
監修者
リメディ株式会社 ヘッドハンター
平岡 弦 | HIRAOKA Gen
慶應義塾大学卒業後、デロイトトーマツグループの有限責任監査法人トーマツに新卒入社。パブリックセクター部門にて、官公庁へのアドバイザリー業務に従事しつつ、大手事業会社のシステム導入案件や機関設計領域におけるコンサルティング案件に従事。パブリックセクター部門では官公庁を通し、スタートアップのエコシステム組成に貢献し、スタートアップへの伴走支援も行う。その後、ヘッドハンターファームである株式会社アサインに参画し、取締役直下の組織にて、ハイエンド層のキャリア支援を担う。前職のコンサルティング業界の知見を強みとしつつ、コンサルティング業界への支援を軸に専門領域を広げ、様々な方へのご支援を実現。その後、当社にヘッドハンティングをされ、入社を決意し、現在はシニアコンサルタントとしてM&Aアドバイザリーファーム、戦略・総合コンサルティングファームなどを中心とした転職サポートに従事。20代若手からエグゼクティブ層まで、幅広い支援を経験し、業界トップクラスの実績を誇る。
本記事のポイント
FAS業界の面接は何回ありますか?
ファームの種別によって異なりますが、BIG4系FAS(DTFA・KPMG FAS・PwCアドバイザリー・EYなど)は2〜3回、独立系アドバイザリー(Houlihan Lokey・Lazardなど)は3〜4回が目安です(公開情報・各社採用ページベース)。BIG4系は1次:HR+マネージャー、2次:シニアマネージャー/ディレクター、最終:パートナーという流れが一般的です。選考全体の期間は書類通過後1〜2ヶ月が目安とされています。
FAS業界の面接でケース面接はありますか?
BIG4系FASの一部と独立系アドバイザリーでは財務・バリュエーション系のケーススタディが出題されることがあります。「この企業の株式価値をどのように算定しますか?」「このM&Aの買収価格の妥当性をどう考えますか?」といった財務的な思考を問う設問が典型です。戦略コンサルの市場推定問題とは異なり、DCF法・EV/EBITDAマルチプルなどの財務知識と論理説明力が重視されます。独立系IB(投資銀行系)ではモデリングテストが別途設けられる場合もあります。
FAS業界の面接で逆質問では何を聞くべきですか?
「現在注力している産業・業種のDD案件はどの分野ですか?」「アナリストからシニアアナリストへのプロモーションで特に評価される点は何ですか?」「DX・AIが財務DDの業務にどのような影響を与えていますか?」といった現場の仕事実態や将来の業務環境に関する質問が高く評価されます。調べればすぐにわかる採用人数・オフィスの場所といった質問は避け、働く視点から業務を理解しようとしている姿勢が伝わる質問を選びましょう。
FAS業界の面接の服装はスーツですか?
スーツ(ビジネス正装)が基本です。FAS業界は経営幹部・金融機関・ファンドなどを主要クライアントとするため、コンサルティング業界のなかでも特に保守的なドレスコードが求められます。オンライン面接であっても上半身はスーツ着用が無難です。私服可と案内されるケースはほぼなく、「スマートカジュアル」の判断も避けるのが安全です。
FAS業界の面接の所要時間はどれくらいですか?
1回の面接は30〜60分が一般的です。最終面接は1〜1.5時間になることもあります。独立系アドバイザリーではモデリングテストやケーススタディが別途設けられる場合があり、その場合は追加で1〜2時間かかるケースもあります。いずれも企業や選考の進み方によって異なりますので、事前に採用担当者に確認することをおすすめします。
FAS業界の面接対策・選考支援を受けるには?
