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【2026年5月更新】IT業界とは?市場規模・主要企業・将来性・DX最新トレンドをわかりやすく解説

監修者

リメディ株式会社 ディレクター

馬越 雄司 | MAGOSHI Yuji

神戸大学を卒業後、阪急阪神ホールディングスに新卒入社。経理事業部に配属となり、グループ企業5社を担当。担当企業の決算業務や税務、IFRS改正対応業務に従事。
その後リクルートに転職しキャリアアドバイザーとして、候補者様に徹底的に向き合いながら、20代から50代まで様々な業界・職種の方のキャリア支援に従事。結果として、新人賞をはじめ、顧客価値貢献・チーム貢献に関する複数の賞を受賞。
現在はディレクターとして、M&A業界、戦略・総合コンサルティングファーム、メガベンチャー企業に特化した転職サポートを行い、業界トップクラスの支援実績を誇る。

目次

本記事のポイント

本記事では、IT業界の全体像を「市場規模」「主要企業」「主要分野」「将来性」の4つの観点から、公的統計と各社有価証券報告書の一次データに基づいてわかりやすく解説します。まずは記事の要点を以下のFAQでご確認ください。

IT業界とはどんな業界か?

IT業界とは、情報通信業を中心とした、ソフトウェア・ハードウェア・ITサービスを提供する産業全体を指します。総務省「日本標準産業分類」では「情報通信業」、経済産業省では「情報サービス業」として区分される領域が中心です。国内のIT市場規模は2024年で約32.4兆円と巨大で、SIer・Webサービス・SaaS・ゲーム・ITコンサルの5つの主要分野に大別されます。

IT業界の市場規模はどれくらいか?

IDC Japan「国内IT市場予測 2024-2028年」によれば、国内IT市場規模は2024年で約32.4兆円、2025年も約3.4%の成長が見込まれ、2028年には36兆円超に達すると予測されています。JISA「情報サービス産業基本統計調査 2024」では、情報サービス産業の年間売上高は約25兆円超、従業員数は約124万人に達します。

IT業界の将来性はどうか?

経済産業省「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年には最大79万人ものIT人材が不足すると予測されています。IPA「DX白書 2023」では、上場企業の約67.6%がDX推進中と回答しており、生成AI・クラウド・サイバーセキュリティ領域を中心に需要は拡大基調にあります。人材の超売り手市場が続き、業界平均年収は他業種比で高水準を維持する見通しです。

IT業界の主要企業はどこか?

業態別に分類すると、SIerではNTTデータ・富士通・NEC・日立製作所・野村総合研究所(NRI)、Webサービスではサイバーエージェント・楽天グループ・LINEヤフー・メルカリ、SaaSではSansanSmartHRビズリーチファインディ・freee、ゲームでは任天堂・バンダイナムコ、ITコンサルではベイカレント・コンサルティング・アクセンチュア・電通デジタルが代表的です。下表で主要10社を一覧で確認できます。

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順位企業名業態連結売上高平均年収
1日立製作所SIer/総合電機9兆円規模
2NTTデータグループSIer4兆6,387億円923万円
3富士通SIer約3.7兆円規模929万円
4NECSIer約3.5兆円規模963万円
5サイバーエージェントWebサービス8,740億円914万円
6野村総合研究所(NRI)SIer/シンクタンク7,648億円1,321万円
7任天堂ゲーム1兆円規模
8バンダイナムコHDゲーム1兆円規模
9ベイカレント・コンサルティングITコンサル1,160億円1,349万円
10SansanSaaS780万円
出所:各社2025年期有価証券報告書・公式IR資料より弊社編集部にて作成

IT業界の仕事内容は何か?

IT業界の主要職種は、システムエンジニア(SE)プログラマー(PG)プロジェクトマネージャー(PM)ITアーキテクトデータサイエンティスト・プロダクトマネージャー(PdM)・インフラエンジニア・セキュリティエンジニアなどです。SIerでは受託開発の上流・下流を分業し、Webサービス・SaaSでは自社プロダクト開発が中心となります。職種ごとに必要なスキルや年収レンジが異なる点が特徴です。

IT業界に向いている人はどんな人か?

