
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
森 大輔 | MORI Daisuke
早稲田大学を卒業後、KPMGグループに新卒入社。
その後、みずほ不動産投資顧問株式会社などの不動産ファンドにおいて、ホテル・オフィス・レジデンスのファンドレイズ業務に従事、またブティック系FASにおいて国内M&Aアドバイザリー業務も経験。
リメディ参画後は不動産ファンド業界やM&Aファームの採用支援に従事。
FAS出身者が
徹底的に選考対策を実施
- FAS出身者による業界・採用動向解説
- Big4出身者による転職サポート
- FAS未経験者の転職実績も豊富
- FAS業界出身者がカバーする独占案件のご紹介
- 非常に高い内定獲得率を実現するマンツーマン面接対策を実施
転職意思が固まる前の情報収集にも
ぜひご活用ください。
KPMG FASの企業情報
KPMGは世界4大監査法人グループ(BIG4)の一角であり、監査、税務、アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワークです。世界147の国と地域のメンバーファームに219,000名以上の人員を擁し、サービスを提供しています。その中でもKPMG FASはアドバイザリー分野を手掛けるグループ会社になります。
KPMG FASの事業内容
KPMG FASは、M&Aに関するフィナンシャル・アドバイザリーサービスを提供する会社であり、KPMGの海外ネットワークとの連携の下、経営戦略の立案から、M&A/PMI・事業再生支援のほか、企業内不正調査・防止策の策定まで、顧客企業の課題を解決し、企業価値の向上を支援します。主な事業内容は、経営戦略、M&A/PMI、事業再生、フォレンジックの4つに分けられます。
経営戦略
事業計画・新規事業・市場戦略・M&A戦略などの立案、グループ経営体制の構築など、「方針・戦略・組織づくり」といった経営の根幹に関わる課題に対してのアドバイザリーサービスの提供を行います。戦略策定からPMI(M&A後の統合)、さらには事業再編に至る幅広い領域において、ワンストップで支援できる強みがあります。
具体的には下記のようなサービスを提供しています。
サービス一覧 | サービス内容 |
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全社戦略・事業戦略立案 |
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事業ポートフォリオの組み換え(Portfolio Review and Capital Allocation) |
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PBR向上支援サービス |
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無形資産投資支援 |
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新規事業開発(Growth Strategy) |
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コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)の推進支援 | (詳細なし) |
海外進出支援(Growth Strategy) |
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M&A戦略立案(Deal Strategy) |
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ビジネスデューデリジェンス(Business/Commercial Due Dilligence) |
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技術・知的財産デューデリジェンス | (詳細なし) |
デジタル戦略(Digital Strategy) |
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オペレーション戦略・改善 |
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カスタマー・ブランド・マーケティング・アドバイザリー(CBMA) |
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事業計画、オペレーティング/財務モデル作成支援 |
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不動産関連アドバイザリー |
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M&A/PMI