FASはポジション数が限られており、非公開求人の比率が高い業界です。転職エージェント(キャリアアドバイザー)を活用すると、各ファームの選考傾向・過去の面接質問・採用担当者の見ているポイントなど、公開情報では得られない情報を入手できます。リメディではFAS・コンサル業界への転職支援実績があり、書類添削から模擬面接まで一貫したサポートを提供しています。記事末尾の相談窓口からお気軽にご相談ください。
FAS業界とは
FAS(Financial Advisory Services / ファイナンシャルアドバイザリーサービス)は、M&Aアドバイザリー・トランザクションアドバイザリー(財務デューデリジェンス)・企業価値評価(バリュエーション)・企業再生(リストラクチャリング)・フォレンジック(不正調査)などを専門とする、金融取引・企業変革の支援業界です。戦略コンサルや総合コンサルとは異なり、財務取引そのものの実務支援が中心となる点が最大の特徴です。
日本では1990年代後半から2000年代初頭の企業再編ブームを契機にFAS業界が拡大し、BIG4(デロイト・KPMG・PwC・EY)の日本法人がFAS専門部門を設立しました。近年はクロスボーダーM&Aの増加やPEファンドの活発化を背景に、財務デューデリジェンス・バリュエーション・ストラクチャリングの需要が高まっており、採用市場も継続的に活況です。
FAS業界で活躍するプロフェッショナルの出身は、公認会計士・税理士・銀行・証券・事業会社の財務部門など多岐にわたります。専門性の高さから年収水準は高く、アナリストの500〜700万円から、マネージャーで900〜1,200万円、パートナー/MDクラスでは2,500万円以上も珍しくありません(公開情報ベースの目安)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な業務 | M&Aアドバイザリー / 財務DD / バリュエーション / 企業再生 / フォレンジック |
| 主要ファーム(BIG4系) | DTFA / KPMG FAS / PwCアドバイザリー / EY Japan |
| 主要ファーム(独立系) | Houlihan Lokey / Lazard / Rothschild / ローランド・ベルガー |
| アナリスト年収目安 | 500〜700万円(公開情報ベース) |
| マネージャー年収目安 | 900〜1,200万円(公開情報ベース) |
| 求められる専門資格 | 公認会計士・CFA・MBA(必須ではないが有利) |
| 英語力の目安 | TOEIC 700以上(クロスボーダー案件はビジネス英会話必須) |
FAS業界の面接の流れと特徴
FAS業界の選考は、BIG4系FASと独立系アドバイザリーで回数・形式・評価軸が異なります。どちらをターゲットにするかによって対策の優先順位が変わるため、それぞれの特徴を事前に把握しておくことが重要です。いずれのファームも財務・会計の専門知識に加え、クライアント対応力と構造化思考力を重視する傾向があります。
| 項目 | BIG4系FAS(DTFA / KPMG FAS / PwCアドバイザリー等) |
|---|---|
| 面接回数 | 2〜3回(書類通過後) |
| 形式 | 個人面接主体(ケーススタディが出ることもある) |
| 面接官 | HR → マネージャー/シニアマネージャー → パートナー |
| 所要期間 | 書類選考〜内定まで1〜2ヶ月が目安 |
| オンライン対応 | 1次はオンラインが多め / 2次・最終は対面が多い |
| 英語面接 | ファームによって英語面接あり(クロスボーダー案件担当部門) |
| 項目 | 独立系アドバイザリー(Houlihan Lokey / Lazard等) |
|---|---|
| 面接回数 | 3〜4回(モデリングテストが別途設けられる場合あり) |
| 形式 | 個人面接+テクニカルラウンド(財務モデリング問題等) |
| 面接官 | アナリスト→VP/シニアアナリスト→MD/パートナー |
| 所要期間 | 書類選考〜内定まで1〜2.5ヶ月が目安 |
| オンライン対応 | ファームによって異なる |
| 英語面接 | 英語面接が多い(クロスボーダー案件が主力のため) |
BIG4系FASは組織規模が大きく毎年継続的な採用があるため、第一歩としてアクセスしやすい環境です。一方、Houlihan LokeyやLazardなどの独立系は採用ポジション数が少なく倍率が高い分、案件の裁量や報酬水準が高い傾向があります。自身のキャリアバックグラウンドと希望する業務スタイルに合わせてターゲットを選定することが、選考突破への第一歩となります。
FAS業界でよく聞かれる質問と回答例
