
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
緒方 隆恭 | OGATA Takayuki
東京大学を卒業後、三菱UFJ銀行に新卒入社。国内支店でMUFGの各種金融ソリューションの法人営業に従事し、銀行表彰を受賞。入社3年目で海外拠点に異動・駐在し、現地進出日系企業への融資・預金・為替デリバティブ商品等の法人営業を担当。
その後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向し、投資銀行本部にてカバレッジ業務に従事。上場企業のM&A(TOB・経営統合等)やエクイティファイナンス(IPO・PO等)のオリジネーション(案件獲得活動)・エグゼキューション(案件執行)を経験。現在はハイキャリア層や金融プロフェッショナルを中心とした採用・転職支援を行う。
本記事のポイント
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判はどう判断するか?
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判は、応募部署の働き方・報酬と評価・規制対応の負担・市況による業績変動という4つの観点が、自分の希望条件に合うかで判断しましょう。男女別・職階別の平均残業時間は部署の実態を示さず、報酬・評価方針は提示年収や昇進を保証しません。公表された内部統制の方針から業務負荷は分からず、過去の利益も将来の安定性を保証するものではありません。残業や報酬、担当業務について譲れない条件がある方は、応募部署の実態と提示条件を確認し、合わなければ他の求人と比較するのがよいでしょう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の残業時間は長いか?
親会社の有価証券報告書(2026年3月期)によると、MUMSSの1か月あたり平均時間外労働は男性35時間・女性19時間で、職階別の差も開示されています。同社は2026年に健康経営優良法人の大規模法人部門に4年連続、ホワイト500に2年連続で認定され、フレックスタイム制・在宅勤務制度を導入しています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券に向いている人はどんな人か?
1. 金融・証券の専門性を極めたい人
M&Aアドバイザリー・投資銀行・資産運用など、証券業の最前線で高度な専門知識を習得したい方に向いています。プロ人材育成を掲げる同社では、研修制度や外部派遣制度が整備されており、専門性向上の機会が多いです。
2. グローバルな環境で働きたい人
モルガン・スタンレーの世界42ヵ国のネットワークが事業上の強みです。グローバル案件に関心がある方は、募集職種の業務内容と、海外拠点との連携や英語使用の範囲を確認するとよいでしょう。
3. 報酬と評価制度を確かめて選びたい人
同社の有価証券報告書開示の平均年間給与は1,212万円(2026年3月期)です。ただし、平均値は中途入社時の提示年収や昇進時期を示すものではありません。応募ポジションの報酬内訳と評価基準を確認しましょう。役職別の給与レンジや平均年収の詳細は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の年収・役職別レンジで確認できます。
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三菱UFJモルガン・スタンレー証券とはどのような会社か
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(MUMSS)は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とモルガン・スタンレーが共同出資するジョイントベンチャー証券会社です。2010年5月に現在の形へと再編され、MUFGの国内ネットワークと、世界42ヵ国に展開するモルガン・スタンレーのネットワークを活かしています。
公式サイトの「当社の強み」には、M&Aアドバイザリー1位・日本国債落札総額1位の実績が掲載されています。M&Aは2024年4月〜2025年3月の日本企業が関わる公表案件で、不動産取得案件とモルガン・スタンレーがアドバイザーとなった案件を含み、国債は2024年度の実績です。日本格付研究所の長期格付はAAです。リテール・法人・投資銀行・市場商品・リサーチと幅広い事業ラインを持っています。
