
監修者
リメディ株式会社 マネージャー
馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji
神戸大学法学部卒業後、阪急阪神ホールディングスに入社。経理事業部でグループ企業5社を担当し、担当企業の財務会計(決算書作成等)や税務(申告書作成等)、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職し、ヘッドハンターとして個人賞から顧客価値貢献・チーム貢献に関する数多くの表彰受賞。
リメディでは、MBB(McKinsey, BCG, Bain)を中心とした外資系戦略ファームからBig4(Deloitte, PwC, KPMG, EY)、M&A仲介、スタートアップまで幅広い業界への転職支援を実施。ビズリーチのSランクエージェントとして業界トップクラスの実績を持つ。
本記事のポイント
ロジックツリーとは?
ロジックツリーは、複雑な課題や問題を論理的に整理・分析するためのビジネスフレームワークです。一つの大きなテーマを、関連する要素ごとに階層的に分解していくことで、問題の全体像を把握し、効果的な解決策を導き出すことができます。
このツールは、紙やホワイトボードへの手書きはもちろん、Excel、専用アプリ、オンラインツールなど様々な方法で作成可能です。シンプルな図解形式で表現できるため、個人の思考整理だけでなく、チーム内での課題共有や意思決定のコミュニケーションツールとしても広く活用されています。
ロジックツリーの使い方・活用シーンは?
ロジックツリーは、戦略立案、意思決定、問題解決、計画策定など、幅広い場面で活用されています。特に、複雑な課題に直面した際や、効果的な施策を検討する必要がある場合に、論理的思考の基盤として重要な役割を果たします。
また、プロジェクトマネジメントにおいても強力なツールとなります。多くのステークホルダーが関わる大規模プロジェクトでは、課題認識や目標設定にずれが生じやすいものです。ロジックツリーを活用すれば、プロジェクトの全体像から具体的な施策までを体系的に可視化でき、チームメンバー間での認識を統一することができます。これにより、より効率的なプロジェクト推進が可能となります。
ロジックツリーを使う主なメリットは?
ロジックツリーの最大の強みは、複雑な課題に対して論理的なアプローチを可能にする点です。一見すると解決が困難に思える問題でも、要素ごとに分解・整理することで、課題の本質が明確になり、具体的な打ち手が見えてきます。
また、分解された要素を体系的に整理することで、課題解決に向けた施策の優先順位付けが容易になります。さらに、チーム内での課題認識の統一や合意形成もスムーズに進めることができます。複雑な問題や状況を分かりやすく可視化できるため、問題の全体像と詳細を同時に把握することも可能です。
このように、ロジックツリーは個人の思考整理だけでなく、組織としての問題解決力を高める効果的なツールとして機能します。体系的な思考の枠組みを提供することで、より効率的で効果的な意思決定をサポートします。
ロジックツリーの特徴は?
ロジックツリーは、複雑な問題を体系的に整理・分析するための思考ツールです。その形状は樹木のように、幹となる中心課題から枝葉のように要素が広がっていく構造を持っています。
ロジックツリーの構造は、最上位に設定された中心課題から始まり、その下位層に関連する要素が階層的に配置されていきます。各階層は論理的なつながりを持ち、上位の要素が下位の要素によって詳細に説明される形で展開されていきます。
ロジックツリーには「Why(原因追求)」「How(解決策)」「What(要素分解)」「KPIツリー(目標計画)」という4つの基本パターンがあります。
Whyツリーは問題の根本原因を探るために使用します。例えば、ECサイトのコンバージョン率低下という問題に対して、「商品の魅力不足」「サイトの使いにくさ」「価格設定の不適切さ」といった原因を階層的に掘り下げていきます。
Howツリーは具体的な解決策を導き出すために活用します。コンバージョン率向上を目指す場合、「商品説明の改善」「ユーザーインターフェースの最適化」「価格戦略の見直し」などの具体的なアプローチを体系的に整理します。
Whatツリーは対象を構成要素に分解する際に使用します。例えば、広告戦略を検討する際に、「オンライン広告」「オフライン広告」といった大分類から、さらに「ディスプレイ広告」「検索連動型広告」などの具体的な手法まで細分化します。
KPIツリーは組織の最終目標(KGI)から具体的な評価指標(KPI)までを体系的に整理します。例えば、売上目標という最終目標に対して、「顧客単価」「購入頻度」「新規顧客数」といった具体的な指標を階層的に設定し、実行計画を立案します。
「売上向上」という課題に対して、Whatツリーを使用して売上の構成要素(商品別、地域別、顧客層別など)に分解したり、Whyツリーで売上低下の原因(商品力、営業力、市場環境など)を分析したりします。
また、新規プロジェクトの計画立案では、必要なリソースや実施すべきタスクを体系的に整理するために活用されます。
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ロジックツリーのメリットとデメリットは?