FASの面接では、一般的なコンサル業界の質問に加えて、財務・M&Aに特化した技術的な質問が出題されます。以下の頻出質問について、面接官が何を評価しようとしているのかを理解した上で準備することが重要です。「正しい知識を知っているか」より「論理を構造化して説明できるか」を重視するファームが多い傾向にあります。
| 頻出質問 | 面接官の意図 | 回答のポイント |
|---|---|---|
| 自己紹介・職務経歴を教えてください | 経歴の一貫性・財務/M&Aとの接点の確認 | 1〜2分で経歴→FASとの関連性→志望理由の流れ。財務・会計の経験を具体的に示す |
| なぜFAS業界を志望しますか? | 業界・ファームへの理解と入社意欲の確認 | 「なぜコンサルでなくFASか」「なぜ当ファームか」を明確に区別して説明する |
| DCFによるバリュエーションを説明してください | 財務知識の深さと説明能力の確認 | FCF予測→WACC設定→PV計算→継続価値の流れを構造的に説明。計算の正確さより論理の筋道を重視 |
| 最近のM&Aニュースについて教えてください | M&A市場への関心度とリアルな業界理解の確認 | ディールの背景・ストラテジックラショナル・バリュエーション面の視点を交えて語る |
| クライアントや上司との困難なコミュニケーション経験を教えてください | 対人耐性・問題解決能力の確認 | STAR法(状況→課題→行動→結果)で具体的に説明。難局での行動特性を示す |
| 逆質問はありますか? | 企業研究の深さ・入社意欲・働く視点の有無 | 調べればわかることではなく、働く視点から生まれる本質的な質問を2〜3個準備する |
技術的な質問への準備
FASならではの技術的な質問としては、「EV(エンタープライズバリュー)とEBITDA倍率の関係性」「財務3表(P/L・B/S・CF計算書)の連動性」「LBOモデルの基本構造」などが挙げられます。これらは暗記で答えるのではなく、なぜその指標が使われるのかという背景から説明できることが重要です。過去の業務で実際に財務分析やモデル構築を担当した経験があれば、具体的なプロジェクト事例を交えて話すと説得力が増します。
志望動機の組み立て方
FASへの志望動機でよくある失敗は、「M&Aに興味がある」「高度な財務スキルを身につけたい」という一般論に終始することです。面接官が知りたいのは、あなたがなぜ「戦略コンサル」や「投資銀行フロント」ではなく「FASアドバイザリー」を選ぶのかという差別化の論拠です。「財務DDを通じてM&A後の経営統合に貢献したい」「バリュエーションの専門家として企業変革の意思決定を支えたい」など、FASの仕事の本質に結びついた動機を示すことで、選考通過率が高まります。
FAS業界の面接官が見ているポイント
FASの面接官が評価するのは「財務知識の量」だけではありません。ディールの現場ではタイトなDeadlineの下で複雑な財務データを整理し、クライアントの経営幹部に対して論拠ある提言を届ける能力が日常業務です。そのため、知識・思考力・対人スキル・スタミナの4軸が総合的に評価されます。
① 財務分析力と数値処理能力
エクセルでの財務モデル構築・財務3表の連動性理解・バリュエーション手法の実践経験が問われます。「DCFの説明ができる」レベルではなく、「実際にモデルを組んで企業価値を算出したことがある」実務経験が強みになります。監査法人出身者は財務3表への深い理解を、銀行・証券出身者はディールプロセスの流れを、それぞれの強みとして訴求することが効果的です。
② 構造化思考力(問題を整理・論点化する力)
財務DDでは大量の情報から「このディールのリスクは何か」「企業価値に影響する論点は何か」を短期間で整理する能力が求められます。面接では「複雑な状況を整理して相手に伝える能力」を見るため、質問への回答も結論→根拠→補足の順で構造化することが評価につながります。
③ クライアント対応力(経営幹部への説明能力)
FASのクライアントはCFO・CEO・ファンドのシニアパートナーなど、意思決定レベルの高い人物が多いです。面接での説明力は、そのまま将来のクライアントワークの質を映す鏡として見られます。難しい財務的な概念を相手の理解度に合わせて平易に説明できるかどうかが評価ポイントです。
④ ストレス耐性と業務スタミナ
M&AのDDは案件が動くと短期集中のハードワークが続き、複数の締め切りが並行することも珍しくありません。面接では「困難な状況でどのように対処したか」という質問を通じて、プレッシャー下での行動特性を確認することがあります。「夜中まで作業したが成果を出した」ではなく、「優先度を整理し・チームと連携しながら・質を担保した」というプロセスを語ることが重要です。