2025年3月31日現在の従業員数は5,688名で、資本金は405億円。現在の取締役会長(社外取締役)は田村 浩四郎氏、取締役社長兼CEOは関 浩之氏です。めざす姿として「クオリティNo.1・お客さま満足度No.1」を掲げ、社員の専門性向上に取り組んでいます。
会社概要
| 社名 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |
|---|---|
| 英名 | Mitsubishi UFJ Morgan Stanley Securities Co., Ltd. |
| 設立 | 2009年12月1日(創業:1948年3月4日) |
| 資本金 | 405億円 |
| 従業員数 | 5,688名(2025年3月31日現在) |
| 会長・社長 | 取締役会長(社外取締役)田村 浩四郎 / 取締役社長兼CEO 関 浩之(2026年10月確認) |
| 本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ |
| 事業内容 | 金融商品取引業(第一種・第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業) |
| 登録番号 | 関東財務局長(金商)第2336号 |
| 親会社 | 三菱UFJ証券ホールディングス |
| MUMSSの合弁出資比率(グループベース) | MUFG側約60%・モルガン・スタンレー側約40%(同社公式「当社の強み」) |
外資×邦銀の合弁ならではの4つの実態 — 残業・評価制度・規制・市況
転職先として判断するには、残業時間、評価制度、規制対応、市況による業績変動を分けて見る必要があります。会社全体の平均や制度の有無だけで、配属部署の働きやすさまで判断することはできません。
- 月平均残業時間と職階別の差
- 評価制度とキャリア形成
- コンプライアンス強化への継続的取り組み
- 証券市場に連動した業績の波
月平均残業時間と職階別の差
親会社の有価証券報告書は、MUMSSの男女別・職階別の時間外労働を開示しています。会社全体の値だけで、部署ごとの繁忙や自分の担当業務を推定することはできません。
同社はフレックスタイム制・在宅勤務制度を整備し、プラチナくるみん認定も取得しています。制度の利用条件や残業の実態は、配属部署ごとに確かめてください。
働き方を重視する場合は、平均値に加えて、希望部署の繁忙期の残業時間や勤務時間の裁量を確認してください。
評価制度と自律的なキャリア形成
親会社の有価証券報告書では、MUMSSの報酬について、社員の成果や貢献度などを考慮し、公正な評価に基づいて決定する方針を示しています。ただし、これだけでは個別部署の評価基準や昇進までの期間は分かりません。
同社は専門性の向上を支援し、外部派遣を公募化しています。専門知識と実務スキルの向上に向けたプロ人材候補養成コースも設置されています。
自律的にキャリアを考えたい方は、応募部署で求められる成果と利用できる育成制度を確認しましょう。目標設定の方法、評価の頻度、上司からのフィードバックは、入社前に聞いておきたい点です。
コンプライアンス体制の現状
親会社の有価証券報告書では、リスク管理、コンプライアンス、情報管理を徹底する方針が示されています。規制対応や内部統制に関心がある方は、応募ポジションが担う業務と責任の範囲を確かめてください。
選考では、応募部署の情報管理ルール、業務上の承認手続き、コンプライアンス研修の内容を聞いておくと、入社後に求められる対応を把握しやすくなります。
証券業界の市況依存性と業績変動
証券会社は株式・債券市場の動向に業績が左右される業態です。親会社の有価証券報告書も、市場環境の変化によって財政状態や経営成績が影響を受ける可能性を挙げています。
同社のディスクロージャー誌では、経常利益は2023年3月期の約470億円から2025年3月期の約782億円へ増加しています。2025年3月期の純利益は約549億円でした。さらに2026年3月期は経常利益988億94百万円、純利益740億26百万円を計上しています。
過去の増益だけで将来の安定性は判断できません。入社を検討する際は、担当部門の収益構成や、自分の業務が市況の影響を受ける場面を確認するとよいでしょう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の労働時間とリモート勤務状況
残業時間の実態と改善への取り組み