IT業界に向いているのは、論理的思考力継続的な学習意欲を持つ人です。技術スタックが3〜5年で更新されるため、新しい知識を取り込み続けられる人が活躍します。文系出身でも基本情報技術者試験等の国家試験やベンダー資格を取得することで参入は可能で、特にビジネス側との橋渡し役(PdM・コンサル)として強みを発揮できる場面が多くあります。

IT業界とは

IT業界とは、情報技術(Information Technology)を中心としたソフトウェア・ハードウェア・サービスを提供する産業の総称です。法令上の正式な業種区分ではなく、慣用語として広い領域を指して使われます。総務省「日本標準産業分類」の大分類「G 情報通信業」を中核としつつ、関連するハードウェア製造や情報処理サービス、Webメディア運営なども含む幅広い概念です。

経済産業省の区分では、IT業界の中核は「情報サービス業」と「インターネット附随サービス業」に分類されます。これらの分野では、受託開発(SIer)自社プロダクト(Webサービス・SaaS)ITコンサルゲームハードウェア・ネットワーク機器といった多様な事業形態が併存しています。事業形態の違いは、収益モデルや働き方、年収水準に大きな差を生み出している点が特徴です。

本記事では、主要な5分野(SIer・Webサービス・SaaS・ゲーム・ITコンサル)を中心に、市場規模・主要企業・将来性・キャリアの観点で全体像を整理します。各業態の年収・選考対策の詳細は、本サイトの個社年収記事および業界別記事もあわせてご覧ください。

業界概要

IT業界の全体像を、市場規模・主要プレーヤー・成長率の観点で整理すると、以下の通りです。

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項目数値出典・備考
国内IT市場規模(2024年)約32.4兆円IDC Japan「国内IT市場予測 2024-2028年」
2028年予測規模約36兆円超同上
情報サービス産業の年間売上約25兆円超JISA「情報サービス産業基本統計調査 2024」
情報サービス産業の従業員数約124万人同上
IT人材不足規模(2030年予測)最大79万人経済産業省「IT人材需給に関する調査」
DX推進企業比率(上場企業)約67.6%IPA「DX白書 2023」
国内パブリッククラウド市場(2024年見込み)約3.0兆円規模IDC Japan
主要プレーヤー(売上上位)日立・NTTデータ・富士通・NEC・サイバーエージェント各社IR資料
出所:IDC Japan・JISA・経済産業省・IPA各公表資料および各社IRより弊社編集部にて作成

業界の歴史と変遷

IT業界の歴史は、約60年で「メインフレーム」「PC」「インターネット」「クラウド/スマホ」「DX/AI」の5段階を経てきました。経済産業省「DXレポート」(2018年)が業界の節目として広く参照される一方、国内では1990年代後半のインターネット商用化と、2010年代のクラウド・スマホ普及が大きな転換点となっています。

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年代主な変化代表的な出来事
1960〜70年代メインフレーム時代国内大手電機メーカーがメインフレーム事業を本格化、IBM互換機の展開
1980年代オフコン・PCの普及NEC PC-9800シリーズが国内デファクトに
1990年代後半インターネット商用化ヤフー(1996年)、楽天(1997年)創業、ISP事業勃興
2000年代前半Web2.0・SaaSの萌芽サイバーエージェント・DeNA・GREE等のメガベンチャー台頭
2010年代スマホ・クラウド本格普及スマホシフト、AWS等パブリッククラウドの導入加速
2010年代後半〜現在DX・AI時代経産省「DXレポート」(2018年)、生成AIの実用化(2022年〜)
出所:IPA・JISA各レポートおよび各社公式HP記載の創業年・サービス開始年より弊社編集部にて作成

IT業界の主要5分野

IT業界は事業形態と収益モデルの違いから、大きく以下の5分野に分類されます。各分野で求められるスキル・年収水準・働き方が大きく異なるため、業界への興味を深める際には自分の志向に近い分野を意識することが重要です。

  1. SIer(システムインテグレーター) — 受託開発・運用保守
  2. Webサービス・EC — 自社サービスの広告・コミッション
  3. SaaS・クラウド — 月額課金型ソフトウェア
  4. ゲーム — コンシューマー・スマホゲーム開発
  5. ITコンサル — DX推進・業務改革コンサル

1. SIer(システムインテグレーター)

SIerは、企業や官公庁からシステム開発を受託し、要件定義から設計・開発・保守・運用までを一気通貫で提供する事業形態です。代表企業はNTTデータ・富士通・日立製作所・NEC・野村総合研究所(NRI)などで、官公庁・金融・大手企業向けの大規模案件が中心となります。安定的な収益と長期キャリアが特徴で、平均年収は800〜1,300万円のレンジに分布します。