ロジックツリーは、ロジカルシンキングに役立つツールとしてあらゆるビジネスシーンで用いられています。その実践的な活用法について、メリットとデメリットの両面から詳しく解説します。
ロジックツリーのメリット
ロジックツリーの活用には、実に多くの利点があります。具体的には以下の7つがメリットとして挙げられます。
- 課題を簡単に特定できる
- 解決策を見つけやすくなる
- 優先順位を付けやすくなる
- 実行しやすくなる
- 要素を漏れなく洗い出せる
- 全体像を把握しやすくなる
- 重要な問題を特定できる
課題を簡単に特定できる
複雑な問題を構造化して論理的に分析することで、簡単に問題の根本原因を明確にできます。例えば商品売上の低迷という問題を商品の品質・価格・販路など複数の要素に分解することで、売上が上がらない原因を見つけやすくなります。ロジックツリーなしに課題を考えると思考にまとまりがなくなり、課題の特定が困難になりがちです。しかしロジックツリーは隣り合った要素の因果関係から分解を進めるため、論理的にすっきりと思考をまとめることができます。こうしたロジックツリーの仕組みによって課題の特定を容易にできるのです。
解決策を見つけやすくなる
問題の原因を特定することで、その原因に対処する具体的な解決策を検討しやすくなります。またロジックツリーは多角的な視点から問題を捉え、新たなアイデアを生み出すきっかけにもなります。例えば新商品の開発する際も、ロジックツリーを活用することでターゲット顧客のニーズに合致した商品の企画が可能です。子育て世代がターゲットの自動車を開発する場合、「荷物が多くて車内が狭い」「ドアの開閉時に隣の車両にぶつけてしまう」などの課題を特定します。ロジックツリーによって課題が明確化するため、それに応じた解決策を見つけて新商品に対応させることでターゲットの求める自動車の製造が可能になります。
優先順位を付けやすくなる
問題の重要度や緊急度を可視化することで、限られたリソースを効果的に配分し、優先順位付けがしやすくなります。例えば複数のプロジェクトが並行して進行している場合、ロジックツリーを活用することで各プロジェクトの貢献度を評価し、最適な資源配分を行うことができます。これにより経営資源の無駄遣いを防ぎ、より大きな成果を上げることができます。
実行しやすくなる
ロジックツリーを作成することで具体的なアクションプランを立てやすくなり、行動に移すハードルを下げられます。なぜならロジックツリーは抽象的な問題の解決を目指して、具体的な行動計画に落とし込むのに有効なツールだからです。例えば顧客満足度向上という目標に対してロジックツリーを作成することで具体的な改善策を洗い出し、実行計画を立てることができます。取るべきアクションが明確になるため、よりスピード感を持って課題解決へと導けるでしょう。
要素を漏れなく洗い出せる
問題に関わる全ての要素を網羅的に洗い出せることも、ロジックツリーを用いる利点の一つです。多角的な視点で要素を洗い出すことで見落としを防ぎ、より完全な分析ができます。これができるのは、ロジックツリーはMECEという漏れや重複がないようする考え方に則って作成されるためです。ロジックツリーを用いて考え得るリスクやトラブルを事前に洗い出しておけば、先手を打って策を講じることができるでしょう。
全体像を把握しやすくなる
複雑な問題を構造化することで、全体像を把握しやすくなります。これにより問題間の関係性や相互依存性を理解し、深い洞察を得ることが可能です。またロジックツリーは問題に絡む全ての要素を可視化するため、問題の輪郭がより鮮明になります。例えば「人手不足」という問題を抱えているとします。人手不足に陥る原因は1つでなく、「労働環境が悪く退職者が多い」「求人広告を上手く活用できていない」などのあらゆる要素が絡んでいます。ロジックツリーは1つの問題に絡む細かな要素を洗い出すため、問題の全体像を捉えて解決策へと導くことが可能です。そのためロジックツリーは、組織の抜本的な改革を行う際の土台としても役に立つといえます。
重要な問題を特定しやすくなる
問題の重要度を客観的に評価し、最も重要な問題の特定が可能です。これによりリソースの集中を図り、最大限の効果を上げられます。例えば複数の問題を抱えている場合、ロジックツリーによって最も優先すべき問題を特定し、解決に集中できます。問題の特定ができたら、重要度が高いと考えられる順に番号を振るとよいでしょう。作成時点から時間が経過したり、作成者以外の人物に共有したりする際にもブレることなく課題解決へ取り組めます。
