(公式の料金ページ)。
仲介の先にある投資事業と「経営者の輩出」
採用ページは、同社を「単なるM&A仲介会社ではない」と位置づけ、投資会社(経営者集団)としての事業も展開していると説明しています。今後の事業展望は、特化業種に磨きをかけ、投資事業と連動させて拡大したいというのが、採用ページのよくある質問での答えです。
社員の目標を紹介するコーナーでは、取締役が「ヘルスケア部門のトッププレイヤー」を、次長が同社の経営理念である「日本一経営者を輩出する企業」を挙げています。アドバイザーから経営や投資に進む道を、会社として掲げていることが分かります。
M&Aベストパートナーズの企業情報
| 会社名 | 株式会社M&Aベストパートナーズ |
|---|---|
| 設立 | 2018年8月 |
| 代表者 | 代表取締役社長 齋藤 達雄(代表取締役副社長 松尾 直樹) |
| 従業員数 | 150名(2026年10月時点の公式表記) |
| 本社 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー22階 |
| 支店 | 札幌・仙台・金沢・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄 |
| 事業内容 | 中堅中小企業におけるM&A仲介 |
| 上場区分 | 非上場(有価証券報告書の提出なし) |
公式が示す業績・生産性の数字
公式サイトでは売上高や経常利益を確認できません。採用ページには、成長と生産性に関する同社の自己申告の数字があります。
- 創業以来、年間成長率は200%以上
- 営業1人あたりの平均成約件数は2.1件
- 業界未経験者の60%が1年以内に初成約、1年半以内では90%
- アドバイザー1人あたりの売上高は1億円超(採用メッセージの注記は「2022年度実績。競合各社IR調べ」)
- 営業1人あたりの平均売上高は1.09億円(年度の記載なし)
年間成長率、成約件数、初成約率の対象年度は記載されていません。いずれも会社の自己申告で、算定方法の記載はなく、第三者が検証できる数字ではありません。年収の見込みを知りたいなら、会社全体の成長率よりも、自分が担当する案件数と成約までの期間の見立てを面接で聞くほうが実態に近づきます。
M&Aベストパートナーズの採用情報
公式サイトには、新卒、中途、インターン、アルバイトの採用ページがあります。なお、中途採用の募集はグループ会社のキャリアサファリに委託されていて、応募は同社への求職の申し込みになります(エントリーフォームの注記)。
新卒採用について
新卒採用もあります。2027年卒向けの採用開始は、2025年11月4日付で公式の新卒採用ページに告知されました。M&Aアドバイザーは1年目が年俸1,000万円(月給35万円+固定賞与580万円)にインセンティブ10%、2年目以降はインセンティブ率10%〜最大40%です。転職者向けの条件は、次の中途採用で扱います。
中途採用の募集職種
中途採用の募集要項(2026年10月確認)に載っている職種は、次の2つです。応募フォームの選択肢には、M&Aアドバイザー(買い手)、総合職、マーケティングもあります。
■M&Aアドバイザー(未経験者/経験者)
M&Aを中心とした経営戦略コンサルティングを一気通貫で担当します。
- M&A対象企業の探索・提案
- 企業価値評価の実施、企業分析
- デューデリジェンス及びクロージング支援
応募資格は、未経験者が営業職で上位5%以上の実績をあげた方、または何かに打ち込んで圧倒的な上位の実績をあげた方です。経験者の欄には、M&A仲介会社での営業職経験(成約3件以上)のほか、将来会社を経営したい方、成長意欲が高く仕事に前向きな方、大手企業の年功序列に不満を持っている方、簿記の資格や知識のある方も挙がっています。
■コーポレートアドバイザリー部立ち上げメンバー(公認会計士/税理士)
新設される部署で、M&A案件の会計・税務・スキームの論点相談、財務・税務のデューデリジェンス支援、企業価値評価や案件概要書の作成支援などを担当します。必須条件は公認会計士または税理士の資格と、組織再編またはM&A関連業務の実務経験2年以上です。勤務時間は10時00分〜19時00分で、リモート勤務も可能です。
M&Aベストパートナーズの転職難易度は?