⑤ M&A市場・ファイナンスへの好奇心
FASは常に市場動向と連動した仕事です。「最近のM&Aニュース」「PE市場の動向」「クロスボーダーM&Aのトレンド」など、業界のトレンドをリアルタイムで追っているかが確認されます。日頃からM&A関連の経済ニュース・業界レポートを読む習慣があることを、具体的な事例を挙げて示せると好印象を与えます。
FAS業界固有の面接対策
一般的な面接対策に加えて、FAS業界では財務・バリュエーション知識の整理とケーススタディ対策が必須です。以下の4つの観点から、FAS固有の準備を進めましょう。
1. バリュエーション3手法の整理
FASの面接で最もよく問われる技術知識が、企業価値評価(バリュエーション)の3手法です。①DCF法(将来FCFの現在価値)・②類似会社比較法(EV/EBITDAマルチプル等)・③類似取引比較法(M&Aプレミアムを反映した倍率)の3つについて、各手法の特徴・メリット・デメリット・どの状況で使われるかを自分の言葉で説明できるよう準備しましょう。計算そのものより、「なぜその手法を選ぶか」という判断の根拠を述べる練習が重要です。
2. 財務DDの視点を身につける
財務DDは対象企業の財務諸表・契約書・税務申告書などを分析し、M&Aの判断に影響するリスク・機会を特定する作業です。面接では「財務DDで最初に見るべき論点は何か?」「売上の質(Revenue Quality)をどうやって確認するか?」といった質問が出ることがあります。普段の業務で財務分析に携わっている方は、実際のケースを匿名化・一般化して話せるよう整理しておくと有効です。
3. 財務モデリングの実践練習
独立系アドバイザリーを中心に、選考過程でエクセルを用いた財務モデルの作成テストが設けられるケースがあります。基本的な3表連動モデル(P/L・B/S・CF計算書が連動するモデル)の構築から、シンプルなDCFモデルの作成まで、実際に手を動かして練習することが最も効果的な準備です。財務モデルの組み方は実務レベルのエクセル操作力を示す場でもあります。
4. 英語面接の準備(クロスボーダー案件担当部門志望者)
BIG4系FASのクロスボーダー案件担当部門や独立系IBでは英語面接が実施されることがあります。英語でのM&A関連用語・財務用語の説明ができるかどうかが評価ポイントです。「Describe your experience with financial due diligence」「Walk me through a DCF analysis」といった設問への回答を英語で準備しておくと安心です。TOEIC 700点以上が一般的な目安とされていますが、スコアより実際の会話能力が重視されます(公開情報ベース)。
逆質問と志望動機の攻略法
FASの面接における逆質問と志望動機は、単なる「締めのフォーマリティ」ではなく、入社意欲と業界理解の深さを示す最後のチャンスです。特に最終面接ではパートナークラスが面接官を務めることが多く、「このファームで何をしたいのか」が具体的かつ納得感のある形で語れるかが合否を左右することがあります。
効果的な逆質問の選び方
| 逆質問の例 | 効果的な理由 | 注意点 |
|---|---|---|
| 現在注力している産業・業種のDD案件はどのような分野ですか? | 市場動向への関心と業務イメージの具体化を示せる | 事前にニュースで当該ファームの案件実績を調べておくこと |
| アナリストからシニアアナリストへのプロモーションで特に評価される点は何ですか? | 長期的なキャリア形成への意識を示せる | 内定前の段階で「もっと良い条件はないか」と受け取られないよう言い回しに注意 |
| DX・AIが財務DDの業務にどのような影響を与えていますか? | 業界トレンドへのアンテナと変化適応への意欲を示せる | 批判的なニュアンスを排除し、自分の成長文脈で問うこと |
| クロスボーダー案件と国内案件の比率は近年どう変化していますか? | 市場環境への理解と入社後に担当したい業務の方向性を示せる | 「海外案件がないなら嫌だ」と受け取られないよう配慮した言い方にする |
| 入社後に成果を出すうえで、事前に準備しておくとよいスキル・知識はありますか? | 入社意欲と即戦力になろうとする姿勢を示せる | 最終面接でないと聞きにくい場合もあるので文脈を見て使う |
志望動機の「FAS特有の差別化」
