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【2024年10月更新】シンクタンクとは?シンクタンク業界の企業一覧や平均年収ランキング、コンサルティングファームとの違いを動画を交えて徹底解説 【転職 / 激務/ 中途 / 新卒】


監修者

リメディ株式会社 コンサルタント

島田 龍太 | SHIMADA Ryuta

青山学院大学を卒業後、住友商事グループに新卒入社。人工衛星搭載用システムを商材としたロシア・中国向けのトレーディング業務に従事。また、投資部門にて官公庁やコンサルと共同したスマートシティ構想プロジェクトのPMを担い、大学や工場へのDX化の推進を行う。その後、ヘッドハンターファームであるアサインに創業間もなくして参画し、マーケティング部門の立ち上げ及び取締役直下の組織にてハイクラス層のキャリア支援を担う。リメディには、ヘッドハンティングを機に入社を決意し、シニアコンサルタントとしてM&Aアドバイザリーファーム、戦略・総合コンサルティングファーム等の役員層とのコネクションを強みとした転職サポートに従事。これまで2,000名以上の転職支援に携わり、20代からエグゼクティブ層まで幅広い支援を経験し業界トップクラスの実績を誇る。

本記事のポイント
そもそもシンクタンクとは何か?

シンクタンクは、社会、経済、政治、科学技術など幅広い分野の課題を調査・研究し、政策提言や解決策を提示する研究機関です。

「頭脳集団」とも呼ばれ、「政府系」と「民間系」に大別されます。政府系シンクタンクは主に政策研究を行い、民間シンクタンクは企業の経営課題解決や戦略立案のコンサルティングも行います。

シンクタンクの役割は、複雑化する社会問題に対して専門的な分析と提言を行い、政府や企業の意思決定をサポートすることです。データ収集、分析、報告書作成、提言活動などを通じて、社会の重要課題に対する洞察を提供し、政策立案や経営戦略に貢献しています。

シンクタンクの業務・仕事内容

シンクタンクの主要な業務は、政策提言、市場調査とデータ分析、そしてコンサルティングの3つに大別されます。これらの業務は相互に関連し、シンクタンクの専門性と影響力を示す重要な要素となっています。

1.政策提言業務

政府系シンクタンクの中核を成す業務が政策提言です。この重要な役割は、国や地方自治体の政策立案プロセスに直接的な影響を与え、社会全体の発展に寄与します。

政策提言業務の基盤となるのは、綿密な調査と研究です。シンクタンクの専門家たちは、経済動向、社会問題、国際情勢など、幅広い分野にわたるデータを収集し分析します。

政策提言の過程では、単に問題点を指摘するだけでなく、具体的かつ実行可能な解決策を提示することが求められます。これには、財政的な実現可能性、法的な整合性、そして社会的な受容性など、多角的な視点からの検討が必要となります。

2.市場調査とデータ分析

シンクタンクの重要な役割の一つに、政府の政策立案や企業の戦略策定のための市場調査とデータ分析があります。

この業務では、単にデータを収集するだけでなく、意思決定者が判断材料として活用できるよう、データを整理し、考察を含めたレポートにまとめる作業も含まれます。

さらに、収集したデータから論理的に適切な施策を導き出すことも、シンクタンクの重要な機能の一つです。

3.コンサルティング業務

民間系シンクタンクの場合、政策提言よりも企業の戦略立案に対する提言が主な業務となります。ただし、提言だけでなく、実際のコンサルティング業務も行うことがあります。

このような業務を通じて、シンクタンクは企業の意思決定や戦略実行を直接サポートする役割を果たします。これらの主要業務に加えて、シンクタンクはその専門性や顧客のニーズに応じて、様々な付随的な業務を行うこともあります。

シンクタンクの多様な業務内容は、複雑化する社会や経済の課題に対して、専門的な知見と分析力を活かした解決策を提供する上で重要な役割を果たしています。

シンクタンクの主な種類

シンクタンクは、社会や経済の課題に対して調査・研究を行い、政策提言や戦略立案を行う組織です。日本のシンクタンクは主に民間系と政府系に大別され、それぞれ異なる役割と特徴を持っています。以下では、民間系シンクタンクと政府系シンクタンクについて詳しく説明します。