親会社の有価証券報告書(2026年3月期)では、MUMSSの1か月あたり平均時間外労働は男性35時間・女性19時間です。職階別では一般職層が男性23時間・女性13時間、経営職階が男性42時間・女性37時間です。全体の平均をそのまま希望部署の残業時間と考えず、配属先の実態を確認しておきたいところです。
同社は2026年に健康経営優良法人の大規模法人部門に4年連続、ホワイト500に2年連続で認定されています。また、MUFGグループ意識調査を毎年実施し、社員の仕事への意欲や職場でのコミュニケーション、上司への満足度を把握しています。出所:公式サイトの従業員への取り組み。
弊社の見解:この有価証券報告書で開示されているのは男女別・職階別の平均値であり、この開示だけでは配属部署の残業実態は分かりません。選考では、繁忙期や担当業務で必要になる時間外対応を確認しておきたいところです。
リモートワーク・フレックス制度の活用状況
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、フレックスタイム制と在宅勤務制度が導入済みです。制度があることと、希望部署で利用できる条件は分けて考える必要があります。
面接では、在宅勤務の対象業務や利用条件、出社が必要な場面、フレックスの運用方法を確認しておくと、入社後の働き方を見通しやすくなります。
育児・介護支援制度(プラチナくるみん認定)
同社は厚生労働省の「プラチナくるみん認定」を取得しています。これは子育て支援に取り組む企業のなかでも、特に高い水準の認定です。公式採用サイトは、早期復職支援・両立サポートや、仕事と育児のサポーター制度を紹介しています。
ダイバーシティ推進の観点でも、専門誌「evolution」の発行やDEI推進活動を継続しています。女性活躍推進の具体的な取り組みも公式HPで紹介されており、多様な人材が活躍できる環境づくりを重視する姿勢が見て取れます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の給与水準と報酬の決まり方
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)の従業員給与は、親会社である三菱UFJ証券ホールディングスの2026年3月期有価証券報告書「最大人員会社の状況」区分での開示が最新です。平均年間給与は1,212万円(平均年齢44歳1ヵ月、従業員数5,824人)です。
同報告書によると、MUMSSの報酬は主に給与と賞与で構成されます。給与は職責と能力、賞与は経営環境と個人の業績を踏まえて決まります。平均年間給与は、個々の中途採用の提示年収を示すものではありません。
同業他社との年収水準を比較する際は、各社が有価証券報告書で開示する最新の平均年間給与を確認することをおすすめします。平均給与の年度と対象会社・従業員の範囲をそろえて比較し、提示年収は応募職種の条件で確認しましょう。なお、野村證券の年収についての詳細記事も参考になります。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の事業上の強みと育成制度
- M&A・国債の実績と格付け
- MUFGとモルガン・スタンレー双方のグローバルネットワーク
- 研修・キャリア支援
メリット①:M&A・国債の実績と格付け
同社が公表する実績は、M&Aアドバイザリー1位・日本国債落札総額1位です。M&Aの対象は2024年4月〜2025年3月の日本企業が関わる公表案件で、不動産取得案件とモルガン・スタンレーがアドバイザーとなった案件を含みます。国債は2024年度の実績です。日本格付研究所の長期格付はAAとなっています。
大型M&A案件や国債関連の業務に関心がある方は、募集職種が担う案件の種類と、自分の役割を確かめて応募先を選びましょう。
メリット②:MUFGとモルガン・スタンレー双方のグローバルネットワーク
同社は、世界42ヵ国に展開するモルガン・スタンレーのネットワークと、MUFGの国内基盤を活用することを強みとして紹介しています。海外案件に関わる機会や英語を使う頻度は、募集職種の業務内容に照らして確認してください。金融業界の同業他社の状況については、みずほフィナンシャルグループの年収・待遇の実態も参照ください。
メリット③:研修・キャリア支援
また、外部派遣制度の公募化や「プロ人材候補養成コース」など、専門性向上を支援するキャリア開発制度があります。ウェルスマネジメントの募集要項には、CFPの取得推奨と、資格取得の自己啓発支援の記載があります。支援の対象や条件は応募職種ごとに確かめてください。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券への転職市場と採用動向