ロジックツリーのデメリット
ロジックツリーは問題を明確にして効率的に解決に導く非常に優秀なツールです。しかし、利点ばかりではありません。そこで本章では、ロジックツリーを活用する際に見逃してはならない3つのデメリットを紹介します。
- 作成に時間がかかる
- 複雑で理解が難しい場合がある
- 固定観念にとらわれるリスク
作成に時間がかかる
ロジックツリーを作成するデメリットの一つに、構造化に時間がかかることが挙げられます。特に複雑な問題の場合はそれが顕著に現われます。作成に時間がかかる理由はすべての要素を洗い出し、階層化するためです。またロジックツリーはMECEの原則を守って作成するのが前提となります。そのため要素を漏れなく重複なく分解する必要があり、これも時間と手間を要する原因といえます。
しかしながらロジックツリー作成ばかりに多くのコストをかけては、問題解決にはなりません。問題解決に向けて迅速にアクションを起こせるよう、テーマはなるべく簡略化させてから作成するとよいでしょう。
複雑で理解が難しい場合がある
ロジックツリーは問題を視覚的に表現できる一方で、複雑な問題の因果関係を特定するのには不向きです。なぜなら構造が複雑化して、理解が難しくなるケースがあるからです。問題の全体像の把握が困難になったり、誤った解釈をしたりする可能性があるので注意しましょう。複雑な問題であっても、テンプレートやアプリなどを活用するとロジックツリーを作成しやすくなるためおすすめです。
固定観念にとらわれるリスク
ロジックツリーには、作成者の固定観念にとらわれて新たな視点や可能性を見逃してしまうリスクがあります。固定観念にとらわれると問題の本質を見誤り、効果的な解決策を見つけることが難しくなるので注意しましょう。より多角的な視点で解決策を見出すためにも、ロジックツリーの作成時には複数人が目を通すよう徹底することを推奨します。
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ロジックツリーの種類と例題
ロジックツリーには以下4つの種類があります。
- 原因追求ツリー(Whyツリー)
- 問題解決ツリー(Howツリー)
- 要素分解ツリー(Whatツリー)
- KPIツリー
本章では各ツリーの特徴を例題を用いて分かりやすく解説します。課題解決に向けて適切なツリーを作成するのにお役立てください。
1.) 原因追求ツリー(Whyツリー)
問題が発生した原因を究明するためのツリーです。問題の根本原因を特定し、対策を立てる際に有効です。例えば「売上減少」という問題に対し、Whyツリーを作成して「競合製品の出現」「顧客ニーズの変化」「広告費の削減」と原因と考えられる要素に分解します。複数の原因を段階的に表示することで、根本的な問題点を特定できます。
2.) 問題解決ツリー(Howツリー)
問題に対する解決策を検討するためのツリーです。問題解決のために必要なステップを洗い出し、具体的な行動計画を立てることができます。具体的な施策を階層的に表示することで、問題解決に向けたアクションプランを策定できます。
3.) 要素分解ツリー(Whatツリー)
ある事象を構成する要素を細かく分解していくツリーです。全体像を把握し、各要素の重要度を可視化することができます。例えば、「商品開発」というテーマで要素分解ツリーを作成する場合、「企画段階」「設計段階」「製造段階」「販売段階」といったように、具体的な工程に分解していきます。
4.) KPIツリー
KPIとは「Key Performance Indicator」の略語で、日本語にすると重要業績評価指標を指します。KPIツリーは、目標達成度を測るために利用するツリーです。各KPIの関連性を可視化し、目標達成に向けた進捗状況を把握できます。目標とアクションの進捗を同時に確認できるため、定期的に確認するとよいでしょう。
マインドマップとロジックツリーの違い
マインドマップとロジックツリーはどちらも思考を可視化するツールで、混同されがちです。しかし実際にはその特徴は異なります。マインドマップは中心となるアイデアから放射状に関連するアイデアを展開させ、発想の広がりを重視するツールです。