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項目民間系シンクタンク政府系シンクタンク
主な目的社会課題解決、企業戦略立案サポート政策立案への助言・提言
主な依頼元民間企業政府機関、省庁
収益性営利目的非営利
研究対象特定企業や業界の課題国家レベルの政策や社会課題
付随業務コンサルティング、システム開発など政策評価、白書作成など
出所:弊社独自調べ
1.民間系シンクタンク

民間系シンクタンクは、社会課題の解決や企業の戦略立案、技術開発のサポートを主な目的としており、その多くが大企業と連携しています。企業の経営戦略や技術開発をサポートする役割を担うとともに、コンサルティング業務も行うことが特徴的です。

野村総合研究所(NRI)、三菱総合研究所(MRI)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)などが代表的な民間系シンクタンクとして挙げられます。これらの企業は大手金融機関や総合商社などと密接な関係を持ち、幅広い分野での調査研究を展開しています。

他方、特定の企業と連携せずに活動する独立系シンクタンクも存在します。独立系シンクタンクは特定の企業に焦点を当てるのではなく、業界全体の動向調査を主に行っており、このアプローチにより、より客観的な視点から業界全体の課題や機会を分析することが可能となっています。

2.政府系シンクタンク

政府系シンクタンクの主な目的は、政策立案に対する助言や提言を行うことにあります。各省庁や日本銀行などの公的機関の傘下で活動し、非営利で調査業務を実施するのが、これらのシンクタンクの特徴です。

社会に与える影響が大きいことも、政府系シンクタンクの重要な特徴の一つです。このため、大学や国立研究所、公的機関との共同研究も積極的に推進しており、より幅広い視点からの政策提言を可能にしています。

シンクタンクとコンサルティングファームの違い

シンクタンクとコンサルティングファームは、政府や企業のような組織の意思決定をサポートする機関ですが、その役割や特徴に明確な違いがあります。以下に、主要な相違点を詳しく解説します。

1.クライアントと業務内容の違い
シンクタンク

主に政府機関、非営利組織、および公共セクターをクライアントとしており、その業務内容は社会、経済、政治、環境など幅広い分野における調査・研究が中心です。長期的な視点から社会課題を分析し、政策提言や将来予測を行うことがシンクタンクの特徴的な役割となっています。

コンサルティングファーム

主に民間企業をクライアントとし、具体的な経営課題の解決に焦点を当てています。経営戦略の立案、業務改善、組織改革、M&A支援など、クライアント企業の業績向上に直結する実践的なアドバイスと実行支援が、コンサルティングファームの中心的な業務となります。

2.求められるスキルと専門性の違い
シンクタンク

特定の分野における深い専門知識と研究能力が重視されます。社会科学、経済学、政治学などの学術的バックグラウンドを持つ研究者が多く、データ分析能力や政策立案能力が求められます。長期的な視点で社会の変化を捉える洞察力も、シンクタンクで働く上で重要なスキルとなっています。

コンサルティングファーム

幅広い業界知識と実践的なビジネススキルが求められます。問題解決能力、論理的思考力、コミュニケーション能力が重視され、クライアントの多様な課題に柔軟に対応できる適応力も必要となります。プロジェクトマネジメントスキルや財務分析能力など、ビジネスに直結するスキルセットがコンサルティングファームでは特に重要です。

シンクタンク業界各社の平均年間給与・年収ランキング

弊社独自調べによって、シンクタンク業界各社の平均年間給与・年収ランキングを以下の表にまとめました。

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企業名平均年収
野村総合研究所(NRI)1,242万円
三菱総合研究所(MRI)1,104万円
日本総合研究所830万円
大和総研727万円
みずほリサーチ&テクノロジーズ674万円
出所:弊社独自調べ