中途採用の募集職種と選考
公式キャリア採用サイトは、経験・スキルに応じた募集職種への応募を案内しています。選考フローは「書類選考→1次〜4次面談→最終面談(人事)→内定→入社」です。面談回数は部門ごとに異なります。
応募可否は、募集職種ごとの必須条件と歓迎条件で確かめましょう。実務経験や資格がどの条件に当たるかを確認し、条件を満たす経験を応募書類で具体的に示すことが必要です。大手金融機関への転職事情については、三井住友銀行の年収・転職難易度の記事も参考になります。
転職後の働き方・文化への適応
同社のキャリア採用サイトは「プロフェッショナルも、これから新たなフィールドに挑戦する方も歓迎」と案内しています。業界経験の有無だけで判断するのではなく、各募集職種が求める経験やスキルを確認して応募先を選びましょう。
入社後の期待役割、引継ぎや研修の期間、評価方法を選考で確かめておくと、経験を生かせるかを具体的に判断できます。社員の自律的なキャリア形成を支援する方針は、親会社の有価証券報告書にも示されています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が向いている人・入社前の確認点
向いている人
以下の希望がある方は、同社の事業や育成制度と照らして応募先を検討できます。
1. 金融・証券のプロフェッショナルとして成長したい人
M&Aアドバイザリー・資産運用・国際業務など、証券業の最前線で専門知識を習得したい人に向いているでしょう。プロ人材育成を掲げる同社では、専門性向上のための制度と機会が豊富に用意されています。
2. グローバルな業務環境を求める人
同社はモルガン・スタンレーの世界ネットワークを活かした業務を展開しています。海外案件に関わりたい方は、募集職種と担当範囲が希望に合うかを確認しましょう。
3. 提示年収と評価制度に納得できる人
提示された給与・賞与の条件や評価基準に納得できるかが、判断の分かれ目です。固定給や賞与の変動幅が希望に合わない場合は、他の求人も比較して応募・入社を決めましょう。
入社前に確認しておきたい点
以下のような優先順位を持つ方は、入社前に職場環境をより詳しく確認しておきたいところです。
1. ワークライフバランスを最優先にしたい人
希望する部署の繁忙期を含む残業実態や在宅勤務の利用条件が、譲れない働き方の条件に合わない場合は、他の求人も比較しましょう。家族との時間や副業・趣味を重視する方は、応募前にその条件を具体的に決めておくと判断しやすくなります。
2. チームでのサポートを重視する働き方を好む人
指導やサポートを重視する場合は、配属部署の研修、上司との面談、相談できる相手やチーム内の役割分担を確認しておきましょう。公式の育成制度があっても、入社後にどの制度を使えるかは確認が必要です。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券への転職支援
証券・金融業界への転職を検討している方は、経験を生かせる職種、応募条件、働き方や報酬の希望を整理しておくと応募先を選びやすくなります。リメディでは、キャリアアドバイザーに転職の相談ができます。
リメディは15,000件以上の求人を保有しています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券への応募では、募集職種の必須条件に対応する経験と、その経験を入社後にどう生かすかを具体的に示すことが大切です。応募書類や面接で伝える内容に迷う場合は、キャリアアドバイザーへご相談ください。
あなたの経歴で狙える非公開求人と想定年収レンジを受け取る
業界特化のヘッドハンターが、公開求人に出ない選択肢と次の一手をご案内します。
まとめ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、MUFGとモルガン・スタンレーのジョイントベンチャーです。グループのネットワークを活かした事業と専門性を高める育成制度があり、健康経営優良法人・プラチナくるみん認定も取得しています。応募判断では、残業時間、報酬・評価制度、規制対応、市況による業績変動を分けて捉えることが要点です。
専門性を高めたい方はプロ人材育成や外部派遣制度、グローバル業務を希望する方は募集職種の担当範囲を確認しましょう。働き方や報酬を重視する方は、制度の利用条件、残業の実態、提示年収と評価基準を配属先ごとに確かめてください。
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