2. Webサービス・EC

Webサービス・EC企業は、ユーザー向けのプラットフォームやメディア・ECサイトを自社で運営し、広告収益・コミッション・プラットフォーム手数料で収益化する事業形態です。代表企業はサイバーエージェント・楽天グループ・LINEヤフー・メルカリ・DeNA・GREEなどで、スピード感のある意思決定と若手登用が特徴です。プロダクト志向のエンジニア・PdMの活躍の場が広く、年収レンジは800〜1,200万円です。

3. SaaS・クラウド

SaaS(Software as a Service)は、月額課金型のクラウドソフトウェアを企業向けに提供する事業形態です。代表企業はSansanSmartHR・freee・マネーフォワード・ビズリーチファインディなどで、ARR(Annual Recurring Revenue)とNRR(Net Revenue Retention)を経営指標として重視します。プロダクト主導の成長が特徴で、若い組織・フラットな働き方を志向する人に人気です。平均年収は700〜900万円レンジが多くなります。

4. ゲーム

ゲーム業界は、コンシューマー機・スマホ・PC向けのゲームを開発・運営する事業形態で、代表企業は任天堂・バンダイナムコホールディングス・スクウェア・エニックス・カプコン・コナミ・セガサミーなどです。IPビジネスとの連携が強く、ヒット作の有無で業績変動が大きい点が特徴です。エンジニア・プランナー・デザイナー・サウンド等、多様な専門職が集まる業界でもあります。

5. ITコンサル・SI上流

ITコンサルは、DX推進・業務改革の上流工程に特化し、コンサルティングフィー(時間単価)で収益を上げる事業形態です。代表企業はベイカレント・コンサルティング・アクセンチュア・アビーム・電通デジタルなどで、戦略・業務・IT・データの境界を越えた提案力が求められます。コンサルファームとSIerの中間に位置するポジションで、平均年収は1,000〜1,500万円と業界内で最も高水準です。

5分野の主な違いを表形式で比較すると、以下のようになります。

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分野収益モデル代表企業平均年収レンジ働き方の特徴
SIer受託開発・保守NTTデータ・富士通・NEC・NRI800〜1,300万円長期案件・組織志向
Webサービス・EC広告・コミッションサイバーエージェントLINEヤフー・楽天800〜1,200万円スピード感・若手登用
SaaS・クラウド月額課金(ARR)SansanSmartHRビズリーチ700〜900万円プロダクト主導・フラット
ゲームハード・ソフト販売・IP任天堂・バンダイナムコ・SQEX800〜1,200万円クリエイティブ職多数
ITコンサルコンサルフィーベイカレント・アクセンチュア・電通デジタル1,000〜1,500万円プロジェクト型・高負荷高報酬
出所:各社2025年期有価証券報告書・公式HPおよび業界団体公開資料より弊社編集部にて作成

IT業界の市場規模と成長率

IDC Japan「国内IT市場予測 2024-2028年」によれば、国内IT市場規模は2024年で約32.4兆円、年率2〜4%レンジでの安定成長が続き、2028年には36兆円超に達すると予測されています。市場成長の主たる牽引役は、DX投資・クラウド移行・生成AI関連支出の3領域です。

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年度市場規模前年比成長率備考
2022年約28兆円規模+3%前後コロナ後のDX投資加速
2023年約30兆円規模+5%前後クラウド投資拡大
2024年約32.4兆円+8%前後生成AI関連投資の本格化
2025年予測約33.5兆円+3.4%DX継続・AI実装拡大
2028年予測約36兆円超年率2〜3%長期安定成長フェーズ
出所:IDC Japan「国内IT市場予測 2024-2028年」より弊社編集部にて作成(予測値は同社公表値)

セグメント別では、パブリッククラウド市場が国内で約3.0兆円規模(2024年見込み)と最も成長率が高く、IDC Japan の集計では年率15〜20%の高成長が続いています。また、生成AI関連の市場も2027年に1兆円超に達するとの予測が出ており、IT業界全体の構造変化を牽引する要因となっています。情報サービス産業全体の従業員数(約124万人、JISA調べ)に対して、先端領域の人材不足は深刻化する一方で、業界全体の年収水準を押し上げる構造要因として機能しています。