KPMG FASが最も得意とする領域で、M&Aに関するワンストップ&トータルサポートでのアドバイザリーサービスの提供を行います。案件オリジネーションからクロージング、さらには取引後のポストM&A統合プランニングに至る幅広い領域において、専門性の高い知識と経験を有するプロフェッショナルがM&Aを成功へ導くためのアドバイザリーサービスを提供します。M&Aは、投資をしただけではその目的を達成したとは言えず、M&A戦略を形にするための統合作業が不可欠です。戦略から統合までワンストップで遂行できる点がKPMG FASの強みです。
具体的には下記のようなサービスを提供しています。
サービス一覧 | サービス内容 |
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バイサイドM&Aアドバイザリー |
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セルサイドM&Aアドバイザリー |
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デューデリジェンス |
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買収後のリスク診断支援 |
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バリュエーション(取引目的・会計目的) |
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統合支援(PMI)アドバイザリー |
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バリューチェーン統合 |
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IT/オペレーション統合 |
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資金調達アドバイザリー |
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インフラ・資源プロジェクトアドバイザリー |
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事業再生
不振事業の再生・再編あるいは売却・撤退、再生投資、オペレーションや財務の最適化、リストラクチャリングなど、企業や事業の再生・立て直しに関するアドバイザリーサービスの提供を行います。成長と再生・変革・再成長のサイクルを常時管理し乗り越える必要がある昨今の経営に対し、クライアントの状況に応じて、財務、戦略、経営、M&A等に精通する専門家の力を有する最適なチームを組成し、課題の特定、戦略立案、施策検討、アクションプランの実行まで、一気通貫でのサービスを提供します。
具体的には下記のようなサービスを提供しています。
サービス一覧 | サービス内容 |
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経営不振企業・事業のデューデリジェンス |
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資金繰り管理・安定化支援 |
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再建計画策定・実行・モニタリング支援 |
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利害関係者との交渉・利害調整 |
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M&A型事業再生におけるフィナンシャル・アドバイザリー |
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私的整理におけるアドバイス |
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法的整理(会社更生・民事再生)におけるアドバイス |
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コスト構造・業務改革に向けた施策の策定・実行支援 |
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組織・機能・ガバナンスの再設計・整備・運用支援 |
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サプライチェーン再構築・高度化支援 |
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運転資本最適化支援 |
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KPI再設計・経営管理高度化支援 |
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戦略オプション検討支援(継続・売却・清算) |
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事業撤退支援 |