採用基準は高いと言えます。公式の採用ページは、各業界で圧倒的な営業成績(上位5%以内)を残したメンバーのみを厳選採用していると書き、中途採用メンバーの前職はキーエンスの元トップ営業や証券会社の元トップ営業が大半だと説明しています。
求める人物像は「誠実」「全力」「主役」の3つです。入社時にM&Aのスキルセットは求めず、マインドを重視し、前職での営業成績が顕著な人が活躍していると、よくある質問に書かれています。未経験でも応募できる一方で、実績を数字で語れることが前提になります。M&A業界が初めての方は、M&A業界への転職で未経験者が応募できる職種と条件で、仲介・FA・FASの違いと応募の入口を整理できます。
選考フローは、中途の募集要項には書かれていません。応募後は、採用担当者から選考結果が連絡され、受付完了メールへの返信で履歴書と職務経歴書を送る手順です。面接の回数や内容は公開情報では確認できないため、応募前にM&A業界の事情に詳しい担当者へ聞いておくのが近道です。
採用基準が「営業職の上位5%以内」と高く設定されているため、自分の営業実績が応募条件のどこまで届くかを確かめてから動くほうが、準備を絞り込めます。M&A仲介の公開求人を年収や勤務地の条件で見比べると、固定給とインセンティブの組み方が募集ごとに違う場合があると確認できます。
M&Aベストパートナーズの年収について
平均年収は公表されていませんが、公式の採用ページと料金ページには、固定給、インセンティブ率、手数料の料率が出ています。
M&Aベストパートナーズの平均年収
平均年収は公表されていません。同社は非上場で、有価証券報告書を提出していないため、上場企業のように平均年間給与、平均年齢、平均勤続年数を一覧で確認することはできません。
M&Aアドバイザーの給与はインセンティブの比率が高く、同じ年次でも成約件数で年収が大きく変わります。仮に平均が公表されても、「人による」部分が大きい職種のため、自分の年収の見込みとして使える数字にはなりにくいです。
M&Aベストパートナーズの年収モデル
公式の募集要項から、職種別の給与条件を並べます。年収の目安を公式が数字で示しているのは、未経験者の中途採用だけです。
| 区分 | 固定給 | インセンティブ | 公式が示す年収の目安 |
|---|---|---|---|
| 中途・未経験者(M&Aアドバイザー) | 420万円 | 率は成約件数に応じて上がり最大40%、額の上限なし。1件の成約で約300〜500万円前後 | 年間3件の成約で1,500〜2,000万円程度 |
| 中途・経験者(M&Aアドバイザー) | 応相談 | 最大40%。入社時の率は前職の成約件数に応じて決定 | 記載なし |
| 中途・コーポレートアドバイザリー部 | 月額固定給×12か月 | 個人・部門・会社の業績に応じて支給 | 記載なし(選考過程で説明) |
| 参考:新卒(M&Aアドバイザー) | 1年目は年俸1,000万円(月給35万円+固定賞与580万円) | 1年目10%、2年目以降は10%〜最大40% | 記載なし |
公式の中途採用ページには、手数料1.0億円にインセンティブ率40%を掛けると4,000万円を支給するという計算例があります。入社1年目で800〜2,000万円、2年目で2,000万〜1億2,000万円に達したメンバーもいるとされますが、いずれも個別の実績で、全員がこの水準になる保証ではありません。
同社の自己申告による営業1人あたりの平均成約件数は2.1件で、年3件の目安はこれより多い水準です。ただし2.1件の期間は明記されていません。
未経験者の固定給420万円は、成約が出る前の生活を支える金額です。1件目の成約までの期間が長くなると、年収は固定給に近い水準にとどまります。公式の説明では、未経験者の60%が1年以内に初成約に届いています。裏を返せば、約4割は1年以内に届いていません。
公式が挙げる、インセンティブが大きくなりうる仕組み
公式が説明する仕組みは、インセンティブの設計と、案件を取りやすい体制の2つに分かれます。
インセンティブは、成約手数料にインセンティブ率を掛けて計算されます。手数料は譲渡価格に応じた段階料率で決まり、5億円以下の部分は5%です。たとえば譲渡価格が8億円の場合、公式の料金ページは譲渡企業の成功報酬を3,700万円と示しています。この手数料の一定割合が、担当したアドバイザーの報酬になります。
公式が挙げる特徴は、次の3点です。1・2点目は他社の制約との対比で書かれています。
