
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
淀澤 天斗 | YODOZAWA Takato
北海道大学農学部卒業後、東京医科歯科大学でのLab Technician経験を経て、東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。デュポン株式会社に入社し、高機能樹脂材料を扱う事業部でLab Engineerとして開発及び技術サービスに従事。在籍中、業務改善表彰や技術賞を受賞し、米国研究所との共同開発や若手技術者との研究にも取り組む。Global開発企画コンペではJapan唯一の入賞を果たす。組織変更を通じて人材の重要性を実感し、技術系人材と企業のマッチングに寄与すべく、2022年よりリメディ株式会社に参画。
本記事のポイント
日立コンサルティングの年収は?
日立コンサルティングは非上場企業であるため、有価証券報告書による平均年収の公開は行われていません。有価証券報告書はないため、正確な数字は不明ですが、弊社の独自調べによると、日立コンサルティングの平均年収は908万円となっています。
また、大手口コミサイトの口コミによると、日立コンサルティングのコンサルタントの平均年収は926万円とされています。年収の幅は500万円から2,400万円と非常に広いレンジに及んでいますが、これは同社には若手のアナリストから経験豊富なディレクター/シニアディレクターまで、キャリアステージや役職に応じて報酬体系が異なる多様な社員が在籍していることを反映していると考えられます。
日立コンサルティングの役職別の年収テーブルは?
日立コンサルティングは、充実した育成制度と福利厚生を備えながら、競争力のある報酬体系を実現しています。年俸制を採用しており、役職に応じて明確な報酬レンジが設定されています。
役職 | 年収 |
---|---|
アナリスト | 400~600万円 |
コンサルタント | 600~800万円 |
シニアコンサルタント | 800~1,000万円 |
マネージャー | 1,000~1,200万円 |
シニアマネージャー | 1,400万円 |
キャリアをスタートするアナリスト職では年収400~600万円からスタートし、コンサルタントへの昇進で600~800万円、さらにシニアコンサルタントでは800~1,000万円へと段階的に上昇していきます。マネジメント層では、マネージャー職で1,000~1,200万円、シニアマネージャー職では1,400万円超の報酬水準となり、業界大手のBIG4コンサルティングファームと同等の報酬レベルを実現しています。
特筆すべきは、この報酬水準に加えて、住宅補助やカフェテリアプランなどの充実した福利厚生が付加されている点です。さらに、一般的なコンサルティングファームと比較して残業時間が抑制されていることを考慮すると、時間当たりの実質報酬は業界トップクラスといえます。
このように、日立コンサルティングは、安定的なキャリア形成と高水準の報酬、充実した福利厚生を組み合わせることで、コンサルタントとして長期的に活躍できる環境を整えています。これは、プロフェッショナルとしての成長と、ワークライフバランスの両立を目指す人材にとって、極めて魅力的な報酬パッケージといえるでしょう。
日立コンサルティングの年収が高い理由
日立コンサルティングの年収の高さには、主に3つの理由が挙げられます。
1)利益率の高い事業モデル
2)高度な知識とスキル
1)利益率の高い事業モデル
コンサルティングプロジェクトの報酬は、「1人当たりの単価×人数×期間」で算出されます。例えば、パートナー1人、マネージャー1人、コンサルタント2~3名のチームが3か月のプロジェクトを担当する場合、大手コンサルティングファームの報酬は約2,000〜3,000万円となります。
一方、コンサルティングファームの主な経費は人件費のみであり、必要経費が少ないため、高い利益率を実現しています。この利益を社員に還元することで、高い給与水準を維持しています。また、優秀な人材の確保が会社の業績に直結するため、高い報酬を提示することで優秀な人材を惹きつけています。
2)高度な知識とスキル
コンサルティングファームでは求められる知識、スキルが高いためです。コンサルタントにはクライアントの経営課題を解決することを求められており、そのためには高い専門性やチームリーダーとしての役割、クライアント経営層と密なコミュニケーションを取る能力が高く求められます。加えて、プロジェクトによっては労働時間が長くなるケースもあり、精神的・肉体的にも体力を必要とする仕事です。このような高度な知識・スキルと厳しい労働環境に対する対価として、高い給与水準が設定されています。
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日立コンサルティングはどんな会社か
日立コンサルティングは、1990年に日立製作所のビジネスシステム開発センターとして誕生し、30年以上にわたりデジタル変革を支援してきた老舗コンサルティングファームです。2002年に独立系コンサルティング会社として分社化し、2006年に現在の社名へと変更しました。日立製作所の100%子会社として、東京・名古屋の2拠点で485名のプロフェッショナルが、お客様のビジネス課題解決に取り組んでいます。
日立コンサルティングの企業情報
名称 | 株式会社 日立コンサルティング Hitachi Consulting Co., Ltd. |
---|---|
創業 | 2002年7月1日 |
資本金 | 24億円 |
株主 | 株式会社 日立製作所(100%出資) |
主な役員 | 代表取締役 取締役社長 伊藤 洋三 常務取締役 鈴木 崇司 取締役(非常勤)羽山 誉敏 取締役(非常勤)藤澤 健 取締役(非常勤)藤井 淳介 取締役(非常勤)櫻澤 麻美 取締役(非常勤)竹内 光憲 監査役 岡崎 和浩 |
従業員数 | 541名 (2025年2月末現在) |
所在地 | 本社東京オフィス 〒102-0083 東京都千代田区麹町二丁目4番地1 麹町大通りビル(受付:11F) 名古屋オフィス 〒460-8435 愛知県名古屋市中区栄三丁目17番12号 大津通電気ビル7階 |
電話番号 | 電話: 03-6779-5500(代) |
サービス領域 | ・マネジメントコンサルティング (経営計画、事業戦略、新事業構想~立上げ支援) ・業務コンサルティング (業務改革、働き方改革、バリューチェーン改革) ・ITコンサルティング (IT構想、IT戦略、デジタル技術活用) |
日立コンサルティングの特徴・強み
日立グループの強みを活かした伴走型支援
日立コンサルティングの最大の強みは、日本を代表するSIer企業である日立製作所を母体とし、グループの総合力を活かしたコンサルティングサービスを提供できる点です。近年のコンサルティングでは、具体的な業務改善提案においてIT知見やシステム導入に関する専門性が不可欠となっていますが、日立グループのIT基盤と知見を活用できることは、大きな競争優位性となっています。
特筆すべきは、日立グループ企業との密接な連携による「提案から実行までの一気通貫したサービス提供」です。例えば、フレキシブルワークの実現に向けた提案では、日立製作所、日立システムズ、日立ソリューションズといったグループ企業と協働し、遠隔での情報アクセスを可能にする端末や通信環境の整備、各種チャットや会議システムの導入まで、包括的なソリューションを提供しています。