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貸出債権評価・売買支援 |
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フォレンジック
不正・不祥事・データ改ざんなどの調査・対応・再発防止策の策定、サイバーセキュリティ対策、情報ガバナンス体制の構築など、企業の存続を脅かしかねないリスクの回避・排除に関するアドバイザリーサービスの提供を行います。KPMG FAS フォレンジック部門は、不正の予防・早期発見・対処(不正調査・危機対応・訴訟・仲裁支援等)を専門としている、不正・不祥事に関するプロフェッショナル集団であり、不正・不祥事に関するアドバイザリーをワンストップ対応できる体制を構築しています。
具体的には下記のようなサービスを提供しています。
サービス一覧 | サービス内容 |
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不正調査・危機対応支援 | 粉飾・横領等の不正調査、海外グループ会社に対する不正調査、品質不正・製品データ偽装の調査、デジタルフォレンジック、調査委員会サポートパッケージ |
サイバーセキュリティ/IT関連インシデント対応支援 | サイバーインシデントレスポンス、サイバーフォレンジック、システム障害原因調査、情報漏えいに関する調査 |
不正リスクマネジメント体制の高度化支援 | 不正リスク管理体制の構築支援、従業員アンケートによる不正リスク発見支援、グローバル・コンプライアンス体制の構築支援、グローバル行動規範の策定支援、内部通報制度高度化支援、外国公務員等への贈賄防止体制の構築支援、競争法・独占禁止法の遵守体制構築支援、マネー・ローンダリング(資金洗浄)防止関連サービス |
不正検知・モニタリングの高度化支援 | 不正検知・モニタリング/データ分析、子会社分析ツール |
サードパーティリスク管理関連サービス | サードパーティリスク管理関連サービス、企業・個人背景情報調査のグローバルソリューション(Astrus) |
M&AおよびPMIにおけるリスク管理・危機管理 | M&AおよびPMIにおける不正リスク・コンプライアンス対応支援、ジョイント・ベンチャー(JV)およびJVパートナーのモニタリング、サイバーセキュリティデューデリジェンス、M&Aにおけるプライバシーリスク診断サービス |
係争支援およびe-Discovery対応支援 | 訴訟関連サービス(係争支援における証拠収集・損害賠償に係る各種算定)、e-Discovery(e-ディスカバリー、電子情報開示、社内ディスカバリー支援サービス、損害保険向け査定・調査支援サービス |
知的財産権・契約遵守調査/ソフトウェア資産管理高度化支援 | 知的財産・契約遵守サービス(ロイヤリティ監査・ソフトウェアライセンス監査)、ソフトウェア資産管理サービス |
KPMG FASの特徴
KPMG FASの最も大きな特徴は、KPMGジャパンの各メンバーファームや世界中のKPMGのメンバーファームとのネットワークを駆使し、クライアント企業の個別の経営改題に焦点を合わせた的確なアドバイザリーサービスを提供している点です。これらの広範なネットワークにより、知識、人材、実績において特異な価値を提供しています。
各業界に関する国内外の最新動向に加え、アドバイザリー業務で培ってきた知見を活かし、日本企業の迅速かつ賢明な意思決定を後押しします。
戦略、財務、オペレーション、ガバナンス等の分野で高い専門性と幅広い経験を持つ人材が、顧客の経営課題に即したソリューションを提供します。
業界の先駆者として、長年にわたる豊富なプロジェクト実績を誇り、あらゆる場面を想定した“転ばぬ先の杖”を提供します。
業種別に編成された体制
12の主要業種ごとにインダストリアル・グループ体制を構築しており、業種ごとに国内外の最新動向に関する情報や知見を集約しています。また、海外のインダストリー・グループとの連携により、海外市場および同業他社分析や関連法規制等の最新動向など、顧客企業の海外展開に重要な経営情報をアップデートできます。
M&Aアドバイザリーにおけるマーケットプレゼンス

KPMGは2021年度のグローバルM&Aアドバイザリー案件数ランキングで2位となり、661件の案件を成約させています。1位のPwC(PricewaterhouseCoopers)の898件には及ばないものの、3位以下を大きく引き離す結果となっています。
特筆すべきは、KPMGがBig4の中で2番目に高い順位を獲得していることです。PwCに次ぐ2位となり、Deloitteの598件、Ernst & Young LLPの446件を上回りました。この実績は、KPMGがグローバルなM&A市場において確固たる地位を築いていることを示しています。
順位 | 企業名 | 案件数 |
1 | PricewaterhouseCoopers | 898 |
2 | KPMG | 661 |
3 | Goldman Sachs & Co | 633 |
4 | JP Morgan | 600 |
5 | Houlihan Lokey | 598 |
6 | Deloitte | 598 |
7 | Rothschild & Co | 555 |