- インセンティブ率は成約件数に応じて上がり最大40%で、基本給を上回らないと支給されないといった制約が無い
- 成約ごとに翌月に一括で支給され、案件に関与していない上長への配分は無い
- ダイレクトメールの発送やテレコールでのアポイント取得は専属部署が担当し、アドバイザーは案件の進行に集中できる
40%を「業界最高水準」とする記載は公式の自己表現です。確認した上場同業2社(日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ)の募集ページにはインセンティブ率の記載がなく、率そのものは比べられません。
上場する同業の平均年間給与との比較
同社には平均年間給与の公表値が無いため、年収の水準を測る物差しとして、上場する同業の有価証券報告書の数字を並べます。両社の数字は管理部門など非アドバイザーを含む全社員の平均で、同社の「年3件成約で1,500〜2,000万円程度」とは対象が異なります。
| 会社 | 平均年間給与 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 年度・対象 |
|---|---|---|---|---|
| 日本M&Aセンター(最大人員会社) | 約1,300万円(13百万円) | 34.2歳 | 4.6年 | 2026年3月期・従業員918名 |
| M&Aキャピタルパートナーズ(提出会社) | 約2,266万円(22,658千円) | 32.4歳 | 3.30年 | 2025年9月期・従業員296名 |
日本M&Aセンターの年収の内訳と在籍年数別の目安は、日本M&Aセンターの年収の記事にまとめています。同社が上場同業の平均を上回るかどうかは、インセンティブが出た年と出なかった年の差が大きいため、平均では判断できません。
M&Aベストパートナーズの労働環境について
成果主義の会社の働き方は、公式の採用ページが比較的はっきり書いています。残業時間や離職率のように公表されていない項目は、面接で確認する前提で整理します。
仕事内容と日々の働き方
アドバイザーの仕事は、M&A対象企業の探索・提案から企業価値評価、デューデリジェンス、クロージング支援まで、案件を一気通貫で担当する形です。営業の初動にあたるダイレクトメールやテレコールは専属部署の担当で、アドバイザーは経営者との面談と案件の進行に時間を使える、というのが公式の説明です。
社風を、公式は「効率追求型」と表現します。週に1日も出社しない社員や、朝はゆっくり出社して夜に集中して働く社員がいる一方で、研修はほぼOJTで、勉強は自分で進めることが求められます。教えてもらわなければ仕事ができない人には向かない、と採用ページは率直に書いています。
アドバイザー職の勤務時間は9時00分〜18時00分、休日は完全週休2日制(土日・祝)、年次有給休暇、慶弔休暇、アニバーサリー休暇などです。残業時間は公表されていません。
離職率
離職率と平均勤続年数は公表されていません。公開情報から在籍の安定性は判断できないため、応募前に確認する項目として扱います。
応募前に確認したい項目は、次の3つです。
- 入社1年目のアドバイザーが、固定給のみで過ごす期間の長さの実例
- 案件の配分と、担当する業種の決まり方(特化業種のどこに配属されるか)
- OJTの具体的な内容と、困ったときに相談できる相手
M&AベストパートナーズのM&Aアドバイザーのキャリアパス
M&Aアドバイザーの経験は、社内の昇格と社外への転身の両方につながります。
社内でのキャリアパス
社内の道として、公式が前面に出しているのは経営者への道です。採用ページは「M&Aアドバイザーから経営者へ」を選ばれる理由の一つに挙げ、投資会社(経営者集団)としての事業も展開しており、経営者(投資家)として活躍する道も開かれていると説明しています。経営理念は「日本一経営者を輩出する企業」です。
社員紹介には取締役、部長、次長といった役職の社員が登場しますが、昇格の基準や所要年数は公式サイトに記載がありません。社内の昇格を重視する場合は、面接で確認しておく項目になります。
社外へのキャリアパス
M&Aアドバイザーの経験を活かせる転身先として、弊社が想定する進路は次のとおりです。同社の転職者の実績や業界の統計に基づくものではありません。
- 事業会社の経営企画や、M&A戦略を担う部署
- コンサルティングファームのM&A戦略チームやFAS
- 金融機関のM&A関連部署
- ベンチャー企業の経営企画、独立・起業