また、日立製作所が100年以上の歴史の中で培ってきた、電機・科学を含む幅広い事業領域での業界知見は、コンサルティングの質を高める重要な資産となっています。特に、リーマンショック後の事業ポートフォリオ見直しや経営のスリム化といった経験は、事業変革の提案において他社にない説得力をもたらしています。

なお、グループ内案件は全体の45%程度に抑えられており、グループ外からの案件が55%を占めているという事実は、日立コンサルティングの独立したコンサルティングファームとしての実力と市場からの評価を示しています。
一気通貫のDX支援とグローバル構想
日立コンサルティングは、製造・流通分野と社会インフラ領域において、包括的なDX支援を提供しています。製造・流通分野では、研究開発部門のDX推進や工場のデジタル化(スマートファクトリー)など、具体的な課題に対するソリューションを提供するだけでなく、「自社に最適なDXとは何か」という根本的な課題の特定から、システム要件定義、実装までを一貫してサポートしています。
社会インフラ領域では、個別企業のDXに留まらず、社会全体を視野に入れた統合的なDX推進を支援しています。例えば、MaaSの分野では、鉄道輸送からラストワンマイルまでをシームレスにつなぐソリューションの構築に取り組んでいます。

これは、鉄道会社だけでなく、タクシー会社や各種モビリティサービス事業者など、多様なステークホルダーを巻き込んだ社会変革型のDX推進として注目されています。
日立コンサルティングは、日系企業という特性を活かし、グローバル案件にも積極的に参画しています。外資系コンサルティングファームの日本法人が国内案件中心となる傾向がある中、日立コンサルティングは、グローバルに展開する日立グループ企業の事業構想検討から、海外でのM&A支援、アジア地域におけるスマートシティ事業支援まで、幅広いグローバル案件を手がけています。