シンクタンクの年収は、一般的に高水準であることが特徴です。上位企業では平均年収が1,000万円を超えています。野村総合研究所(NRI)では、ITコンサルティング業務も手がけていることが高収入の一因と考えられます。続く三菱総合研究所(MRI)も1,000万円を超える高い平均年収を維持しており、業界内で高い地位を占めています。

注目すべき点として、日本総合研究所やみずほリサーチ&テクノロジーズ、大和総研など、銀行系のシンクタンクが上位にランクインしていることが挙げられます。これらの企業は、金融機関との強いつながりを活かした高度な分析や調査能力が評価され、比較的高い年収水準を維持しているものと推察されます。

シンクタンクは高度な専門知識と分析能力が求められる業界であり、それに見合った報酬体系となっていることがこのランキングからも読み取れます。しかし、年収だけでなく、業務内容、成長機会、ワークライフバランスなども考慮に入れ、総合的に判断してキャリアを選択することが重要です。

シンクタンクの役職別年収

シンクタンクの役職別年収は、年次や職責に応じて段階的に上昇していきます。一般的なシンクタンクにおける役職別の年収水準は以下のようになっています。

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役職年次年収範囲
アナリスト1年目~3年目550万円 ~ 990万円
コンサルタント4年目~6年目990万円 ~ 1,430万円
マネージャー7年目~10年目1,430万円 ~ 1,980万円
シニアマネージャー11年目~15年目1,980万円 ~ 2,750万円
パートナー16年目以上2,750万円 ~ 4,400万円
出所:弊社独自調べ

アナリストから始まり、経験を積んでコンサルタント、マネージャーへと昇進していきます。シニアマネージャーやパートナーといった上級職になると、年収は大幅に上昇し、4,000万円を超える場合もあります。

ただし、これらの数値は一般的な目安であり、個人の能力や実績、所属する組織の規模や業績によって変動します。また、シンクタンクの種類(政策系、経営系など)や地域によっても年収水準は異なる可能性があります。

昇進のスピードは個人の実力や組織の方針によって異なり、必ずしもこの年次通りに昇進するわけではありません。優秀な人材は早期に昇進する可能性もあります。

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目次

民間系シンクタンクの役割と主要企業一覧

民間系シンクタンクには、各企業における経営、人事、海外進出、リスクマネジメントなどの戦略決定をサポートする役割があります。民間系シンクタンクの業務内容は、市場調査や消費者の意見分析をしたり、調査結果を論文や報告書としてまとめたりすることです。また、調査や分析と合わせてコンサルティング業務を担うこともあります。ここからは、民間系シンクタンク企業のそれぞれの特徴やサービス、求める人物像などを紹介します。

野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所(NRI)はコンサルティング事業を展開し、事業戦略の立案や業務改革のソリューション提案などの経営コンサルティングが得意分野です。金融ITソリューションでは、銀行や保険会社など金融業界に対して受託システム開発や運用アウトソーシングを提供し、日本の株式市場や投信などでそのサービスが広く利用されています。。

野村総合研究所は、国内最大手のシンクタンクとしても知られ、さまざまな業務を展開しており、専門的なリサーチと分析から、具体的なソリューション提供まで及びます。また、クライアントは企業から公的機関、政府・自治体まで幅広く、運営は民間の資本によって行われています。

野村総合研究所の特徴は、多様な事業領域と高度な専門性です。シンクタンクとしてのリサーチと分析、コンサルティングとしてのソリューション提供という二つの主要な業務を、棲み分けて行っています。

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事業内容・経営戦略コンサルティング
・ITコンサルティング
・業務改革
・デジタルトランスフォーメーション支援
・サプライチェーンマネジメント
・人材・組織コンサルティング
特徴・日本初民間シンクタンクと草分けのシステムインテグレーターの合併により誕生
・顧客視点と品質へのこだわり
・時代を先取りする企業活動
・プロフェッショナル人材の育成に注力
募集中のポジション・コンサルタント
・システムエンジニア
・セキュリティコンサルタント
・プロジェクトリーダー/マネジャー
・ITマネジメントコンサルタント
・SaaSソリューション事業/システムコンサルタント
・フルスタックエンジニア
出所:野村総合研究所(NRI)公式HP