自由な発想でアイデアを繋いでいくため、創造的な思考を促すのに適しています。一方のロジックツリーは論理的な思考に基づいて、要素を階層的に分解していくツールです。問題解決や意思決定など、論理的な思考が必要な場面で有効です。マインドマップとロジックツリーの違いを把握し、場面に応じた適切なツールを利用しましょう。
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ロジックツリーの作成ステップ
ロジックツリーは基本の作り方を抑えてから作成しましょう。なぜなら適当に作成してしまうと、論点にブレが生じたり無駄なコストがかかったりする可能性があるからです。そこで本章では以下のロジックツリーの作成ステップを紹介します。
- 問題を定義する
- 要素分解の視点を決める
- MECEを徹底する
- ボトルネックを特定する
- 行動レベルまで分解する
- 解決策を考える
- 包有関係・因果関係を意識する
問題を定義する
ロジックツリーを作成する最初のステップは、解決したい問題を明確に定義することです。問題が漠然としていると適切な要素に分解できず、不完全なツリーになります。不完全なツリーによって導き出された解決策では、問題解決への動きが非効率になる恐れがあるので注意してください。
問題を定義する際は具体的に記述し、その問題を解決することで得られるメリットも明確にしましょう。例えば「売上減少」という曖昧なテーマではいけません。「特定商品の売上高が前年比10%減少している」のように、数値や期間を具体的に示すとよりピンポイントな問題解決に繋がります。
要素分解の視点を決める
問題を定義したら、どのような視点で要素に分解するかを決定します。問題の原因を究明したい場合は「Whyツリー」、解決策を検討したい場合は「Howツリー」というように、目的に合わせて視点を定めます。視点を間違えると求める答えとは異なるツリーができるため、注意が必要です。
例えばWhyツリーであれば「なぜ?」という視点で、Howツリーであれば「どのように?」という視点で要素を分解していきます。問題を定義する際、ロジックツリーを作る目的をメモしておくと良いでしょう。問題の本質や求める答えにブレが生じにくくなります。
MECEを徹底する
MECEの徹底は、ロジックツリー作成において非常に重要です。なぜなら要素が重複したり抜け漏れがあったりすると、分析の精度が落ちるためです。そもそもMECEはアメリカのコンサルティング会社マッキンゼーで使用されていた社内用語で、Mutually(お互いに) Exclusive(重複せず) Collectively(全体的に) Exhaustive(漏れがない)の頭文字を取った造語です。一言で表すと「重複なく漏れなく」を意味します。MECEの原則を守れば、すべての要素を洗い出すことができます。
例えば「売上減少の原因」を分解する場合は、価格・品質・プロモーション不足といったように、要素が重複せずかつ「売上減少」の原因をすべて網羅するように分解します。MECEを守れているか確認するために、ロジックツリーはプロジェクトに携わる多くの人の目に触れさせて作成させましょう。
ボトルネックを特定する
問題解決の鍵を握るのは、問題を解決する際の妨げとなる「ボトルネック」の特定です。ロジックツリーは問題を小さな要素に分解して、ボトルネックを可視化する有効な手法です。問題の原因を深掘りして分析を繰り返すことで、ボトルネックを特定します。
生産効率の悪い工場を例に挙げたとき、「機械のメンテナンスが多い」「作業人員の作業スピードよりも機械の稼働が遅い」などの問題があるとします。ここでのボトルネックとなるのが設備です。このようにロジックツリーは問題を要素分解して簡略化するため、各要素に共通する問題を明らかにできます。
ボトルネックを特定して解決することで、ボトルネックが絡む他の問題も連鎖的に解決に繋がり、全体的な改善が期待できます。
行動レベルまで分解する
ロジックツリーは、最終的に具体的な行動に繋がるまで分解していくことが重要です。作成するだけで終わることなく、次に取るべき行動が明確になるまで分解を続けましょう。
ロジックツリーでは問題を抽象的な概念ではなく、具体的な行動やタスクに落とし込むことで実行に移しやすくなります。行動レベルまで分解することで、誰が、いつ、何を、どのように行うのかという点が明確になり、計画の実行がスムーズになります。
解決策を考える