特に、日立グループの改革における中核的な役割を担っており、グループのグローバル展開に伴う事業構想の立案や実行支援において重要な存在となっています。このような実績は、グローバルでの活躍を目指すコンサルタントにとって、魅力的なキャリア機会を提供しています。
充実した研修体制と働きやすい環境
日立コンサルティングは、日立製作所の企業文化を受け継ぎ、「アップオアアウト」の考え方を持たず、長期的な視点での人材育成を重視しています。独自の標準コンサルティング手法を用いて、未経験者でも着実にスキルを習得できる体制を整えています。

研修制度は主に2つの柱で構成されています。1つ目は階層別の基礎研修で、未経験者向けのコンサルティング基本スキル・手法研修から、マネージャー以上向けのマネジメント研修まで、職位に応じたプログラムを提供しています。特に第二新卒向けには、3ヶ月間のIT基礎研修と模擬課題ワークを実施し、基礎から実践まで丁寧な育成を行っています。

2つ目は「技術研修・専門講座」と呼ばれる技術研修制度です。これは、最新技術に関する知識習得のため、日立グループや外部専門機関による講座を選択して受講できる制度です。さらに、一部の社員は自宅研究員として大学院への派遣も可能で、アカデミアとの接点を持つ機会も提供されています。
ワークライフバランスの面では、2019年度で平均残業時間は22.9時間と、一般的なコンサルティングファームと比べて大幅に抑制されています。また、リモートワークの実施率は82.2%に達し、全国179か所のワークスペースを活用した柔軟な働き方を実現しています。


育児との両立支援も充実しており、最大3年間の育児休業取得が可能な他、時短勤務制度も整備されています。これらの取り組みは、厚生労働省認定の「えるぼし」「くるみん」を取得するなど、外部からも高く評価されています。

福利厚生面では、日立グループの持株会制度や確定拠出年金、財形貯蓄制度といった資産形成支援に加え、住宅補助や住宅融資補助などの生活支援も充実しています。さらに、副業制度も整備されており、監査法人系コンサルティングファームと比較して柔軟な働き方が可能です。