8 | Morgan Stanley | 487 |
9 | Ernst & Young LLP | 446 |
10 | BofA Securities Inc | 359 |
KPMGは2021年度の国内におけるM&Aアドバイザリー案件数ランキングでも4位に入り、91件の案件を成約させています。三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ、野村に次ぐ結果となっています。
順位 | 企業名 | 案件数 |
1 | 三井住友フィナンシャルグループ | 142 |
2 | みずほフィナンシャルグループ | 128 |
3 | 野村 | 104 |
4 | KPMG | 91 |
5 | デロイト | 86 |
6 | PwC | 68 |
7 | ブルータス・コンサルティング | 65 |
8 | 大和証券グループ本社 | 60 |
9 | フーリハン・ローキー | 52 |
10 | 三菱UFJモルガン・スタンレー | 52 |
KPMG FASは国内ではBig4の中で最も高い順位を獲得しています。5位のデロイトの86件、6位のPwCの68件を上回る実績を残しています。この結果は、KPMGが日本国内のM&A市場においても重要な役割を担っていることを示しています。グローバルと日本の両方で高い順位を維持しているKPMGは、国内外の企業の成長戦略を支援し、M&Aの分野で存在感を発揮し続けることが期待できるでしょう。
弊社のYouTubeチャンネルでは、KPMG FASの魅力を徹底解説した動画を投稿しております。FAS業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
KPMG FASの会社概要
代表取締役 | 知野 雅彦 / 岡田 光 / 澄川 徹 |
所在地 | 東京事務所 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目9番5号大手町フィナンシャルシティ ノースタワー 電話番号:03-3548-5770 大阪事務所 〒541-0048 大阪府大阪市中央区北浜3丁目5番29号日本生命淀屋橋ビル 電話番号:06-6222-2330 名古屋事務所 〒450-6426 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号大名古屋ビルヂング 電話番号:052-589-0520 福岡事務所 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1丁目12番14号紙与渡辺ビル 電話番号: 092-741-9904 E-mail:FAS-newgradsre@jp.kpmg.com |
パートナー | 穐田 工太郎 / 阿久根 貴彦 / 浅尾 兼平 / 浅川 俊介 / 阿部 薫 / 安西 忠康 / 井口 耕一 / 石井 一成 / 石井 秀幸 / 石井 利明 / 石堂 努 / 伊藤 俊介 / 伊藤 勇次 / 伊巻 寛幸 / 岩崎 拓弥 / 岩田 知孝 / 上田 耕一郎 / 上原 豊史 / 鵜飼 成典 / 内山 貴史 / 遠藤 正樹 / 太田 壮一 / 岡本 准 / 岡本 晋 / 小國 義之 / 梶川 慎也 / 加藤 健一郎 / 加藤 光康 / 金子 敦 / 上山 啓 / 亀谷 憲明 / 栗原 純一 / 栗原 隆 / Kropp Todd / 河田 英雄 / 小高 正裕 / 小松 浩幸 / 坂本 頼彦 / 佐々木 拓朗 / 佐藤 奈緒 / 佐野 智康 / 篠原 暁 / 高岡 俊文 / 高橋 恵太 / 滝本 哲嗣 / 田口 将世 / 竹内 茂一 / 橘 洋平 / 田中 秀和 / 田中 俊成 / 谷 千晶 / 中尾 哲也 / 長尾 基寛 / 長田 洋樹 / 中西 宏 / 中村 吉伸 / 那須 啓一郎 / 名畑 志帆 / 西嶌 宏之 / 萩原 卓見 / 浜崎 孝司 / 原 俊太郎 / Ford Paul / 福島 章弘 / 古澤 秀昭 / 堀田 知行 / 増田 航 / 松浦 健彦 / 三浦 孝之 / 三宅 大地 / 宮本 常雄 / 森谷 健 / 八代 真一 / 泰江 繁樹 / 矢野 幸一郎 / 山口 健一郎 / 山口 文義 / 山崎 敬太 / 吉岡 利晃 / 吉形 圭右 / 吉野 恭平 / 吉野 眞一 / 渡辺 志穂 / 渡辺 麻紀子 / 渡邉 智史 |
マネージングディレクター | 伊東 正巳 / 伊東 康彦 / 稲垣 雅久 / 岩田 宜子 / 大嶋 洋司 / 小野 砂知子 / 加藤 淳哉 / 河村 英明 / 駒田 純一 / 近藤 秋人 / 世羅 徹 / 高梨 壮夫 / 高橋 晃 / 津金 俊宏 / 長森 洋志 / 馬場 大輔 / 林 稔 / 福永 昌行 / 藤田 大介 / 古谷 公 / 三浦 貴治 / 村瀬 信康 / 横倉 淳史 |
KPMGグループの業績

KPMGグループは、世界4大会計事務所(Big4)の一角であり、143の国と地域に約273,000名を擁するプロフェッショナルファームのグローバルネットワークです。
地域別収益