IT業界の最新トレンド6選

2024〜2026年のIT業界を語る上で外せないトレンドは、以下の6つです。それぞれが業界の構造変化と年収・キャリアに大きな影響を与えています。

  1. 生成AIによる開発生産性の革命
  2. クラウドネイティブの本格普及
  3. DX市場の継続拡大
  4. エンジニア採用の超売り手市場化
  5. SaaS / ARRビジネスモデルの定着
  6. サイバーセキュリティ需要の急増

1. 生成AIによる開発生産性の革命

GitHub Copilot や Cursor などAIコーディング支援ツールの浸透により、コーディング・テスト工程の生産性が大幅に向上しています。経済産業省「DXレポート」も生成AI活用を強く推進しており、職種構成・必要スキルの再編が業界全体で進行中です。プログラマー職は単純実装から、AIを使いこなした上での設計・品質判断にシフトしています。

2. クラウドネイティブの本格普及

AWS・Microsoft Azure・Google Cloud の3強体制が国内でも定着し、国内パブリッククラウド市場は約3.0兆円規模(IDC Japan、2024年見込み)に達しました。コンテナ(Kubernetes)・サーバーレス・IaCといったクラウドネイティブ技術スタックが標準化し、これらのスキルを持つエンジニアの需要が急増しています。

3. DX市場の継続拡大

IPA「DX白書 2023」によると上場企業の約67.6%が「DX推進中」と回答しており、企業の基幹システム刷新・データ活用基盤構築の案件は引き続き拡大しています。SIer・ITコンサルともにDX案件にリソースを集中させており、ベイカレント・コンサルティング電通デジタルのようなDX特化型ファームが急成長を続けています。

4. エンジニア採用の超売り手市場化

経済産業省「IT人材需給に関する調査」では、2030年に最大79万人のIT人材不足が予測されています。特に先端IT人材(AI・データサイエンス・クラウド・セキュリティ)の不足が顕著で、ファインディのようなエンジニア向け転職プラットフォームの台頭、年収高騰、リモートワーク前提の採用拡大など、人材獲得競争は業界の構造を変えるレベルで激化しています。

5. SaaS / ARRビジネスモデルの定着

月額課金型のBtoB SaaSが業界の主流ビジネスモデルとして定着し、SansanSmartHR・freee・マネーフォワード・ビズリーチなどが市場を牽引しています。ARR(年間定期収益)とNRR(既存顧客からの売上維持率)が経営指標として重視され、CSM(カスタマーサクセス)職などの新しい職種も生まれています。ROBOT PAYMENTのように特定領域に特化した上場SaaSも増加傾向にあります。

6. サイバーセキュリティ需要の急増

ランサムウェア被害・サプライチェーン攻撃の拡大に伴い、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)やSOC(Security Operation Center)の人材需要が業界全体で急増しています。情報処理安全確保支援士・CISSP等のセキュリティ資格を持つ人材は引き合いが強く、年収レンジも上昇基調にあります。医療情報を扱うエムスリーのような業界では特にセキュリティ投資が拡大しています。

IT業界の主要企業

IT業界の主要企業を業態別に整理すると、各分野で独自のポジションを築く代表企業が存在します。以下、業態別に主要プレーヤーを紹介します。

SIer・シンクタンク系

国内SIerの中核は、NTTデータグループ(連結売上4兆6,387億円、平均年収923万円)、富士通(平均年収929万円)、NEC(平均年収963万円)、日立製作所の4社です。シンクタンク系では野村総合研究所(NRI)が業界トップクラスの平均年収1,321万円を誇り、コンサルティング機能を持つことで上流案件に強みを持ちます。

Webサービス・ECメガベンチャー

Webサービス領域では、サイバーエージェント(連結売上8,740億円、平均年収914万円)、楽天グループ(平均年収821万円、有報ベース)、LINEヤフーメルカリ(平均年収1,176万円)、DeNAなどが代表的です。プロダクト志向と若手登用が特徴で、新規事業創出のスピード感が魅力です。働き方の実態はLINEヤフーの評判記事でも詳しく紹介しています。