志望動機では「なぜM&Aに興味があるか」ではなく、「なぜアドバイザリー(FAS)サイドで関わるのか」を明確に説明することが重要です。投資銀行フロント(ファイナンスの実行)・PEファンド(投資後の価値向上)・事業会社M&A部門(買い手の意思決定)とは異なるFASならではの価値—すなわち「特定のバイアスを持たずに財務的な真実を明らかにする専門家」としての役割を理解し、その役割に自分がコミットしたいという動機を語ることで、説得力のある志望動機が完成します。具体的な業務(財務DD・バリュエーション・再生支援など)とキャリアビジョンを結びつけると、他候補との差も示しやすくなります。
回答を作る際は、最初に「どのサービスラインで何をしたいのか」を一文で置き、その後に経験の根拠を続けると伝わりやすくなります。たとえば監査経験者なら、単に会計知識を強調するだけでなく、勘定科目の異常値に気づいた経験、クライアントへの説明、期限内に論点を整理した経験まで具体化しましょう。事業会社の経理・経営企画出身者であれば、月次決算、予実管理、投資判断、子会社管理の経験を、財務DDやPMIでどう再現できるかに接続します。
FAS業界の選考対策と相談準備
FAS業界への転職では、各ファームの非公開求人情報や選考傾向の把握が合否に大きく影響します。リメディはコンサル・FAS業界への転職支援に特化したキャリアエージェントとして、年間を通じてFAS各社のポジション情報を保有しています。
これまでにコンサル・FAS業界への転職支援実績を多数積み上げており、BIG4系FASから独立系アドバイザリーまで幅広い転職支援を行ってきました。各ファームの面接官の傾向・過去の出題実績・書類審査での評価ポイントなど、表に出にくい情報を基にした個別サポートを提供しています。
「今すぐ転職を考えているわけではないが、FASの市場感を知りたい」という段階からのご相談も歓迎です。キャリアの選択肢を広げるための情報収集として、ぜひ一度ご相談ください。面談は無料で、オンラインにも対応しています。
FAS業界の転職で成功するポイント
FASへの転職は、財務・会計のバックグラウンドを持つプロフェッショナルにとって有力なキャリアオプションです。しかし、選考のハードルは低くなく、適切な準備と戦略が求められます。以下の3つのポイントを意識することで、選考通過率を高めることができます。
業界・ファームへの深い理解
FASは「M&Aに関わりたい」という動機だけでは差別化になりません。自分がターゲットとするファームの主要サービスライン・得意領域・過去の代表案件を把握し、「なぜそのファームでなければならないか」を具体的に語れる状態を作ることが第一歩です。デロイトトーマツコンサルティングやPwCコンサルティング・EYストラテジー・アンド・コンサルティング・KPMGコンサルティングなど、BIG4グループ全体の動向も把握しておくと面接での会話に厚みが生まれます。
技術スキルと実務経験の整理
FAS面接では「何ができるか」を具体的に示すことが求められます。過去に関わった財務分析・監査・DD・バリュエーション・モデリングの経験を、プロジェクトの規模・自分の役割・具体的な成果とともに整理しておきましょう。公認会計士資格・CFA・MBAは必須ではありませんが、財務・ファイナンス系の資格や学習の実績は評価材料です。アクセンチュアなどの大手コンサルティングファームの記事も参考に、コンサル・FAS業界全体のスキル要件を確認しておくと準備しやすくなります。
転職エージェントの活用
FAS業界は非公開求人の割合が高く、独力での情報収集には限界が出やすい領域です。キャリアエージェントを活用すると、各ファームのポジション情報・書類審査の評価基準・過去の面接傾向をもとにした個別サポートを受けやすくなります。書類作成から模擬面接まで一貫した支援があると、転職成功率を高めやすいでしょう。ベイカレント・コンサルティング・野村総合研究所(NRI)・アビームコンサルティングなど、FASに隣接するコンサル企業への転職事例も参考になります。
FAS業界への転職を検討するなら
FAS業界は高い専門性と大きなやりがいを持つキャリアフィールドです。財務・会計のバックグラウンドを活かしてM&Aの現場で活躍したいと考えている方にとって、FASへの転職は有力な選択肢の一つです。しかし選考のハードルは決して低くなく、業界知識・技術的な準備・ファーム選びの戦略が合否を大きく左右します。
リメディでは、FAS・コンサル業界への転職を検討している方のキャリア相談を無料で受け付けています。現在の経験値からどのファームが現実的か、選考対策として何を準備すべきかを一緒に考えます。まずはお気軽にご相談ください。
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面接対策を進める際は、FASに隣接するコンサルファームの特徴も押さえておくと、志望動機や逆質問の比較軸が明確になります。
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