野村総合研究所(NRI)の年収情報の詳細が気になる方はこちらの記事をご覧ください

三菱総合研究所(MRI)

三菱総合研究所は、1970年に三菱創業100周年記念事業として設立された、シンクタンク系コンサルティングファームです。企業経営から政策・公共・科学技術分野にいたる広い領域で課題解決に注力しており、「優秀な人材」、長年の実績に基づく「知的資本」、グループ内外の「広範囲ネットワーク」を強みとしています。

事業内容・シンクタンク事業
・コンサルティング事業
・ICT事業
・研究開発事業
・政策・経済分析
・環境・エネルギー関連事業
・科学技術・イノベーション支援
・地域・都市・インフラ開発支援
・健康・医療・福祉関連事業
・企業経営戦略支援
・金融・マーケティング支援
特徴・総合シンクタンク・コンサルティング企業としての幅広い領域
・社会課題解決を通じた未来共創への取り組み
・多様な専門家による多彩なキャリアパス
・自律的なキャリア形成を支援する「FLAPサイクル」の導入
・知的好奇心旺盛で社会課題に関心を持つ社員が多い社風
・組織や年代を超えたフラットなコミュニケーション
募集中のポジション・エコノミスト
・技術コンサルタント
・政策コンサルタント
・経営コンサルタント
・事業コンサルタント
・DXコンサルタント
・事業企画・事業開発
・事業企画・営業戦略
・事業企画・営業企画
・IT企画・管理
・営業・アライアンス
・営業(西日本)
・海外事業
・コーポレート・スタッフ
・オープンポジション
出所:三菱総合研究所(MRI)公式HP

三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(MURC)

三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの総合シンクタンクとして、コンサルティング、政策研究・提言、マクロ経済調査、人材開発など幅広い事業を展開しています。金融機関系のバックグラウンドを活かしつつ、純粋なシンクタンクとしての機能も併せ持つ「ハイブリッド型」の企業として独自の立ち位置を確立しています。

事業内容・コンサルティング事業
・国際事業
・政策研究事業
・人材開発事業
・会員事業
・マクロ経済調査
・グローバル経営サポート
・セミナー等を通じた人材育成支援
特徴・コンサルティングとシンクタンク機能の融合
・三菱UFJフィナンシャルグループの一員
・金融機関系でありながら純粋シンクタンク機能も保持
・東京・名古屋・大阪の3大拠点体制
・多様な専門家による幅広い知見の提供
・グローバル経営サポート能力
・早期からの高度な専門性開発機会
・多様な経験とチャレンジの機会
募集中のポジション・戦略コンサルタント
・組織人事コンサルタント
・新規事業コンサルタント
・雇用・労働・人材育成分野の研究員
・マクロ経済調査アナリスト
・政策研究員
・国際ビジネスコンサルタント
・人材開発コンサルタント
出所:三菱UFJ リサーチ&コンサルティング(MURC)公式HP

NTTデータ経営研究所

NTTデータ経営研究所は、1991年にNTTデータが100%出資して設立したシンクタンクコンサルティングファームです。NTTデータは社会性の高いテーマに取り組むことに重きを置いており、「政府・官公庁」、「社会」、「企業」の3つの分野における課題解決を行っています。日本に根付いたコンサルティングファームだからこその、現場目線でのコンサルティングを期待できます。

事業内容・戦略・経営コンサルティング
・官公庁、金融業界、民間企業向けコンサルティング
・調査研究(シンクタンク機能)
・新規ビジネス創生
・デジタルトランスフォーメーション支援
・ヘルスケア分野コンサルティング
・スマートシティ・まちづくり関連コンサルティング
特徴・NTTデータグループのシンクタンク・新規ビジネス創生部門
・社会的課題解決や経営に紐づくプライム案件が多い
・少人数で様々なテーマに取り組む組織体制
・NTTデータの顧客基盤を活用
・官民双方に強みを持つ
募集中のポジション・戦略コンサルタント(デジタルビジネス領域)
・社会戦略コンサルタント(環境・公共分野)
・ヘルスケア分野コンサルタント
・スマートシティ・まちづくりコンサルタント
・業務基盤部コンサルタント支援業務
・総務担当
出所:NTTデータ経営研究所 公式HP