SaaS・HRTech・FinTech

SaaS領域には、業務カテゴリ別に多数の専業企業が存在します。名刺管理のSansan、人事労務のSmartHR、会計のfreeeおよびマネーフォワード、HR領域のビズリーチ(株式会社ビジョナル)、エンジニア転職のファインディ、決済代行のROBOT PAYMENTが代表例です。特化型SaaSは市場の細分化が進み、専門性の高いキャリア構築が可能な領域として人気を集めています。

医療IT・専門領域SaaS

医療領域では、エムスリー(東証プライム)が医療従事者向けポータル「m3.com」を中心に医療IT市場をリードしており、グループ会社として医師・薬剤師人材紹介のエムスリーキャリア、製薬マーケティング支援のエムスリーマーケティングなどが事業を展開しています。専門領域に特化したITサービスは、業界知識とITスキルの両方が求められるキャリアパスとなる点が特徴です。

ITコンサル・ゲーム

ITコンサル領域は、ベイカレント・コンサルティング(平均年収1,349万円)、アクセンチュア、電通デジタルなどが代表で、DX案件を中心に高成長を続けています。ゲーム領域では任天堂バンダイナムコホールディングススクウェア・エニックス・カプコン・コナミ・セガサミーが代表で、IPビジネス展開が業界の特色です。

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業態企業名連結売上高平均年収従業員規模
SIerNTTデータグループ4兆6,387億円923万円約197,800名
SIer富士通約3.7兆円規模929万円10万人超
SIerNEC約3.5兆円規模963万円10万人超
SIer/総合電機日立製作所9兆円超規模26万人超
SIer/シンクタンク野村総合研究所(NRI)7,648億円1,321万円約16,679人
Webサービスサイバーエージェント8,740億円914万円約7,720人
WebサービスLINEヤフー1兆円超規模3万人規模
SaaSSansan780万円1,000人超
SaaS/HRSmartHR745万円1,320名
SaaS/HRビズリーチ(ビジョナル)
SaaS/エンジニアファインディ
SaaS/FinTechROBOT PAYMENT
医療ITエムスリー2,000億円超1万人超
医療人材エムスリーキャリア
医療マーケエムスリーマーケティング
ITコンサルベイカレント・コンサルティング1,160億円1,349万円5,904名
ITコンサル/広告電通デジタル
ゲーム任天堂1兆円規模
ゲームバンダイナムコHD1兆円規模
出所:各社2025年期有価証券報告書・公式IRおよび公式HP記載数値より弊社編集部にて作成(「—」は本記事執筆時点で個別公表が確認できなかった項目)

IT業界のキャリアと働き方

IT業界のキャリアパスは、専門性を深めるスペシャリスト型マネジメントを担うジェネラリスト型の2軸が併存する点が特徴です。Webサービス・SaaS領域ではフラットな組織が多く、シニアエンジニアからCTO・VPoEへ昇進するルートも整備されてきました。

主要職種と年収レンジ

IT業界の代表的な職種と、若手から役員までの年収レンジは以下の通りです。

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レベル役職年収目安主な業務
レベル1若手エンジニア(〜3年目)350〜500万円実装・テスト
レベル2中堅エンジニア(3〜7年目)500〜700万円設計・実装・後輩指導
レベル3シニア/リードエンジニア700〜1,000万円技術選定・設計・チーム牽引
レベル4PM/アーキテクト/部長職1,000〜1,500万円プロジェクト統括・組織管理
レベル5役員/CTO/VPoE1,500万円〜技術組織戦略・経営
出所:各社採用ページ・有価証券報告書の役職別年収開示および弊社支援実績より弊社編集部にて作成

働き方の特徴

IT業界の働き方は、業態によって大きく異なります。Webサービス・SaaS領域ではリモートワークとフレックスタイム制が標準化しており、SmartHRの公開データでは月平均残業時間が15.0時間、男性育休取得率が98.6%と業界トップクラスです。一方、SIer・受託系は客先常駐型のプロジェクトも残るため、企業や案件によって働き方が異なる点に留意が必要です。

業界横断のキャリアパス

近年、SIer出身者がWebサービス・SaaSへ転職するキャリアパスが一般化しています。基幹システム開発で培った要件定義・設計力をWeb系のプロダクト開発に活かす形で、年収を維持または引き上げながら働き方を変える事例が増加しました。ファインディのようなエンジニア特化型転職プラットフォームの拡大も、こうした業界横断の流動性を加速させています。