これらの施策は高い定着率にも表れており、2021年の離職率は7.6%と、コンサルティング業界の平均(約20%)を大きく下回っています。このような数字からも、長期的なキャリア形成を支援する企業文化と働きやすい環境が実現できていることが分かります。
弊社のYouTubeチャンネルでは、日立コンサルティングの魅力を徹底解説を解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
日立コンサルティングの転職難易度
日立コンサルティングへの転職難易度は、非常に高いとされています。転職難易度が高い理由は、同社の知名度の高さだけではありません。ここでは、より具体的にどのような知識やスキルが必要とされているのかを見ていきましょう。
転職難易度が高い理由①:SIer母体の特性を活かした高度な提案力の要求
立コンサルティングは、SIer企業である日立製作所を母体とする特徴を活かし、他のコンサルティングファームとは異なる独自の強みを持っています。この特徴は同時に、転職時に求められる能力の水準を高めている要因でもあります。
同社の最大の特徴は、コンサルティング機能を明確に分離し、クライアントのヒアリングやソリューション提案に特化できる体制を整えている点です。この体制により、クライアントの課題により深く関与し、具体的な解決策を提示することが可能になっています。そのため、以下のような高度なスキルが求められます。
- プロジェクトごとに異なる市場情報を素早くインプットする能力
- クライアント企業が抱える本質的な課題を発見するリサーチ力
- 技術的な前提知識を踏まえた課題解決策の立案
- クライアントに分かりやすく伝えるコミュニケーション力
- 実装を見据えた具体的なソリューションの提示能力
- 日立グループ企業との連携を活用した提案力
- システム導入までを見据えた実行計画の立案能力
ただし、注目すべき点として、同社はコンサルタントとしての経験を必須条件とはしていません。むしろ、製造業やIT業界からの転職者を積極的に受け入れており、各業界のトップティア企業出身者や中堅SIerのPM経験者など、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。
このように、日立コンサルティングでは、即戦力として活躍できる潜在能力を持った人材を広く求めているため、未経験者からの応募も多く、選考プロセスは複数段階に及びます。高度な専門性と実践力が求められる一方で、長期的な育成視点での採用も行っているため、総合的に見て転職難易度は高くなっています。
転職難易度が高い理由②:面接の難易度が高い
日立コンサルティングの面接選考は、コンサルティングファームとしての高い専門性と、長期的な育成を見据えた人物面の両面から、綿密な評価が行われることで知られています。
特に注目すべきは、キャリア採用においても新卒採用同様の「ケース面接」方式を採用している点です。これは、実際のビジネス課題に対する分析力、論理的思考力、問題解決力を評価するもので、入念な準備と実践的なトレーニングが必要とされます。
専門性の評価においては、具体的な実務経験や専門知識を問う質問が特徴的です。例えば、企業価値に関するプレゼンテーションとその解説を求められたり、過去の実務経験に基づくDX推進における課題分析を問われたりします。また、社会インフラ(水道事業など)の将来展望について見解を求められることもあります。さらに、「日本の電柱の数はいくつか」といった論理的推論力を問う質問も出題されることがあり、幅広い知見と分析力が試されます。
人物面の評価も非常に重視されています。長期的なキャリア形成を重視する同社では、学生時代の取り組みや成果、将来のキャリアビジョン、プライベートも含めた人生観、そして組織への適応性や協調性まで、深く掘り下げた質問が行われます。
このような多面的な評価に備えるためには、徹底的な準備が欠かせません。まず、コンサルティングの基礎スキルとしてのフレームワークやロジカルシンキングの習得、業界動向や最新技術トレンドの理解、そして数的推論力の強化が必要となります。
また、過去の実務経験については、具体的な成果を定量化し、課題解決プロセスを明確に説明できるよう、体系的な整理が重要です。さらに、日立コンサルティングでの明確なキャリアビジョンを描き、組織の価値観との適合性を理解した上で、長期的な成長プランを設計することも求められます。
このように、日立コンサルティングの面接では、専門性、論理的思考力、人物面など、多角的な評価が行われます。短期的な成果だけでなく、長期的な成長可能性まで見据えた深い選考プロセスが実施されることが、同社の転職難易度を高めている大きな要因となっています。面接対策においては、技術面での準備はもちろんのこと、自己分析や将来のキャリアプランについても十分な準備を行うことが、成功への鍵となるでしょう。
日立コンサルティングの求める人物像