FY2023の年間グローバル総収益は$364億で、地域別では、アメリカが$146億(現地通貨ベースで8%増、米ドルベースで7%増)、アジア太平洋が$61億(現地通貨ベースで4%増、米ドルベースで3%減)、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMA)が$157億(現地通貨ベースで11%増、米ドルベースで7%増)となりました。
地域別 | 総収益 |
Americas | $146億 |
Asia Pacific | $6.1億 |
EMA(EMA : Europe, Middle East and Africa, including India) | $15.7億 |
機能別収益

機能別業績を見ると、アドバイザリー部門が$159億の売上高を記録し、全体の業績を牽引していることがわかります。アドバイザリーは現地通貨ベースで7%増、米ドルベースで4%増と堅調な成長を示しており、KPMGの成長戦略の中核を担っています。
機能別 | 総収益 |
Audit | $12.6億 |
Tax & Legal Service | $7.9億 |
Advisory | $15.9億 |
KPMGの全体売上高は$364億(現地通貨ベースで8%増、米ドルベースで5%増)に達しましたが、この成果はアドバイザリー部門の力強いパフォーマンスに支えられたものです。今後もアドバイザリー部門を軸に、KPMGは着実な成長を遂げていくことが期待されます。
KPMG FASの転職難易度
ここまでKPMG FASの特徴や年収について解説してきました。同社の強みや高い水準の年収設計をご理解頂いた方には、ますます魅力的な会社に映っていることでしょう。ここからは、魅力的なKPMG FASの転職難易度について解説したいと思います。
結論、KPMG FASの転職難易度は非常に高いです。業界全体としてFASの採用数はコンサルティング業界などと比べてまだまだ少なく、内定獲得は狭き門となっています。さらに、業務の難しさと優秀な応募者の多さから、競争が激しさを推測できます。
KPMG FASの転職難易度が高い理由①:FAS業務の難易度の高さ
FAS業務はジュニア、ミドル、シニアの大きく分けて3つの層で異なります。業務のサポートがメインになるジュニアクラスであっても、財務スキルやファイナンスの知識が求められ、実際に作ったモデルをもとに銀行との折衝を行ったり、契約書のドラフトを作成するなど、業務範囲も多岐にわたります。
日々、大量の情報を処理することが求められるため、地頭の良さや論理的思考力だけでなく、Word、Excel、PowerPointを扱うハードスキルも求められます。こうした業務の難易度の高さが、転職難易度が高い理由の一つです。
役職 | 業務内容例 |
アナリスト~アソシエイト |
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バイスプレジデント |
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ディレクター~パートナー |
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FAS業界を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

弊社のYouTubeチャンネルでは、FASのキャリアパス、セカンドキャリアの選び方についてを徹底解説した動画を投稿しております。FASへの転職にご興味のある方は是非一度ご覧ください。
KPMG FASの転職難易度が高い理由②:優秀な方の応募が多い
KPMG FASへの転職難易度が高いもう一つの理由は、「優秀な人材の応募が多い」ことです。KPMG FASへの応募者の多くは、同業界のFASや大手証券会社(野村證券、大和証券、SMBC日興証券)、メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)、外資系コンサルティングファーム、M&A仲介会社などで実績を残してきた人材です。
選考プロセスにおいて、このような優秀な応募者と競い合うためには、応募者自身も同等の実績を持っているか、または入念な選考対策が必要不可欠です。こうした競争の激しさが、KPMG FASへの内定獲得を難しくしている要因の一つとなっています。
FAS業界への転職を考えている方は、自身の経験や実績を客観的に評価し、選考対策に十分な時間を割くことが重要です。また、専門家のアドバイスを求めることで、効果的な準備を進めることができるでしょう。
FAS出身者が
徹底的に選考対策を実施
- FAS出身者による業界・採用動向解説
- Big4出身者による転職サポート
- FAS未経験者の転職実績も豊富
- FAS業界出身者がカバーする独占案件のご紹介
- 非常に高い内定獲得率を実現するマンツーマン面接対策を実施
転職意思が固まる前の情報収集にも
ぜひご活用ください。
KPMG FASの労働環境
KPMGは、各種社会保険や企業年金制度など充実した福利厚生を提供しており、従業員の安心とワークライフバランスをサポートしています。また、休日・休暇制度も整っており、ライフイベントに合わせた休暇の取得が可能です。KPMGは従業員の福利厚生を重視し、働きやすい環境づくりに尽力しています。
福利厚生・社内制度
KPMG公式HPによると、同社では充実した福利厚生制度を提供しています。