IT業界の課題と将来展望

IT業界は成長基調にある一方で、複数の構造課題を抱えています。主要な4つの課題と業界の今後の方向性を整理します。

人材不足の深刻化

経済産業省の調査では2030年に最大79万人のIT人材不足が予測されており、特に先端領域(AI・データサイエンス・クラウド・セキュリティ)の人材は供給制約が顕著です。供給不足は年収の構造的な上昇要因として機能する一方、各社の採用難・離職リスクは経営課題として顕在化しています。

レガシーシステム問題(2025年の崖)

経済産業省「DXレポート」が指摘した「2025年の崖」問題は、依然として大きな課題として残ります。多くの大企業が老朽化した基幹システムを保有し、その保守を担う人材も枯渇しつつあるため、システム刷新・DX対応の需要は中長期的に高水準で推移する見込みです。

グローバル競争での存在感

GAFAM(Google・Apple・Facebook※現Meta・Amazon・Microsoft)や中国Tech大手に対し、国内IT企業の世界シェアは限定的です。ただし、国内市場が約32兆円規模と巨大であり、業務知見と組み合わせた特化型サービスでは国内勢に分があります。日本市場の深掘りとアジア圏展開が今後の方向性となる見通しです。

生成AIによる職種構造の変化

生成AIにより、コーディング・テスト工程の生産性が向上する一方、単純実装作業の自動化が職種構成を再編しつつあります。プログラマー職は減少傾向、上流(要件定義・設計)と下流(運用・セキュリティ)の専門職に二極化する見通しです。エンジニアは生成AIを使いこなした上での品質判断・設計能力が問われる時代に入っています。

IT業界への転職支援

IT業界はSIer・Webサービス・SaaS・ゲーム・ITコンサルと業態が多岐にわたり、それぞれで求められるスキル・働き方・年収レンジが大きく異なります。自分の志向と業態のミスマッチを避けるには、業界全体の構造を理解した上で、個別企業の選考対策を進めることが重要です。

リメディは、コンサル・金融・IT・M&Aといったプロフェッショナル業界の転職を専門に扱う中途転職エージェントです。2,000名以上の支援実績とGoogle評価で高水準のレーティングを維持しており、IT業界では大手SIerからメガベンチャー、SaaS・スタートアップに至るまで、業態を横断した転職支援を行っています。

とりわけ重視しているのは、求人票には載らない「社内のリアル」(事業フェーズ・組織文化・上司との相性・評価制度の運用実態)を、企業側の人事・現場担当者から直接ヒアリングし、候補者の志向と擦り合わせることです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、書類添削・模擬面接・条件交渉まで一貫して伴走します。

IT業界に関する個別の年収・選考情報は、本サイト内の個社年収記事(NTTデータNRIサイバーエージェントSansanベイカレントなど)でも詳しく解説しています。あわせてご参照ください。

業界理解を深めながら、具体的な選考に進みたい方は、まずはお気軽にキャリアアドバイザーへのご相談をご検討ください。

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IT業界に向いている人

IT業界で長く活躍する人には共通する3つの特徴があります。「思考タイプ」「行動特性」「キャリア志向」の観点から整理します。

思考タイプ

IT業界では、複雑なシステムや業務プロセスを構造化して捉える能力が問われます。論理的思考力に加え、抽象化と具体化を行き来できる思考の柔軟性が重要です。一見複雑に見える事象を要素分解し、再構築できる人は、上流から下流まで幅広い工程で活躍できます。文系出身でも基礎を学べば適応可能で、業務知識と組み合わせて活躍する例も多くあります。

行動特性

技術スタックが3〜5年で更新される業界のため、継続的な学習意欲と自走力を持つ人が長期的に活躍します。新しい技術・ツールが出るたびに自ら触り、ドキュメンテーションを残し、チームに共有する姿勢が評価される文化が業界全体に根付いています。Webサービス・SaaS領域ではフィードバックを自ら求めにいける姿勢も重要視されます。

キャリア志向

IT業界はスペシャリスト志向にもマネジメント志向にも対応するキャリアパスが用意されています。技術を深めたい人はシニアエンジニア・アーキテクト・CTO/VPoEへ、マネジメントに進みたい人はPM・部長・役員へ、ビジネス側に進みたい人はPdM・コンサル・事業責任者へ、多様な選択肢があります。報酬重視の方にとっても、業界平均が他業種より高水準で、専門性次第で大幅な年収アップが可能です。

IT業界に興味がある方へ

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