日立コンサルティングは、「さまざまなパートナーとともに新しい価値を提供するイノベーター」を求めています。この理念のもと、多様な経歴を持つ人材を広く受け入れており、コンサルタントとしての経験の有無は問いません。ただし、経験の有無によって、求められる資質や適性は異なります。
未経験者に求められる資質
未経験者には、特に以下の二つの意識が重要とされています。第一に、自身の職場経験から得た課題を客観的に分析し、変革していこうとする問題意識、第二に、コンサルタントとしてのスキルを着実に習得していく成長意識です。
具体的には、製造業やインフラ業界で実務経験を積む中で感じた非効率な現状に対して、強い課題意識を持ち、第三者的な立場から変革をもたらしたいという志を持つ方との親和性が高いとされています。同社は長期的な人材育成を重視しており、一つずつ確実にスキルを積み上げながら、腰を据えてコンサルタントとしてのキャリアを築きたい方にとって理想的な環境を提供しています。
経験者に求められる資質
一方、コンサルタント経験者には、日立コンサルティングの強みである製造・インフラ領域における専門性をさらに高められる素養が期待されます。また、同社の特徴である「提案段階からクライアントに深く入り込む」スタイルに適応できる人材が求められます。具体的には、顧客課題に真摯に向き合い、確かな信頼関係を構築できる誠実さが重要な要素となります。
共通して求められる要素
経験の有無にかかわらず、以下の要素は共通して重視されています。
- 自身の経歴や強みを明確に理解し、具体的なキャリアビジョンを描けること
- チームワークを重視し、多様なステークホルダーと協働できること
- 長期的な視点で自己の成長とキャリア構築に取り組む姿勢
活躍している人材の特徴
実際に活躍している人材を見ると、パナソニックや三菱重工業といった大手製造業、デンソーやアイシンなどの自動車部品メーカー、さらには中堅SIerでのプロジェクトマネージャー経験者など、幅広い業界のプロフェッショナルが在籍しています。学歴面でも、旧帝大・早慶クラスに加え、MARCH・関関同立、一部の地方国立大学出身者など、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍しています。
また、ワークライフバランスを重視する方や、グローバルでの活躍を志向する方にとっても魅力的な環境を提供しています。平均残業時間の抑制、高いリモートワーク実施率、充実した育児支援制度に加え、海外M&Aやアジア地域でのスマートシティ事業など、幅広いグローバル案件に携わる機会も提供されています。
このように、日立コンサルティングは、高い専門性と変革への意欲を持ちながら、長期的な視点でキャリアを構築したい人材に対して、理想的な環境と成長機会を提供しています。技術的な知見とビジネス視点の両方を持ち合わせ、それらを活かして社会に貢献したいという志を持つ方との相性が特に高いと言えるでしょう。
日立コンサルティングの採用情報・求人情報
日立コンサルティングでは、事業戦略・業務改革、IT戦略・企画、IoT、AI・ロボティクス、グローバル、社会インフラなど、幅広い領域でコンサルタントを募集しています。同社は、産業DX、社会DX、イノベーション&ストラテジー、デジタル社会基盤など、複数のドメインで構成され、各分野のプロフェッショナル人材を求めています。コンサルタント経験の有無は問わず、高い専門性と変革への意欲を持つ人材を広く受け入れています。
待遇・福利厚生
日立コンサルティングは、コンサルタントのプロフェッショナルとしての活躍を支える充実した待遇制度を整えています。年収500~1,500万円の報酬体系に加え、業績連動型賞与と年1回の昇給により、成果に応じた処遇を実現しています。また、フレックスタイム制や裁量労働制の導入、在宅・サテライトオフィス勤務の活用、年間120日以上の休日と24日の有給休暇など、ワークライフバランスを重視した働き方を支援しています。
給与 | 年収500~1,500万円 ※経験・スキルを考慮のうえ、当社規定により優遇 |
---|---|
賞与 | 年1回(6月) ※業績、パフォーマンスに応じて支給 |
昇給 | 年1回(4月) |
勤務時間 | アナリストクラス:フレックス勤務制/1日7.75時間、コンサルタント~マネージャークラス:裁量労働制/1日7.75時間 |
勤務地 | <雇入れ直後>株式会社日立コンサルティング本社(麹町オフィス)但し、プロジェクトによっては出張もしくは駐在等の勤務有り(社員在宅勤務及びサテライトオフィス勤務規則に定める就業場所を含む)<変更の範囲>会社の定める場所(社員在宅勤務及びサテライトオフィス勤務規則に定める就業場所を含む) |
休日休暇 | 完全週休2日(土曜・日曜)、祝日、年末年始休暇(12/30~1/3)、慶弔休暇など ※年間休日120日以上 |
有給休暇 | 年間24日(ただし、入社初年度の付与日数は入社時期により按分) ※そのほか年次特別休暇(年間2日間)あり |
社会保険 | 健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険 |
募集中のポジション