成果が個人の力量に大きく左右される職種のため、所属先よりも、担当した案件の規模や業種、成約件数が次の転職で評価されやすいというのが弊社の見立てです。
M&Aベストパートナーズの評判・口コミ
本記事は口コミサイトの投稿を根拠に使っていません。そのため評判は、公式の採用ページが自ら示している社風・報酬・採用基準と、第三者が確認できる公開情報から整理します。
第三者が確認できる公開情報としては、同社が2023年9月29日付で一般社団法人M&A仲介協会に正会員(仲介会員)として加入したことが、2023年10月のプレスリリースで公表されています。同社は中小企業庁の「中小M&Aガイドライン」に賛同する立場も示しており、公式サイトに遵守を説明するページがあります。
報酬・待遇の特徴
中途の未経験者は、固定給420万円にインセンティブを加える設計で、成果連動の比率が高い構成です。良い点と注意点は次のとおりです。
- 良い点:インセンティブ率は成約件数に応じて上がり最大40%、額の上限はなく、成約の翌月に一括で支給される。案件に関与していない上長への配分が無いと公式は説明している
- 注意点:成約が出ないあいだは固定給のみの期間になり、年収が低くなる(未経験者の固定給は420万円)
- 注意点:経験者の固定給は応相談で、インセンティブ率は前職の成約件数で決まるため、転職前の実績が条件に直結する
年収
募集要項に年収の目安として書かれているのは、前の章のとおり、未経験者の「年3件の成約で1,500〜2,000万円程度」です。個別の実績として、入社1年目で800〜2,000万円という例も公式に載っています。
福利厚生・休暇
募集要項に書かれているのは、交通費全額支給、完全週休2日制(土日・祝)、年次有給休暇、慶弔休暇、アニバーサリー休暇などです。住宅手当や退職金制度などの個別の福利厚生は、募集要項に記載がありません。
仕事のやりがいやM&Aアドバイザーとしての成長
社員の声として公式が紹介しているのは、中小企業の経営者と対等な立場で議論や提案ができること、成約を通じて社会に貢献できること、社内の価値だけでなく企業を超えた市場価値を高められることです。
成長のしかたは、教育を受ける形ではなく、自分から情報を取りに行く形です。公式は自己研鑽を「プロスポーツ選手と同じような価値観」と表現しており、手厚い研修を期待する人にはミスマッチになります。
労働時間
アドバイザー職の勤務時間は9時00分〜18時00分です。コーポレートアドバイザリー部は10時00分〜19時00分です。
残業時間や稼働の実態は公開されておらず、Webの情報だけで判断するのは難しい項目です。
社員の雰囲気
公式の記述から読み取れる傾向は次のとおりです。
- 前職で営業成績が顕著だった人が多い(キーエンスや証券会社の元トップ営業が大半と公式が説明)
- 成果が報酬に直結する制度のため、成果に責任を持つ意識が求められる
- 経営者や投資への道を、公式が掲げている
自分で動いて成果を出す自信がある人には合い、指示を待って動く人や、教育制度が整った環境を求める人には合いにくい会社です。
M&Aアドバイザーへの転職を成功させるポイント
公式が示す人物像は「誠実」「全力」「主役」で、選考基準は公表されていません。そのうえで、前職での営業成績、経営者の目線、自ら考えて動く力は、面接で語る材料として整理しておくと準備しやすくなります。
- 前職の成績:順位や達成率を数字で示し、新規開拓の実績、成果を出せた理由、M&Aの営業にも再現できる根拠を説明できるようにする
- 経営者の目線:自分が現職の経営者ならどう判断するか、取引先の経営者から見て何が課題かを、具体例で語れるようにする
- 自ら動く力:与えられた目標を超えて、自分で課題を見つけて行動した経験を、結果とあわせて語れるようにする
入社後しばらく成約が出ない期間は固定給のみになるため、その間の家計も計画に入れておく必要があります。オファーの固定給とインセンティブ率が、現在の年収と比べてどの水準かは、金額の面でも早めに確認してください。
同社以外のM&A仲介会社も候補に入れて比べる場合は、M&A仲介会社の一覧と各社の特徴で、上場企業を中心に年収や規模の違いを確認できます。
公開されている採用情報は限られており、特に選考フローや入社後の働き方は、Webだけでは判断しきれません。応募前に、M&A業界の事情を知る担当者から最新の情報を聞いておくと、ミスマッチを減らせます。
M&A仲介の非公開求人と年収レンジの実態を確認する
記事の年収データに加え、各社のインセンティブ設計や中途採用の実情を個別にご案内します。