日本総合研究所(JRI)

日本総合研究所は、1969年に設立されたSMBCグループのシンクタンク系コンサルティングファームです。人材戦略を重要視しており、「優秀人材の採用」、「プロフェッショナル人材の育成」、「自律的なキャリア形成の支援」に注力しています。個として実力を身につけたい方におすすめであると言えます。

事業内容・システムインテグレーション
・コンサルティング
・シンクタンク業務
・金融ITに関する戦略立案・システム企画
・開発プロジェクト管理
・サステナビリティ/ESG/SDGs戦略支援
特徴・SMBCグループの中核を担うIT戦略企業
・3つの機能(システムインテグレーション・コンサルティング・シンクタンク)を有する
・銀行・カード・リース・証券等の幅広い業務展開
・継続的な収益性の維持
・充実した福利厚生制度
募集中のポジション・ITソリューション(システムエンジニア)
・本社スタッフ(総務・財務・人事等)
・アプリケーションエンジニア
・プロジェクトマネジャー(ホスト系・オープン系)
・モバイル/DXシステム分野のエンジニア
・先端技術の調査・研究
・プロジェクト審査スタッフ
・シンクタンク研究員
・コンサルタント
出所:日本総合研究所 公式HP

みずほリサーチ&テクノロジーズ

みずほリサーチ&テクノロジーズは、2021年4月にみずほ情報総研とみずほ総合研究所が統合して誕生した、みずほフィナンシャルグループのシンクタンク・コンサルティングファームです。リサーチ・コンサルティングの専門性と先端ITの融合により、幅広い分野でサービスを提供しています。

事業内容・リサーチ(マクロ経済分析、金融市場分析、政策提言等)
・コンサルティング(経営戦略、環境・エネルギー、健康・医療等)
・ITデジタルサービス(システム開発、デジタル技術活用等)
・金融インフラ支援(銀行業務、リスク管理、セキュリティ対策等)
・政策立案支援(環境、医療、社会保障等の分野)
特徴・みずほフィナンシャルグループの中核企業
・リサーチ、コンサルティング、ITの3つの機能を統合
・公共機関とのリレーションシップが確立
・環境、エネルギー、デジタル社会等の次世代テーマに注力
・グループ内外での豊富なキャリアパス
募集中のポジション・コンサルタント(経営戦略、環境・エネルギー、健康・医療等)
・ITエンジニア(システム開発、プロジェクトマネジメント等)
・リサーチャー(エコノミスト、アナリスト等)
・データサイエンティスト
・化学物質対策・管理分野のスペシャリスト
・資産運用コンサルタント
・社内SE
・内部監査
出所:みずほリサーチ&テクノロジーズ 公式HP

富士通総研

富士通総研は、富士通グループのシンクタンク・コンサルティング会社として、富士通グループのICT技術と長年の調査・研究実績を組み合わせたコンサルティングに強みを持ち、特に公共分野や社会基盤に関わる課題解決に注力しています。

事業内容・コンサルティング(経営戦略、ICT戦略、業務改革等)
・シンクタンク業務(政策提言、調査研究等)
・システムインテグレーション
・デジタルトランスフォーメーション(DX)支援
・環境・エネルギー分野のコンサルティング
・公共政策研究
特徴・富士通グループの中核企業として、ICTの知見を活かしたコンサルティングが強み
・公共機関とのリレーションシップが確立
・環境、エネルギー、デジタル社会等の次世代テーマに注力
・コンサルティング、シンクタンク、ITの3つの機能を統合
・社会・産業基盤の構築まで視野に入れた幅広いアプローチ
募集中のポジション・コンサルタント(経営戦略、ICT戦略、環境・エネルギー等)
・リサーチャー(政策研究、経済分析等)
・ITエンジニア(システム開発、プロジェクトマネジメント等)
・データサイエンティスト
・新卒採用:コンサルタント(研究員)
出所:富士通総研 公式HP