2024年11月時点、日立コンサルティングでは、6つの主要ドメインで多様なコンサルタント人材を募集しています。産業DX部門では製造業のデジタル変革を担うDXコンサルタントや製造ITコンサルタントを、社会イノベーションドメインでは脱炭素やエネルギー分野のビジネスコンサルタントを求めています。
イノベーション&ストラテジードメインでは事業戦略や新規事業開発、M&A、さらに生成AIなど先端技術活用の専門家を、デジタル社会基盤ドメインでは官公庁・公共向けのDX推進やスマートシティ構想を担う人材を募集。加えて、金融DX部門ではFINTECH活用を推進するコンサルタントを、グローバル/地域部門では海外ビジネスや名古屋拠点での活動を担う人材を求めています。
勤務地は主に東京・麹町オフィスで、在宅やサテライトオフィス勤務も可能です。名古屋オフィスでの募集もあり、職種によっては国内外での出張や駐在の可能性があります。経験の有無を問わない職種も多く、幅広い人材の受け入れを行っています。
部門 | 募集職種 | 勤務地 |
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インダストリートランスフォーメーションドメイン(産業DX) | • DXコンサルタント(経験者/未経験可) • IT戦略コンサルタント • 製造ITコンサルタント(マネージャー/若手) • SCM/ECMコンサルタント • ビジネスコンサルタント(製造業向け) | 麹町オフィス[東京都千代田区] ※在宅勤務・サテライトオフィス勤務可 ※出張/常駐の可能性あり |
社会イノベーションドメイン(社会DX) | • 脱炭素ビジネスコンサルタント • エネルギー・通信業界向けコンサルタント • IT戦略/PMOコンサルタント • BPR/DXコンサルタント • 事業企画コンサルタント • サーキュラーエコノミーコンサルタント • SXビジネスコンサルタント • データドリブン改革コンサルタント • テクノロジー戦略コンサルタント | 麹町オフィス[東京都千代田区] ※在宅勤務・サテライトオフィス勤務可 |
イノベーション&ストラテジードメイン | • 事業戦略コンサルタント • 新規事業・サービスデザインコンサルタント • 戦略的提携・M&Aコンサルタント • ビジネスデザイン・トランスフォーメーションコンサルタント • ヘルスケアイノベーションコンサルタント • デジタル&イノベーションコンサルタント • 生成AI業務変革コンサルタント • 先端テクノロジーコンサルタント | 麹町オフィス[東京都千代田区] ※在宅勤務・サテライトオフィス勤務可 |
デジタル社会基盤ドメイン(公共) | • 生成AI等に関するELSIコンサルタント • 官公庁・公共コンサルタント • 公共向けDX・AIコンサルタント • 顧客協創ビジネスコンサルタント • サイバーセキュリティコンサルタント • 地方創生・スマートシティコンサルタント | 麹町オフィス[東京都千代田区] ※在宅勤務・サテライトオフィス勤務可 |
金融DX部門 | • ITアーキテクチャコンサルタント • FINTECH活用&異業種連携推進コンサルタント | 東京 |
グローバル/地域 | • グローバル専門コンサルタント • 名古屋拠点ビジネスコンサルタント | • 東京(海外出張/赴任の可能性あり) • 名古屋オフィス(国内外出張/転勤の可能性あり) |
日立コンサルティングの選考情報
弊社では、コンサルティングファームへの転職を目指す方々を全面的にサポートしております。 日立コンサルティングの選考の詳細や面接対策、最新情報について知りたい方は、ぜひ弊社のコンサルタントまでお問い合わせください。
経験豊富なコンサルタントが、選考の流れや面接での質問内容、答え方のポイントなどをお伝えいたします。 また、ご自身の経歴や強みを活かした面接対策のアドバイスも可能です。
現役コンサルタントに選ばれる
コンサル特化エージェント
- Bain & Company, Boston Consulting Group出身者によるCase interview対策
- Big4出身者による総合コンサルへの転職サポート
- オファー年収1,000万円以上の実績多数
- 現役コンサルタントからのご相談も多数
- 金融機関及び事業会社の役職者様からの転職実績も多数
- コンサル未経験者の転職実績も豊富
- リメディ唯一の社長や幹部経由の特別ルートでの応募も可能
- 非常に高い内定獲得率を実現するマンツーマン面接対策を実施
転職意思が固まる前の情報収集にも
ぜひご活用ください。
フェルミ推定
フェルミ推定とは、論理的思考能力に基づいて、予測が難しい数字を概算する方法です。ケース面接では最初にフェルミ推定を用いた売上や市場規模の予測の問題が出され、その後にケース問題が出題されるというパターンが多くあります。
フェルミ推定は下記の流れで行われます。
1)お題が出題される
2)5〜10分程度、お題について自分で考える
3)自分の考えを元に、面接官にプレゼンテーションを行う
4)面接官と議論しながら、考えを修正する
2.でお題について自分で考える時間が与えられますが、制限時間に対してあまり余裕がない状況が多く見られるため、しっかり対策を行うことが重要です。
弊社のYouTubeチャンネルでは、元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
フェルミ推定の詳細が気になる方はこちらの記事をご覧ください