ボトルネックを特定したら、その解決策を具体的に考えます。特定されたボトルネックに応じて、解決策を導き出すためにツリーを選びましょう。例えば、「時間がない」ことがボトルネックになり勉強ができないとします。この場合は、問題解決ツリーを活用してボトルネックの解決策を考えます。
解決策を決める際には、緊急度や実現性の高いツリーを優先して分解すると効率よく問題解決が可能です。さらに具体的な行動を起こしたら、PCDAサイクルを回し続けて改善を繰り返すとよいでしょう。
包有関係・因果関係を意識する
ロジックツリーを作成する際には、要素間の関係性を意識することも大切なポイントです。要素同士がどのように組み合わさって全体を構成しているのか、ある要素が別の要素を引き起こす原因となっているのかを明確にすることで、論理的な思考の流れがより分かりやすくなります。
包有関係は要素分解ツリーにおいて強く意識しましょう。包有関係とは、全体と部分の関係を指します。例えば、「果物」という全体を、「リンゴ」「バナナ」「オレンジ」といった部分に分けると、これらの部分が合わさって「果物」という全体を表しています。左右の果物という要素が同じになっていると、包有関係が成り立っているといえます。ここで左右の要素が異なる場合は、論理が破綻している可能性があります。分解ツリーを遡って確認しましょう。
また原因追及ツリーでは、各要素がどのような関係で繋がっているのかの因果関係をしっかりと確認することが重要です。ツリーの左側の要素が問題の結果であり、右側の要素がその原因となっていることを確認することで、論理的な思考に基づいた原因究明が可能になります。もし、結果と原因が結びつかない場合は、論理の飛躍があり、原因究明が不十分である可能性があるので注意しましょう。
要素を整列する
要素の順番や配置を整理し、視覚的に分かりやすいロジックツリーを作成しましょう。要素を整列する際は、縦の並びにも気を配ることをおすすめします。要素の重要度や関係性に合わせて、適切な位置に配置することで、全体像を把握しやすくなるからです。また視覚化ツールを活用することで、より明瞭なロジックツリーを作成することができます。
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ロジックツリーの実践事例
ここではロジックツリーの実践事例を紹介します。
- プロジェクト管理に使うロジックツリー
- 問題解決に役立つロジックツリー
- 新規事業計画におけるロジックツリー
- リスティング広告でのロジックツリーの使い方
- 売上向上に向けたロジックツリー
- 自己分析に役立つロジックツリー
- 業務改善に使うロジックツリー
1.) プロジェクト管理に使うロジックツリー
プロジェクトの全体像を把握してタスクを細分化することで、プロジェクトの進捗管理を効率化できます。例えば新製品の開発プロジェクトで考えてみましょう。企画や設計、開発、テスト、販売といった各フェーズをツリー状に表示し、各フェーズにおけるタスクの洗い出しが可能です。これにより担当者間の役割分担が明確になり、プロジェクトの遅延や余計なコストが削減できます。
ステップ1)Whatツリーを作成
ステップ2)プロジェクトに必要な部門を要素分解
ステップ3)部門ごとにWhatツリーを作成
ステップ4)タスクを洗い出す
注意点:プロジェクトを始動する前にタスクに漏れや重複がないかを十分に確認する
2.) 問題解決に役立つロジックツリー
問題の原因を究明し、最適な解決策を導き出すことができます。例えば「顧客からのクレームが増加している」という問題には、まずはWhyツリーを作成します。クレームの原因を一つ一つ深堀りして、根本的な問題点を特定。その後Howツリーを作成し、問題解決のための具体的なアクションプランを立案することができます。
ステップ1)Whyツリーを作成
ステップ2)問題の原因を分析して書き出す
ステップ3)原因を要素分解する
ステップ4)原因が明確化するまで要素分解を続ける
ステップ5)問題の原因を特定
ステップ6)Howツリーを作成
ステップ7)問題の解決策を書き出す
ステップ8)具体的なアクションが決まるまで分解を続ける
ステップ9)実行するアクションの優先順位を決める
ステップ10)優先順位の高いものから実行に移す
注意点:いきなりHowツリーを作成せず、まずはWhyツリーで問題の原因を明確にする