- 各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
- 公認会計士企業年金基金
- 健康保険組合カフェテリアプラン
- マッサージルーム(東京事務所隣接ビル内、施術費用:30分、500円)
- 育児・介護短時間勤務
社会保険は健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険が完備されており、従業員の安心をサポートしています。また、公認会計士企業年金基金や健康保険組合カフェテリアプランなど、長期的な資産形成や健康管理をバックアップする制度も整っています。
東京事務所隣接ビルには、リーズナブルな価格で利用できるマッサージルームが設置されており、従業員のリフレッシュに役立っています。さらに、育児や介護との両立を支援するため、短時間勤務制度も導入されています。
休日、休暇
休日・休暇についても手厚い制度が用意されています。
- 土曜日・日曜日・国民の祝日、創立記念日、年末年始(12月29日~翌年1月4日)、その他会社が定める日
- 出産・育児休暇、介護休暇、慶弔休暇
- 年次有給休暇(初年度 4月入社の場合8日、10月入社の場合10日。最大年20日)
- 特定有給休暇(初年度 4月入社の場合3日、10月入社の場合6日)
土曜日、日曜日、国民の祝日に加え、創立記念日や年末年始(12月29日~翌年1月4日)も休日となっています。また、出産・育児休暇、介護休暇、慶弔休暇など、ライフイベントに合わせた休暇制度が整備されています。
年次有給休暇は、初年度で4月入社の場合8日、10月入社の場合10日が付与され、最大で年間20日まで取得可能です。加えて、特定有給休暇も初年度で4月入社の場合3日、10月入社の場合6日が付与されます。
以上のように、KPMGは従業員の福利厚生に力を入れており、働きやすい環境づくりに努めていることがわかります。
KPMG FASの役職ごとの業務内容・キャリアパス
KPMG FASでは、個人のスペシャリティの形成とは別に、キャリアを積み重ね、一定の要件を満たすことで、次のキャリアステージ(役職)へと昇進していきます。
各キャリアステージには、組織、プロジェクト、チームのマネジメントに関する明確な役割とミッションが定義されており、従業員には、それぞれの役職に応じた行動と成果が厳格に求められます。
役職ごとの主な業務内容・ミッション
役職ごとの主な業務内容・ミッションは以下の通りです。
役職 | 主な業務内容・ミッション |
Junior Associates / Analyst | 上位者の指示に基づき、タスク単位での自己管理をしながら、能動的に作業を推進する |
Senior Associates / Associates |
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Senior Manager / Manager |
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Director |
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Partner / Managing Director |
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未経験者の場合、多くはジュニアアソシエイト・アナリストという職位からキャリアをスタートします。この職位では、上位者の指示に基づきながら、タスク単位での自己管理と能動的な作業の推進が求められます。経験を積むことで、次のステップであるシニアアソシエイト・アソシエイトに昇進します。
この段階では、プロジェクトで定められたスコープや成果物に基づくタスクを自律的に確実に遂行することが求められます。また、下位のメンバーを教導しながらタスクを推進し、ある領域のマネジメントを担う役割も与えられます。
入社から約7年後には、管理職であるマネージャーやシニアマネージャーへの昇進が期待されます。この職位では、複数または大型のプロジェクトを計画的かつ高品質に遂行することがメインミッションとなります。また、プロジェクトメンバー一人一人のキャリアパスを理解し、定期的なフィードバックを通じて具体的な課題とスキル向上に向けた指導を行うことも重要な役割です。
マネージャー・シニアマネージャーとして一定の成果を収めると、ディレクターへの昇格が可能になります。ディレクターは、担当するセクター/アカウントやサービスラインを越えて、会社全体の成長や利益のために優れたバランス感覚を発揮することが求められます。また、メンバーが目指すべきロールモデルとなることも期待されています。
キャリアパスの最終段階がマネージングディレクター・パートナーです。この職位では、組織全体のマネジメントと経営を担うことが主な業務となります。
KPMG FASで専門性を極めるための、2つのアプローチ
M&A・戦略コンサルタントとして自らの専門性を極める方法として、2つのアプローチがあります。
1つ目が特定のプロセスにフォーカスすることです。