ケース面接
ケース面接とは、与えられた問いに対して制限時間内に打ち手を提案する面接形式のことであり、課題解決のための論理的思考力が問われます。例えば「国内のバイオリン小売業者の売上向上施策を考えよ」という課題の場合は、前提確認→現状分析・構造化→ボトルネックの把握→施策立案という流れで課題を整理しつつ妥当性のある解答を導く必要があります。
ケース面接で面接官が注目するポイントは、問題を構造化して考えることのできる論理的思考力と、考えたことを正しく伝えることのできるコミュニケーション能力、クライアントの前に立つことのできる人間性を備えているかどうかです。
弊社のYouTubeチャンネルでは、元ベイン戦略コンサルタントがケース面接の理論や思考法を解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
ケース面接対策の詳細が気になる方はこちらの記事をご覧ください

面接でのポイント
面接のポイント
日立コンサルティングの面接のポイントは4つあります。
1次面接では、現職での経験(成功体験・失敗体験)や志望動機を通じて論理的思考力が評価されます。具体的な問題解決のプロセスを明確に説明することが求められます。
面接官とのやり取りを通じて、自分の考えを明確に伝え、相手の意見を理解し、それに対して適切に反応する能力が重視されます。特に逆質問の時間を有効に活用することが重要です。
自己紹介や志望動機の中で、自分の強みや経験を具体的に伝え、それが日立コンサルティングでどのように活かせるかを説明することが求められます。特に困難を乗り越えた経験を具体的に示すことが重要です。
面接に向けて、日立コンサルティングの事業内容や企業文化、志望動機についてしっかりと調べておくことが必要です。また、ESに記載した内容について深掘りされるため、どの角度から質問されても答えられるように準備しておくことが求められます。
弊社のYouTubeチャンネルでは、面接の質問集と答え方のポイントを解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
日立コンサルティングの労働環境
日立コンサルティングは、他のコンサルティングファーム企業と比べ、長期的な視点で人を育成する環境が整っています。未経験から育成するスタンスもあり、未経験者でもチャレンジしやすい企業と言えるでしょう。
日立コンサルティングでの働き方
日立コンサルティングでの働き方には、以下のような特徴があります。
① ワークライフバランスの重視

日立コンサルティングは、従業員が仕事と家庭を両立できるように支援しています。具体的には、ファミリーサポート休暇や在宅勤務、サテライトオフィスでの勤務を可能にする制度を整備しています。これにより、従業員は家庭の事情に応じた柔軟な働き方を選択できます。
② 女性活躍推進

また、日立コンサルティングでは、女性が長くやりがいを持って働ける職場づくりを進めています。育児休暇や介護休暇、短時間勤務制度などの導入により、ライフイベントによるキャリアの中断を防ぎます。また、キャリア形成のためのセミナーやカウンセリングも提供しています。
③ タイム&ロケーションフリーワーク

さらには、業務プロセスの効率化を図るため、時間や場所にとらわれない働き方を推進しています。モバイルPCの貸与などIT環境を整備し、在宅勤務やサテライトオフィスでの勤務を可能にすることで、従業員は自分の生活スタイルに合わせた柔軟なワークスタイルを選択できます。
④ 健康経営の推進

「健康経営優良法人2024」に認定されており、従業員の健康保持・増進活動を積極的に推進しています。安全と健康を守ることを基本理念とし、健康診断やストレスチェックなどを通じて従業員が健康で働ける環境を整えています。
日立コンサルティングの福利厚生
日立コンサルティングは、コンサルタントの持続的な活躍と成長を支える充実した福利厚生制度を整えています。基本的な社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)の完備に加え、カフェテリアプランとして年間7万円相当のポイントを付与し、個人のライフスタイルに合わせた柔軟な活用を可能としています。
ワークライフバランスの支援として、育児休暇は最大3年間、介護休暇は年間5日・通算1年の取得が可能で、時短勤務制度(最大4時間)も整備。また、キャリア形成支援として、最長2年の自己啓発休暇制度を設け、研修・セミナーの費用負担も行っています。
働き方の面では、リモートワークを積極的に推進し、ノートパソコンやWi-Fiルーターを支給、休暇制度も充実しており、完全週休2日制に加え、年間24日の有給休暇を付与しています。さらに、慶弔見舞金や予防接種補助など、生活面でのサポートも手厚く整備されています。このように、プロフェッショナルとしての活躍と、個人の生活の充実の両立を支援する制度が整っています。
カテゴリ | 福利厚生内容 |
---|---|
基本的な福利厚生 | ・社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険) ・カフェテリアプラン(年間7万円相当) |
育児・介護支援 | ・育児休暇(通算3年間) ・介護休暇(通算1年、年間5日) ・時短勤務制度(最大4時間勤務) |
自己啓発とキャリア支援 | ・社員自己啓発休暇制度(最長2年) ・キャリアアップ支援(研修・セミナー費用負担) |
その他の福利厚生 | ・リモートワーク推進(ノートパソコン、Wi-Fiルーター支給) ・各種手当(慶弔見舞金、予防接種補助) ・休日休暇制度(完全週休2日制、祝日、年末年始、有給休暇年間24日) |
日立コンサルティングのキャリアパス
社内でのキャリアパス