3.) 新規事業計画におけるロジックツリー
新規事業の成功確率を高めるために、事業計画の全体像を可視化できます。例えば新サービスの立ち上げの際は、ターゲット顧客・競合分析・収益モデル・マーケティング戦略といった要素をツリー状に表示します。こうしてツリーによって事業の成功に必要な要素を洗い出すと、必要な行動が具体的に見えてくるでしょう。また、プロジェクトの進捗を図るためにKPIツリーを用いるのも有効な手段です。
ステップ1)KPIツリーを作成
ステップ2)新規事業の目標を定める
ステップ3)Whatツリーを作成
ステップ4)新規事業に必要な要素を洗い出す
ステップ5)部署を決定する
ステップ6)部署ごとにKPIツリーを作成
ステップ7)部署の目標を決める
ステップ8)Whatツリーを作成
ステップ9)要素分解を繰り返し具体的なアクションを決める
ステップ10)アクションに優先順位を決める
ステップ11)優先順位の高いものから実行する
注意点:KPIツリーは作成後もこまめに確認して進捗管理に利用する
4.) リスティング広告でのロジックツリーの使い方
ロジックツリーの作成はリスティング広告の改善にも役立ちます。例えば「クリック単価が高い」という問題においてはWhyツリーを作成し、単価が高い原因を分析します。深く掘り下げていくとキーワードの選定ミスや広告文の質の低下、競合の入札単価の上昇などが考えられるでしょう。
原因となる要素が特定できたら、Howツリーを作成して改善策を検討します。クリック単価が高い問題の解決に向けての具体的な動きが定まるまで、分解を続けましょう。
ステップ1)問題を定義する
ステップ2)Whyツリーを作成
ステップ3)問題の原因を分析しながら要素分解する
ステップ4)原因がシンプルになるまで要素分解を続ける
ステップ5)原因となる要素を特定して書き出す
ステップ6)Howツリーを作成
ステップ7)解決策が具体的になるまで要素分解を繰り返す
ステップ8)解決策に優先順位をつける
ステップ9)優先順位の高いものからアクションに移す
注意点:問題が複数ある場合は1つずつロジックツリーを作成する
5.) 売上向上に向けたロジックツリー
ロジックツリーを用いて、売上向上のための施策の検討ができます。例えば「売上を10%向上させる」という目標にはHowツリーを作成し、具体的な施策を洗い出すことが可能です。
新規顧客の獲得や既存顧客へのクロスセル・アップセル、顧客単価の向上、顧客満足度の向上といった明確な施策が浮かび上がります。優先度や実現性の高い施策から順に実行することで、よりスピード感を持って課題解決に取り組めるでしょう。
ステップ1)Howツリーを作成
ステップ2)目的を達成するための施策を洗い出す
ステップ3)優先順位を決定する
ステップ4)優先順位の高いものから施策を実行する
注意点:売上向上の目標値を初めから明確にしておく
6.) 自己分析に役立つロジックツリー
自分の強みや弱み、興味関心などを体系的に整理してキャリアプランを立てることも可能です。例えばキャリアパスを明確にしたい場合はWhyツリーを作成し、なぜそのキャリアを目指したいのか、そのために必要なスキルや経験は何かを分析します。その後、Howツリーを作成し、目標達成のための具体的な行動計画を立案することができます。
ただし自己分析のロジックツリーには日頃の自己評価や思考が反映されやすいので、偏った結果になりがちです。より正確にロジカルシンキングを行うためにも、要素を分解する際は第三者視点を心がけるとよいでしょう。
ステップ1)Whyツリーを作成
ステップ2)問題の原因を分析して要素分解する
ステップ3)原因がシンプルになるまで分解を続ける
ステップ4)問題の原因を書き出す
ステップ5)書き出した問題ごとにHowツリーを作成
ステップ6)問題解決に必要な行動を要素分解する
ステップ7)解決策が明確になるまで分解を続ける
ステップ8)解決策の優先順位を決める
ステップ9)解決策を実行に移す
注意点:自身を客観視して分析や要素分解をすること
7.) 業務改善に使うロジックツリー
業務効率化や品質向上のための施策の検討ができます。例えば「業務時間が長すぎる」という問題に対してWhyツリーを作成し、業務時間が長い原因を分析します。無駄な作業の発生、情報の共有不足、ツールの使い方が複雑といった原因が浮かび上がるはずです。