例えば、デューデリジェンスやバリュエーションなど、M&Aのある特定のフェーズにおける業務分野への専門性を極める、という方向性です。「業界・規模などを問わず様々な案件に対応できるデューデリジェンスのスペシャリスト」といったように、特定のプロセスを深掘りしていくキャリア形成です。
2つ目が特定の業界にフォーカスすることです。特定のプロセスではなく、特定の業界・インダストリーに特化してキャリアを磨いていくことで、「製薬業界のM&A全般に詳しい」「ITベンチャーのM&Aに強みがある」といったように、特定の業界や分野へのスペシャリティを極めていくキャリア形成です。
一方、こうしたキャリア形成の方法はコンサルティング業界では多く採用されていますが、KPMG FASではキャリアアップの制度として設けられているわけではありません。
同社は能力やスキル、経験、今後挑戦したいことなど、各個人の強みや個性を活かし伸ばしていくことを重視していることを明記しており、例えば「IT業界の特にバリュエーションに非常に詳しい」など分野を絞ったキャリア形成や、反対に「非常に幅広い業界に強みを持つ」といったキャリア形成を実現できます。
様々な分野のスペシャリストからなるチームを編成して取り組むM&Aだからこそ、人材の多様性が極めて重要であり、それが同社の強みでもあります。そのため、現時点で特定の業界やプロセスに強いこだわりが無くとも、幅広い業界、プロセスに関わる中で自身の専門を決め、柔軟に強みを身につけることが出来る環境と言えます。
KPMG FASの採用情報
KPMG FASの求める人物像
KPMG FASの最大のリソースは人材であることが明記されています。
高い専門性と倫理性を身につけたプロフェッショナルがクライアントファーストの姿勢で各種サービスの提供に取り組むことで、豊富な案件実績を挙げています。
また、同社の特徴的な点として、顧客企業のリピート率が非常に高いことが挙げられます。徹底的な顧客志向を貫く姿勢が、クライアント企業から高く評価された結果、高いリピート率を実現しています。これらの点から、KPMG FASの求める人物像は下記3つが土台にあると予想できます。
- クライアントファースト
- プロフェッショナルとして成長し続ける気概
- 高い専門性と倫理性
選考ではこれらの項目をアピールできるよう、準備をする必要があります。
KPMG FASの採用情報・求人情報
KPMG FASでは、部門ごとに経験者採用も行っております。以下では2024年5月時点で募集されているポジションを紹介いたします。
経験者採用
採用ポジション | 職務内容 |
Corporate Finance部門 マネージャー候補/シニアアソシエイト/アソシエイト |
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Transaction Services部門 シニアアソシエイト/アソシエイト |
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Turnaround & Restructuring部門 シニアマネージャー/マネージャー/シニアアソシエイト/アソシエイト/ジュニアアソシエイト | <事業再生アドバイザリー> 財務及び事業に関する深い知見をもって、クライアント並びにその投融資先に対して主に以下のアドバイザリーサービス提供
<事業変革アドバイザリー> M&A、再生、再編という局面において、事業変革の専門性をもって、クライアント・対象企業の財務目標達成に向けたビジネスパフォーマンス向上の実現支援
<ホスピタリティ・セクター> ホスピタリティ関連プロジェクトに関するアドバイザリーサービス
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Forensic部門 マネージャー(候補)/シニアアソシエイト/アソシエイト | <フォレンジックコンサルタント(不正の予防・発見・対処)>
※上記は雇入れ直後の業務範囲であり、会社の定める業務内容に変更の可能性あり |
Strategy & Integration部門 ディレクター/シニアマネージャー/マネージャー/シニアアソシエイト/アソシエイト/ジュニアアソシエイト | <Integration & Separation 業務> KPMGでグローバルに展開するIntegration & Separation サービスの日本拠点として、PMI(M&A後の企業・事業統合)やセパレーション(事業売却)の支援 <人事・組織アドバイザリー業務> 人事・組織に関するアドバイザーとして主に以下の業務を支援
※上記は雇入れ直後の業務範囲であり、会社の定める業務内容に変更の可能性あ |
Financial Services Group部門 マネージャー/シニアアソシエイト/アソシエイト |
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Corporate Strategy & Support(Digital)部門 アソシエイト~マネージャー | <データ・サイエンティスト/アナリスト業務>
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KPMG FASの選考情報