日立コンサルティングの社内キャリアパスは、アナリストからシニアディレクターまでの6段階で構成されており、各階層で求められる役割と必要能力が明確に定義されています。
キャリアの入り口となるアナリストは、プロジェクトメンバーとして上司の指導のもと着実な業務遂行と学習に励みます。次のステップのコンサルタントはサブチームリーダーとして独立した担当領域を持ち、シニアコンサルタントではチームリーダーとしてメンバーのマネジメントも担当します。
マネージャーに昇進すると、プロジェクト全体の統括やクライアント対応の責任を負い、シニアマネージャーでは長期的な視点での案件開拓も期待されます。キャリアの頂点となるシニアディレクター/ディレクターは、アカウントマネージャーとして10〜20名規模の組織運営と営業戦略の立案・実行を担います。このように、実務能力から組織運営力まで、段階的にスキルと責任範囲を広げていく体系的なキャリアパスが設計されています。
社外でのキャリアパス
1) 事業会社への転職
2) スタートアップ企業への転職
3) ファンド業界への転職
4) 別のファームへの転職
①事業会社への転職
コンサルティングファームでの経験を活かし、大企業での実務に携わりたいと考える方には、事業会社への転職が適しています。ここでは、戦略立案だけでなく、実行にも深く関与することができます。
②スタートアップ企業への転職
社会課題の解決に貢献したい、または新しい価値を創造したいという強い動機を持つ方は、スタートアップ企業への転職を検討する価値があります。ここでは、よりダイナミックな環境で、経営幹部としての役割を果たす機会もあります。
③ファンド業界への転職
投資の知見を深めたい、または企業価値を向上させるためのアドバイスを提供したい方には、PEファンドやベンチャーキャピタルへの転職が適しています。ここでは、コンサルティングのスキルを活かしつつ、投資家としての視点も磨くことができます。
④別のファームへの転職
自身の専門性を活かしたい、またはキャリアアップを目指す方は、他のコンサルティングファームへの転職を考えることができます。異なるファームでは、新たな案件や職位へのチャレンジが可能です。
これらの選択肢は、日立コンサルティングで培われたスキルや経験、そして築かれたネットワークを活用することで、より豊かなキャリアを築くための基盤となります。
弊社のYouTubeチャンネルでは、コンサルタントのキャリアパス、セカンドキャリアの選び方についてを徹底解説した動画を投稿しております。コンサル業界への転職にご興味のある方は是非一度ご覧ください。
自身が日立コンサルティングで通用するか知るためにやるべきこと
本記事では、日立コンサルティングの年収について解説してきました。コンサルティング業界を代表する企業ならではの高い水準の給料や、組織としての拡大規模、キャリアパスの充実度などを理解して頂けたかと思います。同社へ転職をしたいと思った時、「自分でも通用するのか」「どのような対策をすれば選考を通過できるか」など、不安点も多くあるかと思います。
本記事では、日立コンサルティングの選考対策にも言及しましたが、コンサルティングファームの選考は難易度が高くプロセスも特徴的なものを採用しているため、独学のみで採用を勝ち取るには限界があります。
リメディはハイクラス人材の転職に特化したエージェント会社です。弊社の特徴は何よりも内定率の高さにあります。コンサルティング業界出身のアドバイザーが、1on1で面談をし、コンサルティングファームに向いている人の特徴や、各社の違い・特徴、ケース面接の対策に至るまで、一貫してサポートいたします。
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