大和総研

大和総研は、大和証券グループの中核企業として、リサーチ、コンサルティング、システムの3つの機能を担う総合シンクタンクです。高度な専門性と先端テクノロジーの知見を活かし、幅広い顧客に最適なソリューションを提供しています。

事業内容・リサーチ(マクロ経済分析、金融市場分析、政策提言等)
・コンサルティング(経営戦略、ITコンサルティング等)
・システムインテグレーション
・金融ITに関する戦略立案・システム企画
・先端技術の調査・研究(AI、量子コンピュータ等)
・政策立案支援
特徴・大和証券グループの中核企業
・シンクタンク、コンサルティング、ITの3つの機能を統合
・金融分野での高度な専門性
・先端技術研究での国際的な評価(量子コンピュータ等)
・公共機関とのリレーションシップが確立
・社員の自発的な新規事業開発を支援
募集中のポジション・コンサルタント(経営戦略、ICT戦略、環境・エネルギー等)
・ITエンジニア(システム開発、プロジェクトマネジメント等)
・リサーチャー(エコノミスト、アナリスト等)
・データサイエンティスト
・先端技術研究者
・人的資本経営・ビジネスと人権分野のスペシャリスト
出所:富士通総研 公式HP
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政府系シンクタンクの役割と主要シンクタンク一覧

政府系シンクタンクは、企業を対象とするのではなく、主に政府に対して政策提言を行い、また業界全体をマクロな視点から調査分析することを目的としています。

これらのシンクタンクは国や省庁が運営しているため、その調査結果や報告書は信頼性が高く、様々な場面で参照されやすいという特徴があります。以下では、政府系シンクタンクの具体的な役割や、代表的な機関について詳しく解説していきます。

経済社会総合研究所(内閣府)(ESRI)

経済社会総合研究所(ESRI)は、内閣府のシンクタンクとして2001年に設立された機関です。経済活動や経済政策、社会活動に関する理論研究や実証研究、政策研究を行い、国の経済政策立案に貢献しています。国民経済計算(GDP統計)の作成や景気動向指数の公表など、重要な経済指標の提供も担っています

事業内容・国民経済計算(GDP統計)の推計と公表
・景気動向指数(DI)等の景気統計の作成と公表
・マクロ経済学を中心とした理論的・実証的研究
・経済財政諮問会議の審議に資する研究
・政策研究を担う人材の育成と研修
特徴・内閣府直属のシンクタンク
・政策立案に直接関わる研究を実施
・国の重要な経済指標を作成・公表
・理論と政策の橋渡し役を担う
募集中のポジション・任期付研究員(研究官)
・国民経済計算部門の研究員
・マクロ経済学等の知識を活かした調査・研究職
出所:経済社会総合研究所(内閣府) 公式HP

財務総合政策研究所(財務省)

財務総合政策研究所は、1985年に設立された財務省傘下の政府系シンクタンクです。財政・金融政策の調査研究、国際交流、人材育成を主な業務とし、財務省の専門知識を活かした長期的視点の政策提言に取り組んでいます。高度な専門性と幅広いネットワークを基に、財務省の政策立案を支援し、公務員向けの研修プログラムも提供しています。研究成果は各種レポートや統計資料として公表され、政策形成や学術研究に貢献しています。

事業内容・財政・金融政策に関する調査研究
・国際交流活動
・財務省職員等の研修・人材育成
・統計調査の実施・公表
・政策提言
・各種レポートの発行
特徴・財務省直轄の政府系シンクタンク
・財政・金融分野における専門性の高い調査研究
・国内外の研究機関との幅広いネットワーク
・財務省職員の能力開発に寄与
・政策立案に直結する調査・分析機能
・公的機関としての中立性・客観性
募集中のポジション・研究官(経済学、財政学、金融論等)
・統計調査官
・国際交流担当官
・研修企画・運営担当
・政策分析官
・データサイエンティスト
・システムエンジニア(統計システム担当)
出所:経済社会総合研究所(内閣府) 公式HP