弊社では、FASへの転職を目指す方々を全面的にサポートしております。KPMG FASの選考の詳細や面接対策、最新情報について知りたい方は、ぜひ弊社のコンサルタントまでお問い合わせください。
経験豊富なコンサルタントが、選考の流れや面接での質問内容、答え方のポイントなどをお伝えいたします。 また、ご自身の経歴や強みを活かした面接対策のアドバイスも可能です。
FAS出身者が
徹底的に選考対策を実施
- FAS出身者による業界・採用動向解説
- Big4出身者による転職サポート
- FAS未経験者の転職実績も豊富
- FAS業界出身者がカバーする独占案件のご紹介
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FAS業界の選考面接でのポイント
FAS業界の選考のポイントは大きく4つあります。
- M&Aアドバイザーとしての知識
- ケース面接
- M&Aアドバイザーに対する意欲
- マーケット動向
下記でそれぞれ解説していきます。
M&Aアドバイザーとしての知識
M&Aアドバイザーとしての知識を問う問題として、DCF法とSPA(株式譲渡契約書)の知識の2つについて聞かれることが多いです。
DCF法とは、企業価値評価法の一つで、会社が将来生み出す価値をフリーキャッシュフローで推計し、資本コスト(WACC)で割り引いて現在価値(DCF)に換算して会社を評価する手法です。あらゆるバリュエーションの中で最も論点が多いため、M&Aアドバイザーとしての知識を問う問題として聞かれることが多いです。
SPA(株式譲渡契約書)の知識については、代表的な条項の中でも表面保証、誓約条項、補償の内容について聞かれることが多いです。これらの条項は、どのような理由であっても一般的に記載されている内容が多いため、面接官が質問しやすく、そうした理由から聞かれることが多いです。
ケース面接
一般的なケース面接の問題の他に、M&Aケースの出題がされることがあります。例えば、下記のような問題が出題されます。
「複数事業をやっている会社のポートフォリオ戦略を考えるにはどのような切り口で戦略を練っていけば良いか?」
「あるインターネット通販企業が、業績拡大のためにM&Aを考えている。この企業はどのような企業をM&Aで獲得すればよいだろうか?」
上記のような問題に対し、MECEに要素を並べつつ自らの考察を交え時間内に自分の回答を用意出来るようにする必要があります。
ケース面接対策を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

フェルミ推定を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください

弊社のYouTubeチャンネルでは元戦略コンサルタントの面接官が実際にフェルミ推定やビジネスケースに取り組む動画を投稿しておりFAS業界への転職をお考えの方はぜひご覧ください。
M&Aアドバイザーに対する意欲
M&Aアドバイザーには一定のハードワークが求められます。そのため、入社後に熱意を持って仕事を続けられるかどうかを見極めるために、意欲を測る質問をされるケースがあります。なぜM&Aアドバイザーになりたいのか、M&Aアドバイザーになった先で社会に対してどのようなことをやりたいのか、といった質問にしっかりと回答できるようにする必要があります。
また、「最近気になったM&Aは?」などの、知識を問う質問を投げかけるケースも有るため、自身の希望する業界のM&Aなどについては、日頃からアンテナを張ることが大切です。
マーケット動向
KPMG FASの選考では、マーケット動向や目立った動きをしている会社やファンドについて聞かれることがあります。例えば、アクティビストの動向についての質問の場合、「アクティビストとはどのような人たち?」や、「最近あったアクティビストが仕掛けたディールとは?」などの質問が考えられます。M&Aアドバイザーとしての業務とは直接関係無い場合もありますが、資本市場の仕組みやどのようなプレーヤーで回っているかの理解を問う問題として、出題される可能性があります。
弊社のYouTubeでもFAS転職における頻出問題を解説していますので、是非ご視聴ください。
KPMG FASへの転職を成功させるには
本記事ではKPMG FASの年収や難易度、特徴について解説してきました。FASとコンサルティング事業を含むKPMGのアドバイザリー業務は、世界規模で事業拡大を続けており、好条件での採用も拡大しています。そんな同社に転職をしたいと思った時、「自分でも通用するのか」や「どのような対策をすれば選考を通過できるか」など、不安点も多くあるかと思います。
本記事ではKPMG FASの選考対策についても触れていますが、FASの選考は難易度が高く独特な選考プロセスを採用しているため、独学のみでの対策には限界があります。
リメディはハイクラス人材の転職に特化したエージェント会社です。弊社の特徴は何よりも内定率の高さにあります。FAS業界出身のアドバイザーが、1on1で面談をし、コンサルティングファームに向いている人の特徴や、各社の違い・特徴、ケース面接の対策に至るまで、一貫してサポートいたします。
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