Whyツリーによって問題の原因を把握できたら、次にHowツリーを作成し、業務改善のための具体的な施策を決定します。例えば、作業の効率化を図るための自動化ツールの導入や、コミュニケーションツールの整備による情報共有の促進、マニュアルの簡素化やトレーニングの実施によるツールの使い方の改善などです。これにより、問題に対する具体的なアプローチが明確になり、業務の効率化と質の向上が期待できます。
ステップ1)問題を定義する
ステップ2)Whyツリーを作成
ステップ3)要素分解する
ステップ4)原因がシンプルになるまで要素分解を繰り返す
ステップ5)原因を特定する
ステップ6)Howツリーを作成
ステップ7)問題解決の方法を要素分解
ステップ8)具体的な解決策が決まるまで要素分解を続ける
ステップ9)解決策に優先順位をつける
ステップ10)優先順位の高いものから実行する
注意点:複数の問題が絡んでいる場合はいくつかにわけてロジックツリーを作り、シンプルな構造にする
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ロジックツリー作成と活用のコツ
ロジックツリーを闇雲に作成してはロジカルシンキングが成り立ちません。作り方にはコツがあります。ここで紹介する2つのコツを意識して、実用的で有効なツリーを作成しましょう。ポイントは以下の通りです。
- MECEを適用する
- 行動に結びつく要素を分解する
- ロジックツリーの階層構造を理解する
MECEを適用する
ロジックツリーを作成する上で最も重要なのが、MECEの原則を意識することです。なぜなら要素の重複や漏れがあると、無駄なコストがかかったり論理の飛躍や破綻が生じたりするからです。しかしMECEの原則を守ることで、論理的な思考を深め、より正確な分析結果を得ることができます。
行動に結びつく要素を分解する
ロジックツリーは単に問題を洗い出すだけでなく、具体的な行動に結びつけることが大切です。要素を分解していく過程で、最終的には具体的な行動や対策につなげることを意識しましょう。ツリーを具体的な行動まで分解することで、計画の実行がスムーズになります。
ロジックツリーの階層構造を理解する
ロジックツリーは階層構造を理解のうえ活用することで、より有効に活用できます。反対に階層構造や要素の関係性を理解せずに作成すると、未完成のツリーが完成する可能性があります。
上位の要素から下位の要素へと順に分解して問題の本質を捉え、各要素間の関係性から因果関係を明確することを心がけましょう。
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コンサルティング業界でのロジックツリーの活用方法
コンサルティング業界では、ロジックツリーは問題解決の基本的なフレームワークとして広く活用されています。クライアントが抱える複雑な経営課題を体系的に整理し、効果的な解決策を導き出すための必須ツールとなっています。
ケース面接での活用
問題の構造化
ケース面接では、まず与えられた問題を的確に構造化することが求められます。例えば「ある小売店の売上が低下している原因を分析せよ」という課題に対して、「商品」「価格」「立地」「競合」などの要素に分解し、各要素をさらに細分化していきます。この過程で、問題の全体像を把握し、重要な要素を見落とさない分析が可能となります。
原因分析
構造化された問題に対して、各要素の関連性や影響度を検討します。例えば売上低下の場合、「商品の品質低下」が「顧客満足度の低下」を招き、それが「リピート率の低下」につながるという因果関係を特定します。このように要素間の関係性を明確にすることで、本質的な課題が浮き彫りになります。
解決策立案
特定された課題に対して、具体的なアクションプランを策定します。「短期的に実施可能な施策」「中長期的に取り組むべき施策」などの時間軸や、「投資対効果の高い施策」「リスクの低い施策」などの優先順位を考慮しながら、実行可能な解決策を提示します。
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フェルミ推定での活用
問題の分解
「東京都内のコンビニエンスストアの年間売上高はいくらか」といった大きな数値を推定する際に、「店舗数」「1店舗あたりの売上」「1日あたりの客数」「客単価」などの計算可能な要素に分解します。
仮説の設定