防衛研究所(防衛省)

防衛研究所(防衛省)は、1952年に設立された防衛省のシンクタンクであり、日本唯一の国立の安全保障に関する学術研究・教育機関です。安全保障政策や戦史に関する調査研究を行うとともに、自衛隊の高級幹部等育成のための戦略大学レベルの教育機関としての機能も果たしています。

事業内容・安全保障政策に関する調査研究
・戦史に関する調査研究
・防衛省・自衛隊の幹部および他省庁職員への教育
・戦史史料の管理・公開
・安全保障に関する情報発信
特徴・日本唯一の国立安全保障学術研究・教育機関
・防衛省のシンクタンク機能
・多様な専門分野の研究者約90名が在籍
・国内外の研究機関とのネットワーク
・科学研究費補助金取扱規程に規定する研究機関
・戦略大学レベルの教育機関としての機能
募集中のポジション・安全保障研究(戦略・政策)研究職
・安全保障研究(地域研究)研究職
・戦史研究職
・教育職
・本部スタッフ(総務・企画等)
出所:経済社会総合研究所(内閣府) 公式HP

シンクタンク業界の選考情報

弊社では、シンクタンクやコンサルティングファームへの転職を目指す方々を全面的にサポートしております。 シンクタンク・コンサル業界の選考の詳細や面接対策、最新情報について知りたい方は、ぜひ弊社のコンサルタントまでお問い合わせください。

経験豊富なコンサルタントが、選考の流れや面接での質問内容、答え方のポイントなどをお伝えいたします。 また、ご自身の経歴や強みを活かした面接対策のアドバイスも可能です。

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3️⃣ オファー年収1,000万円以上の実績多数

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シンクタンク業界の面接のポイント

シンクタンクやコンサルティングファームの面接では、論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーション力が評価されます。面接の形式や内容は企業によって異なりますが、一般的に、与えられた課題を構造的に分析し、最適な解決策を導き出すプロセスが重要視されます。また、志望理由や経験、ビジョンについて具体的かつ説得力のある回答を準備しておくことも求められるでしょう。

これらの面接のポイントを、弊社のYouTubeチャンネルの動画を交えながら解説していきます。元戦略コンサルタントの面接官がフェルミ推定やビジネスケースに実際に取り組む様子をもとに、面接での思考プロセスや問題解決のアプローチを学ぶことができます。動画を参考にしながら、効果的な面接対策を立てていきましょう。

フェルミ推定

フェルミ推定は、論理的思考能力に基づいて、予測が難しい数字を概算する方法です。ケース面接では最初にフェルミ推定を用いた売上や市場規模の予測の問題が出され、その後にケース問題が出題されるというパターンが多くあります。

フェルミ推定は下記の流れで行われます。

  1. お題が出題される
  2. 5〜10分程度、お題について自分で考える
  3. 自分の考えを元に、面接官にプレゼンテーションを行う
  4. 面接官と議論しながら、考えを修正する

2.でお題について自分で考える時間が与えられますが、制限時間に対してあまり余裕がない状況が多く見られるため、しっかり対策を行うことが重要です。

フェルミ推定について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

弊社のYouTubeチャンネルでは、元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。

【フェルミ推定面接のお手本】元ベインの面接官に問題を出してみた【MBB / マッキンゼー / ベイン / BCG】

ケース面接

ケース面接とは、与えられた問いに対して制限時間内に打ち手を提案する面接形式のことであり、課題解決のための論理的思考力が問われます。例えば「国内のバイオリン小売業者の売上向上施策を考えよ」という課題の場合は、前提確認→現状分析・構造化→ボトルネックの把握→施策立案という流れで課題を整理しつつ妥当性のある解答を導く必要があります。