分解した各要素に対して、合理的な仮定に基づいて概算値を設定します。例えば「都内の人口」「コンビニの利用頻度」「平均購入額」などの一般的な知識や経験則を活用して、現実的な数値を設定します。
計算
設定した概算値を掛け合わせることで、最終的な推定値を算出します。この過程で重要なのは、各要素の設定根拠を論理的に説明できることです。また、計算結果の妥当性を検証し、必要に応じて仮定を見直すことも重要です。
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ロジックツリーのテンプレートとおすすめツール
ロジックツリーは手書きや自作で作成することも可能です。しかしテンプレートやアプリなどのツールがあると、より簡単に作成ができます。そこで本章ではロジックツリー作成ツールの選び方と、以下4つのおすすめツールを紹介します。
- SmartArt(Excel)
- ferret
- 3分でわかるマーケティング・フレームワーク
- XMind
ロジックツリー作成ツールの選び方
ロジックツリーを作成するツールは、機能や使い勝手、料金など、様々な点で異なります。選ぶ際は、以下の点を考慮しましょう。
- 目的:問題解決、企画、アイデア出しなどの目的に合った機能があるか
- 操作性:直感的に操作できるか、複雑な図形も簡単に作成できるか
- 共有機能:チームで共有できるか、共同編集が可能か
- 料金:無料版と有料版の機能の違い、費用対効果などを比較
使用感は実際に利用するまで分からない場合も多いので、まずは無料版のあるツールで試してみることをおすすめします。
SmartArt(Excel)

Excelに標準搭載されているSmartArtは、シンプルなロジックツリーを作成するのに便利です。組織図や階層図など、様々な種類の図を作成できますが、高度な機能は搭載されていません。手軽にロジックツリーを始めたい方におすすめです。
- 特徴:Microsoft Excelに組み込まれた図形作成ツール
- メリット:Excelユーザーであれば追加のソフトウェアを導入する必要がない
- 料金:Microsoft Officeのライセンスに含まれる
- おすすめな人:Excelを日常的に使用している人、手軽にロジックツリーを作成したい人
3分でわかるマーケティング・フレームワーク

3分でわかるマーケティング・フレームワークでは、マーケティング戦略の立案や分析に役立つテンプレートが豊富に用意されているので、マーケティング担当者におすすめ。また解説記事も掲載されているため、迷わずロジックツリーの作成が可能です。
- 特徴:テンプレートが豊富
- メリット:解説記事が付いているのですぐに活用できる
- 料金:無料
- おすすめな人:ロジックツリーを初めて作成する人、無料のツールを使用したい人
XMind

XMindはロジックツリーだけでなく、マインドマップの作成も可能です。アイデア出しからロジカルな思考まで、幅広い用途に対応できます。豊富なテンプレートやカスタマイズ機能があり、高度なロジックツリーを作成したい方におすすめです。基本的には無料版で利用可能ですが、全ての機能を利用したい場合は年9,897円(税込)の有料版に登録するとよいでしょう。
特徴:多彩な機能やテンプレートが利用可能
メリット:カスタマイズ機能でより目的にあったロジックツリーを作成できる
料金:無料版と有料版(年額9,897円)
おすすめな人:ロジックツリー以外のマインドマップも利用したい人、ロジックツリーの作成に慣れている人
ロジックツリーの作り方を理解して転職に役立てよう
ロジックツリーは、コンサルティング業界で求められる論理的思考力や問題解決能力を養うための強力なツールです。ロジックツリーの作成スキルを習得し、コンサルティングの仕事に活かしましょう。またロジックツリーはコンサルティング業界だけでなく、ビジネスの様々な場面で活用できます。ぜひこの機会にロジックツリーのスキルを身につけて、キャリアアップを目指しましょう。
現役コンサルタントに選ばれる
コンサル特化エージェント
- Bain & Company, Boston Consulting Group出身者によるCase interview対策
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転職意思が固まる前の情報収集にも
ぜひご活用ください。