ケース面接で面接官に見られるポイントは、問題を構造化して考えることのできる論理的思考力と、考えたことを正しく伝えることのできるコミュニケーション能力、クライアントの前に立つことのできる人間性を持っているかです。

ケース面接対策について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

弊社のYouTubeチャンネルでは、元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。

【ケース面接の教科書】元ベインの戦略コンサルタントが売上改善施策を徹底解説 たった1動画で基礎から学べる 【コンサル 転職】【コンサル 業界】

通常面接のポイント

シンクタンク・コンサルティングファームの面接でよく聞かれる内容は主に3つあります。

Tips
①志望理由

未経験からの転職の場合、コンサルタントとして活用できるスキルをPRすることが難しい傾向になります。また、シンクタンク・コンサルティングファームでは前職よりも高い処理能力や、新しいスキルのキャッチアップが求められることが多いです。その際にしっかりと仕事に熱意を持って取り組めるかを示すために、納得感のある志望理由を話せることは重要になります。

志望理由に重要な項目は具体性・リアリティになります。具体的には下記のような流れで志望理由を作ることをおすすめします。

  1. こんな事をしてみたい・こういうサービスをクライアントに届けたいと思った
  2. しかしスキルや立場上実現できなかった
  3. だからこそシンクタンク・コンサルティングファームで働きたい
Tips
②現職での経験(成功体験・失敗体験)

前職での経験は必ず聞かれる質問の1つです。特にシンクタンク・コンサルティングファームでの面接において気をつけるべきことは2点あります。

1点目はなぜ・なぜの繰り返しです。シンクタンク・コンサルティングファームの面接では論理性を非常に重視されます。ご自身の経験についても、なぜそうなったのか、なぜそうしたいと思ったのかを5回程度繰り返し、根源的な自身の欲求につながるまで深掘りをしておきましょう。

2点目は成功体験の構造化です。そのエピソードにおける目標、自身の役割、各工程でのボトルネック、それに対する打ち手などを構造化して話していくことでコンサルタントの仕事との親和性を感じさせることが出来ます。

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③シンクタンク・コンサルティングファームに入って何がやりたいか

シンクタンク・コンサルティングファームに入ってやりたいことは、「現実プラン」と「夢プラン」の2つを話せるように準備しておくと良いでしょう。

現実プランでは、これまでの業務とシンクタンク・コンサルティングファームで出来ることを紐づけ、現実的に実現可能なプランにすることが重要です。

夢プランでは、壮大に自身のやりたいことを話すことが重要です。例えば運送業に務める方であれば、スマートシティの実現をし、ヒト・モノ・カネ・情報がITやAIで繋がっていく世界観をアジアに作りたいというプランは夢プランに該当するでしょう。入社後にすぐ実現できる内容ではないですが、中長期的にこうした夢を実現したいということを伝えることで、コンサルタントとして働く上で社会的意義のあることや面白いことなど、新しい価値観を追求する姿勢を見せることができます。こうした姿勢はコンサルタントとしてクライアントの課題解決をしていく上では不可欠な資質のため、ぜひアピールできるようにしましょう。

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【コンサル 転職】1次面接の質問集と答え方のポイント3選 【Big4 / デロイト / PwC / KPMG / EY / アクセンチュア / ベイカレント 】Vol.158

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シンクタンク業界への転職を成功させるためには

シンクタンク業界へ転職を成功させるには、上記で解説したような面接以外にも様々な対策を行う必要があります。そのため、どれだけ現職で優秀な成果を収められていたとしても、企業理解、業界理解、そして選考準備をせず内定を獲得することは厳しいでしょう。

リメディはコンサル・シンクタンク業界の転職に特化したエージェント会社です。弊社の特徴は何よりも内定率の高さにあります。コンサルティング・シンクタンク業界出身のアドバイザーが、1on1で面談をし、シンクタンク業界に向いている人の特徴や、各社の違い・特徴、ケース面接の対策に至るまで、一貫してサポートいたします。

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〜転職意思が固まる前の情報収集も大歓迎〜

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